アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(前編) ◆LXe12sNRSs
磁石というものの性質を知っているだろうか?
鉄などの強磁性体を引き寄せたり、地磁気に応答して方位を指し示したりするアレだ。
磁石にはN極とS極と呼ばれる2つの磁極があり、異なる極は引き合い、同じ極は反発し合うという性質を持っている。
電気と磁気の力はお互いに不可分であり、これらの関係は電磁気学の基本方程式である
マクスウェルの方程式によって与えられるものなのだが、まぁそんな細かい原理は論点の範疇外なので割愛。
鉄などの強磁性体を引き寄せたり、地磁気に応答して方位を指し示したりするアレだ。
磁石にはN極とS極と呼ばれる2つの磁極があり、異なる極は引き合い、同じ極は反発し合うという性質を持っている。
電気と磁気の力はお互いに不可分であり、これらの関係は電磁気学の基本方程式である
マクスウェルの方程式によって与えられるものなのだが、まぁそんな細かい原理は論点の範疇外なので割愛。
磁石は、互いに引き合うものなのである。
N極を男性、S極を女性といった具合に、性別に当てはめてみると分かりやすい。
本質は同じ人間だが、彼らはいかなる環境下でも、同性同士で群れを作る傾向がある。
仕事をするにも、遊ぶにも、同性のほうが感情を共有しやすいのだ。
磁石の原理に例えるなら、逆に異性同士は反発し合うということになるが、これはどうだろうか。
異性に対して恐怖心や苦手意識を持つ者は、決して少なくない。割合的に言えば、同姓を嫌悪する者よりもずっと多いだろう。
本質は同じ人間だが、彼らはいかなる環境下でも、同性同士で群れを作る傾向がある。
仕事をするにも、遊ぶにも、同性のほうが感情を共有しやすいのだ。
磁石の原理に例えるなら、逆に異性同士は反発し合うということになるが、これはどうだろうか。
異性に対して恐怖心や苦手意識を持つ者は、決して少なくない。割合的に言えば、同姓を嫌悪する者よりもずっと多いだろう。
しかし、人間は磁石のような己の性質に従うだけの『物』ではない。
感情を持ち、常に心境を変化させ、そして、なんといっても『愛』を持ち合わせた存在だ。
それらは時に性質すらも凌駕し、本能で求め合う。
NもSも関係なく、強力な磁気を秘めた、一つ一つの磁石として。
互いに、それこそ本物の磁石のように、引き寄せ合う――
感情を持ち、常に心境を変化させ、そして、なんといっても『愛』を持ち合わせた存在だ。
それらは時に性質すらも凌駕し、本能で求め合う。
NもSも関係なく、強力な磁気を秘めた、一つ一つの磁石として。
互いに、それこそ本物の磁石のように、引き寄せ合う――
◇ ◇ ◇
「う~ん、おかしいなぁ……」
「どうしたんですか、アイザックさん?」
「この地図さ。いいか、俺たちが今いるのはこのC-3ってところだろ。で、俺たちが目指してるのはこの右下にあるE-4にあるゴミ処分場だ。
最短ルートでゴミ処理場に行くには、この青い橋を渡ればいいんだろうけど、その橋が見当たらないんだよなぁ」
「ああ、それなら上ですよ、上。私たちの上にあるあれが、地図上の青いライン、つまり高速道路です。橋じゃありません」
「上? ……ああ、あれか! あんな高いところにあるから、俺はてっきり、鳥が羽を休めるための休憩所だと思っていたよ!
いやぁ、アメリカの国道と比べて随分変わってるんだなぁー。カフカの国じゃあれが普通なのかい?」
「日本じゃ普通ですけど、アメリカでも普通だと思いますよ」
「え、そうなのか? つい最近リンカーンハイウェイが国道に変わったばかりだと思ってたのに、時代が進むのは早いんだなぁ」
(高速道路も知らないなんて、きっとその辺の記憶もなくなっちゃってるんですね)
「なにはともあれ、あそこを渡っていけばD-3まで行けるんだな!
そんでD-3まで行った後はぁ、また高速道路を降りてゴミ処理場まで行けばいいわけだ!」
「ええ、そのとおりです!」
「ん……でも待てよ、あんな高い場所にある道路、いったいどうやって上ればいいんだ?」
「簡単です、入り口から入ればいいんですよ」
「おいおい、入り口って言ったって、道路にドアなんか付いてるはずないだろ?」
「入り口が全てドアというわけではありませんよ。高速道路の入り口は坂になっているんです」
「坂? もしかして上り坂か?」
「そうです。ほら、ちょうどあそこに曲がりくねった勾配が見えるでしょう?」
「おぉ、ホントだ! スゲーな、坂道まで螺旋型になってるのか! 俺の親父って、かなりの凝り性なんだなぁ」
「あそこから高速道路に上れるようになってるんですよ。アイザックさん、走りましょう!」
「おー! ……いや、でもちょっと待ってくれ。俺たちが渡ろうとしているのは道路なんだろう?
でも俺たちは車を持っていない。つまり、歩くことしかできないんだ。そんな俺たちが、道路を渡っていいのか?」
「なるほど、その疑問はもっともですね……でも問題ないですよ! ポロロッカ星規定の高速道路が車両限定とは限りません!
もし誰かに怒られても、アイザックさんはポロロッカ星の王子様なんですから、全然大丈夫です!」
「そっか、そうだよな! よーし、そうと決まればさっさと行こうぜカフカ!」
「はい!」
「どうしたんですか、アイザックさん?」
「この地図さ。いいか、俺たちが今いるのはこのC-3ってところだろ。で、俺たちが目指してるのはこの右下にあるE-4にあるゴミ処分場だ。
最短ルートでゴミ処理場に行くには、この青い橋を渡ればいいんだろうけど、その橋が見当たらないんだよなぁ」
「ああ、それなら上ですよ、上。私たちの上にあるあれが、地図上の青いライン、つまり高速道路です。橋じゃありません」
「上? ……ああ、あれか! あんな高いところにあるから、俺はてっきり、鳥が羽を休めるための休憩所だと思っていたよ!
いやぁ、アメリカの国道と比べて随分変わってるんだなぁー。カフカの国じゃあれが普通なのかい?」
「日本じゃ普通ですけど、アメリカでも普通だと思いますよ」
「え、そうなのか? つい最近リンカーンハイウェイが国道に変わったばかりだと思ってたのに、時代が進むのは早いんだなぁ」
(高速道路も知らないなんて、きっとその辺の記憶もなくなっちゃってるんですね)
「なにはともあれ、あそこを渡っていけばD-3まで行けるんだな!
そんでD-3まで行った後はぁ、また高速道路を降りてゴミ処理場まで行けばいいわけだ!」
「ええ、そのとおりです!」
「ん……でも待てよ、あんな高い場所にある道路、いったいどうやって上ればいいんだ?」
「簡単です、入り口から入ればいいんですよ」
「おいおい、入り口って言ったって、道路にドアなんか付いてるはずないだろ?」
「入り口が全てドアというわけではありませんよ。高速道路の入り口は坂になっているんです」
「坂? もしかして上り坂か?」
「そうです。ほら、ちょうどあそこに曲がりくねった勾配が見えるでしょう?」
「おぉ、ホントだ! スゲーな、坂道まで螺旋型になってるのか! 俺の親父って、かなりの凝り性なんだなぁ」
「あそこから高速道路に上れるようになってるんですよ。アイザックさん、走りましょう!」
「おー! ……いや、でもちょっと待ってくれ。俺たちが渡ろうとしているのは道路なんだろう?
でも俺たちは車を持っていない。つまり、歩くことしかできないんだ。そんな俺たちが、道路を渡っていいのか?」
「なるほど、その疑問はもっともですね……でも問題ないですよ! ポロロッカ星規定の高速道路が車両限定とは限りません!
もし誰かに怒られても、アイザックさんはポロロッカ星の王子様なんですから、全然大丈夫です!」
「そっか、そうだよな! よーし、そうと決まればさっさと行こうぜカフカ!」
「はい!」
こうして、風浦可符香とアイザック・ディアンは螺旋状に上る勾配を目指す。
◇ ◇ ◇
「九人、か……知った名前が呼ばれなかったのが幸いだけど、クソッ、もう九人も犠牲者が出ちまったのか」
「チェス君たちやケンモチさんたちも無事みたいだね。きっとみんな、悪い奴らを成敗して回ってるんだよ!」
「う~ん……まぁ、オッサンや明智さんが殺し合いに乗るはずもないだろうし、高遠は活発に動き回るタイプじゃないしな……
とりあえずみんなの無事は確認できたけど、また六時間したら放送がやってくる。
その前にミリアさん、早く知り合いたちを捜して、ここから脱出するための作戦を考えましょう」
「頼れる仲間たちだね! 力を合わせて悪い奴らをやっつけるんだね!」
「……うん、まぁ、間違っちゃいない……かな。というわけで、早く映画館に向かいましょう!」
「どうやって行くの? 地図を見ると途中に川があるみたいだけど、泳いで渡る?」
「ボートでもありゃ渡れるだろうけど、もしそんなところを狙われでもしたら対処しようがないしなぁ。
よし、ここは高速道路を経由しよう。人通りが少ない道を選んだほうが、何かと安全だ」
「でもでも、街を捜しながら歩いたほうが、アイザックたちに出会えるかもしれないよ?」
「それはそうだけど、殺人者に遭遇する危険もありますから……天秤にかけたら、リスクが低くてより早く辿り着けるこっちのほうがいいですよ」
「ナンバーワンよりオンリーワンってことだね!」
「はは、それはなんか違うような……」
「でもでも、高速道路って私たちの頭の上にあるあのでっかい道路でしょ? あそこまではどうやって行くの」
「それは……もちろん、飛んで行くんですよ!」
「すっごーい! ハジメ君、実はスーパーマンだったんだね!」
「わー! うそうそ、嘘です! 今のはほんの冗談、飛べなんかしませんって!」
「えー……なんだぁ」
(軽い冗談でも、すぐ真に受けるんだなこの人……純真っていうか)
「じゃあ、どうやって上るの?」
「俺の推理……ってほどじゃないか、勘だと、もう少し進んだ先に入り口があるはずです。
高速道路ってのは車のための交通ルートだし、わざわざ殺し合いの会場に設置する意味が掴めない。
車を運転できる人間がそんなにいるとも思えないし、そもそも車がそんなに簡単に入手できるはずもない。
俺たちが普通に利用できるよう、入り口は多目に作ってあると思います。たぶん最低、1エリアに一つくらいは」
「へぇ~……あ、見て見て! ハジメ君の言うとおり、あそこから高速道路に入れるみたいだよ!」
「ビンゴ! よっしゃ、行きましょうミリアさん!」
「レッツゴ~!」
「チェス君たちやケンモチさんたちも無事みたいだね。きっとみんな、悪い奴らを成敗して回ってるんだよ!」
「う~ん……まぁ、オッサンや明智さんが殺し合いに乗るはずもないだろうし、高遠は活発に動き回るタイプじゃないしな……
とりあえずみんなの無事は確認できたけど、また六時間したら放送がやってくる。
その前にミリアさん、早く知り合いたちを捜して、ここから脱出するための作戦を考えましょう」
「頼れる仲間たちだね! 力を合わせて悪い奴らをやっつけるんだね!」
「……うん、まぁ、間違っちゃいない……かな。というわけで、早く映画館に向かいましょう!」
「どうやって行くの? 地図を見ると途中に川があるみたいだけど、泳いで渡る?」
「ボートでもありゃ渡れるだろうけど、もしそんなところを狙われでもしたら対処しようがないしなぁ。
よし、ここは高速道路を経由しよう。人通りが少ない道を選んだほうが、何かと安全だ」
「でもでも、街を捜しながら歩いたほうが、アイザックたちに出会えるかもしれないよ?」
「それはそうだけど、殺人者に遭遇する危険もありますから……天秤にかけたら、リスクが低くてより早く辿り着けるこっちのほうがいいですよ」
「ナンバーワンよりオンリーワンってことだね!」
「はは、それはなんか違うような……」
「でもでも、高速道路って私たちの頭の上にあるあのでっかい道路でしょ? あそこまではどうやって行くの」
「それは……もちろん、飛んで行くんですよ!」
「すっごーい! ハジメ君、実はスーパーマンだったんだね!」
「わー! うそうそ、嘘です! 今のはほんの冗談、飛べなんかしませんって!」
「えー……なんだぁ」
(軽い冗談でも、すぐ真に受けるんだなこの人……純真っていうか)
「じゃあ、どうやって上るの?」
「俺の推理……ってほどじゃないか、勘だと、もう少し進んだ先に入り口があるはずです。
高速道路ってのは車のための交通ルートだし、わざわざ殺し合いの会場に設置する意味が掴めない。
車を運転できる人間がそんなにいるとも思えないし、そもそも車がそんなに簡単に入手できるはずもない。
俺たちが普通に利用できるよう、入り口は多目に作ってあると思います。たぶん最低、1エリアに一つくらいは」
「へぇ~……あ、見て見て! ハジメ君の言うとおり、あそこから高速道路に入れるみたいだよ!」
「ビンゴ! よっしゃ、行きましょうミリアさん!」
「レッツゴ~!」
こうして、金田一一とミリア・ハーヴェントは螺旋状に上る勾配を目指す。
◇ ◇ ◇
二つの磁石は全身が同極同士であるかのように、偶然に、いやむしろ必然的に、いやもしかしたら運命的に。
互いと互いを引き寄せ合い、そして――出会う。
互いと互いを引き寄せ合い、そして――出会う。
「おーい、どうしたんだよカフカ! そんなスピードじゃ、マフィアからも警察からも逃げられないぜ!」
「待ってくださいアイザックさん! 前のほう、私たちと同じように、高速道路の入り口に走ってくる人影が見えます!」
「待ってくださいアイザックさん! 前のほう、私たちと同じように、高速道路の入り口に走ってくる人影が見えます!」
片方の磁石が前を走り、それに付き添う少女がもう片方の放つ磁力に気付く。
「スゴイね~あの坂、うずまきみたいにクネクネしてるよ! 上ったら目が回らないかな!?」
「待ってミリアさん! 前! 俺たちと同じように、高速道路に向かって走ってくる奴らが……な、裸の変質者!?」
「待ってミリアさん! 前! 俺たちと同じように、高速道路に向かって走ってくる奴らが……な、裸の変質者!?」
片方の磁石が前を走り、それに付き添う少年がもう片方の放つ磁力に気付く。
「前? まさか、門番の人が見張ってるのか!?」
「裸? 大変! こんな寒空の下で裸なんて!?」
そして、二つの磁石は互いの放つ磁力に気付き――自然と。
「ミィィィリィィィアァァァ~!」
「アァァァイザァックゥゥゥ~!」
…………こうして、仮装泥棒の名で知られる二人のカップルが再会を果たした。
それは運命の再会などという陳腐なものでも、引き離された二人の愛の力などでもなく、ただの偶然である。
ゴミ処理場と映画館という近くの施設を目的地に定めたこと、移動ルートに高速道路を選んだこと。
小さな偶然が幾重も重なった結果が、二人の男女を再び引き合わせた。ただ、それだけのこと。
それは運命の再会などという陳腐なものでも、引き離された二人の愛の力などでもなく、ただの偶然である。
ゴミ処理場と映画館という近くの施設を目的地に定めたこと、移動ルートに高速道路を選んだこと。
小さな偶然が幾重も重なった結果が、二人の男女を再び引き合わせた。ただ、それだけのこと。
「あの人がミリアさん! ポロロッカ王子であるアイザックさんの婚約者! 不幸なジュリエットですね!」
「…………あ、あの男の人がアイザックさん? つーか……なんでハダカ?」
「…………あ、あの男の人がアイザックさん? つーか……なんでハダカ?」
二人の同行者は、見せ付けるようなカップルの抱擁に、片や感動し、片や唖然としていた。
◇ ◇ ◇
同極同士の磁石は互いに引き合い、当たり前のようにその身を重ねる。
だが忘れてはならない。磁石とは本来、鉄や金属など周囲の物質を引き寄せる性質を持ったものだ。
合わさった磁石は、これまでにも色々なものを引き寄せてきた。
だが忘れてはならない。磁石とは本来、鉄や金属など周囲の物質を引き寄せる性質を持ったものだ。
合わさった磁石は、これまでにも色々なものを引き寄せてきた。
あるときは、駄目な兄を真摯に慕う小さく健気なお嬢様を――
あるときは、どうしようもない人間のクズとその同類等を――
あるときは、某錬金術師によって作られたホムンクルスを――
あるときは、若輩ながらカモッラの幹部に昇進した少年を――
あるときは、弱気なリーダーの率いる不良グループたちを――
あるときは、恐れから全てを敵として見る不死者の少年を――
あるときは、どうしようもない人間のクズとその同類等を――
あるときは、某錬金術師によって作られたホムンクルスを――
あるときは、若輩ながらカモッラの幹部に昇進した少年を――
あるときは、弱気なリーダーの率いる不良グループたちを――
あるときは、恐れから全てを敵として見る不死者の少年を――
彼と彼女が二人一緒にいるだけで、周囲の環境は目まぐるしいほどに変化する。
まるで、世界が彼と彼女を中心に回っているかのように。
もちろん本人たちにそのような自覚などないが、特に問題ではない。
ある者には幸福を、ある者には改心の機会を、ある者には笑いを。
強盗でありながら、やっていることはまるで天使のような、そんな二人。
まるで、世界が彼と彼女を中心に回っているかのように。
もちろん本人たちにそのような自覚などないが、特に問題ではない。
ある者には幸福を、ある者には改心の機会を、ある者には笑いを。
強盗でありながら、やっていることはまるで天使のような、そんな二人。
アイザック・ディアンとミリア・ハーヴェント。
二人が今後、周囲の人間たちにどのような影響を与えるかは――まあいい。
二人が今後、周囲の人間たちにどのような影響を与えるかは――まあいい。
そんな先のことを思うより、この二人にとっては、なによりも『今』が大切なのだ。
引き離された惨劇の舞台、それを僅か六時間足らずで再会に至らせた。
今は、素直にこの喜びを噛み締めるべきだろう。
引き離された惨劇の舞台、それを僅か六時間足らずで再会に至らせた。
今は、素直にこの喜びを噛み締めるべきだろう。
◇ ◇ ◇
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083:新しい朝が来た | 風浦可符香 | 109:アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(後編) |
083:新しい朝が来た | アイザック・ディアン | 109:アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(後編) |
077:そして夜が明ける | ミリア・ハーヴェント | 109:アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(後編) |
077:そして夜が明ける | 金田一一 | 109:アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(後編) |