== 概要 ==

 YM2151 FM OPERATOR TYPE M(OPM)はヤマハ製FM音源LSI。多数のアーケードゲーム基板に採用されている。

初期のYM2151
シボ(皺、表面荒さ加工)がなく、捺印文字もシンプル
中期のYM2151
皺あり、パッケージ変更
画像出典:ウィキメディアコモンズ

== 仕様 ==

(他のFM音源との優位性のみ抜粋)
  • 同時8音(音色別々)、sin波のみでは同時32音発音可能
  • 音色の時系変化(デチューン)可能
  • ステレオ出力可
  • 2基のタイマー内蔵
  • 電源電圧 +5V単一電源
  • 音声出力はデジタルシリアルデータ出力。
 サウンド用DACとしては同社製YM3012(ステレオ出力)またはYM3014(モノラル出力)などがある。


== 外観とピンアサイン ==


端子番号 端子名称 I/O 端子機能
1 VSS
(GND)
- 0V端子
2 iRQ Interrupt ReQuest
割込み要求出力端子。内蔵タイマー2つのうちどちらかのキャリーアウトによりLowレベルとなる。
3 IC I Initial Clear
RESET信号入力端子
4 A0 I Address0
アドレス選択信号入力
5 WR I Write
ライト信号入力
6 RD I Read
リード信号入力
7 CS I Chip Select
チップセレクト信号入力
8 CT2 O ConTrol2
外部機器のコントロールを行う。初期状態はLowレベル。
9 CT1 O ConTrol1
外部機器のコントロールを行う。初期状態はLowレベル。
10 D0 I/O Data BusD0
3ステートデータバス
11 VSS
(GND)
- 0V基準電圧端子
12 D1 I/O Data BusD1
3ステートデータバス
13 D2 I/O Data BusD2
3ステートデータバス
14 D3 I/O Data BusD3
3ステートデータバス
15 D4 I/O Data BusD4
3ステートデータバス
16 D5 I/O Data BusD5
3ステートデータバス
17 D6 I/O Data BusD6
3ステートデータバス
18 D7 I/O Data BusD7
3ステートデータバス
19 SH2 O Sample and Hold2
20 SH1 O Sample and Hold1
21 SO O Serial Output
22 VDD
(+5V)
- +5V電源入力端子
23 φ1 O Clock for D/A
D/Aコンバータ用クロック出力端子および各種同期信号基準。
φ1のネガティブエッジをトリガーとして、iRQ,CT1,CT2,TO(内部接続のコントロール信号、外部には出力されていない),SH1,SH2,SOの状態が変化する。
24 φM I System Clock
システムクロック入力端子。内部で2分周し使用される。発音の基準周波数。


== リンク ==


== 外部リンク ==

最終更新:2012年06月11日 20:02