梓「・・・」ピンポーン

唯「(来た・・・)」

ガチャ

唯「おはよう。あずにゃん」

梓「おはようございます!唯先輩!」

唯「あがって、あがってー」

梓「はい。おじゃまします」トコトコ

唯「電話出れなくてごめんねー」

梓「いえいえ」

唯「今日はどうしたの?」

唯「暇ならギターの練習でもしようか」

梓「あの・・・、今日は大事なお話をしにきました」

唯「・・・」

唯「なに・・・かな・・・?」

梓「・・・」ゴクリ

梓「率直に言います。私は唯先輩のことが好きです!大好きです!」

梓「なのでこれからも、卒業しても私と一緒にいてほしいんです」

唯「・・・」

唯「」ダキッ

梓「唯・・・先輩?」

唯「私もあずにゃんのことは大好きだよ」

唯「そう、あずにゃんは私の・・・、大事な後輩、だよ・・・」

梓「え・・・?」

唯「ごべんね・・・、あずに゙ゃん・・・」ウルウル

唯「あずに゙ゃんのごとは大好きだよ・・・」

唯「でも、あずに゙ゃんの言う好きとは違うんだ」グズグズ

梓「あ・・・」ポロリ

唯「あずに゙ゃんが私のことをぞんなに思っでぐれてるのは本当にうれじいの」

唯「でも・・・、ごベんね」ウワーン

梓「・・・」ポロポロ

唯「なのに、無神経に抱きついたりじて・・・」ウワーン

梓「唯・・・先輩・・・」グスッ

梓「そんな・・・泣かないでくださいよ・・・」

唯「ごべんね、あずに゙ゃん・・・」ウワーン

梓「唯先輩・・・」

梓「ありがとうございます」ギュッ

唯「・・え?」グスグス

唯「・・・なんで?」

唯「私、告白断ったんだよ?」

唯「なのになんで、お礼なんて言うの?」グスッ

梓「だって、断られたらもう、唯先輩と一緒にいれないと思った・・・」

梓「でも、断られても、私をあだ名で呼んでくれた。抱きしめてくれた」

梓「もう二度としてもらえないと思ってたのに」グス

梓「私の為にこんなに泣いてくれて・・・」

唯「だっで、あずに゙ゃんはあずにゃんだもん」グスッ

梓「そうですね・・・」

梓「難しいかもしれないですけど」

梓「明日からもいつものように接してもらえませんか?」

唯「・・・いいの?」

梓「はい。いつものように抱きついてきてください」

梓「抱きつかれると、私だって嬉しいんですよ」

唯「」グスッ

唯「あずにゃん・・・」

唯「ごめんね」ズズッ

唯「私のほうが年上なのにこんなに泣いちゃって・・・」

梓「気にしないでください」

唯「これからもあずにゃんって呼んでいいの?」

梓「はい」

唯「これからも抱きついていいの?」

梓「・・・はい」

唯「あずにゃん・・・ごめんね・・・」ギュッ

梓「もう、謝らないでくださいよ」

唯「・・・実はね、昨日ね。聞いちゃったの・・・」

梓「・・・え?」

唯「昨日、部室の前にいたんだ・・・」

梓「」

唯「ムギちゃんのあずにゃんデビューを聞こうとしただけだよ!」

唯「でもその・・・、そのときにあずにゃんの気持ち聞いちゃって・・・」

梓「」

梓「な、ななななな」カアアァ

唯「あずにゃんが部室を出て行ったら私たちに気づいてたムギちゃんに呼ばれて・・・」

紬『あなたはどうするの?』

唯「って」

唯「昨日ずっと考えてたんだ・・・」

梓「あうあう」

梓「そ・・・そうでしたか・・・」アセアセ

唯「あずにゃんっておっちょこちょいだね」

梓「あう」

唯「でもあずにゃんの気持ち聞いたから真剣に考えたよ・・・」

唯「もうあずにゃんって呼べないんじゃないか、抱きつけないんじゃないか」

唯「いろいろ考えてたら悲しくなっちゃって・・・」

唯「でもそんな心配しなくてよかったんだね」

梓「・・・そうですね」

梓「そんな心配、いりませんよ」

唯「だね」エヘヘ

梓「午後から用事があるのでこれで失礼させてもらいますね」

唯「そう・・なんだ・・・」

梓「ではまた明日です。唯先輩!」

唯「うん。また明日学校でね!あずにゃん!」

ガチャ

梓「・・・」グスッ

梓「・・・」タタタッ



中野家前!

梓「」タタタッ

梓「!」

梓「ムギ先輩。どうして」グシグシ

紬「こんにちわ、梓ちゃん」

紬「・・・そう」

梓「・・・」

紬「上がっていってもいいかしら?」

梓「すみませんが、今は・・・」

紬「・・・、今の梓ちゃんを一人になんてできないわ」

紬「自分で自分を責めてしまうわ」

紬「私にも責任はあるもの」

紬「お話し相手になれないかしら?」

梓「・・・」

梓「・・・どうぞ」

ガチャ

梓「・・・」

紬「まずは謝らせてほしいの」

紬「ごめんなさい」ペコリ

梓「・・・なんでムギ先輩が謝るんですか?」

紬「唯ちゃんから昨日の部室の話は聞いた?」

梓「・・・はい」

紬「あの時私は唯ちゃんたちを無視して梓ちゃんを待つことができた」

紬「でも唯ちゃんを呼んでしまった」

紬「唯ちゃんにどうするの?と聞いてしまった」

紬「私には唯ちゃんの気持ちはわからないのにね・・・」

梓「・・・」

紬「さらに梓ちゃんにも、無責任に背中を押してしまった」

紬「・・・本当に、ごめんなさい」ポロポロ

梓「ムギ先輩まで、泣かないでください」オロオロ

梓「確かに唯先輩が聞いてたのはびっくりしましたけど」

梓「そのおかげでしっかり考えたって言ってましたし」

梓「ムギ先輩はぜんぜん悪くないですよ」

梓「・・・」

紬「・・・ありがとう」

紬「やっぱりあずにゃんはやさしいわね」ニコッ

紬「あ、うっかりあだ名で呼んじゃったけど今は呼ばないほうがいいわよね」

梓「ぜんぜん気にしませんよ」

梓「あの、ひとつお願いがあるんですが」

紬「なにかしら?私にできることがあるなら何でも言って」

梓「抱きついても・・・、いいですか・・・?」

紬「・・・もちろんよ。さぁ、おいで」

梓「あり、がとうございます」ダキッ

梓「グスッ。うわああああああああん」

紬「今日はいっぱい泣きなさい」ナデナデ

紬「そしてまた明日元気な姿でみんなに会うのよ」

梓「うわあああああん」

紬「なんだったら一晩中抱きついていてもいい」

紬「あずにゃんが元気になるんだったら私、なんでもするわ」

梓「なんで、ムギ先輩はこんなに優しいんですか?」グスグス

紬「なんでって・・・」

紬「こんなにかわいい女の子をほおって置けるわけないじゃない」

梓「・・・」

梓「じゃあ、あの・・・、甘えてもいいですか?」

紬「えぇ、遠慮はいらないわよ」

梓「もう少し、このままでお願いします」ギュ

梓「・・・」ギュ

梓「私・・・、振られちゃいました・・・」

紬「・・・」ナデナデ

梓「唯先輩は明日もいつもと同じように接してくれるって言ってましたけど」

梓「変に避けられるんじゃないかって不安で・・・」

梓「私も、ちゃんといつもどおりにできるか不安で・・・」

紬「・・・」ナデナデ

紬「梓ちゃんなら大丈夫よ」

紬「唯ちゃんだってその覚悟をする為に一晩しっかり考えたんだもの」

紬「今の私じゃ説得力ないわね」フフッ

梓「・・・そんなこと、ないです」グスッ

梓「」グーッ

紬「あら?」

梓「ああああ、あの。これははははは」///

紬「もうこんな時間ね。よかったらどこかへお昼ご飯食べに行きましょうか」

梓「」///

梓「あ、あの」

梓「私が作ります!お口に合うかわからないですけど」

紬「まぁ。うれしいわぁ」

紬「じゃあ今度は私が甘えようかしら」♪

梓「・・・あまり期待しないでくださいよ」

紬「あずにゃんが私の為に作ってくれるんだもの」

紬「おいしくないわけないわ!」

梓「もう」///

梓「じゃあ作ってくるので少し待っててください」

紬「うん」

紬「(少しは一人にしてあげたほうがいいわよね)」


梓「何作ろうかな・・・」

梓「ご飯あるし、卵と・・・」

梓「よし」

梓「・・・」ジュージュー

梓「唯先輩・・・」ポロポロ

梓「ムギ先輩、柔らかかったな・・・」

梓「・・・」ジュージュー


紬「じゃあ、お願いね」パタン

紬「これで準備は完了よ」

梓『ムギせんぱーい。ご飯できましたよー』

紬「はーい。今行くわねー」トトトッ

紬「まぁ。オムライスね」

紬「おいしそうだわー」

梓「あ、味は期待しないでくださいね」

梓「ささ、冷めないうちにどうぞ」

紬「うん。いただきます!」

梓「いただきます!」


紬「!おいしい!おいしいわ、梓ちゃん!」

梓「ありがとうございます」///

紬「梓ちゃんと結婚する人は幸せね」

紬「こんなおいしい料理を毎日食べれるんだもの」

梓「そ、そんな。大げさですよ」カァ

紬「そんなことないわよ。私は毎日でも食べたいわ!」

梓「・・・え?それって」

紬「あ、深い意味はないのよ!」アセアセ

紬「スープもおいしいわー」

梓「・・・そうですか」

梓「今度はムギ先輩の手料理も食べてみたいです!」

紬「・・・」

紬「正直に言うけど、あまり上手じゃないわよ・・・」

梓「じゃあ今度一緒に作りましょうよ」

梓「少しなら教えられますよ」

紬「ふふ、じゃあお願いするわね」

梓「はい!任せてください」

紬「ふう。お腹いっぱいだわ」

梓「ちょっと作りすぎちゃいましたね・・・」

紬「でもおいしかったわ」

紬「・・・もう、大丈夫?」

梓「・・・はい。たぶん」

紬「うん。何かあったらなんでも話してね」

梓「」フアアァ

紬「」クスッ

梓「すみません。昨日あまり寝てなくて・・・」

紬「じゃあ一緒にお昼寝しましょうか」

梓「・・・はい」ショボショボ

紬「(もう寝ぼけてるのかしら?)」

紬「(これは一緒のベットで寝るってことよね・・・)」

梓「さぁ、ムギ先輩もどうぞ」

紬「う、うん。おじゃまします」ススッ

梓「おやすみ。ムギ先輩・・・」

紬「おやすみ。あずにゃん」

梓「」スゥスゥ



平沢家!

唯「・・・」ピポポ

唯「・・・」プルルルル

唯「もしもし、憂?」

憂『・・・。もう、いいの?』

唯「うん、ごめんね。外で時間潰してきてなんて言って・・・」

憂『気にしないで。じゃあ今から戻るからね』

憂『ついでに何か買っていこうか?』

唯「うーん、パピコが食べたいなぁ」

憂『またアイス?もう、わかったよ。買って帰るね』

唯「おねがいねー、ういー」

唯「・・・」ピッ

唯「」グスッ


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