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「ラッド・ルッソは大いに語り大いにバトルロワイヤルを楽しむ」(2022/06/18 (土) 22:37:46) の最新版変更点
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**ラッド・ルッソは大いに語り大いにバトルロワイヤルを楽しむ ◆UTAZOboXAs
(隔離された場所での殺し合い? いーね、いーねぇ、実にいい。最高じゃねぇか)
新しい玩具を与えられた少年のようにウキウキと街を闊歩する男、彼の名をラッド・ルッソという。
表の顔はルッソ・ファミリーきっての殺し屋、裏の顔は欲望の赴くままに生きる狂った享楽殺人者、それがラッド。
そんな彼にとって、バトルロワイヤルの舞台は素敵なテーマパークでしかなかった。
ラッドの瞼の裏に浮かぶのは自信満々のモロトフの笑み、無惨に散った彼は最期まで自分の優位を疑っていなかった。
この場所にはそんな奴らがごろごろしている、それを自由に殺してまわれる――まさにラッドにとっての天国だ。
そして、同時にモロトフは相当な実力者だった。
螺旋王に迫った時の瞬発力、飛び切りの威力の光線、ラッドが相対したところで一瞬で葬られてしまうだろう。
つまりこの場所では、ラッド自身もいつも以上に死に近い場所にいる。いつゴミのように殺されるか分からないということだ。
だがそれさえもラッドが喜ぶ要因にしかならない。殺すか殺されるかの緊張感、それはラッドが大好きなものなのだから。
結果、ラッドはゲームがはじまった直後から獲物を求めて夜の街を徘徊している。
デイパックをまさぐって一本のナイフを取り出すなり走り出したその姿は、まるで早く遊びたくてうずうずしている子供のようだった。
ラッドの目的は一つ、螺旋王を殺す、それだけだ。参加者を殺して殺して殺しまくる事はラッドにとって過程にすぎない。
他人を殺し合わせて自分は高みの見物、モロトフなど歯牙にもかけないという態度、螺旋王はラッドが蛇蝎のごとく忌み嫌う類の人間だ。
螺旋王を観測者の立場から引き摺り下ろし、殺す。それがラッドの頭の中では規定事項なのだ。
KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! 抑えきれない殺意を身に纏いラッドは獲物を探す。
そしてゲーム開始から十数分後、ついにラッドに見初められてしまった哀れな犠牲者が現れる。
街灯に照らされる道路の脇を、銃を構え慎重に歩いている少年、犠牲者の名前は高嶺清麿。
何の自信が有るのか周囲の確認もせずに堂々と夜道を歩く。ここが殺し合いの舞台でなく、アメリカの一都市だったとしても実に危険極まりない行動だ。
暢気に生きてきた少年が不相応な武器を手に入れたことで自分が特別な者になったと思い込んでいる、清麿の後ろ姿からラッドはそう判断した。
背中から滲み出ている緩い雰囲気、死という冷たい現実を理解していなそうな子供、無意識に舌なめずりをするラッド。
そして清麿の注意が背後から逸れた瞬間を見計らって、ラッドは行動を起こした。
「よ――――――ぅ坊や、夜道は危ないぜぇ……何せ、俺みたいな危ない奴がごろごろしてるからなぁ」
後ろから忍び寄り、清麿が振り向くよりもはやく無防備な首筋にナイフを突きつける。
刃物を突きつけられた清麿の身体が僅かに震える、その感触に喜悦の笑みを浮かべながらラッドは言葉を続ける。
「子猫ちゃんみたいにビクビク震えちゃってさぉ、可愛いったらありゃしないぜ。
さっきまで勇ましく武器を構えてたのによぉ、これじゃあ折角の武器が可哀想だろ。なぁ、そう思わないのか? どうなんだよお―?
というわけでこの素敵な銃は俺が貰いま―す、ありがとよ。ああ、心配はしなくていいぜ。今後は俺が存分に有効活用してやるからな。
ん、有効活用ってどれくらい使えば『有効』になるんだ? 百人? 五百人? まさか千人以上殺さなきゃいけね―のか?
やっべ、そんなに殺したら銃の方がいかれちまうよ! 悪いな、今の無し、有効活用は無理! 仕方ないからこの銃は精々有効利用させてもらうぜ! さて――」
相手が返事をする暇を与えずに、矢継ぎ早に語るラッド。
獲物を前にハイになっているその姿は紛れもない快楽殺人者である。
そしてそんな狂人と相対する事になってしまった不幸な少年、高嶺清麿。
彼はラッドのスピーチを微動だにせずに静かに聴いていた。怯えも怒りもせず、ただ静かに聴いていた。
黙考する清麿、彼は果たしてその心中で何を考えているのか? だがそんな清麿の反応を全く気にせずにラッドは語り続ける。
「お前はこう思ってただろ『こんなに凄ぇ武器を持っていれば誰にも負けるはずがない、俺は強い、俺は死なない、つまり俺は安全だ』ってなあ!
それでなっ、俺にとっては超ハッピー、お前にとってはアンハッピーなことにそういう奴を殺すのが俺は大好きなんだ。
という事で俺は今からお前を殺しま――ス! でよぉ、その間お前はどうするんだ? 逃げる? 抵抗する? 諦めて死ぬ? 俺と殺し合う?
自殺してみる? 命乞いする? 謝る? 泣き叫ぶ? 怖い? 悔しい? 切ない? それとも怒ってる? なあ、どうなんだよ――?」
そうして存分に語り尽くしたラッドは気分も上々に話を終えた。
では、獲物との触れ合いに満足したら次はどうするのか――最後の仕事に、実際に清麿を殺すという作業に取り掛かるに決まっているではないか。
だが殺すのに必要な動作は腕に少し力を入れるだけだ、パーティの最初の殺しとしてはあまりに味気ない。
だからラッドはあえて清麿の正面に身を移した、清麿の最期の表情を脳裏に強く焼き付けるためにだ。
しかしラッドの清麿殺害ショーはここで一時停止する事になる。
なぜなら覗き込んだラッドが目の当たりにしたのは、恐怖に震える少年の顔ではなく、死を覚悟しつつもそれに必死で抗おうとする戦士の顔であったのだからだ。
清麿をただの少年だと思い込んでいたラッドからすれば正に青天の霹靂だ。軽い朝食をとろうと豚を料理していたら、それが突然理性を持った人間に化けてしまったのだから。
流石にこれにはラッドも動揺し、表情が僅かに崩れる。それを機とみたのか、おもむろに清麿は口を開いた。
「俺は……死にたくない。俺が死んでも、たぶんみんなは俺を覚えていてくれる、俺の死を悲しんでくれる。
それはガッシュに会う前の俺からすれば本当に夢のような事だから、嬉しい、凄く嬉しいんだ…………でも、それじゃ駄目なんだ。
みんなと過ごす喜びを思い出したから、みんながいい奴だって知ってるから、みんなには笑っていてほしいから悲しませたくないから――俺は死にたくない」
ハイテンションに言葉を次々と吐きだしていたラッドの喋り方とは裏腹に、清麿は一語一語がはっきりと相手に聞こえるに抑揚をつけてゆっくりと喋る。
ラッドの自分の考えがしっかりと伝わるように細心の注意を払って清麿は言葉を紡ぐ。
「それにガッシュと約束してるんだ。あいつが優しい王様になるのを俺は手伝う。だからまずは螺旋王って奴を倒して日本に帰らなくちゃいけない。
そして実のところ俺自身があのおっさんを看過できない。無理矢理人を集めて殺し合いを強制し、それを実験だゲームだと称する。
螺旋王は俺が今までに出会った相手の中で……一番の悪だ。そんな悪を俺とガッシュは絶対に許さない。仲間を集めて、必ず打倒する!
そして、俺はまずあんたに仲間になってほしい。その力を人殺しに使うのではなく、俺たちのために貸してくれないか?」
行われたのは説得もとい勧誘だ。相手は殺人鬼、当然失敗した場合に清麿の命はない。
だがそれは清麿にとって些事でしかない、ガッシュと共に魔界の王を目指す事を決めた時点で死ぬ覚悟はできている。
だからリスク覚悟で想いを伝えた。真の悪人でさえなければ話は通じる。
例え相手が殺し合いにのっている人間だとしても、誠意をもって接すれば心は通い合うはず――それが清麿の導き出した答え。
(あれあれあれあれぇ? なんなのコイツ? なに一端の戦士みたいな顔しちゃってんの?
おっかしいなぁ? どう見てもゆるゆるだよなぁ? 群れるだけ群れて安心してる羊の臭いがプンプンしてるよなぁ?
口を開いても出てくるのは夢想論だしよ、いつもの箱入りのお坊ちゃんと何も変わんねーはずだよなぁ?
なのになんでそんな煮るなり焼くなり好きにしろって目をしてんだよっ! つまんね―じゃん! しらけてきたっつ―の!)
だが清麿の願い空しくラッドに話は通じていなかった。
たしかにラッドは情もあれば愛もある人間、真の悪人と呼べるほど悪に染まってはいない。
しかし……ラッドは狂人だった。考え方からして常人とは一線を画する。
ラッドにとって重要なのは清麿が殺すに値する人間かどうかのみ、そしてそれを判断するのはラッドの直観。
清麿の命を賭けた身の上話も、ラッドにとっては無意味な単語の羅列でしかなかった。
よってラッドの返事は、当然清麿には好ましくないものになる。
「ハぁ? なんで? それってなんか俺に得あんの? お前が何かしてくれんの?
いや口は開くな、答えなくていい。お前に何も期待してないから、だからお前は何もしなくていい。
ただ俺に殺されてくれればいいだけだから喋る必要なんてない、理解したか?」
交渉は決裂した。清麿の首に今も突きつけられているナイフ、その握りに力がかかる。
――だがそれ以上の動きはない。
最悪の答えを突きつけられても清麿は動かない、ラッドを真正面から見据えるのみ。
そして対するラッドも動かない、いまだに清麿という人間をはかりかねている。
死を覚悟している者を殺すのは彼の趣味ではない、殺したくない。
死を身近に感じずにぬくぬくと生きている奴は絶好の獲物だ見逃せない、絶対に殺す。
しかしいくら考えたところで答えはでない……だからラッドは無理矢理答えを出すことに決めた。
「ハハ……ハハハ……ヒハハハ、畜生っ! 苛立つぜぇ! イライラするのは身体に悪いってのによォ!
…………ったく、解った、良く解った。俺はお前を殺したい、でもお前は死にたくない。平行線だ、お前も困るだろ?
だから取引だ。お前の覚悟を見せろ、このナイフで片手の指を全部掻っ切れ。それで俺が満足したら仲間にでもなんでもなってやるよ」
そう言い放ち、ナイフを道路に放り投げる。
表向きは有りがちな話だ。要求をするのならそれなりの誠意を見せろ、というやつだ。
しかし、勿論ラッドの目的は違う。これはラッドが気分良く清麿を殺すための儀式なのだ。
――自らの手で五本の指を切断する。
一見、最初の指を切り落とす勇気さえあれば、後は同じ事を繰り返すだけなので何とか可能な事のように思える。
だが、事実は違う。一本目は踏ん切りさえつけば誰にでも切り落とせる――二本目以降が真の地獄なのだ。
一本目を切断した時の痛みが絶えずフラッシュバックし、恐怖と身体の拒否反応が精神を蝕む。
その状態で指の切断を続ける――不可能だ。あまりの恐怖と激痛に耐え切れずに恐慌状態に陥る、それが末路。
そんな恐慌状態に陥って、一点の迷いもない眼差しと覚悟を感じさせる表情を失い、ただの緩い人間になった清麿をラッドは殺す。
ラッド自身は手を下していないのに化けの皮が剥がれた、所詮はその程度であり清麿は最初から温い人間だった、という訳だ。
では、もし清麿が見事やり遂げた場合にラッドはどうするのか? 清麿の覚悟が本物だとするとあながちありえない話ではない。
しかし、ラッドはその場合の事は殆ど考えていない。自分にとって面白くない場合の事をわざわざ考えるなんて馬鹿馬鹿しいからだ。
だがおそらくは、緊張がきれて気絶し手から血を流しながら倒れている清麿、彼を放置していくことになるだろう。
殺意の対象でなくなった以上は興味がないし、仲間でも友達でも婚約者でもない奴を手当てしてやる理由もない――
だがこの要求に対して清麿がとった行動は、ラッドの予想の斜め上をいくものだった。
ラッドが地面にナイフ投げやるやいなや、清麿はそれを拾い上げ――自らの右耳にその刃を当てたのだ。
そして一息もつかず、即座に耳に刃を入れる。新品のナイフの鋭利な刃は骨の無い柔らかな肉を易々と切り裂き、清麿の右耳は頭部から切断された。
予め決まっていた事を清麿はただなぞっただけ、そんな事を考えてしまう程に清麿の一連の挙動には全く迷いがなかった。
予想外の出来事に動きを止めるラッド、そんな彼に対して清麿は再び口を開く。
傷口からポタポタと垂れる鮮血を拭おうともせず、今まで通りにラッドを真正面から見据えながらだ。
「指は駄目なんだ。この指は、この手は……魔本を持つために……ガッシュと共に戦うために……絶対に失えない。
でも……! それ以外の場所ならこの耳のように、目でも足でも何だってくれてやるっ! 俺はここで終わりたくない!
ガッシュと共に螺旋王を倒し元の世界に戻る……そのためなら俺自身がどれほど傷つこうと構わない! それが俺の覚悟だっっ! 」
清麿の激しい啖呵、それが終わったときに訪れたのは静寂だ。
聞こえるものも動くものも周囲には何もない。僅かな風のみを感じながら、一メートルも離れていない至近距離で二人は睨みあう。
曇りのない真剣な眼差しに激情をこめて睨む清麿。痛みに僅かに顔を顰めてはいるが、たった今身体の一部を喪失したようにはとても見えない。
そんな真摯な眼差しをラッドは黙って受け止めている。清麿の耳から垂れる血だけが時間の経過を示すこの睨みあいは永遠に続くかのように思えた。
……しかしそれから数分後、夜の街にはラッドの高らかな哄笑が響いていた。
「ハハッハハハハハハハハハハハハハハハ……うぉぉっぉうぉぉっぉ、オマエ馬鹿? それとも天才? つ―かなんで耳切ってんの?
訳わかんなくね? どう考えたらそうなるの? ヒハッ……ハハハハ……やっべ、やっべぇ、緩い馬鹿かと思えばすげぇべ。
ハッ! サイコ―、マジ最高、超面白れぇぇぇ―――――テンション上がってきたぜ―! ハハ……ヒャハハハハハハハハハハ――――」
笑って笑って笑って笑って、狂ったようにラッドは笑い続けている。清麿に向けられていた殺意など影も形もない。
その心底楽しそうな笑い声はラッドの心境を如実に伝え、聞く者にもそう悪い気分は与えないのだが……激しく場違いだった。
「おい、そろそろ笑うのをやめて答えを聞かせてくれないか」
いい加減業を煮やした清麿が呼びかけ、やっとラッドの笑い声は止んだ。
そして清麿は殺意を収めたラッドを相手に詳しい情報交換や今後の方針について話をしようとする。
しかし次のラッドの言葉は、清麿の意気込みを消沈させた。
「……おぅ、無視してゴメンな! おかげでテンションが大分溜まった、ありがとう、本ッ当にありがとう!
これで気分よォく思う存分に人を殺して回れるぜ。ってことでじゃあな! ……傷は早めに手当てしておけよぉ――――」
あろうことか爽やかな笑顔で上の台詞を放つなり、スキップをしながら去っていこうとしたのだ。
最早どこから突っ込めばいいのか解らない。我慢に我慢を重ねてきた清麿でさえも慌てて呼び止めた事を後悔したほどである。
だが仲間になるという約束をした事を持ち出すと、びっくりするほどあっさりとラッドは清麿の仲間になることを了承した。
そして清麿が自己紹介と情報交換を行う旨を伝え、移動中にそれを行うことを決める。
移動の目的地は落ち着ける場所、意外にもラッドの方から清麿の傷を早めに手当した方がいいという提案が出たのだ。
少し釈然としない思いを抱えるものの清麿に異論があるはずもない。
そして二人は歩き出した、ひとまずは傷の手当てをする場所を探すために、やがては螺旋王を打倒するために――
「そういえばお前武器もってないな。武器は大事だぜ。人間は武器と共に進化してきた、武器あっての人間だ。
マシンガンが一丁あれば、そこら辺の悪ガキにだってジャック・ディンプシーをぶち殺せるんだぜ。ちょっと待ってろ、余ってる俺の武器をやるよ。」
「俺の支給品はあんたに奪われたんだけどな。……っと、有難う。ん、これってマシンガンじゃないか。なんで使わないんだ?」
「気がのらねえ。さっきはナイフで切り裂いてやりたい気分だったし、今は相手を殴り殺したい気分だ。
シュッッ……シュッッ……シュシュシュッっ……折角の舞台なんだ、色々やって目いっぱい楽しまないと損だと思わないか?」
「やっぱり俺にはあんたが理解できない……ともかく殺しだけは絶対にやめてくれよ……」
【8-A 路上 一日目 深夜】
【高嶺清麿@金色のガッシュ】
【状態:螺旋王に対する激怒、右耳欠損、軽い貧血】
【装備:イングラムM10(9mmパラベラム弾32/32)】
【所持品:イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5、支給品一式(ランダム支給品0~2を含む)】
【所持品:清麿の右耳、支給品一式】
【思考・行動】
基本方針:螺旋王を打倒して、ゲームから脱出する
1:ラッドと情報交換をしたい
2:ひとまずは傷の手当をできる場所を探す
3:ガッシュ、フォレゴレとの合流
4:螺旋王に挑むための仲間を集める、その過程で出る犠牲者は極力減らしたい
※石版編終了後のどこかから呼ばれています
【ラッド・ルッソ@BACCANO バッカーノ!】
【状態:健康】
【装備:無し】
【所持品:超電導ライフル@天元突破グレンラガン(超電導ライフル専用弾25/25)、ファイティングナイフ、支給品一式(ランダム支給品0~1を含む)】
【思考・行動】
基本方針:自分は死なないと思っている人間を殺して殺して殺しまくる(螺旋王含む)
1:基本方針に当てはまらない人間も状況によって殺す
2:ひとまずは仲間である清麿に同行
※フライング・プッシーフットに乗り込む少し前から呼ばれています
※超電導ライフル@天元突破グレンラガンについて
参加者の一人、ヨーコの愛用品。
火薬ではなく、電磁石の力で弾丸を打ち出す特殊な銃。
装弾数は弾倉の5発と予備マガジンの20発。
*時系列順で読む
Back:[[マタタビの欲求!!]] Next:[[紙は舞い降りた]]
*投下順で読む
Back:[[私がみんなを知っている]] Next:[[嗚呼。それにしても酒が欲しい……]]
|高嶺清麿|071:[[誰かが死ぬのが怖いのか?]]|
|ラッド・ルッソ|071:[[誰かが死ぬのが怖いのか?]]|
**ラッド・ルッソは大いに語り大いにバトルロワイヤルを楽しむ ◆UTAZOboXAs
(隔離された場所での殺し合い? いーね、いーねぇ、実にいい。最高じゃねぇか)
新しい玩具を与えられた少年のようにウキウキと街を闊歩する男、彼の名をラッド・ルッソという。
表の顔はルッソ・ファミリーきっての殺し屋、裏の顔は欲望の赴くままに生きる狂った享楽殺人者、それがラッド。
そんな彼にとって、バトルロワイヤルの舞台は素敵なテーマパークでしかなかった。
ラッドの瞼の裏に浮かぶのは自信満々のモロトフの笑み、無惨に散った彼は最期まで自分の優位を疑っていなかった。
この場所にはそんな奴らがごろごろしている、それを自由に殺してまわれる――まさにラッドにとっての天国だ。
そして、同時にモロトフは相当な実力者だった。
螺旋王に迫った時の瞬発力、飛び切りの威力の光線、ラッドが相対したところで一瞬で葬られてしまうだろう。
つまりこの場所では、ラッド自身もいつも以上に死に近い場所にいる。いつゴミのように殺されるか分からないということだ。
だがそれさえもラッドが喜ぶ要因にしかならない。殺すか殺されるかの緊張感、それはラッドが大好きなものなのだから。
結果、ラッドはゲームがはじまった直後から獲物を求めて夜の街を徘徊している。
デイパックをまさぐって一本のナイフを取り出すなり走り出したその姿は、まるで早く遊びたくてうずうずしている子供のようだった。
ラッドの目的は一つ、螺旋王を殺す、それだけだ。参加者を殺して殺して殺しまくる事はラッドにとって過程にすぎない。
他人を殺し合わせて自分は高みの見物、モロトフなど歯牙にもかけないという態度、螺旋王はラッドが蛇蝎のごとく忌み嫌う類の人間だ。
螺旋王を観測者の立場から引き摺り下ろし、殺す。それがラッドの頭の中では規定事項なのだ。
KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! KILL! 抑えきれない殺意を身に纏いラッドは獲物を探す。
そしてゲーム開始から十数分後、ついにラッドに見初められてしまった哀れな犠牲者が現れる。
街灯に照らされる道路の脇を、銃を構え慎重に歩いている少年、犠牲者の名前は高嶺清麿。
何の自信が有るのか周囲の確認もせずに堂々と夜道を歩く。ここが殺し合いの舞台でなく、アメリカの一都市だったとしても実に危険極まりない行動だ。
暢気に生きてきた少年が不相応な武器を手に入れたことで自分が特別な者になったと思い込んでいる、清麿の後ろ姿からラッドはそう判断した。
背中から滲み出ている緩い雰囲気、死という冷たい現実を理解していなそうな子供、無意識に舌なめずりをするラッド。
そして清麿の注意が背後から逸れた瞬間を見計らって、ラッドは行動を起こした。
「よ――――――ぅ坊や、夜道は危ないぜぇ……何せ、俺みたいな危ない奴がごろごろしてるからなぁ」
後ろから忍び寄り、清麿が振り向くよりもはやく無防備な首筋にナイフを突きつける。
刃物を突きつけられた清麿の身体が僅かに震える、その感触に喜悦の笑みを浮かべながらラッドは言葉を続ける。
「子猫ちゃんみたいにビクビク震えちゃってさぉ、可愛いったらありゃしないぜ。
さっきまで勇ましく武器を構えてたのによぉ、これじゃあ折角の武器が可哀想だろ。なぁ、そう思わないのか? どうなんだよお―?
というわけでこの素敵な銃は俺が貰いま―す、ありがとよ。ああ、心配はしなくていいぜ。今後は俺が存分に有効活用してやるからな。
ん、有効活用ってどれくらい使えば『有効』になるんだ? 百人? 五百人? まさか千人以上殺さなきゃいけね―のか?
やっべ、そんなに殺したら銃の方がいかれちまうよ! 悪いな、今の無し、有効活用は無理! 仕方ないからこの銃は精々有効利用させてもらうぜ! さて――」
相手が返事をする暇を与えずに、矢継ぎ早に語るラッド。
獲物を前にハイになっているその姿は紛れもない快楽殺人者である。
そしてそんな狂人と相対する事になってしまった不幸な少年、高嶺清麿。
彼はラッドのスピーチを微動だにせずに静かに聴いていた。怯えも怒りもせず、ただ静かに聴いていた。
黙考する清麿、彼は果たしてその心中で何を考えているのか? だがそんな清麿の反応を全く気にせずにラッドは語り続ける。
「お前はこう思ってただろ『こんなに凄ぇ武器を持っていれば誰にも負けるはずがない、俺は強い、俺は死なない、つまり俺は安全だ』ってなあ!
それでなっ、俺にとっては超ハッピー、お前にとってはアンハッピーなことにそういう奴を殺すのが俺は大好きなんだ。
という事で俺は今からお前を殺しま――ス! でよぉ、その間お前はどうするんだ? 逃げる? 抵抗する? 諦めて死ぬ? 俺と殺し合う?
自殺してみる? 命乞いする? 謝る? 泣き叫ぶ? 怖い? 悔しい? 切ない? それとも怒ってる? なあ、どうなんだよ――?」
そうして存分に語り尽くしたラッドは気分も上々に話を終えた。
では、獲物との触れ合いに満足したら次はどうするのか――最後の仕事に、実際に清麿を殺すという作業に取り掛かるに決まっているではないか。
だが殺すのに必要な動作は腕に少し力を入れるだけだ、パーティの最初の殺しとしてはあまりに味気ない。
だからラッドはあえて清麿の正面に身を移した、清麿の最期の表情を脳裏に強く焼き付けるためにだ。
しかしラッドの清麿殺害ショーはここで一時停止する事になる。
なぜなら覗き込んだラッドが目の当たりにしたのは、恐怖に震える少年の顔ではなく、死を覚悟しつつもそれに必死で抗おうとする戦士の顔であったのだからだ。
清麿をただの少年だと思い込んでいたラッドからすれば正に青天の霹靂だ。軽い朝食をとろうと豚を料理していたら、それが突然理性を持った人間に化けてしまったのだから。
流石にこれにはラッドも動揺し、表情が僅かに崩れる。それを機とみたのか、おもむろに清麿は口を開いた。
「俺は……死にたくない。俺が死んでも、たぶんみんなは俺を覚えていてくれる、俺の死を悲しんでくれる。
それはガッシュに会う前の俺からすれば本当に夢のような事だから、嬉しい、凄く嬉しいんだ…………でも、それじゃ駄目なんだ。
みんなと過ごす喜びを思い出したから、みんながいい奴だって知ってるから、みんなには笑っていてほしいから悲しませたくないから――俺は死にたくない」
ハイテンションに言葉を次々と吐きだしていたラッドの喋り方とは裏腹に、清麿は一語一語がはっきりと相手に聞こえるに抑揚をつけてゆっくりと喋る。
ラッドの自分の考えがしっかりと伝わるように細心の注意を払って清麿は言葉を紡ぐ。
「それにガッシュと約束してるんだ。あいつが優しい王様になるのを俺は手伝う。だからまずは螺旋王って奴を倒して日本に帰らなくちゃいけない。
そして実のところ俺自身があのおっさんを看過できない。無理矢理人を集めて殺し合いを強制し、それを実験だゲームだと称する。
螺旋王は俺が今までに出会った相手の中で……一番の悪だ。そんな悪を俺とガッシュは絶対に許さない。仲間を集めて、必ず打倒する!
そして、俺はまずあんたに仲間になってほしい。その力を人殺しに使うのではなく、俺たちのために貸してくれないか?」
行われたのは説得もとい勧誘だ。相手は殺人鬼、当然失敗した場合に清麿の命はない。
だがそれは清麿にとって些事でしかない、ガッシュと共に魔界の王を目指す事を決めた時点で死ぬ覚悟はできている。
だからリスク覚悟で想いを伝えた。真の悪人でさえなければ話は通じる。
例え相手が殺し合いにのっている人間だとしても、誠意をもって接すれば心は通い合うはず――それが清麿の導き出した答え。
(あれあれあれあれぇ? なんなのコイツ? なに一端の戦士みたいな顔しちゃってんの?
おっかしいなぁ? どう見てもゆるゆるだよなぁ? 群れるだけ群れて安心してる羊の臭いがプンプンしてるよなぁ?
口を開いても出てくるのは夢想論だしよ、いつもの箱入りのお坊ちゃんと何も変わんねーはずだよなぁ?
なのになんでそんな煮るなり焼くなり好きにしろって目をしてんだよっ! つまんね―じゃん! しらけてきたっつ―の!)
だが清麿の願い空しくラッドに話は通じていなかった。
たしかにラッドは情もあれば愛もある人間、真の悪人と呼べるほど悪に染まってはいない。
しかし……ラッドは狂人だった。考え方からして常人とは一線を画する。
ラッドにとって重要なのは清麿が殺すに値する人間かどうかのみ、そしてそれを判断するのはラッドの直観。
清麿の命を賭けた身の上話も、ラッドにとっては無意味な単語の羅列でしかなかった。
よってラッドの返事は、当然清麿には好ましくないものになる。
「ハぁ? なんで? それってなんか俺に得あんの? お前が何かしてくれんの?
いや口は開くな、答えなくていい。お前に何も期待してないから、だからお前は何もしなくていい。
ただ俺に殺されてくれればいいだけだから喋る必要なんてない、理解したか?」
交渉は決裂した。清麿の首に今も突きつけられているナイフ、その握りに力がかかる。
――だがそれ以上の動きはない。
最悪の答えを突きつけられても清麿は動かない、ラッドを真正面から見据えるのみ。
そして対するラッドも動かない、いまだに清麿という人間をはかりかねている。
死を覚悟している者を殺すのは彼の趣味ではない、殺したくない。
死を身近に感じずにぬくぬくと生きている奴は絶好の獲物だ見逃せない、絶対に殺す。
しかしいくら考えたところで答えはでない……だからラッドは無理矢理答えを出すことに決めた。
「ハハ……ハハハ……ヒハハハ、畜生っ! 苛立つぜぇ! イライラするのは身体に悪いってのによォ!
…………ったく、解った、良く解った。俺はお前を殺したい、でもお前は死にたくない。平行線だ、お前も困るだろ?
だから取引だ。お前の覚悟を見せろ、このナイフで片手の指を全部掻っ切れ。それで俺が満足したら仲間にでもなんでもなってやるよ」
そう言い放ち、ナイフを道路に放り投げる。
表向きは有りがちな話だ。要求をするのならそれなりの誠意を見せろ、というやつだ。
しかし、勿論ラッドの目的は違う。これはラッドが気分良く清麿を殺すための儀式なのだ。
――自らの手で五本の指を切断する。
一見、最初の指を切り落とす勇気さえあれば、後は同じ事を繰り返すだけなので何とか可能な事のように思える。
だが、事実は違う。一本目は踏ん切りさえつけば誰にでも切り落とせる――二本目以降が真の地獄なのだ。
一本目を切断した時の痛みが絶えずフラッシュバックし、恐怖と身体の拒否反応が精神を蝕む。
その状態で指の切断を続ける――不可能だ。あまりの恐怖と激痛に耐え切れずに恐慌状態に陥る、それが末路。
そんな恐慌状態に陥って、一点の迷いもない眼差しと覚悟を感じさせる表情を失い、ただの緩い人間になった清麿をラッドは殺す。
ラッド自身は手を下していないのに化けの皮が剥がれた、所詮はその程度であり清麿は最初から温い人間だった、という訳だ。
では、もし清麿が見事やり遂げた場合にラッドはどうするのか? 清麿の覚悟が本物だとするとあながちありえない話ではない。
しかし、ラッドはその場合の事は殆ど考えていない。自分にとって面白くない場合の事をわざわざ考えるなんて馬鹿馬鹿しいからだ。
だがおそらくは、緊張がきれて気絶し手から血を流しながら倒れている清麿、彼を放置していくことになるだろう。
殺意の対象でなくなった以上は興味がないし、仲間でも友達でも婚約者でもない奴を手当てしてやる理由もない――
だがこの要求に対して清麿がとった行動は、ラッドの予想の斜め上をいくものだった。
ラッドが地面にナイフ投げるやいなや、清麿はそれを拾い上げ――自らの右耳にその刃を当てたのだ。
そして一息もつかず、即座に耳に刃を入れる。新品のナイフの鋭利な刃は骨の無い柔らかな肉を易々と切り裂き、清麿の右耳は頭部から切断された。
予め決まっていた事を清麿はただなぞっただけ、そんな事を考えてしまう程に清麿の一連の挙動には全く迷いがなかった。
予想外の出来事に動きを止めるラッド、そんな彼に対して清麿は再び口を開く。
傷口からポタポタと垂れる鮮血を拭おうともせず、今まで通りにラッドを真正面から見据えながらだ。
「指は駄目なんだ。この指は、この手は……魔本を持つために……ガッシュと共に戦うために……絶対に失えない。
でも……! それ以外の場所ならこの耳のように、目でも足でも何だってくれてやるっ! 俺はここで終わりたくない!
ガッシュと共に螺旋王を倒し元の世界に戻る……そのためなら俺自身がどれほど傷つこうと構わない! それが俺の覚悟だっっ! 」
清麿の激しい啖呵、それが終わったときに訪れたのは静寂だ。
聞こえるものも動くものも周囲には何もない。僅かな風のみを感じながら、一メートルも離れていない至近距離で二人は睨みあう。
曇りのない真剣な眼差しに激情をこめて睨む清麿。痛みに僅かに顔を顰めてはいるが、たった今身体の一部を喪失したようにはとても見えない。
そんな真摯な眼差しをラッドは黙って受け止めている。清麿の耳から垂れる血だけが時間の経過を示すこの睨みあいは永遠に続くかのように思えた。
……しかしそれから数分後、夜の街にはラッドの高らかな哄笑が響いていた。
「ハハッハハハハハハハハハハハハハハハ……うぉぉっぉうぉぉっぉ、オマエ馬鹿? それとも天才? つ―かなんで耳切ってんの?
訳わかんなくね? どう考えたらそうなるの? ヒハッ……ハハハハ……やっべ、やっべぇ、緩い馬鹿かと思えばすげぇべ。
ハッ! サイコ―、マジ最高、超面白れぇぇぇ―――――テンション上がってきたぜ―! ハハ……ヒャハハハハハハハハハハ――――」
笑って笑って笑って笑って、狂ったようにラッドは笑い続けている。清麿に向けられていた殺意など影も形もない。
その心底楽しそうな笑い声はラッドの心境を如実に伝え、聞く者にもそう悪い気分は与えないのだが……激しく場違いだった。
「おい、そろそろ笑うのをやめて答えを聞かせてくれないか」
いい加減業を煮やした清麿が呼びかけ、やっとラッドの笑い声は止んだ。
そして清麿は殺意を収めたラッドを相手に詳しい情報交換や今後の方針について話をしようとする。
しかし次のラッドの言葉は、清麿の意気込みを消沈させた。
「……おぅ、無視してゴメンな! おかげでテンションが大分溜まった、ありがとう、本ッ当にありがとう!
これで気分よォく思う存分に人を殺して回れるぜ。ってことでじゃあな! ……傷は早めに手当てしておけよぉ――――」
あろうことか爽やかな笑顔で上の台詞を放つなり、スキップをしながら去っていこうとしたのだ。
最早どこから突っ込めばいいのか解らない。我慢に我慢を重ねてきた清麿でさえも慌てて呼び止めた事を後悔したほどである。
だが仲間になるという約束をした事を持ち出すと、びっくりするほどあっさりとラッドは清麿の仲間になることを了承した。
そして清麿が自己紹介と情報交換を行う旨を伝え、移動中にそれを行うことを決める。
移動の目的地は落ち着ける場所、意外にもラッドの方から清麿の傷を早めに手当した方がいいという提案が出たのだ。
少し釈然としない思いを抱えるものの清麿に異論があるはずもない。
そして二人は歩き出した、ひとまずは傷の手当てをする場所を探すために、やがては螺旋王を打倒するために――
「そういえばお前武器もってないな。武器は大事だぜ。人間は武器と共に進化してきた、武器あっての人間だ。
マシンガンが一丁あれば、そこら辺の悪ガキにだってジャック・ディンプシーをぶち殺せるんだぜ。ちょっと待ってろ、余ってる俺の武器をやるよ。」
「俺の支給品はあんたに奪われたんだけどな。……っと、有難う。ん、これってマシンガンじゃないか。なんで使わないんだ?」
「気がのらねえ。さっきはナイフで切り裂いてやりたい気分だったし、今は相手を殴り殺したい気分だ。
シュッッ……シュッッ……シュシュシュッっ……折角の舞台なんだ、色々やって目いっぱい楽しまないと損だと思わないか?」
「やっぱり俺にはあんたが理解できない……ともかく殺しだけは絶対にやめてくれよ……」
【A-8 路上 一日目 深夜】
【高嶺清麿@金色のガッシュ】
[状態]:螺旋王に対する激怒、右耳欠損、軽い貧血
[装備]:イングラムM10(9mmパラベラム弾32/32)
[道具]:イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5、支給品一式(ランダム支給品0~2を含む)
清麿の右耳、支給品一
[思考]
基本方針:螺旋王を打倒して、ゲームから脱出する
1:ラッドと情報交換をしたい
2:ひとまずは傷の手当をできる場所を探す
3:ガッシュ、フォレゴレとの合流
4:螺旋王に挑むための仲間を集める、その過程で出る犠牲者は極力減らしたい
※石版編終了後のどこかから呼ばれています
【ラッド・ルッソ@BACCANO バッカーノ!】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:超電導ライフル@天元突破グレンラガン(超電導ライフル専用弾25/25)、ファイティングナイフ、支給品一式(ランダム支給品0~1を含む)
[思考]
基本方針:自分は死なないと思っている人間を殺して殺して殺しまくる(螺旋王含む)
1:基本方針に当てはまらない人間も状況によって殺す
2:ひとまずは仲間である清麿に同行
※フライング・プッシーフットに乗り込む少し前から呼ばれています
※超電導ライフル@天元突破グレンラガンについて
参加者の一人、ヨーコの愛用品。
火薬ではなく、電磁石の力で弾丸を打ち出す特殊な銃。
装弾数は弾倉の5発と予備マガジンの20発。
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