王たちの狂宴(後編) ◆DNdG5hiFT6



酒宴。杯を酌み交わすことで互いの格を競い合う王の戦い。
それは第4次聖杯戦争にて行われた聖杯問答とでも言うべきもの。
だがここに願望機たる聖杯はない。あるのは展示されていた奇妙なデザインの捻子くれた杯だけであるし、
杯に注がれるべき神代の美酒も土産コーナーに鎮座していた安酒だ。

そしてガンダムの前で名立たる英雄王に対峙するは、ドロボウの王“王ドロボウ”、ジンと拳の王“キング・オブ・ハート”、ドモン・カッシュ。

「我が杯を受けられぬなどと抜かすなよ。その時点で底が知れるぞ」
「じゃあ御相伴に預かろうかな?」
「……いいだろう」

酒を杯に注ぎ、ギルガメッシュの真正面に座る二人。
かつてその場を仕切った征服王はここにはいない。
なれば王を名乗る愚か者達の前に、この場を仕切るべきは自分以外にいないのだろう。
王の手を煩わせるとは、まったく愚かしいことだ。

「王は至高にして唯一たる存在……即ち我に他ならん。
 螺旋王などという愚物が“王”を名乗るだけで万死に値する」

杯に注がれた酒を一気に飲み干す。
が、酒の味が気に食わなかったのか、眉間に皺を寄せ、杯を握りつぶす。

「――それは貴様らも同じだ。コソドロの王に札遊びの王ということで見逃してきたが……無礼が過ぎる。
 故に問い殺す。この聖杯問答でな」

当然の如く殺意を視線に乗せ、そのまま目の前の2人に向ける。
その致死の視線をジンは受け流し、ドモンは真っ向から受け止める。

「――では訊こう。この闘争における貴様らの願いを」

開始宣言代わりの問いかけと共にその視線をドモンへと移す。

「貴様はどうだトランプの王よ」
「決まっている。拳による会話で信頼できる仲間を集め、螺旋王を倒し平和を取り戻す。
 それこそが人類の守護者たるシャッフル同盟の、そして俺の使命だ」

人類の守護者……その単語はギルガメッシュにとってそれは比喩でも何でもない。
彼の世界にはそういうシステムがある。だがそれは人の身で為せるものではない。
故に目の前の男は身の程を知らない馬鹿者にしか見えなかった。

「霊長の守護者だと? 人の身でそれを成すだと?
 ハッ、笑う価値も無い世迷いごとを……気でも狂ったか貴様」
「俺たちは狂ってもいないし、事実それを為してきた。
 人類が間違った方向に進めばそれを正し、正しい方向へと進むならそれを静かに守り続ける……
 それこそが人の歴史と共に歩んできたシャッフル同盟のあり方だ」

当然のことのようにそう答えるドモン。
その顔に溢れるのは先代達への敬意とそれを成したという自信。
だがその答えが本気だと知るや、ギルガメッシュの表情が渋面に変わる。

「……成る程な。我の知る“守護者”とは随分意味合いが違うようだ。
 だが貴様のいた世界はよほどの愚か者の集まりだったのであろうな。
 人間とは犠牲がなくては生を謳歌できぬ獣の名だということを知らんと見える」
「人の歴史は戦いの歴史……それはシャッフル同盟が誰よりも知っている。
 だが人の歴史はそれでも進む。ならば俺たちは人を信じ、その手助けをするまでだ」

それを聞いたギルガメッシュの両の目に浮かぶのは冷徹で冷酷な視線。
即ち、殺意を宿した排除の視線であった。

「世界はすでに我のものなのだぞ? それこそ美しさも醜さもそのすべてが、だ。
 それを貴様程度の雑種風情が勝手に物言いをつけるなど……戯言は程々にしておけ」
「その台詞そのままそっくり返すぞギルガメッシュ。
 貴様の道が正しいと言うのならばシャッフル同盟が力を貸そう。
 だがな……俺の右手が光って唸るのさ。貴様の治世に正義はない、とな」

英雄王の考える完全な統治に影たる守護者は不要。
何故ならば法を定めるのも守るのも、王たる自分自身に他ならない。
またその王が完全であれば、道を正す存在など不要なのだから。
一方でドモンの考える統治に王は無用。
人が手を取り合い、進むべき世界に独裁者など必要が無い。
否、世界を独占しようとする者こそシャッフル同盟が倒すべき敵なのだから。

つまる所、ドモン・カッシュとギルガメッシュの両名は
互いに王の称号を持つもの同士でありながら、世界のレベルで決して相容れることがない存在だった。

「――決めたぞ貴様。光栄に思うがいい、貴様は我が手で惨たらしく殺してやろう」
「ならばこの紋章にかけて迎え撃つまでだ……何なら今すぐにでも構わんぞ」

闘気を高めるドモン。
だが対するギルガメッシュは大きく息を吐く。馬鹿を相手にするのは疲れる、とでもいう風に。

「フン、どうやら貴様は宴の空気も読めぬ真の愚物らしい。まぁ、王ですらないのだから当然といえば当然か。
 さて――貴様はどうだ王ドロボウとやら。貴様も我を失望させるか?」
「俺の目的は、この殺し合いを楽しいパーティにすりかえることさ」

そういうジンは殺意の視線を受けてもなお涼風のような表情のまま。
ギルガメッシュはそんなジンの答えに興味深げに頷く。

「ほう……」
「今のままじゃ誰だってきっと楽しく無いだろ? やっぱりパーティは楽しくなくっちゃね」
「当然だ。宴と言うものは快楽の極みでなければならぬ」

大きく同意するギルガメッシュ。

「では、もう一つ聞くとしよう。ジンよ、そのために貴様は何をしてきた?」

その問いに、ジンの言葉が途切れる。
……それはこれまで自分を貫いてきた言葉。
今まで行ってきた具体的な方策は清麿のために仲間を集めると言う一点のみ。
そしてその結果は結ばれているとは言い難い。
その間、過ぎ去った時間に沢山のものを取りこぼしてきた。
ヨーコ、マタタビ、キール、カレン、ラッド……
沈黙する王ドロボウを前に真紅の双眸が王を名乗る少年の器を見極めんと冷たく見下ろす。

「もう一度問うぞ盗賊王よ……貴様は何をしてきた?
 この殺し合いの中でこれだけの時間が経っておきながら、何も出来ていないなどとは申すまいな?」
「……所がどっこい、大掛かりなパーティには入念な下準備が必要でね。今はまだ、仕込みの時期なのさ」
「ふむ、結果が出ていないのも当然とでも?」
「ああ、この仕込みはとてつもなくデカいからね」
「では、そうまでして何を盗む。貴様は盗賊であろう?
 料理人には料理人の――盗賊には盗賊の役割というものがある。
 それは王も然り。我は英雄王――英雄の王たるものだ。故に英雄らしく振舞う王である。
 であれば――コソドロの王である貴様が出来るのは“盗むこと”、それ以外の返答は許されぬと知れ」

その顔に浮かぶのは嗜虐の笑み。
ギルガメッシュは王を名乗る少年を前に、一切の容赦もなく攻め立てる。
だがそれだけの責め立てる意志を受けて――王ドロボウは、笑っていた。

「その通り。ワタクシは所詮しがないドロボウ……盗むことしかできない下賎の者でございます。
 だから盗ませてもらうのさ、螺旋王から“このパーティの主催役”をね!」


『悪夢のようなパーティーの主催役
                  盗ませていただきます
                             HO! HO! HO!
                                        居眠り中の王ドロボウ』


それは丁度1日前、開始された時に彼が告げた開幕のファンファーレ。

ジンは凪のような少年だ。
ヨーコやカレンが死んだときも、復讐心に身を焦がすことはなかった
ドモンがヨーコを殺した東方不敗の弟子だと知ってもそれは同様。
ドモンに対して憎しみも悲しみも心の中からわいてこない。
長年付き合ってきた相棒のキールが死んだと聞かされた時でさえ、
深い悲しみや喪失感を持ったが、それが他者に対する憎しみに向くことはなかった。
彼とて人の子。他人を信じきれず疑うこともあれば、少し悪趣味なジョークを話すこともある。
だがその芯は恐らく何があろうと揺らぐことは無い。
それは悲しいぐらいに。それこそ見る人が見れば無情だと思えてしまうぐらいに。

だが、揺るがないということは決して諦めないと言うこと。
例えどんなどん底になったって、自分の無力を思い知ったとしても、王ドロボウはあの言葉を覆すことは無いだろう。
それは不屈と言うほど泥臭くなく、しかし確かな光をもってそこにあり続ける。

そして人々はそこに王の資質を見る。
『王ならば不可能を可能にするのではないか?』
そう民衆に思わせる才能――人はそれをカリスマと呼ぶのだ。
かつての騎士王は清廉さを、征服王は豪放さを、そしてこの英雄王は絶対的な自信を持って人々を惹きつけた。
そしてその力を間違いなくこの少年も持ち合わせているのだ。

「……では、これが最後の問いだ。貴様に何が盗める?」
「それこそ愚問って奴だよギルガメッシュ。
 何てったって俺は王ドロボウだからね、輝くものなら何だって盗ませてもらうよ。
 星だって、月だって……太陽だって盗んでみせるさ」

不敵な笑みを浮かべつつ答えるジン。
その答えを聞いたギルガメッシュは、手のひらに残る杯の欠片を払い、そして――

「クックック……ハッハッハーッ!」

笑った。愉快な見世物を見た子供のように無邪気に笑った。
それも当然か。古代において英雄王ギルガメッシュは太陽神の息子であった。
本人が神を嫌っているとはいえ、天に輝く太陽と同一視されるのはギルガメッシュとしてもやぶさかではない。
つまり太陽を盗むとは言い換えれば太陽の化身であるその自分を盗むと同義。
自らの財を盗もうとした愚か者は山のようにいたが、ギルガメッシュ自身を盗もうとしたものなどいるはずも無かった。
此処までのうつけ者は幾多の記憶を探れども、終ぞ目にしたことがない。
ああ、まったくあの赤外套といい、この世は我を飽きさせることが無い。

「――いいだろう、認めよう盗賊王……否、“王ドロボウ”よ。
 蛮勇なる征服の王道とも、あの愚かな滅私の王道とも異なる貴様の異端の王道を」

ここに奈緒……いやギルガメッシュを知るものがいれば驚きに目を見開いたであろう。
彼が他人を認める――それがどれだけ珍しいことであるかを。
だがそこで言葉を切ると獰猛な笑みを端正な顔に浮かばせる。

「だが王道はこの世に一つで良い。時が来れば我が王道にて誅すとしよう」
「じゃあその前にあんたの財宝を盗んで、眼の前からオサラバさせてもらおうかな」
「クックックッ、まったく口の減らん小僧よ。
 だが許そう。やれるものならやってみるがいい、王ドロボウよ」

ギルガメッシュの中で結論は出た。
判決は共に死罪。ただし抱いた感情はまったくの正反対だったが。
そしてギルガメッシュは視線を再度ドモンに向ける。

「故にそこな狗、刑務所までひとっ走り伝令をこなすが良い」
「誰が狗だ!」
「貴様など雑種以下の狗で十分だ。だが狗畜生でも伝令を伝えるぐらいは出来よう?
 『聖杯の遺言ゆえ協力はしてやろう。だが我を縛れると思うな。我らは施設を探る。
  変わりに我が臣下たるナオを置いていく。丁重に扱うがいい』、とな」

あまりにも身勝手な物言いに、再び臨界点まで上がりかけるドモン。
だがジンがいつもの笑みを浮かべ、2人の間に入る。

「ドモン、行ってきなって。こっちはこっちで何とかするからさ。
 あ、できればスパイクたちにもそう言っておいてくれないかな?」

つまりジンは『この王様は自分が抑えておくから、後を頼む』と言っているのだ。
――確かに、それが得策か。
目の前の金ぴかに伝書鳩代わりに使われるのに思うところが無いわけではないが、
ドモンとて数時間前に別れたカミナの様子も気になるし、新たな仲間と会うのはドモンとしても願ったり叶ったりだ。

「……分かった」

ドモンはそれだけ言い残し、弾丸のように飛び出していった。
そして機械仕掛けの神の膝元には黄金王と王ドロボウの2人が残される。

「さて……あの狗はここから出るまで気付きはせんだろうが、貴様はそうではあるまい?」

失望させるなよ? と言った顔つきで少年の顔を見るギルガメッシュ。
ジンも答えるように薄い笑みを浮かべ、その疑問に答える。

「まぁ、ね。クジラの体よりも大きい腹の中ってのもおかしいし、
 そこで波音一つ、心臓の音一つ聞こえないってのもおかしな話だよね?」

それが確信に変わったのは、ギルガメッシュに言われるままに杯と酒を探しにこの部屋を出た時。
部屋を出た途端いきなり響く大騒音と震動に窓に駆け寄ったジンが目撃したのは、
町を、建物を破壊しながら巨大な蛇と龍が争う姿だった。

紫の蛇は見たことがある。この博物館に入る時に遠目に目撃したからだ。
だがその時ギルガメッシュは2人に向けて、
『何、蛇曰く“愛の境地”だそうだ。気にすることは無い』と視線を向けることすらせず博物館の中へと進んでいったのだ。
(ちなみに“蛇曰く”の部分は『黒猫だから動物とでも話せるのかな?』とジンは割り切った)
だが、紅蓮を纏う龍は初見だ。その力はあまりにも圧倒的。
吐き出される炎弾はビルを溶かし、その巨体を紫の蛇とぶつかり合わせている。
それは先程よりも近く、下手すればこの博物館にも当たってしまいそうだ。

だが思い出す。
街がここまで壊されていると言うのに、自分たちは先程までそれを感じていたか?
――答えはNO。
あの2人の戦いは剣戟と2人の問答以外の音は一切聞こえていなかった。
さらにその前まで思い起こせば、博物館に入った後に感じていた蛇の暴れる音は?
思い起こせばあの部屋に入った瞬間に音も振動も、その全てが消えている。

そしてジンは一つの推測を立てた。
先程のギルガメッシュの落ち着き払った態度。隠し部屋に入った途端消え去った物音と震動。
つまり、この博物館――いや、この部屋には特殊な仕掛けがしてあるのではないか、と。
そしてそれは事実その通りであったらしい。
ギルガメッシュはディパックを手に取り、講釈を始める。

「この部屋は空間がずれている。この袋の技術の応用といったところか。
 例え外へ何があろうとここには物音一つすらすまいよ」

空間がずれる。ジンにはそれが想像も出来ないものの、ただ不思議なものとして受け入れる。

「ねぇ、このアルティメットガンダムを起動させたらここはどうなると思う?」
「当然結界は破れ、サイズから言ってその瞬間この建物ごと崩落するであろうな」

つまり防御が欲しければこの機械を起動することはかなわず、逆にこの力が欲しければこの安全地帯を破壊するしかない。
完全なる二者択一、というわけだ。

「やれやれ、なんとも意地悪な送り主だね。
 センスのいい包装紙を破らないととびっきりのプレゼントを手に入れられないと来たもんだ。
 あ、そういえばナオって誰だい? お友達かい?」
「ナオはここに来て我が配下に加わった新たな臣下よ。今は別行動を取っているが、中々優秀な臣下よ」

だとしても先程のドモンへの伝言といい、目の前の王様はよほど“ナオ”に信頼を置いているらしい。

(一体どんな奴なんだろうね、こんなつつくと暴発しそうなポルヴォーラみたいに危険な王さまに信頼されるなんて。
 ……機会があれば一度会ってみたいかな?)

そんなジンの感想などそ知らぬこと。
黒猫の王様はガンダムへの興味をなくしたように視線を外す。

「さて行くか王ドロボウ。時間が惜しい、貴様の“仕込み”とやらも時間が残されているわけではあるまい」
「そうだね……ってあれ? コイツはどうするんだい?」
「これほどの大きさ、この袋に入るわけもあるまい。
 更に数時間程度で木偶の坊になるようなものなど今は足枷にしかなりはすまい。
 それとも王ドロボウ……この場で瞬時に盗んで見せるとでも言うのか?」


ジンもお宝ならば盗もうと思っていたが、このお宝はあまりにも巨大すぎる。
王ドロボウとて盗むには、それなりの準備が必要なようだ。
だが、ジンは思う。
もしかしてこの空間はお宝を守るための罠ではなく、封印するための檻ではないのかと。
ドモンは言っていた。この機械は天から地に落ちたショックによって悪魔に狂ってしまった、と。
ならばこの会場において変質しないという保証など何処にも無いのではないか?

「……ねぇギルガメッシュ。こいつがドモンの言うとおり、とんでもない悪魔だとしたらどうするつもりだい?
 あと放っておく間に誰かに取られる可能性も高いと思うんだけど?」
「その時は我がエアで断罪するまでだが、何か問題はあるか?」

誰がどう聞いても慢心そのものの台詞を吐いて踵を返す王様の後を、ため息をつきながら追うジン。
王様の最後は足元を掬われるものと相場が決まっているのだ。

「……そういえば施設を回るって言ってたけど、何処へ向かうか決まっているのかい?」
「ほう、そう言うからには貴様にはいい案があるようだな」
「まぁね。そこにもコイツに負けず劣らずのお宝が隠されてるかもしれないしね」
「よかろう。ではそこに向かうとしよう。案内するがいい」

ギルガメッシュは一度も振り返ることなく部屋を出て行った。
だがジンはこの場所を去る前にもう一度、頭上に陣取る無機質な顔を見上げる。
見上げるそれは邪神の像か? それとも救いをもたらす機械仕掛けの神様か?
だがそれは如何な王であってもきっと分からぬことなのだ。
民に王の心が分からぬように、王にもまた神の心など分かりはしないのだから。



【D-4/博物館/黎明】

【ジン@王ドロボウJING】
[状態]:全身にダメージ(包帯と湿布で処置)、左足と額を負傷(縫合済)
[装備]:夜刀神@王ドロボウJING×2(1個は刃先が少し磨り減っている)
[道具]:支給品一式(食料、水半日分消費)、支給品一式
    予告状のメモ、鈴木めぐみの消防車の運転マニュアル@サイボーグクロちゃん、清麿メモ 、毒入りカプセル×1@金田一少年の事件簿
    ゲイボルク@Fate/stay night、短剣 、瀬戸焼の文鎮@サイボーグクロちゃんx4
[思考]
基本:螺旋王の居場所を消防車に乗って捜索し、バトル・ロワイアル自体を止めさせ、楽しいパーティに差し替える。
1:ギルガメッシュに付き合って施設を回る。とりあえずはデパートの地下空間。
2:ガッシュ、技術者を探し、清麿の研究に協力する。
3:ニアに疑心暗鬼。
4:ヨーコの死を無駄にしないためにも、殺し合いを止める。
5:マタタビ殺害事件の真相について考える。
6:ギルガメッシュを脱出者の有利になるよううまく誘導する。
[備考]
※清麿メモを通じて清麿の考察を知りました。
※スパイクからルルーシュの能力に関する仮説を聞きました。何か起こるまで他言するつもりはありません。
※スパイクからルルーシュ=ゼロという事を聞きました。今の所、他言するつもりはありません。
※ルルーシュがマタタビ殺害事件の黒幕かどうかについては、あくまで可能性の一つだというスタンスです。
※ドモンと情報交換しました。会場のループについても認識しています。

【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
[状態]:疲労(大)、全身に裂傷(中)、身体の各部に打撲、 慢心、ただし油断はない
[装備]:乖離剣エア@Fate/stay night、クロちゃんスーツ(大人用)@サイボーグクロちゃん
[道具]:支給品一式、クロちゃんマスク(大人用)@サイボーグクロちゃん、偽・螺旋剣@Fate/stay night
[思考]
基本思考:打倒、螺旋王ロージェノム。【天の鎖】の入手。【王の財宝】の再入手。
1:デパートの地下にあるという“お宝”を財に加える。
2:その後、刑務所へ向かう。
3:“螺旋王へ至る道”を模索。最終的にはアルベルトに逆襲を果たす。
4:北部へ向かい、頭脳派の生存者を配下に加える。
5:異世界の情報、宝具、またはそれに順ずる道具を集める(エレメントに興味)。
6:“螺旋の力に目覚めた少女”に興味。
7:目障りな雑種は叩き切る(特にドモンに不快感)
8:全ての財を手に入れた後、会場をエアで破壊する。

※螺旋状のアイテムである偽・螺旋剣に何か価値を見出したようですがエアを手に入れたので、もう割とどうでもいいようです。
※ヴァッシュ、静留の所有品について把握しています。それらから何かのアイデアを思いつく可能性があります。
※ヴァッシュたちと情報交換しました。
※ジンたちと情報交換しました。


【アルティメットガンダム@機動武闘伝Gガンダム】
暴走する前のデビルガンダム。地球再生を目的に作られた巨大ロボ。
ただし螺旋王による改造により、エネルギーに制限が加えられている
初期状態からの活動限界は2時間程度。
(戦闘などによるエネルギー消費が増えると活動時間が短縮される可能性アリ)
今のところU細胞によって『再生するガンダム』以外の意味を持ちません。
なお外見はデビルガンダム第1形態に準拠。


   *    *     *


ドモンは走る。
ただひたすらに、北東の方向へ。

建物を出たドモンがまず驚いたのは入る前と一変した周囲の様子だった
博物館の前あたり、多くの建物が倒潰し、炎上している。
博物館に被害こそないものの、周囲のビルが溶け崩れる様は異様の一言。
それほどの騒ぎがあったにしては物音も震動もしなかった気がするが……そんなことはどうでもいい。
彼の胸中にあるのはジンから託された自分の使命のみ。
北東の卸売り市場を目指し、最短距離――屋根の上を一直線に邁進する。
だが目的地――卸売り市場に近づいてきたところでドモンの足が止まる。

「何だコレは……!」

ドモンの目の前に広がるのは“全てが吹き飛ばされた”としか言えない光景。
大爆発が起ったのか? 竜巻が発生したのか?
そこは卸売り市場の殆どを巻き込み、一切合財が破壊されていた。
その中心部に男の影を見たドモンは、拳に力を込める。

「おい、そこのお前! ここで一体何が――」

だが、その言葉は途中で途切れた。
何故ならばその男は何処からどう見ても死んでいたからだ。
左手に葉巻を持ち、髪をボロボロにしながらスーツ姿の男はすべての生命活動を停止していた。
だがその表情は安らぎ、誇り高い。
この男は全てを出し切り、そして散ったのだ――恐らくは一人の戦士として。

ドモンはその姿に敬意を払い、わずかに黙祷を捧げると先を急ぐために踵を返す。
が、そこで視界の隅に赤い色が入る。
瓦礫の中、一際異彩を放つ赤い髪。
そこには瓦礫に包まれるように一人の少女が倒れていた。

「くっ……おい、無事か!」

瓦礫の奥底から引っ張り出せば、その体には生命の熱があり、息のある証拠として薄く胸も上下している。
だが何とも酷い怪我だ。
全身に執拗に加えられた打撲――特に顔の怪我は一際酷く、鼻と頬骨が折れている。
まるで数十人に囲まれて私刑を受けたかのようだ。
この少女が暴行を受ける様を想像してしまい、不愉快な想像に苦虫を噛み潰したような表情になる。
何にせよ、とりあえず意識を取り戻させないことには……
呼びかけながら軽くゆする……と、少女はうっすらと瞼を開けた。

「金……ぴ……か?」

だがそう呟くと、安心したように微笑み、再び気を失った。

「お、おい!」

再び呼びかけるが、目を覚ます気配は無い。
とにかく、このままではまずい。どこかで安全なところで傷の治療を――

「なっ……!」

だがその瞬間、大地が低く静かに震動した。
そしてドモンは目撃した。目指す刑務所の方から一つ目を持った巨大な球体が浮かび上がってくる様を。
ゆっくりと浮上するその様は夜明けの太陽を髣髴とさせる。
だがその色は闇よりも深い黒。即ちすべてを滅ぼす破壊の色。

徐々にせり上がってくる球体からドモン達を見下ろすのは一つ目。
どこかあの悪魔のガンダムを思わせるような、邪悪な意思が籠められた何か。
少女をこのまま放置すると言う選択肢は存在しない。
だが、刑務所にいるという面々を放っておくことも出来ない。

(――どうする? どうすれば、いい?)

2日目に突入した悪夢。各地で巻き起こる数々の戦乱。
そして浮かび上がるのは黒い太陽。
事態は、風雲急を告げていた。


【B-5南部/道端/2日目/黎明】

【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】
[状態]:全身に打撲、背中に中ダメージ、すり傷無数、疲労(中)、明鏡止水の境地
[装備]:カリバーン@Fate/stay night
[道具]:支給品一式
[思考]
基本:己を鍛え上げつつ他の参加者と共にバトルロワイアルを阻止し、師匠を説得した後螺旋王をヒートエンド
0:少女を治療する……だが何だあの物体は!
1:カミナたちを探しながら、刑務所に向かう。
2:積極的に、他の参加者にファイトを申し込む(目的を忘れない程度に戦う)
3:ゲームに乗っている人間は(基本的に拳で)説き伏せ、弱者は保護し、場合によっては稽古をつける
4:傷の男(スカー)を止める。
5:一通り会場を回って双剣の男(士郎)と銃使いの女(なつき)と合流する。
6:言峰に武道家として親近感。しかし、人間としては警戒。
7:東方不敗を説得する。
[備考]:
※本編終了後からの参戦。
※ゲイボルクの効果にまるで気づいていません。
※ループについて認識しました。
※カミナ、クロスミラージュのこれまでの経緯を把握しました。
※第三放送があった事に気が付いていません。
※清麿メモについて把握しました。
※螺旋力覚醒

【結城奈緒@舞-HiME】
[状態]:気絶、疲労(特大)、右手打撲、左手に亀裂骨折、力が入らない、
    全身に打撲、顔面が腫れ上がっている、左頬骨骨折、鼻骨骨折、更に更にかがみにトラウマ
[装備]:無し
[道具]:無し
[思考]
 基本方針:とりあえず死なないように行動。
 0:…………。
 1:ギルガメッシュに言われたとおり、刑務所へ向かう。
 2:柊かがみ(inラッド)に非常に恐怖。
 3:静留の動きには警戒しておく。
 4:何故、自分はチャイルドが使えないのか疑問。

[備考]:
 ※本の中の「金色の王様」=ギルガメッシュだとまだ気付いていません。
 ※ドモンの発した"ガンダム"という単語と本で読んだガンダムの関連が頭の中で引っ掛かっています。
 ※博物館に隠されているものが『使い方次第で強者を倒せるもの』と推測しました。
 ※第2、4回放送を聞き逃しました。
 ※奈緒のバリアジャケットは《破絃の尖晶石》ジュリエット・ナオ・チャン@舞-乙HiME。飛行可能。
 ※不死者についての知識を得ています。
 ※ヴァルセーレの剣で攻撃を受けたため、両手の利きが悪くなっています。回復時期は未定です。


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253:王たちの狂宴(前編) ギルガメッシュ 256:空の上のおもちゃ(前編)
253:王たちの狂宴(前編) ジン 256:空の上のおもちゃ(前編)
253:王たちの狂宴(前編) ドモン・カッシュ 255:よせあつめブルース
242:罪歌 阿鼻叫喚の狂った舞台(後編) 結城奈緒 255:よせあつめブルース





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