鉄の、無敵の、 ◆P2vcbk2T1w



『くだらん』


それが結論だ。
地図の枠に沿って位相差ゲートがあるのかどうか。
そのようなオーバーテクノロジーが存在するのかしないのか。
この枠の外へ踏み出せば何が起こるのか、起こらないのか。
あの女が不可思議な技を使うのか使わないのか。
今、あの女が何処にいるのか。
生きているのか、死んでいるのか。
その全てが、自分にとっては取るに足らない、下らない問題なのだと再確認する。

科学的な検証は物理学者がすれば良い。
理解不能な事象を無理に理解しようとする必要も無い。
可能性は、可能性として留め置けば良い。
あの女が生きているなら、見つけ出して殺せば良い。
怪しい技を使うのならば、使わせる前に殺せば良い。
自分の知らない情報を知っているなら、吐かせれば良い。
そう、全ては極めて単純なことである。

俺が今、思い悩む必要など、無い。

そして、目に見えない境界線へと向けていたその眼を、街の方へと向け直す。
その視線の先では、この閉じた世界に囲われた、虫けらの如き人間共が、殺し合いをしているのだろう。
そう、是は極めて簡単な状況だ。
俺は、前に進む。
障害は、排除する。
邪魔をするものは、殺す。
そして、俺は、俺自身が行きたい場所に行き、成りたい物になる。
ただそれだけの事だ。
それは、何時だろうが、何処だろうが、変わることなど無いだろう。
これまでも、そしてこれからも。

まどろっこしい真似などする必要はない。
進み、奪い、屠る。
虱潰しに。
ただ、それだけだ。

毒蛇は、人を呑み、他の蛇を呑み、そして、龍をも呑み込む。


そして、獲物を求めて、前へと進みだした。




 @ @ @ @ @ @




「わぁ! こんどはおっきい観覧車だぁ!!」
「おいおいイリヤ、地面も見ないと転んじゃうぞ!」
「ハァ……“また”か……一難去ってまた一難…・・・欝だ……」

やあ、全世界60億の老若男女即ち私のファン達、元気かな?
ご存知、全人類のスーパースター、フォルゴレさ!
我ら、フォルゴレ、イリヤ、ねねねの3人は、
昨晩一夜をエキサイティングな思い出で満たしてくれた水族館を後に、
ミス・ねねねご所望の、図書館へと向かって歩き出した所だぜ。
もうお日様もずいぶん昇り、ちょいと小腹が空いてきたって頃合かな?

「つーか、どんだけ牛歩なんだよこの集団は……
 お前ら、目に付くモノ全てに興味示してるんじゃ無いよ……
 なんでン時間も経ってるのにこの程度しか進んで無いんだよ……」
さっきからご機嫌斜めのねねね嬢を笑顔にしてあげられない、自分の無力さが残念極まりない。
そもそも、折角仲良く(?)なったラセンちゃんとの別れを惜しんだりと、水族館を離れるまでにも、それなりの時間が必要だった。
それに、道中で見たワンダースポット、モノレールやドーム球場に心奪われるイリヤが居ては、
私としてもそれを無下にあしらうことなど出来はしない。
近代的かつ展望の良さが期待できるモノレールには、当初からイリヤが目を付けていた事もあり、
その使用の是非を巡って中々な熱戦が繰り広げられた。
しかし、図書館に行くには遠回りになる、次のモノレールが来るまでに時間がありすぎる、と言うねねねによって、
結局、モノレールを利用するという案は却下になった。
そして、次に我々を虜にしたのがドーム球場だったが、
これも、誰も試合をしていないドーム球場なんて殺人事件の起きない推理探偵モノのようなものだ、という、
ミステリー作家に恨みでもあるのか? と言いたくなる様なねねねの暴論によって、その探索は却下となった。
そして、そういった諸所での出来事が積み重なることにより、
私とイリヤのテンションは上がり、それと反比例するようにねねねの表情は曇って行ったのだった。
「私のやり方が、ねねねにはお気に召さなかったみたいで残念だなあ。
 でも、そんなに暗い顔してたって、何も良いことなんかありゃしないぜ?
 ほら、スマイル、スマイル!」
「いや、お気遣いはありがたいんだが……もうちょっと、こう、緊張感というか……」
「ハハハ、そんなにツンツンしてたら、逆に相手も構えちゃうだろう?
 そういうのって損だと思うよ。壁を作って周りを拒絶してたって、何も良いことなんか無いさ。
 それに、誰だって心を割って話し合えば、理解しあえないことなんて無いよ!
 だからホラ、ねねねもスマイル、スマイル!」
「世界中がお前みたいなのだけなら、戦争も起こらないんだろうなあ……」
「おいおい、褒めても何にもでないぜ?」
「褒めてねえ……」

「ちょっと、二人とも、早く――!! 置いてっちゃうわよー!!」
前を行くイリヤが叫んでいる。
「おのれちびっ子め……ここまでのタイムロスを誰のせいだと……」
「ハハハ、過去なんて、あんまり気にするもんじゃないよ?」
「過去ってか今さっきだし! つか、お前も同罪だし!!」
「よーしイリヤ、あの観覧車まで競争だー!!」
「あー、フォルゴレずるーい! ちゃんとヨーイドンしなよー!」
「……逃げたな……」



そんなこんなで、観覧車直前の橋まで来た時だった。
先頭はぶっちぎりでこのフォルゴレ。後にねねねとイリヤが続いている。
先に橋を渡って待とう、そう考えた私が、橋を渡りかかったその時に、ふと気付いた。

橋の上の真ん中に、誰かが立っていたんだ。
失礼ながら、オバケとか悪魔とか、そういうのを連想してしまう雰囲気の人だ。
杖代わりの棒を持っているようだけれど、長い距離を歩いて疲れているのだろうか。

私達以外で巻き込まれてしまった人だろう。そう思った。
だから、僕の取る行動は、決まっていた。

「やあ! そこの人! 君もこのパルコ・ファルゴレの仲間にならないかい!?」

何時ものスマイルで、そしてビシッ!とポーズを決めながらの一言!
よし、今回も決まった、完璧に……!


「…………って、アレ?」
しかし、眼前の男の人は、仏頂面のまま、眉一つ動かさない。
は、ハズしてしまったか……!?
だ、だが慌てない、スーパースターはこの程度では慌てない!
私にはまだ、掴みのテクニックは無数に――

「おーい、フォルゴレー、待ってー」
と、後方から2人が追いついて来た様だ。
これで仕切りなおし、といったところだろうか。
「ああ、紹介しよう、彼女らが私の仲間の――」
そう言いながら振り向いた、その時。
「フォルゴレ、危ないっ!」

――ヒュン

「うわぁっ!」
私の眼前を、黒い鉄塊が通り過ぎていった。
男が手にした鉄パイプの一撃……と、瞬時に理解する。
かわせたのは、偶然と、咄嗟の反射のおかげだった……だけど。
「ぐほッ!」
切り替えしの一撃が、鳩尾に直撃する。
一撃目はフェイント代わりで、本命はこちらだったのだろう。
しかし、これは確かにねねねの言う通り、もう少し緊張感を持っておいた方が良かったかもしれない。
食らった一撃の重さに悶えながらも、うっすらとそう考える。
……うん、それぐらいの余裕は、まだある。

「フォルゴレ、離れろ! ソイツはヤバイって!」
後ろで叫ぶ、ねねねの声が聞える。
そういえば、彼女が持っている、特別な“名簿”があったっけ。
全参加者の情報が載っているという名簿。
ソレを読んだねねねがそう言うってことは、相当ヤバイ人だったんだな、この男。
でも、ねねねに言われるまでもなく、この男のヤバさは肌で感じ取れる。
緩んでいた僕のネジが、高速回転で締まってゆく。


私も、昔はちょいとヤンチャが過ぎる頃があった。
でも、だからこそ分かる。子供の遊びと、大人の仕事の間にある、確固たる隔たりを。
私らが無意識の内に持っている大事なものを、とっくの昔に捨ててしまったような人種というのは、確かに居る。
そういう人間って言うのは、特有の目をしているんだ。
そう、この男のような。

男が、無表情のまま、ねねねとイリヤのほうを見た。
ああ、いけない。
この男は、全員殺す気だ。
そのためには、僕を放って置いて、逃げられると厄介な2人を先に始末した方が効率的なんじゃないかと、
冷静に計算しているんだ。
ダメだ、それだけは、なんとしても、ダメだ……!

「待ってろフォルゴレ、いま助けに――!」
ダメだ、来ちゃダメだ。
こいつは、相手が女子供だからって、容赦どころか、意にも介さない。
冷静に、淡々と、ノルマをこなす様に……殺される。
ダメだ、、ダメだ……!

「ダメ……だ……! 二人とも、来ちゃダメだ……!」
痛むお腹を押さえつつ、やっとの思いでその言葉を捻り出す
「おまえ、その状況で何カッコつけてんだよ!」
「格好も……付ける……さ。な、何たって私はスーパースター、だからね。
 それよりもねねねは……イリヤを、頼むよ」
私の言葉を聞いたねねねは、はっとしたようにイリヤを振り向く。
イリヤも緊張した、張り詰めた顔をしている。
そう、今にも僕を助けようと、駆け出しそうな表情だ。
イリヤを、こんな危険な事に巻き込んではいけない。
子供を守るのが、大人と、お兄さんの役目だろう?
「で、でもっ、それじゃあフォルゴレが、フォルゴレが!」
そんなイリヤの悲痛な叫びを、優しく、窘めるように、言ってあげるんだ。


「ハハハ、私を誰だと思っているんだい? 私は、鉄の、無敵のフォルゴレだぜ?」


その時、おもむろに、男が2人の方へと歩き出した。
2人に狙いを定めたんだ!
「ねねね! 今なら間に合う、いや、“調度良い時間”だ! 行けっ、行くんだ!!」
絶叫にも似た私の声に突き飛ばされるように、ねねねの体が飛んだ。
イリヤの腕を掴んで。
「何するの、ねねね! ダメ、ファルゴレを助けないと!!」
「黙ってろ! 黙って、走れ!!」
嫌がるイリヤを、ねねねが無理やりに連れて、走り出す。
ねねねは、ちゃんと私の“キモチ”を察してくれたみたいだ。
「そうだ、行くんだイリヤ! 大丈夫、私も直ぐ行く!」

「……逃がさん」

その2人を追おうとする男の背中に向けて。

「待てッ!!」

懐にしまっておいた、ソレを出し、

「動くと……撃つぞ!!」

狙いを、つける。



 @ @ @ @ @ @


ああ、くそ、イライラする。
私が敵前逃亡? あいつにビビッたっての?
ふざけんな!
クソッ、クソッ、クソッ!!

感情的には、不本意極まりない。
でも、理性的には、こうするしかないって分かっている。
あそこで私たちが加勢して、いったい何が出来たっていうのか?
私たちが持っている武器といえば。イリヤのマッハキャリバーぐらいだ。
ちびっ子の、正体不明の不思議アイテムを頼って、あのマフィアと殺し合いをさせる?
死んだアニタのように?
……あり得ない。
それに、ここは離島。袋小路だ。
このままでは、遅かれ早かれ、あのマフィアに追い詰められてしまう。
――“あの時間”を逃してしまっては。

その時間は、しっかり覚えている。
それを逃せば、次のチャンスは数時間後。
だから、このチャンスを逃すことは出来ない。
しかし、時間的には、かなり際どいタイミングのはずだ。
だからこそ、まごまごしている暇は無かった。
迷っている時間を惜しんで、走りださなければ、間に合わない。
それが、分かってしまったから、
アイツの言葉で、気付いてしまったから、
私は走り出した。

理性では分かっている。
イリヤを巻き込んじゃいけないってことも、分かっている。
でも……感情は、理屈だけではどうにもならない。

イライラする。
どうにもならないことが、むしょうにイライラする。


でも、どうにもならない。


クソッ!



@ @ @ @ @ @


「動くな! そのまま、そのパイプを捨てろ!」

銃を両手でしっかりと支え、男にそう叫ぶ。
気迫で呑まれてしまう訳にはいかない。
でも、この男は……とりたて慌てる素振りすら無い。
2人を追おうとした足を止め、ゆっくりとこちらを振り向いた。

「アンタも見れば分かるだろう? この銃はオモチャじゃない!
 撃たれたくなかったら、私の言うとおりにしろ!」

必死にそう叫ぶ私を見る男の目は、あくまで冷静で、冷ややかだ。
しばしの間、静かに私を見据えた男は、
そのまま、ゆっくりと、
一歩。
また一歩。
無造作に、まっすぐに。
こちらに向かって、歩いてきた。

「と、止まれ! 撃たれたいのか!?」
慌てる私。冷静な男。
銃を向けているのはこっちだというのに、まるで立場が逆だ。
男はなんの躊躇もしない。
くそっ、本当は撃ちたくなんか無いけれど……
男を止めるために、足を撃つか!?
そう思い、ぐっと指に力を入れ――、


「安全装置が付いたままだぞ」


「えっ――!?」


慌てて手元の銃を見た、次の瞬間。
強烈な衝撃が、銃を握る両手を襲った。
銃が宙を舞う。
次に私が見たのは、自分の顔面へと滑り込む、鉄パイプの鈍い光沢だ。
痛みを感じたのは、その後だった。

地面に倒れる私を余所目に、男は銃を拾い上げる。
そのまま、銃のマガジンやグリップをかちゃかちゃといじる。
品定めでもするかのようだ。
「……まあ、良いだろう」
そして、改めて、私を見下ろした。

「……無駄弾を使うことも無いな」




鉄パイプが振り下ろされる。
鈍い痛みが、全身を貫く。
呻きとも、呼吸音ともつかない音が、口の中から漏れ出てくる。
立ち上がろうにも、脚が言うことを聞いてくれない。
残念ながら、今の私にできることと言えば、僅かに体を捩り、ダメージを僅かに和らげることぐらいだ。

でも、それにだって、意味は有る。
男は、銃を使わないつもりだ。
鉄パイプで殴り殺すつもりのようだ。
だから、ここで僕が、一分でも、一秒でも長く生きていれば、
それだけ2人と男との距離が開き、
2人が逃げるだけの時間が稼げる。

だから、私は、必死に耐える。
今にも燃え尽きそうな命の火を、必死で守る。
たとえちっぽけなことだとしても、それには確かな理由があるのだから。
だから、私は、必死に今を生きる。
今、この瞬間を。

なあに、大丈夫さ。
こう見えても、タフさには自信があるんだぜ?
それに、あの歌を聴けば、私は力が沸いてくるんだ。



ほら、あの歌が聞えてきた……









     @ @ @ @ @ @



発車ベルが鳴り響く。
その音が、自分の徒労をあざ笑うかの様に聞え、うんざりしてしまう。

先にこの場所を訪れたのが、凡そ3時間前。
それから、私は速やかに行動を開始した。
螺旋博物館に続く施設の捜索――それが、私の目的だった。

水族館と、ドーム型球場。
時間的な問題もあったため、その2つの内のどちらか一方に探索は絞るべきだろう。
そう考えた私は、ドーム型球場に足を向けた。
螺旋……くりかえす円循環と、そこから別次元への前進……それを思わせる、円。
まあ、結局は唯の山勘だった訳だが、それは完全に外れてしまったようだ。
もしや、“ドーム内に何かを隠蔽しているのでは……?” とも考えたが、
そこにあったのは、がらんとした無人の球場だけだった。
もっと細部に至るまで調べれば、何かを発見できたのかもしれないが……
残念ながら、そのブレイクスルーが起きる前に、タイムリミットが訪れてしまった。

「結局、他の参加者とすら会えなかったか……」
そう呟いて、モノレールに乗ろうとした、その時。
ふと改札口の方を見ると、こちらに向かう人影が目に飛び込んだ。
物凄い形相で走ってくる、女性と、その女性に腕を捕まれている女の子。
彼女達は確か……

「やあ、こんにちは、はじめまして。
 私は警視庁の明智と申します。
 出来れば少しお話を聞かせて頂けますか? 薫川ねね――」

「うっさい!」

どがっ

相手の心情と微妙な間合いを計る私の言葉も聞こうとせずに、
彼女のタックルが私を直撃する。
そして、3人の体がモノレールの中に吸い込まれたのを確認したかのように、
そのドアが、ゆっくりと閉じていった。





【D-1・駅/一日目・昼】
【明智健悟@金田一少年の事件簿】
[状態]:右肩に裂傷(応急手当済み)、(上着喪失)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(一食分消費)、ジャン・ハボックの煙草(残り16本)@鋼の錬金術師、参加者詳細名簿、予備カートリッジ8
    ダイヤグラムのコピー
[思考]
基本思考:犯罪芸術家「高遠遙一」の確保。ゲームからの脱出。
1:ゲームに乗っていない人間を探しつつ施設を回る。
2:ねねねとイリヤと会話
3:D-4駅へと戻り、クロスミラージュと合流。
4:金田一、剣持を探す。
5:明日の正午以降に博物館の先に進む。信頼できる人物にはこのことを伝える。
6:もし死体を見つけた場合、気が進まないが首輪を回収する。
[備考]
※リリカルなのはの世界の魔法の原理について把握しました。



【菫川ねねね@R.O.D(シリーズ)】
[状態]:苛立ち
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(一食分消費)、詳細名簿+@アニロワオリジナル、手書きの警戒者リスト
   :ボン太君のぬいぐるみ@らき☆すた、『フルメタル・パニック!』全巻セット@らき☆すた(『戦うボーイ・ミーツ・ガール』はフォルゴレのサイン付き)
[思考]:
1:イリヤの安全確保
2:図書館に行く。誰も見つけられなければ本がある場所へ。
3:読子、スバル、ティアナ、エリオ、はやて、シャマル、清麿、ガッシュ、士郎を探す。
4:詳細名簿を参照に、危険人物、及び死亡者の知り合いを警戒する
5:柊かがみに出会ったら、ボン太くんのぬいぐるみと『フルメタル・パニック!』全巻セットを返却する。
6:読子が本当に自分の知る人物なのか確かめる。※
最終行動方針:打倒タコハゲ
[備考]:
※詳細名簿+はアニタと読子のページだけ破り取られています。
※思考7、パラレルワールド説について。
 富士見書房という自分が知り得ない日本の出版社の存在から、単純な異世界だけではなく、パラレルワールドの概念を考慮しています。
 例えば、柊かがみは同じ日本人だとしても、ねねねの世界には存在しない富士見書房の存在する日本に住んでいるようなので、
 ねねねの住む日本とは別の日本、即ちパラレルワールドの住人である可能性が高い、と考えています。
 この理論の延長で、会場内にいる読子やアニタも、ひょっとしたらねねねとは面識のないパラレルワールドの住人ではないかと考えています。



【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night】
[状態]:健康
[装備]:マッハキャリバー(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:支給品一式(一食分消費)、ヴァルセーレの剣@金色のガッシュベル、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル、支給品リスト@アニロワオリジナル
[思考]:
基本行動方針:シロウに会うまで絶対生き残る
1:フォルゴレを助けに戻りたい 。
2:マッハキャリバーを使えるようにしておく。
3:放送で呼ばれた死亡者の知り合いを警戒する。
[備考]:
※フォルゴレの歌(イリヤばーじょん)を教えてもらいました(イリヤ向けに簡単にしてあります)。
※チチをもげ!(バックコーラスばーじょん)を教えてもらいました(その時にチチをもげ!を完璧に覚えてしまいました)




   @ @ @ @ @ @



紫に膨れ上がった顔にめり込んだそれを引き抜くと、
ぬちゃりと言う、ネバリとしたような、サラリとしたような、奇妙な音がした。
殴り殺された死体からは、大して血は出ない。
大体が、脳をやられるか、血を飲んで窒息するかして死ぬからだ。
つまり、素人目には、死亡の確認が取り辛い。
なので、念のために頚の骨も折っておく。
尤も、この男が万一生きていたとしても、大した問題も無いのだが。

思ったよりも時間を食った。
あの女共は、それなりに遠くに逃げたことだろう。
さっさと止めを刺すべきだっただろうか。少し慎重になりすぎたか。
だが、弾の入った銃を手に入れられた。とりあえずの目的は達せられたことになる。
欲を言えば刀剣類の方が望ましいが……まあ良い。
予想外の収穫もあった。

懐から取り出したその機械。
ご丁寧に「レーダー」と銘打たれている。
ここへの道中、血溜りの中に放置されていたものだ。
その信頼性がどれほどのものか訝しんではいたが、この男達との遭遇でその機能は確認できた。
他者への接触を、より効率的に行うことが出来る。
つまり、これを使えば、逃げ隠れるような獲物に接近することが極めて容易になるわけだ。


そして、男の荷物から使えそうな物を抜き取り、そろそろ女共を追うか、そう思った時。
ふと、南方の彼方を動く物体が目に止まった。

「……チッ」

そして、全てを悟る。
袋小路のこの地形から脱出できる、唯一の手段。
それが、今自分の眼前を悠々と通り過ぎてゆくあの物体――モノレールだ。
そう、つまりはそういうことだ。
この男にしてやられた、ということか。



「まあ、いい。獲物は、まだ沢山残っている」




【パルコ・フォルゴレ@金色のガッシュベル!! 死亡 】



【C-1/1日目/昼】
【ビシャス@カウボーイビバップ】
 [状態]:健康
 [装備]:鉄パイプ、ジェリコ941改(残弾16/16)@カウボーイビバップ、軍用ナイフ@現実
 [道具]:支給品一式、レーダー@アニロワオリジナル、マガジン(9mmパラベラム弾16/16)×1、UZI(9mmパラベラム弾・弾数0)@現実、防弾チョッキ@現実
 [思考]
  基本:参加者全員の皆殺し。元の世界に戻ってレッドドラゴンの頂点を目指す。
  1:皆殺し。
  2:武器の補充、刀剣類の獲得。
[備考]
※地図の外に出ればワープするかもしれないと考えています

※キャンチョメの魔本@金色のガッシュベル!! の入ったデイバックは、フォルゴレの遺体の傍に放置されています。
※ローラーブーツ@魔法少女リリカルなのはStrikerS
 柊かがみのデイパック(中身:支給品一式[水入りペットボトル×1消費]、かがみの靴)
 柊つかさのデイパック(中身:支給品一式)
 はB-2観覧車前に放置されています。


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113:一人ではないということ 菫川ねねね 175:幼年期の終わり
113:一人ではないということ イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 175:幼年期の終わり
113:一人ではないということ パルコ・フォルゴレ
119:Star Blazers Comet Empire ビシャス 185:黒き鳥は空を舞う
138:明智健悟の耽美なるバトルロワイヤル――幕間 明智健悟 175:幼年期の終わり





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