私の左手は異常な程の手汗を分泌しはじめた。

恥ずかしくなって手を解こうとするがあずにゃんが離してくれない。

梓「握り返して…くれないん…ですか?」

私は諦めて強く握り返す。

梓「唯先輩…」

はぁ、暑い。
布団の中はお互いの体温でサウナと化していた。

暑いと嫌がるんじゃなかったの?

梓「はぁ…唯先輩…はやく」

私は顔を傾けて唇を近付ける。

後、何ミリだろう?

口呼吸で唇が乾いてしまった。
唇を固く閉じて舌で湿らせる。

梓「キスして…くれないんですか?」

あずにゃんが私のブラのホックを外した。

唯「…あずにゃん、暑くない?」

梓「まったく…暑くないですね」

あずにゃんが布団を蹴飛ばし暖かい空気が一気に冷やされる。

布団が無いとなにか心許ない。

あずにゃんの左手が私のブラをずらしながら前方に移動してくる。

梓「チューして下さいよ…」

そう猫なで声で呟きながら私の右の乳房を包む。

このネコ…発情してますね。

やばいやばい、これエッチしちゃうの?

いやしたかったけどさ。

てか可愛い。

この体制はヤバいと感じた私は左腕の肘を立て上半身をあずにゃんに被さるように移動させる。

あずにゃんは自由になった両腕を私の首に回し引き寄せる。

唯「ちょ、ちょっと待ってあずにゃん、告白が」

梓「…早くして下さい」

あずにゃんの綺麗な髪が乱れてエロい…。

今では殆ど役割を果たしていないブラジャーの肩紐を外して服の中をもぞもぞさせる。
中々取れない。

梓「まだですか」

よし取れた。
服の袖からそれを取り出し後方へポイした。

気を取り直してあずにゃんの顔にかかった髪を指で流す。

唯「あずにゃん」

梓「なんですか」

唯「ずっと前から好きだったんだよ」

梓「私もです」

あずにゃんが冷静になってる。

てか本当に可愛い。

唯「可愛いね」

梓「唯先輩も可愛いと思います」

可愛いという言葉に抵抗は無くなったようだ。

あずにゃんの小さい鼻を摘まむ。

梓「なにするんですか」

唯「鼻摘まんでも可愛い」

あずにゃんの整った眉をなぞる。

唯「眉毛も可愛いや」

梓「なんですかそれ」

あずにゃんの小さな唇を親指の腹で弄る。

梓「んー、んー」

唯「なに言ってるわかんないや」

あずにゃんが私の親指をパクリと口に含んだ。

唯「なんかエッチだよ」

あずにゃんは私の親指を甘噛みしたり、舌を押し付けたりして遊ぶ。
爪切っておいて良かった。

唯「あずにゃん、チューしよっか」

梓「ふぁい」

親指をあずにゃんの口内から抜くとそれを自分の口に含んだ。

梓「まだですか?」

唯「ティッシュ無い?」

梓「そんなの私のTシャツで拭けばいいですよ」

Tシャツの裾を捲り私の指を包む。

チラチラと標高の低いお山(ちいうより丘)が見えた。
良くチラリズムを弁えてると思う。

唯「あずにゃんお胸も可愛いね」

梓「どこ見てるんですか!」

唯「ちょっと触っていい?」

梓「キスはまだですか?おあずけのつもりですか?」

唯「わかったよ」

今度は躊躇わずに唇を重ねる。

唯「チュー」

柔らかっ。

それより、やっぱり舌入れてきたよこの発情ネコは。

私はあずにゃんの上の歯と下の歯をゆっくりと舐める。

あずにゃんが私の首に腕を絡ませる。

もっと欲しいのかな?

あずにゃんのザラザラしたベロを追いかける。

来年も軽音部が存続してたらあずにゃんはボーカルなんだから、しっかり息継ぎのタイミングを覚えないとね。

あずにゃんが私の股に太ももを押し付ける。

…エッチなネコさんだね。

私は唐突に唇を離す。

唯「あずにゃん、好きだよ」

梓「私もです」

唯「好きって言って」

梓「唯先輩、大好きです」

少し厳しい質問をしてみる。

唯「人前で私に好きって言える?」

梓「えっ、と」

私は試している訳ではない。
どちらの回答をしてもあずにゃんを大切にする。
今後の付き合い方の参考にするだけだ。

憂は人前で隠そうとしなかった結果、『シスコンレズ女』のレッテルを貼られた。
学校でイチャイチャしたいわけではない。
女同士と言うことをもう一度考えてもらいたいだけ。

唯「私は仲の良い人の前では好きって言いたい」

梓「私は…できれば二人きりの時に周りを意識しないで言いたいです」

唯「わかった、じゃあ二人だけの秘密にしよう」

梓「そうですねっ」

唯「じゃあおやすみ」

梓「え?」

唯「明日学校行くんでしょ?」

梓「でも折角二人きりなんですよ?」

唯「じゃあ抱き合ってチューしながら寝よ?」

梓「…唯先輩のイジワル」

唯「大切な子ネコちゃんだからね、壊さないように丁寧に扱わないと」

梓「私は恋人じゃなくペットなんですね」

唯「愛しくて堪らない大切な恋人だよ」

私はあずにゃんの頭を撫でつつ、行方不明になったブラジャーを探す。
私の足元の辺りでベッドからずり落ちそうになっていた所を救助した。

あずにゃんのご機嫌を取るのに使えるかな?

唯「ねぇ、あずにゃーん」

梓「…なんですか」

唯「あずにゃんがブラ取ったんだから、責任持ってあずにゃんが付けてよー」

私は上半身裸になる。

梓「なにを狙ってるんですか」

唯「あずにゃんこそどこまでしたいの?」

梓「そんなの流れに任せればいいじゃないですか」

唯「ABCで例えるなら誰なの?」

梓「…C」

今日はCちゃん大活躍だね。
惜しい人物を退学させたかも。

唯「ここ触るだけじゃ満足できないかな?」

私はズボンの上からあずにゃんの秘部を摩る。

梓「〜〜〜〜〜!」

リアクションが可愛過ぎる。

次はズボンの中に手を侵入させショーツの上から優しく筋をなぞる。

唯「ほら、あずにゃんは私のブラジャーを付けて」

あずにゃんにブラジャーを手渡し、ベッドに押し倒す。

あずにゃんは律儀に私の片腕からブラを通し装着させようとする。

唯「チューも忘れないでね」

唇を押し付けあずにゃんのザラザラ猫舌を誘う。

ショーツの中に手を入れる。
クロッチが汚れないよう手の甲で庇いながら根気よく愛撫を続けると少しずつ滑りが良くなってきた。

唯「私の指ならいっぱい汚していいからね」

返事を待たずにキスを再開する。

さて、あずにゃんをどう気持ちよくさせようか。

とりあえず、中指で陰核をゆっくりと回すように、時々押し潰すように刺激してゆく。

普段あずにゃんは自分をどのように慰めているのだろう。

それがわからない事には手の施しようがない。

反応を見極めて攻め方を変えるなんてできそうにない。
なんせ処女ですから。

当のあずにゃんは今だに私のブラを付けられずにいる。

当たり前だ。
私の片腕はずっとあずにゃんの陰部を弄り続け手が離せないのだから。

抗議の声を上げようにも私が口を塞いでいるので、さぞ悔しいことだろう。

うーん、仕方ない。
私は渋々唇を離しあずにゃんに問う。

唯「あずにゃん、普段どうやってる?」

梓「えっ…と」

照れる事でも無いだろう。
恋人として一番感じる部分を知っておく義務がある。

唯「指入れたりとかする?」

梓「いえ、一度だけ入れた事がありますけど怖くて」

唯「わかりきった事聞くけど処女だよね?」

梓「そうですよ、唯先輩こそどうなんですか?」

唯「あずにゃんに捧げる為にずっと守ってきたよ」

まぁ今日捧げるつもりは無いが。

唯「それと男の人を好きになった事とかは」

梓「ありません、唯先輩一筋です」

唯「そっか、私もあずにゃん」

唯「が大好きだよ」

…一筋とは言えなかった。
憂…、あずにゃんと同じ位愛する人が頭の中に顔を出す。
しまった、先にポリガミーに抵抗が無い、むしろ望んでいると告白すべきだった。

今の台詞の間は確実にあずにゃんを不安にさせただろう。

一刻も早くこの子の不安を取り除かなければ。

私はあずにゃんの背後に回る。
恐らくあずにゃんは後ろから包まれるように抱きしめられるのが好きなのだろう。

それでは再開。

私は中指で膣口を、親指で陰核を刺激しながら私の指を受け入れる体制を整えさせる。

唯「あずにゃん、私の指で気持ち良くしてあげるね」

ほっぺに手を添えてこちらを向かせる。

唯「あずにゃん、チューして?」

今回は優しく啄むようなキスを執拗に繰り返す。

あずにゃんがフレンチキスを求めるまで待つ。

暫く続けると次第にあずにゃんは上半身を完全にこちらに向け両手で私の頭を抑え、貪るようなキスへシフトしてゆく。

腰を私の手に押し付けるようにくねらせ乱れはじめる。

何時の間にか陰核の皮が剥けていた。
私はそれをさりげなく自分の太ももに擦り付け、再び指をあずにゃんの陰部に添えた。

唯「あずにゃん、挿れるよ」

梓「はい、挿れて下さい」

唯「最初は小指にしようか?」

梓「いいです、唯先輩の中指、下さい」

顔を上気させ意地らしい目で懇願される。

私は上半身を後ろへ倒しあずにゃんも同じように後ろへ誘う。

あずにゃんが私の上で仰向けに寝ているような形だ。

あずにゃんの膣内に中指を挿入する。
暖かくて凄く狭い。

恐る恐る奥を目指すと指先に処女膜が触れた。

処女膜がある。ただそれだけで更にこの少女が愛おしく感じられた。

私はムギちゃんよりも強いセパレイティストだ。
もし私が琴吹家に生まれていたら男の執事など雇わない。
男に生理的な不快感を感じる。

男は汚いよ。
この先ずっとあずにゃんの膣に男が侵入する事が無いよう祈って
処女膜を…破る。

ビクッ

あずにゃんが小さな呻き声を上げ、眉間に皺を寄せ、身体を強張らせる。

唯「ごめんね、痛かったよね」

梓「いえ、痛みより幸せが勝っていたので、大丈夫です」

唯「あのね、あずにゃん」

唯「あずにゃんの事、愛してるよ」

梓「私もです、唯先輩が大好きです、愛してます」

私は指を引き抜く。
遠目から見ると良くわからないが、恐らく血がついている。

唯「どうする?」

梓「唯先輩の手で、気持ち良くして下さい」

唯「わかった」

この際血でもいいから潤滑油になってくれ。

もう一度指を挿入するが、膣内が本当に狭い。
前戯が足りなかったのか?

そもそもあずにゃんが弄り慣れてるとは思えない。
初めての異物感に膣内で気持ち良くなれるはずがない。

膣内の開発は自慰でやってもらおう。
私は最後に陰部全体を優しく撫で、陰核、尿道口、乳首の愛撫に切り替える。

このままでは朝になる。
私はまた体制を変え対面騎乗位であずにゃんに被さる。
シラけさせてはいけない。

唯「あずにゃん、今からイクまでずっと私の名前呼び続けて」

梓「はい、唯先輩」

私は左手をあずにゃんの両目に被せ視界を遮る。
性感帯の刺激に集中してもらわないとイカせられないかもしれない。
私の技量不足が悔やまれる。

梓「唯先輩…唯先輩…」

私はあずにゃんの乳房を口に含み、舌で円を描くように乳輪をなぞる。

唯「あずにゃん…可愛い」

唯「本当に大好きだよ」

あずにゃんは私の頭を抱き、
胸に押し付ける。

梓「はぁ…唯先輩、大好きぃ…」

身体が震えている。
感じているのだろうか。

唯「あずにゃん力抜いて、リラックスだよ」

あずにゃんは全身を弛緩させる。
クチュクチュといやらしい音が響き始めた。

唯「あずにゃん、可愛いよ、もっと感じて」

私を呼ぶ声に嬌声が混じる。

焦らしは終わりだ。
私はあずにゃんの硬くなった乳首に思い切り吸い付き舌で出来る限りの刺激を与える。
激しくし手を上下させあずにゃんにこのいやらしい音を聴かせる。

嬌声が喘ぎ声に変わり私の
名を呼ぶのも辛そうだ。

陰唇が痙攣しあずにゃんが腰を浮かせる。

唯「あずにゃん…はぁ…イッて!」

梓「ゆう!いいいいせ……ぇぇえんんん…っぱあぁあいぃぃ!」

あずにゃんはシーツを鷲掴みにし弓状に仰け反り果てた。

よかった、なんとかイカせる事ができた。
時計を見ると午前二時を回っていた。
右手の感覚が無い。
今日は筋肉痛だな。

私はティッシュを探し血で汚れたシーツとあずにゃんの濡れた股を拭った。

唯「あずにゃん、とっても可愛かったよ」

短くキスをして服を着せてやる。

梓「唯先輩…抱きしめて」

私は布団をあずにゃんと自分に被せ、優しく抱き合って眠った。



続く







最終更新:2011年05月01日 21:05