律「この廃墟は五階まであるからせめて一階はクリアしようぜ」

梓「そ、それなら・・・」

スタッフ「それでは・・・お気をつけて・・・」

澪「(うぅ・・・。この人喋り方も怖い・・・)」

紬「スタートね!」

律「ほら、手ぐらいなら繋いでやるよ」

澪「・・・ありがとう」ギュッ

紬「あずにゃんもがんばろうね」

梓「は、はい・・・」ギュッ

カツン・・・カツン・・・

紬「真っ暗だから足元に気をつけてね」

律「どうやらこの廃墟は元病院みたいだな」

澪「真っ暗な病院とかやめてくれよ・・・」

梓「うぅ・・・」

律「・・・ん?今その扉になにかいなかったか?」

澪梓「ヒッ!」

紬「・・・どこ?」

律「・・・いや、気のせいだったみたいだ」

澪「そういうのやめろよ律ー・・・」

紬「・・・待って」

タッタッタッ

梓「!」ビクッ

紬「足音。りっちゃんが言ってた方から聞こえたと思うんだけど・・・」

律「気のせいじゃなかったのか・・・」

澪「ミエナイキコエナイ」

律「・・・行く?」

紬「うん・・・」

梓「(早く終わってぇ・・・)」

・・・

和「澪と梓ちゃん大丈夫かしら」

純「速攻リタイアしそうですけど」

唯「ギブアップのボタンは憂が持っててね。いつでも押していいから」

憂「・・・うん」

ギャーッ!

唯「今のはりっちゃんの!?」

和「澪は気絶ってところかしら」

純「ワクワクしてきたー!」

律「び、びっくりしたぁ・・・」ドキドキ

紬「・・・うん」バクバク

澪梓「」

律「人体模型とか古典的な手に引っかかるなんて・・・」

紬「でも動いてたら誰だって・・・」

律「・・・というか澪達見てないのになんで固まってるんだよ」

梓「り、律先輩がいきなり大声出すからです!」

澪「よし。思いっきり涼しくなったし帰るか!」

律「まだ早ーい!」

律「ほら。人体模型動かなくなったし行くぞ」

澪「うぅ・・・」

紬「大丈夫?」

梓「律先輩の声にびっくりしただけなので・・・」

梓「・・・うっ、これが動いてたんですか?」

紬「そうそう。急に手がバッ!っと」

梓「」

律「真っ暗でもさすがにいつもの発作は起きないな」

澪「今日の夜は覚えておけよ・・・」

律「・・・次は手術室、だな」

梓「スルーしましょう」

律「いや、そういうルートだし」

律「また急におどかされるのは勘弁だぞ・・・」ガラッ

紬「手術台だけ・・・?」キョロキョロ

律「油断するな。こういうパターンは危険だぞ・・・」

律「というか澪、入り口で止まってないでこっちこいよ」

澪「安全が確認できたらそっちに行く」

梓「です」

律「んー?本当に何もない?」

澪「ほ、本当か?」

紬「大丈夫みたい。次に行こう」

梓「はぁ・・・」

ガタッ

澪梓「」ビクッ

ガタガタガタガタガタ

澪梓「きゃーーー!!!」

律「ロッカーになにかが!?」

ガタガタ・・・

紬「止まった?」

ギィ・・・

律紬「!?」

ズル・・・ズル・・・

律紬「ひぃ!!」

澪「も、もしかして私達の後ろになにかがいるパターンか・・・?」ガクガクブルブル

ズル・・・ズル・・・

律「振り向くな!早くこっちに!!」

紬「あずにゃん!こっち!」グイッ

梓「」

律「扉閉めるぞ!」

バタン

律「ふぅ・・・」

澪「もうやだ・・・。帰りたい・・・」ブルブル

紬「あずにゃん。今の見た?」

梓「え、あ・・・。いえ、見てないですけど・・・」

紬「そう。ならよかった・・・」

梓「・・・一体何が?」

律「聞きたい?」

梓「いえ、遠慮します・・・」

紬「りっちゃん。もうリタイアしない?」

紬「これ以上は私もちょっと・・・」

律「そうするかー。今のは本気で怖かったし・・・」

律「(これ以上澪と梓を怖がらせても悪いしな)」

律「梓、ボタン押してくれ」

梓「・・・はい」

ポチッ

・・・

トボトボ

律「おかえりー」

唯「ただいま・・・」

澪「さすがの唯もグロッキーか」

紬「どこまで行けた?」

和「手術室のところね。なにもないと思ったらいきなり・・・」

律「あー。私達もそこでリタイアだわ」

純「あのゾンビリアル過ぎですよ!!」

梓「ゾンビだったんだ・・・」

律「あの床を這ってくる演技怖すぎだろ・・・」

和「思い出しただけでも寒気が・・・」

紬「観覧車!観覧車に行こう!」

憂「そ、そうですね!」

澪「私達は見なくてよかったらしいな・・・」

梓「ですね・・・」

・・・

唯「いよいよだね!」ドキドキ

純「上見てたら首痛くなってきた」

律「二人ずつでいいよな?」

紬「うん!」

律「よーしじゃあ一番乗りー!行くぞ澪ー!」

澪「ちょ!」

和「いい歳して恥ずかしいわよ・・・」

紬「つ、次行きます!」

梓「はい!」

唯「和ちゃん、純ちゃん。四人で乗ろう?」

和「私はいいけど・・・。憂はいいの?」

憂「うん!みんなで乗ろうよ」

純「憂がいいなら」

唯「じゃあ乗ろう乗ろう!」

ガチャッ

和「・・・ふぅ。今日はいっぱい歩いたわね」

唯「でも楽しかったよ」

憂「うん!」

純「帰りたくないよー」

憂「受験終わったらまたみんなで来たいね」

純「それいいね!」

和「憂達はもうすぐ学校よね」

憂「うん。久しぶりだなぁ」

唯「私達はまだ一ヶ月くらい休みあるよー」

純「羨ましい!!」

唯「毎日ご飯作って待ってるね」

憂「えへへ。ありがとう」

純「はぁ・・・、学校か・・・」

和「暗い顔しないの」

紬「いい景色・・・」

梓「はい。夕日が綺麗です・・・」

紬梓「・・・」

梓「受験終わったらまた来ましょうね」

紬「うん!」

紬「・・・ふふっ。約束また増えちゃった」

梓「あぁ、温泉も約束してましたね」

紬「全部行こうね!だから受験、がんばって!」

梓「・・・はい!」

紬「合格できるように全力でサポートするから!」

梓「心強いです!」

ギュッ

紬「だから、一緒に頑張ろうね・・・」

梓「ムギちゃんと一緒ならなんだって大丈夫です」

チュッ

紬「ふふっ。またここでね」

梓「約束です」

梓「・・・ところで」チラッ

紬「りっちゃんかな?観覧車揺れてるね・・・」

梓「まったく。揺らすなんて危ないじゃないですか」

紬「テンション上がっちゃったのね!」

梓「その気持ちは分からなくはないですけど」

紬「もうすぐてっぺんね!」

梓「一緒に乗ったメリーゴーランドあんなにちっちゃいです」

紬「わぁ・・・」

梓「・・・さすがに下見るのは怖いですね」

紬「・・・うん」

・・・

唯「無事帰還〜」

澪「おかえり」ツヤツヤ

律「」

紬「次は花火よ!早く会場に!」

梓「いい場所埋まっちゃいます!」

唯「そうだね!急ごう急ごう」

憂「走ったら危ないよー」

ガヤガヤ

唯「やっぱり人多いねー」

純「暑ーい・・・」

和「お店でカキ氷とか買う?」

唯純「カキ氷!」

澪「また場所取りと買出しで分かれるか」

梓「ですね」

澪「ムギと梓、一緒に場所取りでいいか?」

紬「うん!」

・・・

紬「唯ちゃーん!こっちこっち!」

唯「お!」

純「いやぁー。やっと見つけましたよ」

梓「これだけ人がいるとねぇ」

憂「カキ氷ですよ。好きなの取ってください」

紬「ありがとう!どれにしようかなぁ」

和「ところで律は元気ないのね」

澪「はしゃぎすぎて疲れたんだろう。でもかき氷を食べさせると」あーん

律「!?」

律「復活!!」

律「うまい!」シャクシャク

律「ぐおおおっ」キーン

和「お約束どうも」シャクッ

唯「ちべたーい」

ドーーーン

純「うわっ!いきなり!?」

紬「びっくりしたー」

梓「・・・はい」

律「たーまやー」

唯「きれいだねぇ・・・」

憂「うん・・・」

澪「律のほうが綺麗だよ」キリッ

律「ムギー。一口交換しようぜー」

紬「うん!」

和「ユノにも見せてあげたかったわ」

唯「今度は一緒にね!」

・・・

純「はー。すごかったー」

梓「やっぱり大きい花火は違うね」

憂「ねっ」

和「名残惜しいけど、そろそろ帰りましょう」

紬「・・・うん。バスの時間もあるしね」

律「よーし帰るぞ!家に着くまでが遊園地だ!」

澪「なんだそれ」

梓「(・・・また来るからね)」

ブロロロロッ

唯律「」スヤスヤ

澪「寝るの早っ」

和「二人ともはしゃいでたからね」

紬「あずにゃんは眠くない?」

梓「べ、別に眠くないです!」

純「本当ー?梓も相当はしゃいでたからねー」

梓「純には言われたくない」

純「じゃあ先に寝たほうの負けね」

澪「なぜ勝負に・・・」

・・・

梓純「」スヤスヤ

紬「くすっ。引き分けね」

和「そうみたいね」

憂「ふゎ・・・」

和「私は起きてるから憂とムギは寝ていいわよ」

憂「ありがとう。和ちゃん・・・」

紬「んー。私はもうちょっと起きてる」ナデナデ

梓「」スゥスゥ

・・・

和「起きて。そろそろ着くわよ」ユサユサ

唯「・・・んー」

憂「もう・・・?」

紬「ふわ・・・。寝ちゃったー」

和「律も。荷物まとめて」

律「うい・・・」ノソノソ

和「まったく」

ブロロロロ

律「眠い・・・」ショボショボ

純「おやすみなさい」

梓「帰ってからにしなさい」

唯「楽しかったねぇ」

憂「うん!」

和「高校組は明日始業式でしょ?早めに解散しましょう」

純「あー!せっかく忘れてたのにー!」

憂「忘れてたんだ・・・」

純「あぁ・・・。学校・・・」

梓「今日は一日遊んだんだから明日からまたビシビシいくよ」

憂「部活もだね!」

純「うわぁ・・・」

唯「私達はあと一ヶ月お休みだよー」

純「ずるいです!私も早く大学生になりたい!」

憂「その為には勉強しないとね」

純「あぁ・・・」

梓「(面白い)」



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