おはようございます。憂です
突然ですが最近おかしな夢を見るんです

夢の中で私は深い深い森を歩いてて
その夢は見るたびに少しずつ少しずつ長くなっていって私の歩く距離も少しずつ少しずつ長くなっていって
ある時私はとうとう森の奥にある奇妙な遺跡に辿り着きました

遺跡の奥へと進んで行くと赤い光の中に赤い巨人が立っています
「レオ兄さん」「レオ兄さん」としか言わない不思議な巨人です

どうしてもその巨人が気になる私は遂に巨人に尋ねます


「あなたは誰? あなたが私を呼んでいたの?」


「……ぃ……ぅ……」

「う……い……」

「憂!」


憂「ふへっ!?」ガバッ

唯「おはよう、憂」

憂「あ、おはよう。お姉ちゃん」

唯「あ、おそようだった」

憂「?」

唯「もう7時半だけど遅刻しちゃうよ?」

憂「ええっ!?」

タッタッタッタッ

唯「憂、最近寝坊ばっかりだけどどうかしたの?」

憂「うーん。最近変な夢を見るんだよね……」

唯「夢?」

憂「うん。森の中で迷子になる夢」

憂「あ、でもね。体の調子はとってもいいの」

唯「へぇー」

タッタッタッタッ



昼休み


純「憂ー、梓ー。お弁当食べよー」

梓「食べよう食べよう」

憂「……あっ!」

梓「どうかした?」

憂「お弁当家に忘れちゃった」

純「あれまあ」

梓「わけてあげようか?」

憂「大丈夫。家まで10分くらいだからちょっと取りに行ってくるよ」

ダッ

純「いってらっしゃーい」

ダッ

憂「ただいま!」

梓「早っ!?」

梓「なに? 忘れ物でもしたの?」

憂「え? ちゃんと家からお弁当持ってきたんだけど……。ほら」

梓「あ、ホントだ」

純「でも10分どころか10秒も経ってないけど?」

憂「あ、あれ?」

梓「憂、最近凄すぎるよね」

憂「えっ?」

純「そうそう。こないだは鉄棒で大車輪決めてたし立ち幅跳びが3m越えたし」

純「いくら要領がいいからってさすがに行き過ぎだね」

憂「私としてはいつも通りなんだけどなぁ……」

純「なんか変なもの食べたとか?」

梓「唯先輩じゃないんだから」

純「……それは結構失礼じゃないかい?」

梓「ということがありまして」

紬「へぇー」

唯「そういえば確かに変かも。最近寝坊ばっかりしてるし」

律「あの憂ちゃんが寝坊を!」

唯「なんか変な夢見るんだって」

澪「変な、夢?」

唯「うん。森の中で迷子になる夢」

律「はぁ……?」

梓「ということがありまして」

紬「へぇー」

唯「そういえば確かに変かも。最近寝坊ばっかりしてるし」

律「あの憂ちゃんが寝坊を!」

唯「なんか変な夢見るんだって」

澪「変な、夢?」

唯「うん。森の中で迷子になる夢」

律「はぁ……?」

律「もしかして夢で悪さするような怪獣に取り憑かれてたりして」

唯「えっ!?」

紬「夢で悪さと言えば夢幻神獣魔デウス、とか?」

唯「ええっ!?」

澪「普通にただ疲れてるだけかもしれないんだしそんな気を張らなくても……」

唯「やっぱり憑かれてるんだ!」

梓「字が違いますって」



帰宅途中


憂「うーん……」

憂「やっぱり私おかしいのかなぁ……」

憂「ちょっと家まで走って時間計ってみよ」

憂「……よーい、どん!」

ダッ



憂「到着!」

憂「タイムは……」

憂「……え? 7秒?」


憂「お、おかしい……」

テン テン テン…

憂「?」

憂「……あ!」


憂ちゃんの目の前にはボールを追いかける少年とそこに突っ込むトラックの姿が!
タッチや幽白でも出てきたよくある事故シーンだ!


憂「危な――い!」

ダッ

キキ―――――――ッ!!



ドンッ!

憂「死んだかなぁ……」

憂「……」

憂「……?」

憂「……あれ? 生きてる?」

ガキ「お姉ちゃんスゲー! 片手でトラックを止めちゃったよ!!」

憂「はい!?」


トラックに視線を向けると確かに自分のか細い腕一本でトラックが止まっている
あまりの急停車に運転手は気絶しているようだ


憂「えー……」

ガキ「ありがとう、お姉ちゃん!」

憂「えっ、あ、うん。もう飛び出したりしちゃダメだよ」

ガキ「うん!」

タッタッタッタッ

憂「……」

憂「……おかしい」

唯「ど、どうしよう。憂が怪獣に取り憑かれてるなんて……」

澪「だからまだ何かあったと決まったわけじゃ

ビーッ ビーッ ビーッ

澪「!」

律「電話だ!」


忘れている人も多いだろうから説明しよう
HTTとさわ子、和ちゃんの間にはホットラインがしかれている
これによりHTTは怪獣の出現情報を得るのだ


ガチャッ

律「もしもーし」

和『もしもし、私よ』

律「おー、和。なんかあった?」

和『なんかも何も怪獣よ。B地区第5ブロックに現れたわ』

律「マジでか! わかったすぐ行く」

ガチャッ


律「みんな、B地区に怪獣だ」

律「HTT、出動!」

みんな「おーっ!!」


バシュ――――――――――ン

唯「やって来ました第5ブロック」

律「怪獣はどこだ!」

紬「どこだー!」

梓「いました、あれです!」

「オオオオオオオ!!!」

澪「ムギ、あれは?」

紬「大宙魔パスギークよ」

「オオオオオオオ!!!」

律「よーし、各機攻撃開s

梓「ま、待ってください!」

律「どした」

梓「まだ住民の避難が完了してません。今、怪獣に攻撃すれば被害が……」

律「そうか……。なら、唯!」

唯「ほい!」

律「唯は一旦地上に降りてみんなを避難させてくれ」

唯「わかりましたよ、りっちゃん隊長!」

律「そいでチェスターβも降ろして私が怪獣と応戦する」

律「澪、ムギ、梓はチェスターα、チェスターγで援護してくれ!」

澪「了解」

シュイーン

ダイナ(律「だぁーっ!!」

「オオオオオオオオオオ!!!」




シュウウウウウウウウ

唯「……着陸完了!」

唯「りっちゃん達が戦ってるんだ。私も私にできることをやらなくちゃ!」

唯「……よし!」

唯「みんなー! 早く避難して―――!!」

憂「はぁ……」

憂「トラックを腕一本で止めたくらいで事情聴取って……」

憂「そんな人くらいどこにだっている……わけないか」

憂「はぁ……」

憂「すっかり遅くなっちゃっ


ド――――――――――ン!!

「……オオオオオオオオ!!!」


憂「!?」


憂「か、怪獣!?」


キャー! キャー!

     ワー! ワー!


憂「わ、私も早く避難しなくちゃ!」

憂「……!」


シュイーン

ダーッ!


憂「……ダイナだ!」

ダイナ「だぁっ!!」ドカッ

「ギイイイイ!!」ガキッ


憂「ダイナ頑張れ!」

…ヒナンシテー!

憂「? この声は……」

唯「早くしないと危ないよー!!」

憂「お姉ちゃん!」

唯「あ、憂!」

唯「憂、何でこんなところに!」

唯「放課後だし家に帰ってるはずじゃ!?」

憂「お、お姉ちゃんこそ! 今は部活の時間じゃないの!?」

唯「えっ……いやその、今やってるこれが部活動と言いますか……」ボソボソ

憂「?」


くどいようだが唯達が悪しき怪獣と戦ってるのは秘密なのだ
それはたとえ相手が肉親であろうとも絶対に秘密なのだ

唯「と、とにかく!」

唯「ここは危険が危ないよ! 憂も早く避難して!」

憂「じゃあお姉ちゃんも一緒に……」

唯「……私はまだしなくちゃいけないことがあるから」

憂「しなくちゃいけないこと?」


ドゴオオオオオオオオン!!!


唯憂「!?」


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