~翌日~

唯「あ、おはよー澪ちゃんりっちゃん」

澪・律「あ、おはよう…(ゲッソリ)」

澪「(昨日は五回もやってしまった)」

律「(結局ビッグマフ使ってしまった…エフェクターが邪道とか言ってごめんなさい…)」

澪律「はぁ…」


唯「?」

澪「あれ!?唯!?」

唯「んー?」

澪「ギターかわってない?」

唯「うん♪新しいギタープレイが思い浮かんだんだよ!」

澪「それとその新しいギターになんの関係があるんだ…?」

唯「うーん。壊すの」

澪「はぁ?」

唯「その安物のギター壊すの♪パフォーマンスで!」

澪「な…」

唯「えへへーすごいでしょ?ハードオフに三千円で売ってたんだ!」

澪「なるほど…私もやろうかな…ベースは人を殴る道具とも言われてるし」

唯「ホント!?澪ちゃんもやろー!」

澪「じゃあ私も新しいベースかお!」

澪「じゃあ楽器屋付き合ってもらって良い?」

唯「もっちろん!」

律「わたしも安いドラムセット買おうかな?」

澪「律はダメ!ドラム壊すときに怪我でもしたら…(ガクガクブルブル)」

律「わ、わかったって//心配性だな澪は//」

~ギャラガー楽器店~

澪「あのぉ安いベース探してるんですけど…」

店員「はい、どのようなベースをお探しですか?」

澪「白のプレシジョンベースで価格は一万円くらいのものありますか?」

店員「かしこまりましたこちらなどいかがですか?」
澪「いいですねそれ」

店員「では試奏の準備を…」

澪「あっ、いいですいいです!」

店員「え?よろしいんですか…?」

澪「はい、壊すんで。そのベース」

店員「え?ああ~なるほどぉ(ニヤリッ)」

店員「シドですか?(ニヤリッ)」

澪「シドです(ニヤリッ)」

店員「南京錠ネックレス、付けときますね。(ニヤリッ)」

澪「(ピッ)←黙って中指を立てる」

律「澪ー!買い物すんだのか?」

澪「うん、何とか一万円でおさまったよ!」

唯「よかったねー澪ちゃん♪あれぇ?澪ちゃんネックレスなんてしてたっけ?」

律「あれ?ホントだ」

澪「あぁこれ店員さんがくれたんだ。かわいいだろ?」

唯「かわい~」

律「澪すっごく似合ってるよ」

澪「律ぅ//」

律「よしあとはライブに向けて練習するのみだな!」

~練習~

律「(ドコドコドコドーン)」

澪「(ボボンボンボンボンボボン)」

唯「(ジャーンジャジャーン)」

唯「ふぅ~上出来だぁ…」
律・澪「……」

唯「あれ?二人ともどうしたの?」

澪「いや…ギター破壊するのにあまりにもうますぎるのは不自然じゃないかなって…」

律「私もそう思う…」

唯「そ、そうかな…?」

律「そうだよ!」

澪「むしろ譜面通り弾かないでも良いと思う…」

唯「そっかー…難しいけどやって見るよ」

澪「歌い方とかももっと適当で良いんじゃないか?」
唯「わかった~」

~ライブ当日~

澪「まえより客減ったな…露骨に…」

唯「私のせいだね…ゴメン…でも今日は頑張るから!」

律「気にすんな気にすんな!今日は頑張ろうぜ!」

唯澪「おー!」

~本番~

客A「あれ?澪ちゃんベースかわってる」

客B「唯ちゃんもだ、今日は変形ギター使ってるよ…」

稲葉「しまりが無いとまた皆にこそこそ笑われるぞお前!ハハハハ!」

唯「こんにちは!放課後ティータイムです!」

唯「前のライブはちょっと失敗しちゃったけど今日は頑張りますんで皆盛り上がってね!」

唯「それじゃふわふわタイムいくよー♪♪」

唯「きぃみをみてるぅといつぁもハーツドキヅキ!
揺れる想いはマシュマロマシュマロ!アーーーアーーア゛ーーーーうわぁぁあ゛あ゛あ゛ーぎゃーー!」

唯「いーつもがんばるー君のうおおぉおー!ずっとみててもぎゃーーー!はははー!あ゛ーあーゴッド!ゴッド!プリーズ!ねがいよ叶え!いつの日か!そうなるようにいきていけ!ふわふわタイーーーーーーーーーーーーーーーーーンムッ!」

唯「~♪(皆すっごい盛り上がってる!そろそろギターを!)」

(ガーンガツンゴツン!ガンッガンッ)

澪「(唯のやつ始めたな!よーし私も客をステージに上げなきゃ!)」

澪「あなた!ステージにあがって!」

ジミー・ペイジ「俺かい?」

ジミー「よっこらし…」

(ガツーン!)

ジミー「ワントンソングッ…」

澪「(これで良いんだよな?これで…)」
(ゴッゴッ!ガンガン!ガシ!ガシッ!)

ジミー「ハー…ト…ブレイカー…」

~翌日~

テレビ「ニュースをお伝えします。昨日行われた放課後ティータイムのライブで火災が発生しました。幸い死傷者は確認されておらず京都府警は現在出火の原因を…」

唯「りっちゃんさすがに放火はまずいってー♪」

律「だってお前らばっか盛り上がってるなんてつまんないだろー」

テレビ「今日未明、来日していたジミー・ペイジ氏がロンドンに到着しました。ジミー氏は左腕複雑骨折、肋骨三本を骨折する怪我を負っており記者の質問に対して

『お互い同意の上での怪我だ。深く追求はしないでいただきたい』

と解答しています」

律「あれ!?いまテレビにうつってたの澪がベースで叩いてた客じゃないか?」

澪「え?そんなまさか…ジミー・ペイジだったなんて」

唯「ほぇ?澪ちゃん知らないでやってたの?」

澪「気づいてたの!?」

唯「うんー♪あれだけ有名なギタリストだもん、普通何年もバンドやってればわかるよー!」


澪「どうしよ…私ジミーが崇拝する悪魔に殺されるかもしれない…」

律「心配するな!私が守から///」

澪「律ぅ//」

律「みーお//」

澪「りーつ//」

律「みーお//」

(ちゅっちゅっイチャイチャ)

律「澪ぉここでしちゃおうぜー?(チラッ)」

澪「うーん…(チラッ)」

唯「あっ!あぁそっかそっか!私帰らなきゃ!用事用事ー」

律「むふふ~澪が好きなビッグマフ!今日もあるからな!」

澪「もう今日はそのまま入れて良いよ。」

律「澪はえっちだなー」

澪「うるさい馬鹿律!」

~翌日~

唯「ムギちゃん脱走したって?」

律澪「は?」

唯「施設から」

律「ふーん、ま、そうなるとは思ってたけど!」

澪「まぁ当然だよな」

律「ていうかムギ血だけはかえてもらったのかな?」

唯「うん、終った直後に抜け出したんだって~」

澪「ふ~ん、ならわりかし正常になってるかもな」

唯「あ~あ早くムギちゃんのお菓子食べたいなぁ」

律「ムギが復帰したらまたライブやろうぜ!」

澪「うん!うん!」

唯「澪ちゃんがジミーをぼこぼこにしたおかげでバンドの知名度も上がったし私もギター破壊というパフォーマンスを身につけたから放課後ティータイム絶好調だね!」

唯「結局ムギちゃん脱走してから一ヶ月たったけど連絡無いね…」

澪「そう焦るなって、そんなことより唯は破壊用ギター買わないで良いのか?この間のライブで壊れちゃったんだろ?」

唯「あーすっかり忘れてたよ~でもお金がないしなぁ」

律「お金ないなら梓のムスタングなんかどうだ?子育て忙しくてどうせ弾いてないだろうし」

唯「おー!良いねー!早速あずにゃんに借りに行こう!」

~梓の家~

唯「おーい梓にゃーん!」
梓「……(唯先輩の声だ!)」

唯「こんにちはあずにゃん♪久しぶりだねー」

梓「…………(お久しぶりです唯先輩)」

唯「まだ声出せないんだね?」

梓「(コクリ)」

唯「今日はあずにゃんにどうしてもなお願いがあって来たんだ」

梓「…(コクリ)」

唯「ギター貸してほしいの、今度のライブに必要なんだ~」

梓「…(べつに断る理由も無いし貸しても良いかな)」

唯「借りても良い?」

梓「(コクリ)」

唯「うわぁい!ありがとうあずにゃん!今度のライブ絶対にみにきてね!」

梓「(コクリ)」

唯「じゃあ私帰るね!ギターありがとう!」

梓「…(さよなら唯先輩、ライブ楽しみだな)」

澪「おっ?唯おかえり!借りられたのかギター?」

唯「うーん。」

律「よかったな。梓元気だった?」

唯「まだ声出せないみたい」

律「そうかーあいつも甘ちゃんだな。マイケル・ジャクソンもアクセル・ローズも性的虐待の経験あるのにあんなに堂々と歌ってるぞ~」

澪「まったくだな」

律「たががレイプだってのに」

唯「とりあえず破壊用ギターは確保できたしなによりだね♪私いちど高いギター壊したかったんだ~!」

澪「そういえば私のベース、この間のライブでペイジを殴ってたら鮮血に染まってすごい綺麗になったんだ」

唯「うわぁすっごーい!」

澪「しかもペイジの血が付いてるからかなりプレミアついてるんだって。」

唯「澪ちゃん血が苦手じゃなかったの?」

澪「苦手だけどあのペイジの血だからな。」


律「でもそのベース次のライブではもう使えないな。盗まれでもしたら大変だ」

澪「そうなんだよ、だからまた新しいの買わないと」

唯「じゃあまた新しい楽器買いに行こうよ♪」

澪「そうだなまた安いやつ買うよ」

律「そうと決まれば楽器屋だな!」

~ギャラガー楽器店~

店員「いらっしゃいませー!ってあなたはこの間の!?」


澪「あっ!この間ベースを買ったときの店員さん?」

店員「はい!ぼくこの間のライブ見に行って放課後ティータイム大ファンになりました!」

澪「来てくださってたんですか?ありがとうございます!」

店員「唯ちゃんのギター破壊、澪ちゃんのベース乱舞、律ちゃんの放火、どれをとっても最高でした」


唯「なんか恥ずかしいねぇ~」

律「あはは!確かに」

店員「でもちょうどよかった!澪さんに大事な話があるんです」

澪「へ、私!?」


店員「はい、実は以前のライブなのですがフェンダーのお偉い方がいらしていたようで。」

澪「は、はぁ…」


店員「澪さんのプレイを見て感動したそうなのです。恐らくライバル企業のギブソンユーザーの代表格であるジミー・ペイジをこてんぱんにしたことが大きいと思われますが」

店員「それでですね、澪さんのシグネチャーモデルのベースを開発したいと私どもの会社に声がかかりまして…」

唯「えー!澪ちゃんすごい!」

律「さすが澪//愛してる//」

澪「律ぅ//」(イチャイチャちゅっちゅっ)

店員「もちろん開発料金は全て会社負担ですし、これからほぼ無料で楽器の提供が受けられます」

律「み、澪ぉ…あっあぁんふぅん//」

澪「律ぅ//(チュパチュパ)」


店員「決して悪い話では無いと思います」

澪「じゃ、じゃあえっと私はどうすれば…?」

店員「とりあえず澪さんの要望を元に試作を作りますのでなにか要望などあったら教えていただきたいのですが…」

澪「形状が刺々してて重くさえあれば他はとくに要望は無いです。」


店員「わかりました!とげとげで重くですね。メーカーのほうに伝えておきます。」

そんなこんなで澪モデルのベースは完成した

店員「こちらが試作品になります」

澪「うわぁすごい!」

唯「かぁっこいい!」

律「すっげー!」

店員「今度のライブで使ってみて感想を聞かせていただけますか?」

澪「わかりました!すごいな!刺々だし、ずしっと重い!」

澪「ライブまであと三日だから気合い入れて練習しなきゃ!」

律「気合い入れる澪かわいい//」

澪「律ぅ//」

唯「ムギちゃんがこの状況みたら大喜びだね」

澪律「(いちゃいちゃちゅっちゅ)

~ライブ当日~

唯「結局ムギちゃん来なれかったね…」

澪「仕方ないよ…三人で頑張ろう!」

律「それにしても…客層かわったな…」

唯「うん~まえは女の子も多かったのにいまは全然いないし…」


未完




最終更新:2010年07月03日 04:55