マタタビの欲求!! ◆kILBiSHoqM



H-6の山の中、何かが飛んでいた。
それは銀色に輝く流線型のフォルム。
スズキ目 アジ科 ブリ属の魚、そうブリが空を飛んでいた。
無論ただのブリが空を飛ぶわけがない。
詳しい原理は不明だがラジコンで操作可能な機械でできた空を飛ぶメカブリだった。
ただし別に空を飛ぶ以外に別の機能はなく本来ならハズレ支給品であった。
だが人によってはハズレだった物が他の者にとっては当りになることがある。
空を飛ぶメカブリの上に一つの影があった。
もちろん人ではない。人ならメカブリに乗ったところで出力が足りず浮かぶことすら不可能。
乗っているのは猫。猫らしからぬ猫だった。
ボロボロのマントを纏い右目のところに海賊のようなアイパッチ、前足(もはや両手というべきか)で器用にラジコンを操作している。
その名はマタタビ、国宝級に器用な猫。



マタタビはこのバトルロワイアルに参加する気は欠片もなかった。
もともとかなりのものぐさであり生涯のライバル兼悪友であるクロ曰く「世界一快楽に溺れやすい猫」と言わしめたほどであったため『やりたいヤツがやってればいい』と思っており
殺し合いはキッド以外とはする気もなかった
余程のことがない限り、通りすがりの猫で済まそうと考えていた

そんなことをメカブリに乗りながら考えていると暗闇の中に建物が見えた。
H-6の温泉施設だった。
この猫とりあえず一っ風呂浴びようとしている。なんて猫だ。
しかしそんな考えは温泉施設の全貌がわかってくるとどっかへ消えていた。
地図に温泉と記されているこの施設はパッと見廃墟と言ったほうが適切であるほど荒れ果てていた。
二階建ての木造建築であるがガラスは割れてるし廊下に穴は空いて埃は溜まりっぱなしだった。
唯一正常に稼動していると言っていいのは奥にある温泉ぐらいだった。

こんなボロボロの建物だがここを一通り見て回ったマタタビはぼそっとつぶやいた。

「あぁ…この温泉直したい」

そう、さっきからものぐさだの面倒臭がりだの言ってきたが、この猫大工仕事だけは非常に熱心であり、こわれた建物を見ると思わず直したくなってしまうほどだった。

「えぇと…ここをこうしてと…」

あぁ!もう設計図まで引いてる!完璧に直す気満々である。

「ようし!いっちょやるかぁ!」

こうして一匹の猫が己の欲求に従って行動を始めた…バトルロワイアルなど完全に無視して…



【H-6 温泉 1日目 深夜】
【マタタビ@サイボーグクロちゃん】

[状態]:良好
[装備]:大工道具一式@サイボーグクロちゃん、マタタビのマント@サイボーグクロちゃん
[道具]:デイバッグと支給品一式、メカブリ@金色のガッシュベル!!(バッテリー残り95%)
[思考]:
1、この建物を直す。
2、誰かが来たら作業を手伝わせる。
3、出来ればキッド(クロ)とミーとの合流。
4、戦いは面倒だからパス。
5、暇があれば武装を作る。
[備考]
大工道具は初期支給品の一つです。
中身はノコギリ、カンナ、金槌、ノミ、釘

建物の修理はおよそ24時間で完了します。
妨害行為などで時間が延びることがあります。
修理に手を貸す人がいれば修理完了までの時間は短くなります。

H-6の周囲に建物を修理する音が響いています。


【メカブリ@金色のガッシュベル!!】
ガッシュベル本編でガッシュを誘い出すために作られた。
劇中の描写ではガッシュが全力疾走しても追いつけないぐらい早く飛行高度は際限がなかった。
バトルロワイアルでは飛行可能高度に制限があるため高度は10~15メートルが限度、スピードは時速5~10キロ程度とする


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マタタビ 050:マタタビからの挑戦状





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