律「澪…私のこと…嫌いになっちゃったの?」


澪「いや…嫌いとかそういうんじゃなくて…そもそも…」

律「シクシク(ウルウル)」


澪「ぐっ…!(ま、まずい…可愛い…私女なのに…)」

唯「澪ちゃん!りっちゃんを嫌いになったなんて嘘だよね!付き合ってないなんて嘘だよね!?」


澪「え?え?」

律「澪ぉ…(ウルウル)」

澪「あ、その…えっとぉ………う…嘘です…」

唯「澪ちゃん!よかったぁ~!」

律「澪ぉ!澪澪澪~!」(ガバッ)


澪「うわっ!急に抱き着くな///」

律「えへへ~澪大好き//(勝った!)」


紬「うふふ♪」

澪(そのあと律にべったり甘えられ、唯とムギさらには憂ちゃんまでからそれをからかわれ、最後にムギから新居についての説明を長々と聞かされた…けど不思議といやじゃなかった)


~夏休み初日~
律「ムギ、ホントに良いのか?家は勿論生活費まで出してもらって…」

紬「気にしないで♪残念ながら夏休みの間だけだけど良い思い出を作ってね♪」

澪「ムギ…」

律「ホントありがとうなムギ!」

律「じゃあまずは家に着替えとか取りに帰らないとな~!」

紬「ええ♪他の必要なものは大体揃ってるはずだけどなにかあったらまた連絡して♪」

澪「ムギ!なにから何までありがとうな!(私なんでこんなにうれしいんだろ?)」


律「よーし!じゃあ一旦解散!」

~律家~

ガチャリ

律「たっだいま~!荷物荷物~!」

聡「あっ!姉ちゃんお帰り!ってあれ?どっか旅行でも行くの?」

律「やっぱ枕も持ってくべきかなぁ?」

聡「おーい!姉ちゃん聞いてる?」

律「まぁ枕はいっか♪」

聡「姉ちゃんってば!」

律「…つっ…何?」

聡「いや…だからどっか行くの?」

律「はぁ…うるさいな…お前に関係ないだろ…>>345みたいな顔して気持ちわるいんだよ…」

聡「え?(俺の顔ってそんなに酷いのかな…」

律「あとわたしを姉ちゃんってよぶな…ホントにいやなんだよ…」

聡「…(俺の顔って…)」

律「じゃあな!……………………………死ね(ボソッ)」

バタン

律「いそがなきゃ!澪はもう新居に着いてるかな?」(タッタッタ)


澪「おーい!律ー!」


律「ん?ってあれ澪がどうしてここに?」

澪「遅かったから迎えにきたんだよ。どうした?

律「いや…ちょっとさ…例のあいつに絡まれてさ…」

澪「またか…」

律「うん……」

澪「彼は律をみるたび絡んでくるよな…可愛いそうに律…」

律「へへっ…大丈夫!澪の顔みて元気出たから!」


澪「律…//」

律「さっ行こうぜ!私たちの愛の巣へ!」

澪「///」


~新居~

律「で……で……」

律澪「でっかーーー!」

律「これ本当に二人で住むのか!?十人以上暮らせるんじゃないか?」

澪「あらゆる生活必需品、家具、スタジオやカラオケセットまであるぞ…」

律「こんな家借りてて良いのかよ?ってか貸す家でこのでかさってことはムギん家はいったい…」

澪「う…噂で聞いたんだけど…ムギん家最長の廊下が4000㍍らしい…」

律「な……なんという…」

律「と、とりあえず各自の荷物を整理したらカラオケでもする…?」

澪「じゃ…じゃあそうしよっか…クローゼットは2階かな?」

律「ま、まぁとりあえずイロイロみて回ろーぜ」

澪「う、うん…」


~一時間後~

澪「ざっと見たけど……」

律「何から何まで凄いな…家の五倍はお風呂でかかった…」

澪「寝室のベッドはひとつしか無くて小さいのにな…」

律「…(ムギのやつ粋なはからいを!)」

律「ま、気を取り直してカラオケしようぜ!」

澪「う、うん」

律「じゃあ私からなー!」(ピッピッピ)

律「テイクイットイージー♪テイクイットイージー♪」

澪「律意外と歌うまいな!」

律「次は澪なー!はいマイク!」

澪「よ、よし!じゃあ私の十八番を!(いるのは勝手知ったる少ない仲間の律だけ…お客さんがいないと全然緊張しないな」)

澪「オネスティ サッチ ア ロンリーワード♪」

律「ゴクリ(上手い…)」

澪「次はフィジカルグラフィティの曲全部歌うよ!」

律「あ…うん…(二人きりだと凄いテンションだな澪…まぁ私意外にあんな顔見せないから良いけど…//」

澪「律も参加して!」

律「はいよ~」

律「もう遅いしご飯たべようぜー澪ー」

澪「あ、えっ?もうこんな時間!?」

律「とりあえず私が簡単なもの作るからさ!まっててよ」

澪「え…律料理出来るんだ//」

律「なんだよ~?なんか変か~?」

澪「そんなこと無いけど…//意外かもな//」

(トントントントントン)

澪「…//(律がキッチンにたつのって初めて見たな…カッコイイかも//)」

律「おーい!澪は薄口が好きだったよな~?」

澪「う、うん!」

律「了解したよん♪」

澪「…(おみそ汁の良い臭い)」

律「さぁ出来たよん♪食べようぜ!」

澪「こ、これが簡単なもの…なの?」

律「そうだけどなんか変?」

澪「いや思った以上に凄くて…全部おいしそう」

律「冷蔵庫に食材が凄いたくさん入っててさぁ頑張っちゃった!(ブイ!)」

澪「そ、そっか(か、可愛い…//)」

澪「…(モグモグ)」

律「おいしい?」

澪「…(モグモグ)」

律「ねぇおいしい!?」

澪「…(ガツガツ)」

律「おーーーい澪!!!」
澪「ふぇ?なに?」

律「だからおいしいかって?」

澪「うん!おいしくて夢中になってて話聞いてなかった、ゴメン!」

律「そんなにおいしかったか!?」

澪「うん!うん!」

律「明日はもっと凄いの作るからな!」

澪「うん!うん!」

律「口移ししてやろうか?」

澪「うん!うん!…って、は!?」

律「ちょっとまってろよ準備するから」

澪「いや…律!ちょっとまてって!」

律「なんだよ?嫌なの?」

澪「嫌とかじゃなくて…ほら!恥ずかし…」

律「わかった、じゃあやめよっか。私お風呂入るから。」(スタスタ)

澪「えっ?」

澪「り、律…?」

律「…」(スタスタ)

澪「行っちゃった…」


~30分後~

律「はぁ良いお湯だった、私寝るから」


澪「り、律?さっきはその…恥ずかしくて…その…」

律「ムギはさぁ…」

澪「え…?」

律「ムギは…私達がもっと仲良くなるためにこの家貸してくれたんだろ?それなのにさ…澪素直になってくれないんだもん!誰も見てる奴なんていないし私たち付き合ってるんだろ?」

澪「…」

律「…」

澪「ぅ…ぅぅぅ…(シクシク)」

律「え?」

澪「うぅ…ふぇ~ん…ゴメンね律…えぐっ…ゴメンね…」

律「お、おいおい…(ヤバイ泣かせちゃった)」

澪「わ、私…ホントは…えぐっ…律に…口移しとか…えぐっ…一緒にお風呂に入ったりしたかったのに…えぐっ…素直になれなくて…えぐっ…」

律「澪…」

澪「私はどうして素直になれないんだ…もう自分が嫌だよぉ…ふぇぇん…」

律「ゴメン澪…そんなに責めるつもりじゃ…それに今澪は素直になれただろ?そんなに自分を責めないで」

澪「うぅぅ…えぐっ…うぇぇん…ゴメンねぇ…」


律「ハイハイもう良いから、口移しもするしお風呂にももう一回入るから元気だして!なっ?」


4
最終更新:2009年10月19日 11:47