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幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs


 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、述懐する。
 ――初めは、ただ鬱陶しいだけの存在だった。
 自分のことを美男子と自称したり、出会いがしらに変な歌を教え込まれたり、守るといいながら震えてみたり。
 殺伐とした世界をぶち壊すような、スラムに迷い込んだコメディアンのような男だった。
 パルコ・フォルゴレ――鉄の、無敵の男は、イリヤと菫川ねねねを守るために囮となり、そして死んだ。
 放送の内容を耳に残して、もう彼に嫌味ごとを言う機会もないんだな、とイリヤは悟った。

「黙祷しましょう。我々がパルコ・フォルゴレ氏にできるのは、それくらいです」

 ワイシャツを着たインテリ風の男――明智健悟は冷静な口調でイリヤと、菫川ねねねに言う。
 イリヤは、明智の言うとおりに目を瞑ってフォルゴレに弔詞を読む……気になどはなれなかった。
 ねねねにいたっては、目を瞑るどころかその眼光を余計にギラギラと光らせ、明智を睨んでいる。

 ――正午を知らせる放送が終了を迎えた頃。場所はC-5の映画館内。
 今は延々とコマーシャルが流れているスクリーンの幕下で、イリヤとねねね、そして明智の三人は話し合っていた。
 三人とも殺し合いには乗っていない穏健派、方針だけで言えば同志であったものの、そのムードは和やかとは程遠い。
 先の放送でフォルゴレやエリオ・モンディアルなど彼女らの知人の名が呼ばれたことが第一だったが、最大の要因は明智にあった。

「さすがはエリート刑事さんだ。人が死ぬのにゃ慣れっこってわけか」

 皮肉めいた言い回しで、ねねねが鋭く言い放つ。
 明智はそれを受けてもクールという名の鉄面皮は崩さず、言い返す。

「心外ですね。私とて、人の死に心を痛めぬ冷血漢というわけではない。
 特にあなた方と共にいたフォルゴレ氏は、詳細名簿の文面から見ても亡くすには惜しい人物でした。
 機動六課のホープたるエリオ少年についても同様です。彼の死で多大な影響を受けるであろう人物にも心当たりがありますしね」
「なら泣け。もっと悲しそうな顔してみろ。あんたの冷たい顔見てるとイライラしてくるんだよ」
「おや、菫川さん……いえ、ここは菫川先生とお呼びしたほうがよろしいですか?
 あなたは激情家ではあるようですが、先の物事をちゃんと見据えている聡明な女性かと思っていたのですが」
「わかってるよ。ああわかってるわよ。だけどな、あんたはムカツク。それだけだ。クソッ」

 ねねねがなにをそんなに怒っているのかは、イリヤにも理解できた。
 フォルゴレは銀髪の男――詳細名簿を見るに“ビシャス”という危険人物らしい――に殺された。
 しかもただ殺されたわけではない。イリヤとねねねを逃がすために自らを盾にしたのだ。
 選択肢はあった。あの場で逃げず、フォルゴレを助けるに行くこともできた。なのに、ねねねは逃走を選んだ。
 それは武器の貧困さや自分たちの戦闘力のなさ、あらかじめ知っていた相手の力量を計っての判断だろうが、一番の理由はたぶん、自分……イリヤが子供だったから。
 大人として、子供であるイリヤを死地に巻き込むことができなかったのだ。フォルゴレも、ねねねも。

 イリヤたちが逃げた先、モノレールの駅にいた男が、この明智健悟だった。
 偶然にもお互いが同じ詳細名簿(細部は異なるようだが)を所持しており、事前に得ていた情報から手を組むのに危険性はないと判断し、とりあえず明智と共にD-4の駅に下車した。
 その後は、明智とねねねを主軸に情報交換が行われる。
 D-4の駅に数時間前まで六課メンバーのティアナ・ランスターがいたこと、
 錯乱状態にあった彼女の説得を相棒のデバイス・クロスミラージュに任せていたこと、
 しかし戻ってきたその場に彼女らの姿はなかったこと、
 イリヤとねねねが銀髪の男から逃げてきたこと、
 その際フォルゴレが囮になってくれたこと、
 銀髪の男がビシャスなる人物であること、
 様々な情報が錯綜する中で、明智はビシャスが追ってくる危険性を考慮し、場所を映画館に移そうと提案した。
 その時点でねねねは既に明智の冷静すぎる素振りが気に入らない様子だったが、安全を第一に考えた彼女は明智の案に同調。
 イリヤはフォルゴレを助けに戻りたかったが、モノレールの時間を考えても、そこは折れるしかなかった。
 そして、映画館に着いた頃には放送である。
 イリヤはもう、フォルゴレを助けに戻りたいという願望を失っていた。
 戻っても無駄だということが、放送によって判明してしまったからだ。

「フォルゴレは……わたしたちを守るために、死んじゃったの?」

 やや大きめのシートの上、脱力した肩を抱えながら、イリヤがか細く尋ねる。

「……イリヤ君、でしたね。少し厳しいことを言いますが、あなたとてこれまで死と無縁の環境を生きてきたわけではないでしょう?
 聖杯戦争……魔術師……サーヴァント……それらの言葉が示す意味がどんなものかはわかりませんが、あなたは見た目ほど子供ではない。
 少なくとも私や菫川先生以上には、非日常というものに慣れているはずだ。違いますか?」

 イリヤが見た目相応の少女でないと知る明智は、落ち込む彼女を厳しく諭した。

「デリカシー皆無だな。ってか少し黙れ」
「……失礼。言いすぎたようです」

 同じくイリヤの正体を紙面の情報範囲で知るねねねは、しかし明智のように冷徹ではなかった。
 詳細名簿の内容を信じていないわけではないだろうが、それでもねねねはイリヤを子ども扱いしているのだろう。
 フォルゴレの死に悲しみ、悔しさを覚え、守られて当然だと、そういう風に思っているに違いない。
 今のイリヤにとっては、ありがたい心遣いではあった。

「少し外に出てきます。道中で見つけた現場の検分もしたいのでね。菫川先生、ご同行願えませんか?」
「断る。だいたい、あんたにはマッハキャリバーのお仲間と関係があるからってついて来たんだ。
 この先も一緒に行動する気なんざ、これっぽっちもない」
「行ってきなよ、ネネネ。わたし、ちょっと一人になりたいの」

 そう言って、イリヤは座席に深く蹲る。声からして憔悴している様子だった。
 そんなイリヤを見て、ねねねがどう思ったかはわからない。
 ただ歯がゆそうに顔を顰め、握り拳を作ったかと思うと、すぐに解いて一回舌打ちをした。

「……マッハキャリバー。なんかあったらすぐに知らせるんだぞ」
『はい、Teacher』

 イリヤの側に喋るアクセサリーを残し、ねねねは明智に連れ添って映画館を出て行った。
 向かう先はそう遠くではない。ここに入る際に見つけた、すぐ近くの事故現場を見に行ったのだろう。

 スクリーンの音声以外はシンと静まり返っている館内で、イリヤはフォルゴレを想った。
 馬鹿で、頑丈で、勇敢で、馬鹿で、馬鹿で、馬鹿な男だったな、と。
 鉄のフォルゴレなんて誇らしげに自称していた点が一番馬鹿だった。
 どんなに肉体を鍛えようが、フォルゴレはただの人間だ。死ぬときは死ぬ。
 わかっていたはずなのに、フォルゴレの死をどうしようもなく重く感じている自分がいる。
 それはたぶん、彼が死んだ“意味”を考えているからだろう。

(フォルゴレは、わたしとネネネを生かすために死んだんだ。……弱いくせに)

 女子供は世間一般で見て、弱者の象徴である。常識ある大人の男がそれを守ろうとするのは、当然と言えた。
 だけど、違うのだ。
 一作家に過ぎないねねねはともかく、イリヤは明らかに一般人の域を出た存在である。
 聖杯戦争を経験したバーサーカーのマスターであり、俗にホムンクルスと呼ばれる存在。
 歳だって、見た目よりもずっと上だ。実年齢を考慮すれば、ただ大人に保護されるだけの対象とは言いがたい。
 イリヤ自身の戦闘能力は決して高くないが、あのときだって、簡単な魔術弾でも放ってフォルゴレを援護することはできたはずだ。
 なのに、しなかった。ねねねに手を引かれるまま、フォルゴレとの離別を受け入れてしまった。
 それが今、後悔として押し寄せてくる。あの選択は過ちではなかったのか、もっといい方法があったのではないか、と。

「……もう、終わったことなのにね」

 今さらあれこれ考えたところで、フォルゴレの死は覆らない。
 どんな殺され方をしたにせよ、彼は今もどこかで息絶えている。
 たぶんもう二度と、会うことはない。

「フォルゴレ……」

 潤んだ瞳を空気に晒したくなくて、イリヤが顔を腕の中に沈めた、そのときだった。
 バキューン、バキューン、

「えっ!? な、なに?」

 と、館内に安っぽい銃声が二発分、響いた。続いて、なにやら緊張感を催すBGMが流れてくる。
 異変に驚いたイリヤだったが、その銃声が実際のものではなく、目の前のスクリーンから流れているものだと知ると、ほっと胸を撫で下ろした。
 人騒がせなスクリーンにむっとした視線をくれてやると、あ、と声を漏らす。
 そこには、フォルゴレがいた。

「『00F 鉄のフォルゴレ バキューン!バキューン!』……?」

 映し出されているタイトルを読み上げ、イリヤは目を白黒させる。
 スクリーンの中には、一輪の薔薇をくわえ、銃を握るパルコ・フォルゴレの姿があった。

「どうして、フォルゴレが……?」

 疑問を口に出したところで、イリヤはこれが上映予定にあった映画作品なんだということに気づく。
 そんなもの事前に確認していたわけではなかったが、主演男優との思わぬ再会に息をのんだ。
 意識せず、イリヤはちゃんとした姿勢で座席のシートに座りなおしていた。


 ◇ ◇ ◇


 快晴の下の荒野。
 金髪の男が、大勢のマフィアと対峙している。
 マフィアは一人の女を人質として捕らえ、そのこめかみに銃を突きつけていた。

「はっはっは。馬鹿な男だ00F。いや、伝説のスパイ鉄のフォルゴレ。たった一人で来るとはな」
「フォルゴレ、逃げて!」

 マフィアのボスらしき男が言い、捕らえられた美女が叫ぶ。
 対峙する金髪の男――『00F』、またの名を伝説のスパイ『鉄のフォルゴレ』は、多くの戦車や戦闘ヘリに囲まれながらも悠然と立っていた。

「今日こそ始末する」
「君たちにできる……かな?」

 圧倒的劣勢にも、フォルゴレは臆しはしなかった。
 それどころか、前髪をかき上げながらキザっぽい笑みを浮かべ相手を挑発する。

「やれっ!」

 ボスらしき男の号令が発され、数百人の部下たちが持つマシンガンが火を噴いた。
 空を旋回していた戦闘ヘリからも、地上のフォルゴレ目掛け機関銃の雨が降り注ぐ。
 戦車の砲身から特大の一撃が放たれ、フォルゴレのすぐ側で爆煙を上げた。
 しかしそのどれもがフォルゴレには命中せず、無為に霧散していく。

 BGM『チチをもげ! パルコ・フォルゴレ』

 陽気な音楽の鳴り響く戦場で、フォルゴレは踊り、歌い、数多もの銃撃をすべて回避していた。
 ライオンの鬣のような美しい金髪を風に靡かせて、特徴的な割れ顎を際立たせるように笑い、フォルゴレがボスと美女の下に迫る。
 一瞬、なにが起こったのかわからないような一瞬の間に、ボスと美女の足元で爆発が起こった。

「あ~れ~」

 爆風により天高く舞い上がった美女が、悲鳴を上げる。
 このまま地表までまっしぐらというところ、フォルゴレはその着地点に先取りし、落ちてきた美女をしっかりと抱き止めた。
 そして、キラキラキラーンという輝く効果音に乗せ、ニヒルに笑いかける。

「大丈夫かい?(キラーン)」
「……フォルゴレ様(キュン)」

『チチをもげ!』の荘厳なバックミュージックは、依然として鳴り響いている。
 その僅か3分程度の短い曲が流れる間に、フォルゴレはマフィア集団を壊滅させ、捕らわれの美女を救いだした。
 お姫様抱っこの体勢で美女を抱えたまま、フォルゴレが颯爽とその場を去っていく。

「み、見事だ……鉄の、フォルゴ、レ……(ガクッ)」

 ボスらしき男が、力なく倒れた。
 フォルゴレは散っていた悪に一瞥もくれず、格好いい笑い声を発しながら荒野を行く。

「ははは、はっはっは、ハァーッハッハッハッハッハッハッハッハ!」

 END.


 ◇ ◇ ◇


 パチ、パチ、パチ…………

 僅か数分の短すぎる上映が終わり、シアター内には一人分の拙い拍手だけが残った。
 唖然とも恍惚とも取れない微妙な表情で、イリヤがぼそっと感想を呟く。

「……フォルゴレって、本当に俳優だったんだ」

 映画などろくに見たこともないイリヤにとっては、今の作品がどれほどのものだったのかは判定できない。
 だが率直な感想として、スクリーン上のフォルゴレはとても格好よく思えた。
 水族館で馬鹿やったり、ねねねにボコボコにされていたあのフォルゴレとは別人みたい。
 美しくて、たくましくて、笑えて、それでいてどこか懐かしさを覚える、フォルゴレの主演作品。
 イリヤは放心したように感動し、しばらくの間そのままぽーっとしていた。
 そして思う。
 あの姿こそが、パルコ・フォルゴレなんだなと。

「ねぇ、マッハキャリバー」

 拍手を止めて、イリヤがマッハキャリバーにそっと語りかける。

「わたしに、あなたの使い方を教えて」

 失意の色に染まっていた顔は、もう俯いてはいなかった。
 前を見据え、力強く言を発する。

『その言葉を待っていました。仮マスターへの設定の適用化は既に完了しています』
「わたし、フォルゴレに笑われたくない。フォルゴレに負けたくない。フォルゴレみたいに格好よく生きたい」
『あなたには才能があります。しかし、訓練を積んだ魔導師というわけではない。くれぐれも無茶はなさらないように』
「もうあんな悔しい思いはしたくないから……わたしは、わたしの好きなものを守れる力が欲しい」

 その瞳に確固たる抗いの意志を灯して、イリヤは立ち上がった。
 フォルゴレに生かしてもらったこの命を無駄にしないため。もう二度と悔しさを味わわないため。
 殺し合いに立ち向かうための、健全なる力を欲する。

『イメージしてください。あなたの身を守る衣服の姿を』

 手中に収めたマッハキャリバーが、イリヤの魔力に反応し明滅する。
 薄暗いシアター内が神秘的な光に包まれ、その光源となったイリヤに変化が訪れる。
 纏っていた衣服は淡く消失し、雪にも似た白い裸身をむき出しにする。
 そのかわりとして、魔力によって生み出された光が、薄い衣のようにイリヤを優しく包み込む。
 やがてそれらは生地に、布地へと昇華して、イリヤがイメージしたとおりのバリアジャケットを形成した。

 ――フォルゴレのように、格好よくありたい。
 ――ネネネやシロウを、私の好きなものを守りたい。
 ――悲しみや悔しさなんて、いらない。

 抱いた願望が、イリヤを行動へと導いた。


 ◇ ◇ ◇


 イリヤがフォルゴレの死に一切の涙を流さなかったのは、やはり彼女が人間ではないからだろうか。
 などと一瞬でも思ってしまった過去の自分を殴り倒し、ねねねは自分で自分に渇を入れた。

「だぁーもう! 私はなんだ!? ただ守られるだけしか能のないヒロインか! 柄じゃないんだよ!」

 男勝りな口調で喚き散らして、ねねねは地団駄を踏んだ。
 仄かに焼け焦げたアスファルトが、無機質な音を立てる。
 辺りには、まだ血の臭いが残っていた。

 ――映画館から少し離れた路上。
 そこには、木っ端微塵に破壊されたバイクの残骸と、頭の割れた少年の死体と、少年とは別の人間の肉片が散らばっていた。
 そう遠くはない過去、ここで誰かと誰かが殺し合っていたことが、ありありと連想できる惨状だった。

「ったく……朝方のんきに物見遊山してた私らが馬鹿みたいじゃないか」

 フォルゴレとイリヤと出会い、水族館で朝を迎え、あの銀髪と接触するまで、ねねねはまだ現実に直面してはいなかった。
 それも今となっては過去形だ。フォルゴレは死に、目の前には誰かの死体が転がっており、自分はなにもできなかった事実に憤慨している。
 現在進行形で殺し合いが行われているという忌避したいような非現実が、目をそらせないリアルなのだと思い知らされた。
 改めて、ねねねをこんな状況下に引き込んだタコハゲを憎悪する。
 溜め込んだ怒りとストレスは当に臨界点を越え、ねねねの顔を真っ赤に染めあげた。

「あたり構わず取り乱していては、螺旋王の思う壺ですよ」

 怒り浸透中のねねねに対し、現場を検分していた明智が言う。
 その表情、口調、姿勢はとことんまで冷静で、その冷静さが不気味に思えてくるくらいで、むしろねねねにとっては怒りに対象にすらなった。
 と、その明智の手にやたら物騒なものが握られていることに気づき、ねねねが尋ねる。

「なんだ、その銃」
「そこの茂みに落ちていました。弾も入っていますし、廃棄物ではないでしょう。戦闘のごたごたで誰かが紛失したものではないかと」

 明智は説明しつつ、拾ってきた猟銃をデイパックにしまった。

「使うのか、それ」
「使えるものは使うべきでしょう、こんな状況なら。ああ、射撃の心得があるのか、という意味の問いなら心配は無用です。なにせロスでは――」
「知らん。興味ない」

 質問から会話を弾ませようとした明智を制し、ねねねはそっぽを向く。
 ねねねは特別ヒステリーな性格というわけではなかったが、貯蓄されたストレスよって、その印象を近づきがたいものへと変えていた。
 そんなねねねに明智は気取ったような溜め息をつき、やれやれと呟いた。こういう細かい所作が癪に障る。

「ところで菫川先生、なにか刃物を持ってはいませんか?」
「刃物? そんなもん、なんに使うんだよ」
「……彼から首輪を採取するために使います」

 僅かに熱気の残っていた事故現場の空気が、ぴしり、と音を立てて凍てついた。
 途端にねねねの顔から赤みが引き、穏やかさを取り戻していく。
 だが、決して怒りが治まったわけではない。
 ある程度の臨界点を突破し、悟りを開いたような状態。
 今のねねねの心理状態を説明するならば、そんな感じだ。

「だいたい察しはつくけど、念のために訊いとく。なんのためにそいつの首を切るって?」
「首輪を得るためですよ。これからを生き抜くには、確実にこの首輪が関門となる。後々のために、サンプルを入手したい」
「よし、一発殴らせろ」
「私とて気は進みません。ですが、これは必要なことです」
「あんたの気なんて知るか。いいから、殴らせろ」
「……どうぞご勝手に」

 律儀にも明智の了解を得てから、ねねねは握り拳を作り、大きく振りかぶって、それを放った。
 プロボクサー顔負けの容赦ない右ストレートが明智の顔面に迫る。
 その寸前で、ねねねの細い腕は明智によって掴み取られた。
 そのまま左の腕も回し取られ、明智はねねねの背後に回りこんで後ろ手に彼女を拘束する。
 刑事が犯人を捕らえるときによく使う、流麗な動作だった。

「このっ! 殴らせろ馬鹿ッ!」
「少し冷静になってください菫川先生。フォルゴレ氏の一件であなたが精神的に疲弊しているのはわかります。
 だからといって、怒りに身を任せては主催者の思惑どおりの結果を招いてしまう。
 あなたなら、フォルゴレ氏が格好つけのためだけに囮になったのではないということがわかるはずだ」
「わかってるわよそんなこと! わかってるから、私は私が許せないんだ! クソっ、クソ……」

 ねねねは拘束を解こうと力を込めるが、明智の締めは完璧で、女性の力ではどうにもできなかった。
 やがて喚く気も失せ、ねねねの声は小さな呟きへと変わる。
 明智への憤慨は、いつしか無力な自分へと矛先を変え、瞳に悔しさが滲み出た。

 ねねねもまた、イリヤと同じように悔しさを覚えていたのだ。
 あそこでフォルゴレを助けに入れなかったこと、ここぞという場面で堅実に行動してしまった自分に、嫌気が差した。
 その悔しさは、明智に八つ当たりしたところで晴れるものではない。
 それもわかっているはずなのに、明智に敵意を向けている自分がいて、よりいっそう腹が立った。

「クソ……」

 力がないから、守られる。力がないから、守ってくれた人が死ぬ。
 冷たい現実を前に、紙を操れない、物語を作るしか能のないねねねは、なにもできなかった。
 それがたまらなく悔しくて、悔しくて悔しくて悔しくて仕様がない。

「私の周りはそれはそれはスペクタルな奴らばっかりだったよ。でもな、私はそいつらの中にただ“いた”だけだ。
 それでも、私は私なりに抗ってきたさ。納得のいかないことに、片っ端から首つっこんでいった。
 そんな私が、なんだよこのザマは。菫川ねねねはあそこで逃げるような女じゃない。だってのに……!」

 ザ・ペーパーや三姉妹を取り巻くトラブルの中に、ねねねはなぜかいつも紛れていた。
 ただし、その中心に立ってトラブルを終息に導いてきたわけではない。大半は傍観者か被害者の役だった。
 ここでもそれは変わらない。菫川ねねねは、特別な役目を持たぬ数合わせの登場人物にすぎない。
 これまでならそれも容認してきただろう。だが、フォルゴレは違う。

「あいつは、私がなにもできなかったから死んだ」

 責任を説いたところで、誰もねねねを非難したりはしないだろう。これは、彼女自身の気持ちの問題である。
 強くあろうとした。読子と離れ離れで、アニタ死んでしまった世界で、強くあろうとした。
 その意志とは逆の道を行く、不甲斐ない自分が許せなかった。
 ただそれだけのことで喚き散らしている、子供みたいに傍迷惑な自分に、余計に腹が立った。

「そうやってあなたは、自分を悲観し、また過ちを繰り返すのですか?」
「……なんだと」
「彼の死に、彼の死を回避できなかった自分に苛立ちを覚えているなら、なおさら前を向くべきでは?」
「だから、何度も言ってるだろ! そんなのはわかってるんだよ!」

 姿勢を崩さぬ明智の態度がまたねねねの心理を刺激して、怒りを誘発させた。

「なら、あなたは気持ちの整理をつけるべきだ。そのイライラが私を殴ることで発散されるというのであれば、それも甘んじて受けましょう」

 言うと明智は拘束を解き、自由になったねねねは間髪いれずに明智を殴り飛ばした。
 全力による鉄拳が明智の頬を打ち、その強烈さに彼の体は地を滑る。
 やや遅れて鈍い音が鳴った後、ねねねの荒い息遣いだけが鮮明に響いた。

「……これで、満足ですか」
「ああ、すっきりしたよ。でも感謝なんてしないからな」
「私としても、殴られた相手に礼を言われては気持ちが悪い」
「……あんたも言うじゃんか」

 ずれた眼鏡を優雅な仕草で直し、明智は立ち上がる。
 殴られてなお崩れぬキザったらしい姿は、見ているだけでムカついてくる。
 それでも、前に比べれば幾分かマシに思えているのを、ねねねは実感していた。

「おや?」

 立ち上がる途中で、明智は地面にキラリと光るなにかを発見する。
 赤黒い血に塗れたそれは、僅かな隙間に太陽光を反射して、本来持つ銀の色を鮮やかに主張していた。
 拾い上げると、どうやらその物体が輪の形状をした金属物質であることがわかった。

「首輪、か? それ」
「そのようですね。どうやら、その少年の首を刎ねる必要はなくなったようです」

 道端に伏せられていた少年の遺体を一瞥した後、明智は改めて首輪を見回す。
 血に塗れて銀色の部分が少なくなった首輪。その僅かな隙間に、所有者を識別するためであろう刻印が刻まれているのを発見した。

「……『Caro-Ru-Lushe』。この首輪が嵌っていた者の名前ですね」
「キャロって、たしかそれ……」
「ええ。おもしろくもない偶然です。この事故現場には、機動六課のキャロ・ル・ルシエさんが巻き込まれていた可能性が高い」

 反射的に周囲に散らばっていた肉片らしきものに目がいき、ねねねは眉をひそめる。
 そもそも首輪が一個の固体として存在している時点で、その持ち主がどうなったかなど容易に想像がつく。
 そして、周囲にはこの注視しがたい惨劇の跡。深く考えるまでもなく、キャロがどういう死に方をしたのかが推察できた。

「腐ってるな。こんな殺し方をする奴も、それを強要しているタコハゲオヤジも」
「同感ですね。警察という立場を棚に上げて言わせてもらいますが、このような真似ができる下種を罰するに、日本の刑罰は生温い」
「なんだ、意見合うじゃん」
「光栄ですね。私としても、あなたとは今後も蟠りなくいきたいものですが」
「あなた“方”、でしょ?」
「……フッ、失礼。そうでしたね」

 互いに軽く微笑みあった後、ねねねと明智の二人は自然な動作で肩を並べ、イリヤの待つ映画館へと戻っていった。
 戦利品に一丁の猟銃と、少年のものらしきデイパック、そしてキャロの首輪を持って。


 ◇ ◇ ◇


 数分前までフォルゴレ主演の名作が上映されていたことなど露知らず、ねねねと明智の二人は映画館へと帰還した。
 今はなにも映さぬスクリーンの下で、待ち人たる仲間の姿を視認する。

「おかえりネネネ! それとアケチも!」

 先ほどとは打って変わり、心を裏返しにしたかのような元気なイリヤに出迎えられ、ねねねと明智は唖然とした。

「も~、あんまりにも遅いから、迎えに行こうとしてたのよ?」

 いや、それは唖然というレベルではなかった。
 あまりにも想定外、それでいて衝撃的な光景に、二人は息をすることすら忘れ、その場に立ち尽くす。

「ちょっと、二人ともどうしちゃったのよ?」

 イリヤがちょこんと首を傾げて見せるが、ねねねも明智もリアクションを取ることができない。
 半開きになった口からはひたすらに無音。完全に機能が停止していた。

「ねぇマッハキャリバー、これってどういうことだと思う?」
『おそらく、お二人とも仮マスターの変貌に驚かれているのではないでしょうか?』
「変貌って、こんなにかわいくドレスアップしたんだから、“変身”って呼んでよ」
『失敬。しかしやはり、お二人が戸惑いの渦中にあるのは事実なようです』

 平然と話を進めるイリヤとマッハキャリバーに対し、二人は一言も喋れず。
 長い間絶句して、ようやくねねねが口を開いた。

「……その、すがた、は?」
「マッハキャリバーの力を借りて“変身”したの。バリアジャケットって言うんだって」
「ギャグじゃ、ないよ、な?」
「ひどーい! これでちゃんと性能も伴ってるのよ。でしょ、マッハキャリバー?」
『はい。外見は仮マスターのイメージから抽出したものであり、しかしその魔力耐性は見た目に反し……』

 マッハキャリバーが小難しい説明を述べるが、それでもねねねと明智は戸惑いから抜け出せなかった。
 目に映るイリヤの現在の姿を思えば、それも仕方がないことなのである。
 なにせ今イリヤが纏っている上下の服を簡潔に言い表すとするならば……

“体操着”と“ブルマ”

 たったこれだけで説明終了。大半の人間には伝わる。
 つけ加えると、体操着は襟首に紫のラインが入っており、その他装飾等は一切ないシンプルな作り。
 ブルマは昔ながらの紺色で、イリヤの小さな臀部をふっくらと覆っている。
 発育し切っていない未熟な肢体に、それら健康の象徴とも言える神秘の組み合わせが見事に調和。
 プラチナブロンドがギャップにより際立ち、粉雪のようなきめ細かい肌もより目を奪うよう強調されている。

 俗に、『タイガー道場のロリブルマ』と呼ばれる少女……に、そっくりな外見(ねねねたちが知るよしはないが)。

 防護服(バリアジャケット)などと言われようが、その違和感は拭えるものではない。
 こんなものは一昔前の小学生ならば誰もが身につけていたものであり、スポーツ専門店に行けば今でも手に入りそうな品だ。
 機動性を重視した作りであるため動きやすくはあるだろうが、こんなもので魔力耐性がどうのこうの言われても、困る。

「……あのさマッハキャリバー。一応訊いとくけど、あんたの趣味じゃないよな、これ?」
『? 仮マスターのこの姿がなぜ私の趣味に繋がるのかはわかりませんが、これの性能は確かです。露出は多めですが、これといって問題はありません』
「イメージしてって言うから、動きやすそうのを思い浮かべてみたの。そしたら、こんなん出ました~!」
「あー………………いや、もうなにも言うまい」

 ねねねは軽く頭を抱え、イリヤの格好を受け入れた。
 心にかかっていた重苦しい靄を、一瞬で吹き飛ばすほどの破壊力があったわけだが、逆にありがたいかもしれない。
 明智にいたっては、隅でひっそりと失笑を漏らしている。嘲りの笑いではなく、心の底からおかしくて笑っているようだった。
 なんだ、こいつもこんなんで笑うんだ。とねねねは妙に納得し、釣られるように笑顔を作った。
 そんなねねねと明智を見て、イリヤだけが不思議そうな顔をする。

「なんで二人とも笑ってるのよ~?」

 しばらくの間、和やかな時間が続いた。


 ◇ ◇ ◇


「それで、これからどうするの?」

 横一列にズラーッと伸びる観客席の最前列。
 その左端から順に、明智、イリヤ、ねねねと座っていた三人は、これからの方針について話し合う。

「そうですね……お二人の希望は?」
「わたしはシロウを捜したいけど、やっぱりどこにいるかわからないし、これまでどおりネネネについて行くわ」
「目的地としては図書館だけど、それも根拠の薄い理由だしねぇ。明智警視殿に妙案があるってんなら、私はそっちに従うわ」

 イリヤ、ねねねと順に意見を述べ、その決定権は明智に委ねられた。
 その様子からも見て取れるように、もはや二人に明智と行動を共にすることへの不満はない。
 それを再確認し、明智は改めて己の意を述べる。

「では、しばらくはここに留まり、休憩としましょう」

 飛び出した案は、意外にも待ちだった。

「しばらくはって……夜までここで休憩ってこと? 昼の内に動いたほうが色々と都合がいいんじゃないの?」
「確かに、襲撃をする側にとって夜は絶好の機会でしょう。だからといって、事を急いでは何事も仕損じてしまいますよ」
「こっちからは動かないで、誰かが近寄ってくるのを待つってこと?」
「そのとおりです。この施設は隠れるのにも適している上、会場の中心地という人が集まるには最高の立地条件を備えている。
 さらに、我々の手元には訪れる人間が善悪かどうか、殺し合いに乗っているかどうか判断できる材料が、二つもある」

 明智の言葉にねねねはハッとして、数時間前に発覚した偶然を思い起こす。

「私と、あんたの詳細名簿か」
「ええ。最低でも明日の朝を迎えるか、夜間に安心して行動できるほどの戦力が整うかしたら、こちらから動きます」
「ひとつ訊いていい?」
「なんでしょう」
「そりゃ私ら二人がお荷物だから……誰かに襲われたら対処しづらいからってんじゃないだろうな?」

 明智の提案は、理に適っているものだった。
 しかし同時に、このメンバーがいかに貧弱な面子であるかも物語っている。
 特に女子供の類に分類されるねねねとイリヤは、明智に変に気を使われているようで、釈然としないものがあった。

「無力という観点で言えば、それは私も変わりませんよ。
 戦闘機人、テッカマン、英霊、HiME、どれと相対しても満足に対応できる自信はありません。
 それに私は既に一度、“焔の錬金術師”に一杯食わされていますからね」
「機動六課の……ティアナって人はどうするの?」
「彼女のことは気になりますが、捜そうにも行方が掴めません。会場内を東奔西走するリスクについては、我々“三人”の戦力の心許なさに要因があります」
「無闇に動き回るよりは、人が集まりそうなここで待ち伏せたほうが得策ってわけね」
「そういうことです。それに、これを調べる時間も欲しいですしね」

 明智の手には、血が洗い流され綺麗になったキャロの首輪があった。
 最終的にここから生きて帰るのに、最大の障害となるであろう戒め、首輪。
 遠くない未来、必ず看破しなければならないそれを調べるなら、今が最適だった。

「は~い! なら私も、色々と試してみたいことがあるの。マッハキャリバーに『べるか式』ってのを教えてもらいたいし」
「時間は有効に活用すべきです。後を生きるためにどう行動するかは、各々の判断に任せますよ」
「なら私は……なにしようかな」
「紙とペンがあります。ここでの体験談を本にでも起こしてみてはどうですか」
「……自伝にしても売れなさそうだな」

 これからしばらくの時間を“休憩及び待機”と定めた三人は、各々どうすごすか思案に暮れた。
 首輪の調査、魔法の習得と、明智とイリヤはそれぞれの目的を得て、ねねねだけが手持ち無沙汰になる。
 仕様がないから映画館外の見張りでもしてようかと言ったところ、

「ああ、それなら必要ありませんよ。先ほど便利なものを手に入れましたから」

 明智はさらっと言ってのけ、事故現場から持ってきたデイパックに手をかける。
 出てきたのは、珍妙なカプセル型の機械だった。
 ちょうど人と同じ大きさはあるだろうか。中心にカメラらしきものを備え付けた謎の機械は、不気味に宙を佇んでいる。

「デイパックに残ってたのこれ? たしか支給品リストで見たような……なんだっけか」
「ガジェットドローン。正式にはガジェットドローンⅠ型。こちらのプログラム通りに動いてくれる、便利な機械人形ですよ」
「あんた、プログラミングなんてできんの?」
「ロスで一通り学びました。もっとも、これはある程度の知識を持った人間なら誰でも細工できるよう簡略化されているようですが」

 言いながら、明智はガジェットドローン側面部のコンソールを弄る。
 ねねねとイリヤが見つめる中、プログラミングはものの数分で完了し、ガジェットドローンは映画館外へと飛び去っていった。

「どこへ行ったの、あれ?」
「映画館周辺の索敵に出しました。参加者を発見次第その姿を撮影、速やかにここに戻ってくるようにと。
 参加者が見つからなくとも、30分ごとにはここに戻るよう指示しています。本体に異変が起きても、すぐに対応できるようにするためです」
「へー、便利なもんだ」

 感心すると同時に、ねねねは自分の仕事が機械に奪われたに気づいて落胆した。
 もういっそ不貞寝でもしようかと思ったが、明智が注意を促す。

「監視係ができたからといって、くれぐれも油断はしないように。
 私はあれの性能を把握しきっているわけではありませんし、中には監視の目を掻い潜ってここに潜入できる者もいるかもしれません」
「はいはい。心得ていますよ明智警視殿。本当に小説でも書いてようかね、ったく」
「もう、ネネネったら不貞腐れないの。大丈夫よ。もし誰かが襲ってきても、私がついてるんだから!」
「そうだな。そりゃ安心だ。せいぜい頼りにさせてもらうよ、ちびっ子」

 こうして、三人の昼は過ぎていった――

(見ててねフォルゴレ。私、フォルゴレに負けないくらい強くなるから。シロウもきっと……)
(クロスミラージュ君の説得は上手くいったのでしょうか。できればまた会いたいものです。さて、次なる問題は……)
(これで図書館で本読んで待ってました、ってんなら笑い種だけど。お願いだから、元気でやっててよね……)

 ――三者三様、喧騒とは無縁の静かな映画館内で、未来を、そして現在を案じる。


【C-5・映画館/一日目・日中】


【明智健悟@金田一少年の事件簿】
[状態]:右肩に裂傷(応急手当済み)、上着喪失
[装備]:レミントンM700(弾数3)、フィーロのナイフ@BACCANO バッカーノ!
[道具]:支給品一式×2(一食分消費)、ジャン・ハボックの煙草(残り16本)@鋼の錬金術師、参加者詳細名簿
    予備カートリッジ8、ダイヤグラムのコピー、首輪(キャロ)
[思考]
基本思考:犯罪芸術家「高遠遙一」の確保。ゲームからの脱出。
1:首輪を調べる。ただし不安要素が多いため解体作業には着手しない。
2:明日の朝方か、もしくは夜間行動するに十分な戦力が整うまで映画館に待機。
3:ガジェットドローンを介し周辺の索敵。協力できそうな人物がいた場合はこちらから接触する。危険と判断した相手は無視。
4:ゲームに乗っていない人間を探しつつ施設を回る。
5:金田一等仲間の知人を探す。
6:明日の正午以降に博物館の先に進む。信頼できる人物にはこのことを伝える。
[備考]
※リリカルなのはの世界の魔法の原理について把握しました。
※明智の命令で、映画館周辺をガジェットドローンが飛び回っています。命令内容は以下のとおり。
  • 参加者を発見次第その姿を撮影し、速やかに映画館内に戻る(基本隠密行動。撮影も相手にバレないように行う)。
  • 参加者を発見できなくとも、30分ごとには映画館に戻る。
  • AMFの展開はオート。抗戦はなし。


【菫川ねねね@R.O.D(シリーズ)】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(一食分消費)、詳細名簿+@アニロワオリジナル、手書きの警戒者リスト
   :ボン太君のぬいぐるみ@らき☆すた、『フルメタル・パニック!』全巻セット@らき☆すた(『戦うボーイ・ミーツ・ガール』はフォルゴレのサイン付き)
[思考]:
1:暇だ。本当に小説でも書いてるか?
2:明日の朝方か、もしくは夜間行動するに十分な戦力が整うまで映画館に待機。
3:図書館に行く。誰も見つけられなければ本がある場所へ(しばらく保留)
4:読子等仲間の知人を探す。
5:詳細名簿を参照に、危険人物、及び死亡者の知り合いを警戒する
6:柊かがみに出会ったら、ボン太くんのぬいぐるみと『フルメタル・パニック!』全巻セットを返却する。
7:読子が本当に自分の知る人物なのか確かめる。※
最終行動方針:打倒タコハゲ
[備考]:
※詳細名簿+はアニタと読子のページだけ破り取られています。
※思考7、パラレルワールド説について。
 富士見書房という自分が知り得ない日本の出版社の存在から、単純な異世界だけではなく、パラレルワールドの概念を考慮しています。
 例えば、柊かがみは同じ日本人だとしても、ねねねの世界には存在しない富士見書房の存在する日本に住んでいるようなので、
 ねねねの住む日本とは別の日本、即ちパラレルワールドの住人である可能性が高い、と考えています。
 この理論の延長で、会場内にいる読子やアニタも、ひょっとしたらねねねとは面識のないパラレルワールドの住人ではないかと考えています。


【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night】
[状態]:健康
[装備]:マッハキャリバー@魔法少女リリカルなのはStrikerS、バリアジャケット
[道具]:支給品一式(一食分消費)、ヴァルセーレの剣@金色のガッシュベル、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル、支給品リスト@アニロワオリジナル
[思考]:
基本行動方針:シロウに会うまで絶対生き残る。
1:マッハキャリバーからベルカ式魔法について教わる。
2:明日の朝方か、もしくは夜間行動するに十分な戦力が整うまで映画館に待機。
3:シロウ等仲間の知人を探す。
4:放送で呼ばれた死亡者の知り合いを警戒する。
[備考]:
※フォルゴレの歌(イリヤばーじょん)を教えてもらいました(イリヤ向けに簡単にしてあります)。
※チチをもげ!(バックコーラスばーじょん)を教えてもらいました(その時にチチをもげ!を完璧に覚えてしまいました)。
※バリアジャケットが展開できるようになりました(体操着とブルマ)。


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151:鉄の、無敵の、 明智健悟 203:全竜交渉(前編)
151:鉄の、無敵の、 菫川ねねね 203:全竜交渉(前編)
151:鉄の、無敵の、 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 203:全竜交渉(前編)




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