アイが呼ぶほうへ side-I(後編) ◆2PGjCBHFlk
朝焼けの空に木霊するのは、重々しさと威厳を備えた王たる器を秘めた声。
「螺旋、王……!」
「……お父様」
「……お父様」
ドモンが義憤を、ニアが複雑な悲哀を呟きに込める。
シータは天から届く放送など完全に無視した様子で、けたけたと子どものように笑う。
シータは天から届く放送など完全に無視した様子で、けたけたと子どものように笑う。
螺旋王の前置き、そして死者発表を始める報。
ドモンも、そしてニアも、今は離れた仲間達の安否に心で身構える。
ドモンも、そしてニアも、今は離れた仲間達の安否に心で身構える。
――言峰綺礼
故にその名前が呼ばれた時、何の心構えもしていなかったのはシータだけだった。
口元を押さえて上品に笑うことも忘れ、そこだけ見れば空族の風習に染まった野蛮な笑い。
それが告げられた名前を耳が捉え、鼓膜を叩き、脳に伝達した瞬間にぴたりと止む。
それが告げられた名前を耳が捉え、鼓膜を叩き、脳に伝達した瞬間にぴたりと止む。
よく、意味がわからない。
今、言峰の名前が呼ばれたのはどういう意味があったのだろう。
ひょっとして、高いところに突如として現れた言峰神父が、
自分の名前を高らかに叫んで救いのヒーローの如く飛び出してきてくれるのだろうか。
今、言峰の名前が呼ばれたのはどういう意味があったのだろう。
ひょっとして、高いところに突如として現れた言峰神父が、
自分の名前を高らかに叫んで救いのヒーローの如く飛び出してきてくれるのだろうか。
そんな期待感があって、思わずシータは辺りの高台の上に長身の影がないか探してしまう。
どこにも神父様は見当たらない。そもそも言峰神父はそういう目立つことをしたがるような人ではなかったような気がする。
言峰はどんな人だっただろうか。あまりよく思い出せない。
自分を助けてくれる、とっても強くていい人だったことだけは覚えている。
それだけ覚えていれば、まあいいか。どうせ同じ価値観で蘇るのだし。
どこにも神父様は見当たらない。そもそも言峰神父はそういう目立つことをしたがるような人ではなかったような気がする。
言峰はどんな人だっただろうか。あまりよく思い出せない。
自分を助けてくれる、とっても強くていい人だったことだけは覚えている。
それだけ覚えていれば、まあいいか。どうせ同じ価値観で蘇るのだし。
シータがそんな結論に辿り着いた頃、すでに放送は終わりを迎えていた。
小首を傾げているシータに再び目を向ける、ニアと役立たずの二人。
その目つきが気に入らない。なんて目をしているのだろう。それが王族に向ける目か。
小首を傾げているシータに再び目を向ける、ニアと役立たずの二人。
その目つきが気に入らない。なんて目をしているのだろう。それが王族に向ける目か。
「あなた達は今、ラピュタの女王の前にいるんですよ?」
ひれ伏せ、頭を垂れろ。這い蹲って慈悲を乞い、ブタの真似をして楽しませればいい。
そうすれば遠慮なく、ブタを殺すことができるから。
そうすれば遠慮なく、ブタを殺すことができるから。
「言峰神父、まだでしょうか。早くきてくださらないでしょうか。もう目の前のブタが目障りで目障りで……」
「言峰は、死んだ」
「は?」
「言峰は、死んだ」
「は?」
声を発したのは役立たずの方だ。臣下に加えてやると言ったのに、何度言っても素直に頷かなかった無礼者。
それが今、何を言った?
それが今、何を言った?
「言峰神父が、どうしましたって?」
「言峰が死んだ。これは俺にとっても、残念でならない。
あれほどの使い手が命を落としたのは無念の一言だ――だが、事実だ」
「言峰が死んだ。これは俺にとっても、残念でならない。
あれほどの使い手が命を落としたのは無念の一言だ――だが、事実だ」
冷酷に告げること、それがドモンの選んだ答えだった。
彼女の心に負った傷の深さは、果たしてどれほどの時間をかけて癒せるものだろう。
少なくともこの場ですぐにどうにかしてやることはできない。
なればこそその歪んだ信念の拠り所を砕ききれば、再生への第一歩になるのではあるまいか。
そう思ってのドモンの言葉――それに対して少女は口元に手を当て、哄笑する。
彼女の心に負った傷の深さは、果たしてどれほどの時間をかけて癒せるものだろう。
少なくともこの場ですぐにどうにかしてやることはできない。
なればこそその歪んだ信念の拠り所を砕ききれば、再生への第一歩になるのではあるまいか。
そう思ってのドモンの言葉――それに対して少女は口元に手を当て、哄笑する。
「くす、くすくすくす……そんな、おかしいわ。だって、くすくす。
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす! くす! くすくす!!」
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす! くす! くすくす!!」
心の砕ける音を、その場にいた二人は確かに聞いた。
それは軽やかで、儚く、場違いにもどこか美しい、ガラス細工の砕け散る音に似ていた。
それは軽やかで、儚く、場違いにもどこか美しい、ガラス細工の砕け散る音に似ていた。
少女が膝から崩れ落ちる。蹲り、焦点の合わない瞳で、地面に突いた両手を眺めながら、
「言峰、神父も。ストラーダも。兵隊さんも。エドも。ドーラおばさまも。パズーも……」
もう、何もこの手には残されていない。
どうして――私は、神様に愛されていたはずだったのに!
どうして――私は、神様に愛されていたはずだったのに!
「シータさん……」
哀切に震えた声がシータの顔を上げさせた。
その眼前に立っている少女を黒瞳が捉え、瞳孔が集中によって開く。
その眼前に立っている少女を黒瞳が捉え、瞳孔が集中によって開く。
――螺旋王の娘か。第一王女ニアか。
――色白の肌。空色の髪。柔らかそうな体。美しい顔立ち。愛される人柄。王族の血。
――色白の肌。空色の髪。柔らかそうな体。美しい顔立ち。愛される人柄。王族の血。
――神はリュシータ・トエル・ウル・ラピュタを見捨て、幸せな姫を選ぶのか。
「殺してしまえぇぇぇぇぇ! 兵隊ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
血の噴き出すような憎悪の絶叫――その声に、神すら見限る主君を見捨てぬ忠義が応えた。
遠距離、主から全力の命令――およそ、全力を発揮するにこれ以上の場面はない。
うず高く積まれた瓦礫の山を融解させ、一閃のレーザーが真っ直ぐに少女の背を狙った。
うず高く積まれた瓦礫の山を融解させ、一閃のレーザーが真っ直ぐに少女の背を狙った。
レーザーの威力、速度、全ては宇宙の賞金稼ぎのお墨付きだ。
彼の男の片腕を奪い去った一撃は、華奢な少女を一瞬でこの世から蒸発させるだろう。
彼の男の片腕を奪い去った一撃は、華奢な少女を一瞬でこの世から蒸発させるだろう。
その死の熱線からニアを守ったのは、傍らに寄り添うように立っていた王者の勲功だった。
シータの血を吐く命令が発された瞬間。
ドモンの研ぎ澄まされた聴覚ははるか離れた土砂の山の中、ロボット兵の埋まる場所にエネルギーの収束音を聞いた。
次いで、熱線がロボット兵の額から放射され、瓦礫の悉くを焼き、溶かし、消し去る音。
ドモンの研ぎ澄まされた聴覚ははるか離れた土砂の山の中、ロボット兵の埋まる場所にエネルギーの収束音を聞いた。
次いで、熱線がロボット兵の額から放射され、瓦礫の悉くを焼き、溶かし、消し去る音。
全ては一瞬の判断。
音の正体は何か。狙いは誰なのか。そして、この場にいるのがキング・オブ・ハートか。
この全ての条件がクリアされなければ、熱線はニアの体をこの世から消失させたはずだ。
音の正体は何か。狙いは誰なのか。そして、この場にいるのがキング・オブ・ハートか。
この全ての条件がクリアされなければ、熱線はニアの体をこの世から消失させたはずだ。
故に見事、ドモンはニアの御身を熱線の魔の手から救い出した。
単なる熱線の猛威からだけではなく、その後に地面に着火しての誘爆からさえも。
単なる熱線の猛威からだけではなく、その後に地面に着火しての誘爆からさえも。
「きゃあ――!」
「歯を噛み締めていろ! 舌を噛むぞ!」
「歯を噛み締めていろ! 舌を噛むぞ!」
大地に斜めに入った朱色の線が、次の瞬間に高熱を発して爆発する。
さしものドモンもこれを立ちはだかり止める術はない。
吹き荒れる熱風に全身を翻弄され、衝撃の余波にその身を宙に投げ出される。
だが、最初の爆風さえしのげば、その後の行動は流石は誉れも高きガンダムファイター。
さしものドモンもこれを立ちはだかり止める術はない。
吹き荒れる熱風に全身を翻弄され、衝撃の余波にその身を宙に投げ出される。
だが、最初の爆風さえしのげば、その後の行動は流石は誉れも高きガンダムファイター。
振り回される中空でいち早く上下左右を見極め、地面と壁の位置を割り出して着地点を探る。
庇ったニアは胸の内だ。高速移動に三半規管が揺れる程度の弊害は出るだろうが、ダメージからは完全に守っている。
庇ったニアは胸の内だ。高速移動に三半規管が揺れる程度の弊害は出るだろうが、ダメージからは完全に守っている。
そのことさえ確認できれば、今のドモンに他の気にかける要素はない。
背面のほとんど全体に及んだ重度の火傷の激痛も、失う痛みに比べればどれほどのものか。
背面のほとんど全体に及んだ重度の火傷の激痛も、失う痛みに比べればどれほどのものか。
地面との激突の瞬間にドモンは身を回し、抱え込んでいるニアを痛みから遠ざける。
火傷を負っていた背中側から落下することに、一切の躊躇いはない。
火傷を負っていた背中側から落下することに、一切の躊躇いはない。
瓦礫の破片が大量に散らばる地面を転がり、慣性を殺し切ってからドモンは身を止めた。
熱波によって焼き払われた卸売り場を見回し、ドモンは抱いていたニアを解放する。
熱波によって焼き払われた卸売り場を見回し、ドモンは抱いていたニアを解放する。
「目が……回りました……」
「無理に立とうとしなくていい。それにおそらく、ここはもう駄目だ」
「無理に立とうとしなくていい。それにおそらく、ここはもう駄目だ」
地表を薙ぎ払うレーザーの一閃が崩落の引き金を引いたのだろう。あるいは最後の一押しをしてしまったというべきか。
煮え滾るような鳴動を奏でる足元は、崩れ落ちる寸前に等しい。
あと一押し、それだけで歯止めを失ったようにフロアごと地下に沈むだろう。
熱線の余波は狙いであったニアを外れ、着火地点となった地面を中心に火の手を上げている。
瓦礫の山も元々は建造物だったものの成れの果てだ。度を越えた高熱に炙られ、燃え上がるのを妨げるものは存在しない。
一面が火の海と化した、赤色の死の世界だった。
煮え滾るような鳴動を奏でる足元は、崩れ落ちる寸前に等しい。
あと一押し、それだけで歯止めを失ったようにフロアごと地下に沈むだろう。
熱線の余波は狙いであったニアを外れ、着火地点となった地面を中心に火の手を上げている。
瓦礫の山も元々は建造物だったものの成れの果てだ。度を越えた高熱に炙られ、燃え上がるのを妨げるものは存在しない。
一面が火の海と化した、赤色の死の世界だった。
――その死が満ちる世界の中心で、少女は泣いていた。
「痛い……痛い……痛いぃぃぃぃ」
火の手の上がる中央で、シータはその小柄な体をロボット兵に預けていた。
灼熱の焔の中で、ロボット兵の体は赤銅色に薄ら鈍く輝いている。
立ち上がる動作だけで軋みを上げる巨躯、その胴体には確かに流派東方不敗の技の真価が刻まれている。
蹴り足を中心に抉られた装甲、その内に駆動する機械が覗く空洞が穿たれていた。
一目で半壊、まともに動くことなどありえない致命的な損傷のはずだ。
立ち上がる動作だけで軋みを上げる巨躯、その胴体には確かに流派東方不敗の技の真価が刻まれている。
蹴り足を中心に抉られた装甲、その内に駆動する機械が覗く空洞が穿たれていた。
一目で半壊、まともに動くことなどありえない致命的な損傷のはずだ。
「そんな傷を負っていても、お前は主を守るというのか……!」
ドモンの声の震えは、その滅ぶことのない忠義への敬意を表すものだった。
ロボット兵は鈍い動作で首を動かし、ドモンに視線と思しきものを向けると、目を模した機関の光点を明滅させる。
それは無言の内に交わされた、機械と人間の一瞬の心の交流だったのかもしれない。
そのやり取りを無粋に切り裂いたのは、甲高い少女の絶叫だ。
ロボット兵は鈍い動作で首を動かし、ドモンに視線と思しきものを向けると、目を模した機関の光点を明滅させる。
それは無言の内に交わされた、機械と人間の一瞬の心の交流だったのかもしれない。
そのやり取りを無粋に切り裂いたのは、甲高い少女の絶叫だ。
「痛い! 痛い痛い痛い痛い痛い! どうして、どうして私がこんな目に――!」
叫ぶシータはロボット兵の肩の上に座り、天を仰いで滂沱と涙を流している。
その上向きの顔、はっきりと確認したドモンがその目を痛ましさに細めた。
その上向きの顔、はっきりと確認したドモンがその目を痛ましさに細めた。
熱波の余波がその身を襲ったのだろう。
血と泥と狂気に塗れていたとはいえ、愛らしかったはずの顔立ちは、顔の左側を火傷によって醜く爛れさせていたのだ。
顔の左半面は火傷で全滅。右側も焼けた掌を押しつけられたように火傷の線が伸び、無事であるとは言い難い。
むしろ残されたパーツが整っていることが窺えるだけに、その爛れた顔の凄惨さが際立ってしまう。
血と泥と狂気に塗れていたとはいえ、愛らしかったはずの顔立ちは、顔の左側を火傷によって醜く爛れさせていたのだ。
顔の左半面は火傷で全滅。右側も焼けた掌を押しつけられたように火傷の線が伸び、無事であるとは言い難い。
むしろ残されたパーツが整っていることが窺えるだけに、その爛れた顔の凄惨さが際立ってしまう。
衣服もあちこちが炎によって炙られ、露出した肌には水膨れが幾つも生じている。
半身を炎によって焼かれる――それが暴君に対し、天が下した審判なのか。
半身を炎によって焼かれる――それが暴君に対し、天が下した審判なのか。
「どうして、私を助けてくれないくせに、ニアさんは助けるんですか!?」
痛みを紛らわせるために無関係の思考に走る。それは人間の防衛本能として当然の機能だ。
痛みを忘れるために彼女は恨み言を吐き、理不尽を糾弾し、己を助けろと喚き散らす。
痛みを忘れるために彼女は恨み言を吐き、理不尽を糾弾し、己を助けろと喚き散らす。
「確かに俺はこの少女とは初対面だ。そして、螺旋王の娘とも聞かされた」
「だったら! どうしてぇ!」
「その志を見たからだ」
「だったら! どうしてぇ!」
「その志を見たからだ」
一息を置いて、ドモンは告げる。
「その志に戦士の光を見たからだ。自分で立ち上がる。己を高める。
守るべき信念のために立ち、決して悪道に屈せぬ覚悟――それを持つ人間を、無条件で俺は認められる!」
守るべき信念のために立ち、決して悪道に屈せぬ覚悟――それを持つ人間を、無条件で俺は認められる!」
その叫びに、ようやく揺れる意識から舞い戻るニアが隣に並んだ。
僅かな時間、横目で互いの視線が交差する。そこにあったのは、確かな信頼だ。
僅かな時間、横目で互いの視線が交差する。そこにあったのは、確かな信頼だ。
「もう、いいです……」
焼けてさらに短くなった頭髪に触れ、それから左手で爛れた顔の半面を覆い隠す。
口が引き攣り、うまく笑うことができない。
口が引き攣り、うまく笑うことができない。
「くひっ。くふひっ。くひひ……」
全てを失ったのだ。もはやまともに機能すらしない顔。
だからこんなものは必要ない。
引き攣る右の頬を伝った一滴は、シータが持ち合わせていた最後の最後の人らしさだった。
だからこんなものは必要ない。
引き攣る右の頬を伝った一滴は、シータが持ち合わせていた最後の最後の人らしさだった。
「飛んで! 兵隊さん――ッ!!」
主人の命令を待ち望んでいたかのように、鈍重な動きに甘んじていたロボット兵が動く。
両腕が左右に真っ直ぐ伸ばされ、直後に炎を噴射して上昇――その場を離脱する。
両腕が左右に真っ直ぐ伸ばされ、直後に炎を噴射して上昇――その場を離脱する。
「――しまった!」
一心不乱に遠ざかる影に手を伸ばし、ドモンは己の不徳を恥じる。
あのロボット兵が飛行するということはスパイクから忠告されていたのだ。
にも関わらずすでに戦力を失っていると油断し、結果が逃亡を許すことになるという醜態。
唯一、運がいいと思えるのは彼女の向かう先がスパイク達の向かった南ではなく、西側の方だということだ。
あのロボット兵が飛行するということはスパイクから忠告されていたのだ。
にも関わらずすでに戦力を失っていると油断し、結果が逃亡を許すことになるという醜態。
唯一、運がいいと思えるのは彼女の向かう先がスパイク達の向かった南ではなく、西側の方だということだ。
――どうする。
ドモンは僅かに足を止め、これからどうするかを考える。
シータの動向は最優先に掴まなければならないことだが、傍らのニアの存在も気がかりだ。
唐突に彼女が出現した理由すらわかっていないし、何より彼女は自分を螺旋王の娘だと名乗った。
裂帛の気合い、そして迷わぬ信念を感じたことによって悪意を持つ輩ではないと確信している。
その一方で、彼女が悪意ある輩に対する危機対処能力に欠けているのもまた事実。
ニアを置き去りにするわけにはいかない。
かといって、仲間に合流するのを優先しようにも、あの状態に陥ったシータはあまりにも行動が予想できない。
ドモンであればさほどの脅威でなくとも、彼女の力が脅威になる者は少なくない。
その中の命がシータによって奪われることがあれば、それはここで逃がしたドモンの責任だ。
ドモンは僅かに足を止め、これからどうするかを考える。
シータの動向は最優先に掴まなければならないことだが、傍らのニアの存在も気がかりだ。
唐突に彼女が出現した理由すらわかっていないし、何より彼女は自分を螺旋王の娘だと名乗った。
裂帛の気合い、そして迷わぬ信念を感じたことによって悪意を持つ輩ではないと確信している。
その一方で、彼女が悪意ある輩に対する危機対処能力に欠けているのもまた事実。
ニアを置き去りにするわけにはいかない。
かといって、仲間に合流するのを優先しようにも、あの状態に陥ったシータはあまりにも行動が予想できない。
ドモンであればさほどの脅威でなくとも、彼女の力が脅威になる者は少なくない。
その中の命がシータによって奪われることがあれば、それはここで逃がしたドモンの責任だ。
「君は……」
「――追いましょう!」
「――追いましょう!」
どうする? という問い掛けを出す暇さえ与えられなかった。
気持ちがいいほどに我が身を省みず、逃げ去るシータを追おうという態度に迷いはない。
気持ちがいいほどに我が身を省みず、逃げ去るシータを追おうという態度に迷いはない。
「追って、どうする?」
「追って、もう一度話して、何度でも話して、説得します!」
「彼女はもう戻れないかもしれないんだぞ」
「それでも――無理を通して、道理を蹴っ飛ばすんです!」
「追って、もう一度話して、何度でも話して、説得します!」
「彼女はもう戻れないかもしれないんだぞ」
「それでも――無理を通して、道理を蹴っ飛ばすんです!」
その一言が聞けただけで、もはやドモンに彼女を疑う余地は欠片も存在しない。
そしてその言葉を発する人間が、掛け値なしの頑固者であるということもわかっている。
そしてその言葉を発する人間が、掛け値なしの頑固者であるということもわかっている。
「俺の名はドモン・カッシュ。ネオジャパンのガンダムファイターだ」
「私の名前はニア。大グレン団の料理長を務めています」
「私の名前はニア。大グレン団の料理長を務めています」
互いの自己紹介はそれだけでよかった。
西の空、すでに見えなくなったシータを追わなくてはならない。
先ほどまで奈緒を背負っていたのと同じように、ニアに背中に乗れと提案しようとする。
その一瞬の間に彼女は少し離れた場所に移動し、そこで地面に膝を折っていた。
西の空、すでに見えなくなったシータを追わなくてはならない。
先ほどまで奈緒を背負っていたのと同じように、ニアに背中に乗れと提案しようとする。
その一瞬の間に彼女は少し離れた場所に移動し、そこで地面に膝を折っていた。
「どうした? どこか怪我でも……」
「いえ、違います。ここに落ちていたこれが、少し気になったのです」
「いえ、違います。ここに落ちていたこれが、少し気になったのです」
屈んだニアが拾ったのは、シータが役立たずと放り出した腕時計だった。
どれほどの強度かあの猛威に巻き込まれながらも、煤に汚れるだけで機能を損なっていない。
どれほどの強度かあの猛威に巻き込まれながらも、煤に汚れるだけで機能を損なっていない。
「ストラーダ……と呼んでいたな」
「はい。ひょっとしたらこれは、ストラーダさんなのかもしれません」
「ストラーダさん?」
「はい。ひょっとしたらこれは、ストラーダさんなのかもしれません」
「ストラーダさん?」
無機物を敬称付けで呼ぶニアにおかしなものを感じながら、屈託ない笑みを向けられてドモンも思わず口の端を綻ばせる。
殺し合いを強要されるゲームの中、かすかに笑い合う時間も二人には与えられていた。
殺し合いを強要されるゲームの中、かすかに笑い合う時間も二人には与えられていた。
――それを遠い西の空の上から、リュシータ・トエル・ウル・ラピュタは見ていた。
正確には彼女には見えていない。
かなりの距離が開いた上に、彼女は半眼を失った身だ。
故にその場所に二人の気配が残っているのを確信できるのは、飛行する忠実な僕がそう忠言したからに他ならない。
かなりの距離が開いた上に、彼女は半眼を失った身だ。
故にその場所に二人の気配が残っているのを確信できるのは、飛行する忠実な僕がそう忠言したからに他ならない。
二人の間に交わされる言葉はない。
シータはこの痛みの原因たるロボット兵を許すつもりはないし、兵には言語を発する機能が持たされていない。
ただ忠実に機械の光点を明滅させ、敵性存在の位置を主に報せるだけだった。
シータはこの痛みの原因たるロボット兵を許すつもりはないし、兵には言語を発する機能が持たされていない。
ただ忠実に機械の光点を明滅させ、敵性存在の位置を主に報せるだけだった。
どうやら虎の子のレーザーは照射することができないらしい。
あのドモンによってもたらされたダメージの深さか、卸売り場を焼き払った出力が最後の一撃。
再度の発射に時間がかかるのか、もう不可能なのかもわからない。
ただこの瞬間に遠い二人をレーザーで攻撃することはできない。
あのドモンによってもたらされたダメージの深さか、卸売り場を焼き払った出力が最後の一撃。
再度の発射に時間がかかるのか、もう不可能なのかもわからない。
ただこの瞬間に遠い二人をレーザーで攻撃することはできない。
――シータにとって重要なのはそれだけで、決断に至るのに必要な時間はそうなかった。
「――ヴァルセーレの剣に吸い込みしよろず魔物の魔力を放ち、万物を砂塵へと変える千手剛剣とならん」
必要とされるだろう前口上は、何故か使う段階になってすらすらと頭に思い浮かんだ。
それ故に彼女は慣れた口調で呪文を呟き、振り上げた剣を敵陣目掛けて振り下ろす。
それ故に彼女は慣れた口調で呪文を呟き、振り上げた剣を敵陣目掛けて振り下ろす。
「――ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン」
カタカタと手に握る剣が震え、次の瞬間にその刀身がぼやけるようにダブる。
否、刀身がダブったのではなく、刀身と重なるように半透明の刃が出現したのだ。
そしてそれは留まる勢いを知らず、彼女の命令通りに千の刃となって放出――蒼穹を殺意を帯びた鉄の意思が染め上げる。
幾千幾万の魔物の妄念、戦場で命を壮絶に散らした無数の戦意が今、現世に剣の姿をまとって回帰した。
否、刀身がダブったのではなく、刀身と重なるように半透明の刃が出現したのだ。
そしてそれは留まる勢いを知らず、彼女の命令通りに千の刃となって放出――蒼穹を殺意を帯びた鉄の意思が染め上げる。
幾千幾万の魔物の妄念、戦場で命を壮絶に散らした無数の戦意が今、現世に剣の姿をまとって回帰した。
――仮初めの実体を得た数多の刀剣。
――各々がただ一振りのために、鈍い輝きの勝ち鬨を上げる。
――各々がただ一振りのために、鈍い輝きの勝ち鬨を上げる。
「さあ、行ってらっしゃい――千人の兵隊さん」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ドモンがその異常を察した時、すでに千の刃は彼らの逃げ場を塞ぐように空を覆っていた。
さしものドモンも無数の刃の群れに言葉を失い、またその剣の一つ一つの抱く力が看過できないものであると一瞬の内に見抜く。
が、ドモンであってもできたのはそれまでだ。
圧倒的な戦力差の前に、図らずも最後の瞬間を意識してしまう。
さしものドモンも無数の刃の群れに言葉を失い、またその剣の一つ一つの抱く力が看過できないものであると一瞬の内に見抜く。
が、ドモンであってもできたのはそれまでだ。
圧倒的な戦力差の前に、図らずも最後の瞬間を意識してしまう。
これはかの英雄王ギルガメッシュが、その宝物庫の固き戸を開いた時。
その際に展開される無数の宝具を雨あられと撃ち出す前段階、それに触れた瞬間の絶望感にも似ていた。
一撃の威力は英雄王が上とはいえ、その数は流石にこちらが圧倒する。
無論、英雄王が千の財宝を一人の敵に振舞うという機会自体が存在しないのだが。
その際に展開される無数の宝具を雨あられと撃ち出す前段階、それに触れた瞬間の絶望感にも似ていた。
一撃の威力は英雄王が上とはいえ、その数は流石にこちらが圧倒する。
無論、英雄王が千の財宝を一人の敵に振舞うという機会自体が存在しないのだが。
――くる!
刃がぴくりと動いた瞬間、ドモンはニアを抱き込むように守っていた。
振り下ろされる千の刃の、幾つまでにこの肉体が耐えられるかはわからない。
だが、たとえこの身が細切れにされ、肉片一つになろうとも、この少女を守るのだ。
振り下ろされる千の刃の、幾つまでにこの肉体が耐えられるかはわからない。
だが、たとえこの身が細切れにされ、肉片一つになろうとも、この少女を守るのだ。
それが一瞬の間に固まったドモンの覚悟――その自らを厭わぬ精神が、奇跡を起こした。
ドモンに庇われたことで身を丸めたニアが、状況を認識できなくとも危険を察知。
ぎゅっと目を瞑り、薄汚れた腕時計を大事なもののように抱き締める。
ぎゅっと目を瞑り、薄汚れた腕時計を大事なもののように抱き締める。
――そのほんの僅かばかりの思い遣りが、沈黙を尊ぶものをして奮起を促した。
幼い騎士を主としていた忠実な武装に、回り回る魔力と別系統の力が満ちる。
雷光のような輝きを伴い、その姿を本来の機能を発揮する形状へと変化――危険域より離脱する。
雷光のような輝きを伴い、その姿を本来の機能を発揮する形状へと変化――危険域より離脱する。
暴風に近い初速をもって、射出されるように二人の体が移動する。
その二人の命を担って低空を飛行するのは、腕時計から本来の槍の形状を取り戻したストラーダだ。
その二人の命を担って低空を飛行するのは、腕時計から本来の槍の形状を取り戻したストラーダだ。
秒に満たぬ刹那の後、ドモン達のいた空間が振り下ろされた刃によって蹂躙される。
だが、後続の剣は逃走を図る二人をみすみす逃すつもりはない。
背後に迫る刃の連続は着実に二人の逃げ場を奪い、単純な直線移動だけのストラーダの移動速度に追い縋ってくる。
だが、後続の剣は逃走を図る二人をみすみす逃すつもりはない。
背後に迫る刃の連続は着実に二人の逃げ場を奪い、単純な直線移動だけのストラーダの移動速度に追い縋ってくる。
「――ならば、それを俺が補う! しっかり掴まっていろ、ニア!」
「――はい!」
「――はい!」
背後のドモンにニアは全幅の信頼と共に、その命運の全てを預けた。
真っ直ぐに飛行するストラーダの柄に手を掛けて、ドモンはその身を傾ける。
噴射による移動速度は変わらぬまま、左に曲がることができた。――問題ない。
噴射による移動速度は変わらぬまま、左に曲がることができた。――問題ない。
「あとは俺のこの目が、戦いの日々が、襲ってくる刃を教えてくれる!」
――追い縋る千の刃との、気の遠くなるほど長いデッドレース。
――説明するまでもなく、勝利したのは天下無敵のキング・オブ・ハートだった。
――説明するまでもなく、勝利したのは天下無敵のキング・オブ・ハートだった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「凄まじい……攻撃だったな」
「はい。無事だったのは全部、ドモンさんのおかげです」
「はい。無事だったのは全部、ドモンさんのおかげです」
瓦礫の一つに座り込み、流石に両肩を荒く上下させるドモン。
その全身には躱し切れなかった刃の裂傷が無数にあり、背中は大きく破れ火傷が覗く。
誰がどう見ても、誤診のしようがない満身創痍。
ドモンほど鍛えられた人間でなければ、ベッドの上で丸半年は安静にすることを言い渡されるような重傷だった。
その全身には躱し切れなかった刃の裂傷が無数にあり、背中は大きく破れ火傷が覗く。
誰がどう見ても、誤診のしようがない満身創痍。
ドモンほど鍛えられた人間でなければ、ベッドの上で丸半年は安静にすることを言い渡されるような重傷だった。
そのドモンの対面に座る形でいるニア。
彼女の手元には槍の形のままのストラーダが握られ、勲章ものの働きを見せた機体の汚れを丁寧に拭われている。
穏やかな微笑みでストラーダを綺麗にする彼女、その格好は――
彼女の手元には槍の形のままのストラーダが握られ、勲章ものの働きを見せた機体の汚れを丁寧に拭われている。
穏やかな微笑みでストラーダを綺麗にする彼女、その格好は――
「しかし、どうしてウエディングドレスになっているんだ?」
「ウエディングドレスってなんですか?」
「そこから説明するのか……いや、その格好の話だ」
「ウエディングドレスってなんですか?」
「そこから説明するのか……いや、その格好の話だ」
彼女が纏うのは華やかな印象を目に焼き付ける純白のウエディングドレスだ。
美しい容姿の彼女にはよく似合っているが、まだそれを着るのは年代的に少々尚早であると思わざるをえない。
その割にサイズはぴったりのようだが。
美しい容姿の彼女にはよく似合っているが、まだそれを着るのは年代的に少々尚早であると思わざるをえない。
その割にサイズはぴったりのようだが。
服装を指摘されたニアは初めてそれに気づいたように目を瞬かせた。
着替えた覚えはない。だが己の身を覆う真白の生地の感触は、これまでに着たいずれのドレスよりも彼女の肌に馴染む。
まるで自分のために誂えたもののように――眦に、熱い雫が一時だけ溜まった。
その涙を理解できない彼女を慰めるように、手の内のストラーダが優しい点滅で応じた。
着替えた覚えはない。だが己の身を覆う真白の生地の感触は、これまでに着たいずれのドレスよりも彼女の肌に馴染む。
まるで自分のために誂えたもののように――眦に、熱い雫が一時だけ溜まった。
その涙を理解できない彼女を慰めるように、手の内のストラーダが優しい点滅で応じた。
ドモンが触れるが無粋とニアから視線を外せば、目に映るのは卸売り市場の惨状。
――いや、もはや旧卸売り市場跡というべきほどの損壊状態だ。
破壊の連続に遂に限界を迎え、刃の蹂躙によってその大地は深々と抉られた空洞が覗く。
薄暗い地面の下は断じて整備された地下空間ではなく、土砂と瓦礫の大群に支配された暴虐の名残だ。
単純な移動も危険視されるため、今後はこのエリアは迂回せざるをえまい。
――いや、もはや旧卸売り市場跡というべきほどの損壊状態だ。
破壊の連続に遂に限界を迎え、刃の蹂躙によってその大地は深々と抉られた空洞が覗く。
薄暗い地面の下は断じて整備された地下空間ではなく、土砂と瓦礫の大群に支配された暴虐の名残だ。
単純な移動も危険視されるため、今後はこのエリアは迂回せざるをえまい。
一頻りの感想、思考を終えると、荒れていた呼吸も通常のものに戻っている。
全身の傷は深いものも浅いものも限りなく、特に背中の火傷はかなり行動に支障をきたす。
未だ出血の止まらぬ傷口の存在すらあるが、それを黙殺してドモンは立ち上がった。
全身の傷は深いものも浅いものも限りなく、特に背中の火傷はかなり行動に支障をきたす。
未だ出血の止まらぬ傷口の存在すらあるが、それを黙殺してドモンは立ち上がった。
「すまない。俺の所為で時間をとらせた。もう行こう」
「大丈夫、なんですか?」
「当然だ。キング・オブ・ハートはこのぐらいでは止まらない。それに俺は男の子だからな」
「はぁ……ここでも男なんですね」
「大丈夫、なんですか?」
「当然だ。キング・オブ・ハートはこのぐらいでは止まらない。それに俺は男の子だからな」
「はぁ……ここでも男なんですね」
この様子を見ると、ずいぶんと長くカミナと一緒に行動していたのかもしれない。
『男』という単語一つを根拠として信じられる。
これは男同士にしかわからない感情だと思っていたのだが、どうやら偏見だったようだ。
『男』という単語一つを根拠として信じられる。
これは男同士にしかわからない感情だと思っていたのだが、どうやら偏見だったようだ。
益体もない思考を捨て、ドモンは改めて西の空を見る。
彼方、消え去ったはずの少女の存在を追わなければならない。
ロボット兵士だけが彼女の武装と思えば、放置の選択肢も僅かにあった。
だが、あれほどの隠し玉が用意されていたのだ。
シータの武装解除は、対主催にとって最優先すべき事項となっていた。
彼方、消え去ったはずの少女の存在を追わなければならない。
ロボット兵士だけが彼女の武装と思えば、放置の選択肢も僅かにあった。
だが、あれほどの隠し玉が用意されていたのだ。
シータの武装解除は、対主催にとって最優先すべき事項となっていた。
「ニア、俺はシータを追いかける。南に向かえば俺の仲間と合流できるはずだが……」
「いえ、私もシータさんを追いかけます」
「そうか……危険だぞ」
「ドモンさんは男だから行くのでしょう? 女もそうです。見てるだけじゃ、始まらないですから!」
「いえ、私もシータさんを追いかけます」
「そうか……危険だぞ」
「ドモンさんは男だから行くのでしょう? 女もそうです。見てるだけじゃ、始まらないですから!」
威勢よく言い放つニアに対し、ドモンは思わず痛みを忘れて笑みを浮かべる。
そしてはっきりと頷き、
そしてはっきりと頷き、
「――行こう。無理を通して、道理を蹴っ飛ばしてやりにな」
【B-5/卸売り市場(崩壊)/二日目/朝】
【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】
[状態]:全身に打撲、背中に重度の火傷、全身に軽度から重度まで無数の裂傷、疲労(大)、明鏡止水の境地
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]
基本:己を鍛え上げつつ他の参加者と共にバトルロワイアルを阻止し、師匠を説得した後螺旋王をヒートエンド
0:西へ逃走したシータを追う。(武装解除が目的だが、最悪の場合は……)
1:カミナたちを探しながら、刑務所に向かう……だが何だあの物体は!
2:積極的に、他の参加者にファイトを申し込む(目的を忘れない程度に戦う)
3:ゲームに乗っている人間は(基本的に拳で)説き伏せ、弱者は保護し、場合によっては稽古をつける
4:傷の男(スカー)を止める。
5:一通り会場を回って双剣の男(士郎)と銃使いの女(なつき)と合流する。
6:東方不敗を説得する。
[備考]:
※本編終了後からの参戦。
※ゲイボルクの効果にまるで気づいていません。
※ループについて認識しました。
※カミナ、クロスミラージュ、奈緒のこれまでの経緯を把握しました。
※第三放送は奈緒と情報交換したので知っています。
※清麿メモについて把握しました。
※螺旋力覚醒
※シータのロボットのレーザービーム機能と飛行機能についてスパイクから聞きました。
※シータの持つヴァルセーレの剣の危険性を認識しました。
※ニアとは詳しく話していませんが、カミナの関係者だとは通じ合っています。
【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】
[状態]:全身に打撲、背中に重度の火傷、全身に軽度から重度まで無数の裂傷、疲労(大)、明鏡止水の境地
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]
基本:己を鍛え上げつつ他の参加者と共にバトルロワイアルを阻止し、師匠を説得した後螺旋王をヒートエンド
0:西へ逃走したシータを追う。(武装解除が目的だが、最悪の場合は……)
1:カミナたちを探しながら、刑務所に向かう……だが何だあの物体は!
2:積極的に、他の参加者にファイトを申し込む(目的を忘れない程度に戦う)
3:ゲームに乗っている人間は(基本的に拳で)説き伏せ、弱者は保護し、場合によっては稽古をつける
4:傷の男(スカー)を止める。
5:一通り会場を回って双剣の男(士郎)と銃使いの女(なつき)と合流する。
6:東方不敗を説得する。
[備考]:
※本編終了後からの参戦。
※ゲイボルクの効果にまるで気づいていません。
※ループについて認識しました。
※カミナ、クロスミラージュ、奈緒のこれまでの経緯を把握しました。
※第三放送は奈緒と情報交換したので知っています。
※清麿メモについて把握しました。
※螺旋力覚醒
※シータのロボットのレーザービーム機能と飛行機能についてスパイクから聞きました。
※シータの持つヴァルセーレの剣の危険性を認識しました。
※ニアとは詳しく話していませんが、カミナの関係者だとは通じ合っています。
【ニア@天元突破グレンラガン】
[状態]:精神的疲労(中)、全身打撲(中)、両手に痺れ、ギアス?、 下着姿にルルーシュの学生服の上着、螺旋力覚醒 、自己嫌悪(マタタビに関して)
[装備]:ストラーダ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、釘バット、ガッシュの魔本@金色のガッシュベル!!
バリアジャケット【ニア式モデル:ハッピーウエディング】
[道具]:支給品一式、X装置
[思考]基本:シモンのアニキさんについていき、お父様を止める。
0:ドモンと共に、シータを追いかける。
1:逸れたカミナやガッシュを探す。
2:ルルーシュを探す。
3:ルルーシュと一緒に脱出に向けて動く。
4:東方不敗を警戒。
[状態]:精神的疲労(中)、全身打撲(中)、両手に痺れ、ギアス?、 下着姿にルルーシュの学生服の上着、螺旋力覚醒 、自己嫌悪(マタタビに関して)
[装備]:ストラーダ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、釘バット、ガッシュの魔本@金色のガッシュベル!!
バリアジャケット【ニア式モデル:ハッピーウエディング】
[道具]:支給品一式、X装置
[思考]基本:シモンのアニキさんについていき、お父様を止める。
0:ドモンと共に、シータを追いかける。
1:逸れたカミナやガッシュを探す。
2:ルルーシュを探す。
3:ルルーシュと一緒に脱出に向けて動く。
4:東方不敗を警戒。
[備考]
※テッペリン攻略前から呼ばれています。髪はショート。ダイグレンの調理主任の時期です。
※ギアス『毒についての記憶を全て忘れろ』のせいで、ありとあらゆる毒物に対する知識・概念が欠損しています。有効期間は未定。 気絶中に解除された可能性があります。
※ルルーシュは完全に信頼。スパイク、ジンにもそこそこ。カレンには若干苦手な感情。
※会場のループを認識しました。
※ロニーの夢は見ていません。
※ガッシュの魔本に反応しました。
※カミナ、クロスミラージュと詳細な情報を交換しました。
※東方不敗の螺旋力に関する仮説を聴きましたが、理解できていません。
※東方不敗からラガンの所在について聞きました。
※ニアのバリアジャケットはグレンラガン最終話、シモンとの結婚式で着ていたウエディングドレス(十四歳仕様)です。
※螺旋力覚醒
※テッペリン攻略前から呼ばれています。髪はショート。ダイグレンの調理主任の時期です。
※ギアス『毒についての記憶を全て忘れろ』のせいで、ありとあらゆる毒物に対する知識・概念が欠損しています。有効期間は未定。 気絶中に解除された可能性があります。
※ルルーシュは完全に信頼。スパイク、ジンにもそこそこ。カレンには若干苦手な感情。
※会場のループを認識しました。
※ロニーの夢は見ていません。
※ガッシュの魔本に反応しました。
※カミナ、クロスミラージュと詳細な情報を交換しました。
※東方不敗の螺旋力に関する仮説を聴きましたが、理解できていません。
※東方不敗からラガンの所在について聞きました。
※ニアのバリアジャケットはグレンラガン最終話、シモンとの結婚式で着ていたウエディングドレス(十四歳仕様)です。
※螺旋力覚醒
※B-5の卸売り場は完全に崩落しました。地下には危険物やその他が放置され、とても普通に通行できる状況ではありません。飛行か迂回を推奨。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「ニア……ニア……にぃぃあぁあぁあああぁ……ッッ!!」
憎悪に満ちた声を吐き出しながら、シータはロボット兵の上で悔しさを噛み締める。
火傷の傷跡が引き攣って痛むが、そんなことを気にかけている心の余裕さえない。
火傷の傷跡が引き攣って痛むが、そんなことを気にかけている心の余裕さえない。
ヴァルセーレの剣の力の解放により、放出された千の刃の攻撃は圧倒的だった。
卸売り場が完全に崩壊するのを遠目に確認し、全ての憎しみから解き放たれたような歓喜の感情が湧き上がった。
――直後にロボット兵が、相変わらず二人の生体反応を示さなければだ。
卸売り場が完全に崩壊するのを遠目に確認し、全ての憎しみから解き放たれたような歓喜の感情が湧き上がった。
――直後にロボット兵が、相変わらず二人の生体反応を示さなければだ。
あれほどの威力を前に大人しく死なないとは、何と生き汚い奴らなのだろう。
細切れの細切れの細切れになって、ブタの餌になってしまえばいいのだ。ブーブー。
細切れの細切れの細切れになって、ブタの餌になってしまえばいいのだ。ブーブー。
だが、何より腹立たしいのはその後のことだ。
一撃で足りぬならばと、シータはヴァルセーレの剣をもう一度振り上げた。
しかし、今度は同じ呪文を口にしても、何度振り下ろそうとも、先ほどの力を発現しなかったのだ。
一撃で足りぬならばと、シータはヴァルセーレの剣をもう一度振り上げた。
しかし、今度は同じ呪文を口にしても、何度振り下ろそうとも、先ほどの力を発現しなかったのだ。
剣の力を出し切ってしまったのか。
違う、未だこの刀身の中に恐るべき力が取り込まれているのを掌から感じる。
あのヴァッシュ・ザ・スタンピードの全てを飲み込んだ剣の力に衰えはない。
あれだけの威力を放出し、それでもってほんの力の一端に過ぎないというわけだ。
違う、未だこの刀身の中に恐るべき力が取り込まれているのを掌から感じる。
あのヴァッシュ・ザ・スタンピードの全てを飲み込んだ剣の力に衰えはない。
あれだけの威力を放出し、それでもってほんの力の一端に過ぎないというわけだ。
ならば、どうしてこの剣は自分に従おうとしないのか。
「誰も彼も、私のことを馬鹿にして! 言峰神父も! ストラーダも! 役立たずのブタ兵隊も! 私を見捨てた神様も――!」
何度も何度も、手にしたヴァルセーレの剣の柄を手近な場所に叩き付ける。
もっとも今の彼女の体は空の上にある。
殴りつけるものは辺りになく、当然のようにただ一人だけ未だ彼女に従う忠臣の頭に、繰り返し何度も剣を打ち付けていた。
もっとも今の彼女の体は空の上にある。
殴りつけるものは辺りになく、当然のようにただ一人だけ未だ彼女に従う忠臣の頭に、繰り返し何度も剣を打ち付けていた。
「みんな全て、全部滅んでしまえ。バルス!
バルスバルスバルスバルスバルスバルスバルスバルス! 壊れてよ! 崩壊してよ! バルスバルス! バルスゥッ!」
バルスバルスバルスバルスバルスバルスバルスバルス! 壊れてよ! 崩壊してよ! バルスバルス! バルスゥッ!」
ラピュタ王家に伝わる滅びの呪文。
優しかった祖母から教わった多くの呪文の一つ。
その祖母の優しさを裏切りながら、裏切りに気づかないままシータは叫び続ける。
優しかった祖母から教わった多くの呪文の一つ。
その祖母の優しさを裏切りながら、裏切りに気づかないままシータは叫び続ける。
「役立たず! 役立たず! どうして弱いの! こんなんじゃ……こんなんじゃ……」
優勝することなんてできるはずもない。
その言葉が喉から出てこなくて、シータ自身が一番驚いてしまった。
だって、それは今の彼女にとって唯一の寄る辺。
それをなくしてはシータは生きる理由を失い、これまで戦い続けた意義さえ喪失してしまうのだから。
その言葉が喉から出てこなくて、シータ自身が一番驚いてしまった。
だって、それは今の彼女にとって唯一の寄る辺。
それをなくしてはシータは生きる理由を失い、これまで戦い続けた意義さえ喪失してしまうのだから。
「そう、優勝しなきゃ。優勝して、パズーを……パズーを……」
――パズーに似たモノですよ?
嘲笑交じりのニアの声が聞こえて、咄嗟にシータは振り向いた。
誰もいるはずがない。でも確かに耳元で声が聞こえた。間違いない。確かに。
誰もいるはずがない。でも確かに耳元で声が聞こえた。間違いない。確かに。
――あらあら、ラピュタの王族ってくだらない。シータさんって本当に哀れ。
また聞こえた。今度こそ間違いない。シータにはわかる。
この場所にいなかったとしても、この言葉は今この瞬間にあの女が言ったに違いない。
この場所にいなかったとしても、この言葉は今この瞬間にあの女が言ったに違いない。
「殺して……やる……」
――やれるものならやってみてください。独りぼっちの、弱虫女王様?
「必ず……必ず、あなたを……貴様を……殺してやります……!」
「――螺旋の娘……王女ニアァァアァァァ!!!」
【C-4/上空/二日目/朝】
【シータ@天空の城ラピュタ】
[状態]:疲労(大)、倫理観及び道徳観念の崩壊(判断力は失われていません)、右肩に痺れ(動かす分には問題無し)
全身に火傷による負傷(体は軽度)、顔の左半面が火傷で爛れています(右側にも火傷が及び、もはや面影なし)、おさげ喪失
[装備]:ラピュタのロボット兵@天空の城ラピュタ、ヴァルセーレの剣@金色のガッシュベル!!、ヴァッシュの生首
機体状況:中破(レーザー機能に不備発生)、多少の汚れ、※ヴァッシュとのコンタクトで影響があるのかは不明
[道具]:なし
[思考]
基本:自分の外見を利用して、邪魔者は手段を念入りに選んだ上で始末する。優勝して自分の大切な人たちを、自分の価値観に合わせて生き返らせる?
0:何を差し置いてもニアの殺害。
1:ニアにたぶらかされたドモンの殺害。
2:途中見かけた人間はロボット兵に殺させる。
3:気に入った人間はとりあえず生かす。ゲームの最後に殺した上で、生き返らせる。
4:使えそうな人間は抱きこむ。その際には口でも体でも何でも用いて篭絡する。
【シータ@天空の城ラピュタ】
[状態]:疲労(大)、倫理観及び道徳観念の崩壊(判断力は失われていません)、右肩に痺れ(動かす分には問題無し)
全身に火傷による負傷(体は軽度)、顔の左半面が火傷で爛れています(右側にも火傷が及び、もはや面影なし)、おさげ喪失
[装備]:ラピュタのロボット兵@天空の城ラピュタ、ヴァルセーレの剣@金色のガッシュベル!!、ヴァッシュの生首
機体状況:中破(レーザー機能に不備発生)、多少の汚れ、※ヴァッシュとのコンタクトで影響があるのかは不明
[道具]:なし
[思考]
基本:自分の外見を利用して、邪魔者は手段を念入りに選んだ上で始末する。優勝して自分の大切な人たちを、自分の価値観に合わせて生き返らせる?
0:何を差し置いてもニアの殺害。
1:ニアにたぶらかされたドモンの殺害。
2:途中見かけた人間はロボット兵に殺させる。
3:気に入った人間はとりあえず生かす。ゲームの最後に殺した上で、生き返らせる。
4:使えそうな人間は抱きこむ。その際には口でも体でも何でも用いて篭絡する。
[備考]
※マオがつかさを埋葬したものだと、多少疑いつつも信じています。
※マオをラピュタの王族かもしれないと思っています。
※バリアジャケットは現状解除されています。防御力皆無のバリアジャケットなら令呪が無くても展開できるかもしれません。
※バリアジャケットのモデルはカリオスト○の城のク○リスの白いドレスです。
夜間迷彩モードを作成しました。モデルは魔○の宅○便のキ○の服です。
※言峰から言伝でストラーダの性能の説明を受けています。
ストラーダ使用による体への負担は少しはあるようですが、今のところは大丈夫のようです。
※エドがパソコンで何をやっていたのかは正確には把握してません。
※かがみを一度殺してしまった事実を、スパイクとウルフウッドが知っていると誤解しています。
※会場のループを認識しました。
※シータがごみ屋敷から北上中に静留と舞衣の姿を確認したかどうかはわかりません。
※ヴァルセーレの剣には奈緒のエレメントの力、アルベルトの衝撃の力、
ヴァッシュのAA(もしくはプラントとしての)エネルギーが蓄えられています。
※ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(残弾0/6)@トライガンはヴァッシュの遺体(A-3とA-4の境目)の側に放置されています。
※大量の貴金属アクセサリ、コルトガバメント(残弾:0/7発)、真っ二つのシルバーケープが近くに放置されています。
※シルバーケープが使い物にならなくなったかどうかは不明です。
※ロボット兵の頭にはカリバーン@Fate/stay nightが突き刺さっています
※ヴァルセーレの剣から本編までに溜め込まれた『魔物』の力が失われました。
奈緒のエレメント、アルベルトの衝撃、ヴァッシュのAAの力は健在です。ただし、通常の呪文では解放することができないようです。
※ニアという存在に対する激しい憎悪が刻まれました。自分にないものも持っていたものも全て持っている存在で、許し難いという認識です。
※ニアを憎悪するあまり、聞こえるはずのないニアの声が聞こえます(全てシータを嘲る内容)
※ロボット兵はドモンの一撃によって半壊、胴体に穴が開いています。レーザー機能に支障をきたしています(故障か、チャージに時間がかかるのかは未定)
※デイパックを投げ捨てたため、下記の支給品はB-5の卸売り場に放置されています。
支給品一式 ×6(食糧:食パン六枚切り三斤、ミネラルウォーター500ml2本)
びしょ濡れのかがみの制服、暗視スコープ
音楽CD(自殺交響曲「楽園」@R.O.Dシリーズ)、巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJING、ミロク@舞-HiME
ワルサーP99(残弾4/16)@カウボーイビバップ、軍用ナイフ@現実、包丁@現実
※マオがつかさを埋葬したものだと、多少疑いつつも信じています。
※マオをラピュタの王族かもしれないと思っています。
※バリアジャケットは現状解除されています。防御力皆無のバリアジャケットなら令呪が無くても展開できるかもしれません。
※バリアジャケットのモデルはカリオスト○の城のク○リスの白いドレスです。
夜間迷彩モードを作成しました。モデルは魔○の宅○便のキ○の服です。
※言峰から言伝でストラーダの性能の説明を受けています。
ストラーダ使用による体への負担は少しはあるようですが、今のところは大丈夫のようです。
※エドがパソコンで何をやっていたのかは正確には把握してません。
※かがみを一度殺してしまった事実を、スパイクとウルフウッドが知っていると誤解しています。
※会場のループを認識しました。
※シータがごみ屋敷から北上中に静留と舞衣の姿を確認したかどうかはわかりません。
※ヴァルセーレの剣には奈緒のエレメントの力、アルベルトの衝撃の力、
ヴァッシュのAA(もしくはプラントとしての)エネルギーが蓄えられています。
※ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(残弾0/6)@トライガンはヴァッシュの遺体(A-3とA-4の境目)の側に放置されています。
※大量の貴金属アクセサリ、コルトガバメント(残弾:0/7発)、真っ二つのシルバーケープが近くに放置されています。
※シルバーケープが使い物にならなくなったかどうかは不明です。
※ロボット兵の頭にはカリバーン@Fate/stay nightが突き刺さっています
※ヴァルセーレの剣から本編までに溜め込まれた『魔物』の力が失われました。
奈緒のエレメント、アルベルトの衝撃、ヴァッシュのAAの力は健在です。ただし、通常の呪文では解放することができないようです。
※ニアという存在に対する激しい憎悪が刻まれました。自分にないものも持っていたものも全て持っている存在で、許し難いという認識です。
※ニアを憎悪するあまり、聞こえるはずのないニアの声が聞こえます(全てシータを嘲る内容)
※ロボット兵はドモンの一撃によって半壊、胴体に穴が開いています。レーザー機能に支障をきたしています(故障か、チャージに時間がかかるのかは未定)
※デイパックを投げ捨てたため、下記の支給品はB-5の卸売り場に放置されています。
支給品一式 ×6(食糧:食パン六枚切り三斤、ミネラルウォーター500ml2本)
びしょ濡れのかがみの制服、暗視スコープ
音楽CD(自殺交響曲「楽園」@R.O.Dシリーズ)、巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJING、ミロク@舞-HiME
ワルサーP99(残弾4/16)@カウボーイビバップ、軍用ナイフ@現実、包丁@現実
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262:アイが呼ぶほうへ side-I(前編) | シータ | 266:かしまし~ラブ&ピース・ミーツ・ガール~ |