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エンジュジム

マツバ「ムウマ、パワージェム!」

ムウマ「ムウーマ!」ききききいいいいん!!

ピッ太「ピッ!?」

唯「ピッ太!」

律「大丈夫か、唯!?」

マツバ「人の心配をしている場合かい?」

律「!」

マツバ「ゴースト、どくどく!」

ゴースト「ゴースゴス!」しゅわあああん

律「…!ガスによるどくガスか。でもさっき言った通り、ランスは毒タイプだ!どくどくなん

て効かないぜ!!」

ランス「に、ニド…」けほっ

律「!どうした、ランス!?まさか…」

マツバ「ゴーストの出す猛毒のガスに身体が耐えられなかったんだろう。たとえ毒タイプと言

えどもね」

ランス「ニド……」じゅわあっ

律「ら、ランス…!やばいぞ、唯!」

唯「大丈夫だよ、りっちゃん!私には考えがあるって言ったよね!」

律「なんだよ、その考えって…」

唯「ピッ太!」

ピッ太「ピッ!」

唯「つきのひかり!!」

ぴかっ!!

律「!真っ昼間なのに月が…」

マツバ「!ニドリーノ、ピッピ、月……なるほど、そういうことか」

律「まったくわからん!なにをしようとしてるんだ、ゆ…」

唯「みて、りっちゃん!月の光が二匹を照らして…」

ピッ太・ランス「」ぴくっ

律「な、なんだ……?」

めきめきめきめき…

唯「進化が始まったんだよ!!」

律「!進化…」

ぴかああああっ!

ランス(ニドキング)「ニドー!!」

ピッ太(ピクシー)「ピッ!!」

律「!!」

唯「大きくなったね、ピッ太!」

ピッ太「ピッ!」

律「おお…!逞しくなったな、ランス!」

ランス「ニドー!」

律「唯、これがお前の言ってた考えか?」

唯「うん!」

律「グッジョブだぜ、唯!」

唯「えへへ♪…でも、ノーマルタイプのピッ太じゃあ、ゴーストタイプには不利だから……あ

とはお願いね、りっちゃん!」

律「おう、任せろ!」

マツバ「ずいぶんと舐められたものだね。これはダブルバトル!コンビネーションなしでは勝

てないぞ!」

律「…へっ!コンビネーションなら、とっくに見せ付けたはずだぜ!」

律「それはコイツ自身が物語ってる!唯のピッ太のおかげで進化できたんだからな!」

律「ランス、最終進化形のパワーを見せ付けてやれ!いわなだれ!!」

ランス「ニドー!!!」だっ

どどどどどど………

ムウマ・ゴースト「!?」

どしゃああああああああああん!!!!

ランス「」たっ

ムウマ「ムウーマ…」ゴースト「ゴー…スゴス…」ばたばたっ

ムウマとゴーストは倒れた

マツバ「…!」

律「よっしゃあ!私達の勝ちだあ!!」

唯「やったね、りっちゃん!!」

マツバ「二匹同時進化とはやられたね…はい、ファントムバッジだ」すっ

律「サンキュー!」

マツバ「……」

律「?」

マツバ「君、唯…といったね?」

唯「あ、はい…」

マツバ「実はこの間、君に似ているトレーナーが僕に挑戦しにきたんだけど…………まあ、僕

の気のせいかな?」

唯「??」

律「あ、あー!じゃあ先急ぐんで、私達は失礼しますねー!」

唯「へっ?」

律「それじゃあー!」

マツバ「あ、ああ」

律「行くぞ、唯!」がしっ

唯「ち、ちょっと…りっちゃん!?」

たたっ

うぃーん

律(ふう…あぶねー。危うく唯にばれるところだったぜ。それにしても…)

律(もうこんなところまで来てるんだな。さすが憂ちゃんだ……スクールでも実力とか、私達の

頭一つ分抜けてたし)

唯「…りっちゃん?」

律「え!?ああ…つ、次の街いこうぜ!」

唯「うん…?」


―――――――――――――――――
ミナキ「着いたぞ!ここが君の修行場所だ!!」

シルバー「近いところにあるんだな。…なんだ、ここは?」

ミナキ「ここはだな…」

がららっ

シルバー「!」

まいこはん「あんれ…ミナキはん。ようこそ、おこしやすー」

―9章完―



10章


シルバー「ここは…?」

ミナキ「見てのとおり、踊り場だよ」

まいこはん「ミナキはん、その可愛らしい子は?」

シルバー「かわっ…」

ミナキ「頼みがあるんです」

まいこはん「?」

ミナキ「実は…」

シルバー「待て!」

ミナキ「…なんだい?」

シルバー「どうするつもりなんだ?」

ミナキ「だから、君の修行を…」

シルバー「こんなところで修行なんてできるのかよ!?それに、見合った人なんて…」

ミナキ「それならいるじゃないか。目の前に」

シルバー「は?」ちら

まいこはん「……」

シルバー「……」

シルバー「いやいやいやいや」

ミナキ「いや、マジだ」

シルバー「うそだ!」

まいこはん「?とりあえず、立ち話もなんやし…中へ入ったらどうどすかー?」

ミナキ「はい、そうしましょう。さあ、シルバー君」

シルバー「……ちっ」

がらっ

まいこはん2「ようこそ、おこしやすー」

シルバー「まだいるのか……ん?」

がやがや

まいこはん3「一応ここ踊り場どすえー」

???「あ~マジでえ~?そんな感じになっちゃう~?そんなパータン~!?んじゃー踊って

よ~?」

まいこはん3「いえ。踊りは時間帯が決まっいてるんどすー」

???「は~?それまで待てって~??は~?マジダルビッシュ~!!」

シルバー「…なんだあいつ」

ミナキ「」たっ

シルバー「あれ?おい!」

ぴたっ

???「あ?」

ミナキ「…相変わらずだな、ワタル」

ワタル「おー!!ミナキちゃんじゃねえかあ!!?なに、今日はどしたの~!?」

ミナキ「ちょっとまいこはんに稽古をつけてもらいにね。私がつけてもらうのではないが」

ワタル「へ~。んで、どいつがつけてもらうのよ?」

ミナキ「この子だ」すっ

シルバー「!」

ワタル「…ふ~ん。見るからに弱そうだけどな~?」

シルバー「な、なんだと!?」

ワタル「おーおー、威勢はいいっスねえ~」

シルバー「……」

ミナキ「それでワタル、お前はなにをしに?」

ワタル「あー、俺も約束しててよ~。あのリラの頼みだから断れなくてな~」

ミナキ「リラが?」

ワタル「ああ。もうすぐ来ると思うぜ~?」

がらっ

ワタル「お、来た来た~」

ロケット団員「おい!全員おとなしくしろ!!ここはロケット団が占領するぜ!!」

シルバー「!」

ワタル「あ~…!?」

ロケット団員「さあ!痛い目に逢いたくなければ…」どすっ

ロケット団員「ぎゃふん!」ばたん

ワタル「ん」

リラ「戻れ、カビゴン」しゅうう

ワタル「おー!!やっと来たか~リラ!」

リラ「ワタル…やはり変わってないな」

ミナキ「よう、リラ」

リラ「!ミナキじゃないか。また稽古を?」

ミナキ「さすがはリラ、察しがいいな。まあ稽古をつけてもらうのは私じゃないがな」

リラ「ほう…じゃあ、その子か?」

シルバー「!」

ミナキ「そうだ」

シルバー(こいつ…どこかで……)

ワタル「ところでリラちゃ~ん、肝心の鍛えてほしい子はどこなんだ~?」

リラ「ああ…おーい、澪!」

がらっ

澪「し、師匠!一人だけ先に行かないでくださいよ!」

ニャース「ニャー」

リラ「ああ、すまんすまん」

ワタル「おっ?この可愛い子は?」

澪「ひう!」たたた

ニャース(なぜニャーの後ろに隠れるニャ)

リラ「彼女が、君に鍛えてほしいトレーナーさ」

澪「え…?」

ワタル「へ~」

ミナキ「って澪じゃないか!」

澪「あ、ミナキさん!」

ニャース「ニャ」

リラ「!知り合いなのか?」

澪「はい!」

ミナキ「久しぶりだな!ホウエンではご苦労様。ダイゴも褒めていたぞ!」

澪「いえ…私はそんな…」

ミナキ「そういえば、ジムバッジは全部集めたのか?」

澪「あ…はい。それと」

ニャース「チャンピオンを倒し、殿堂入りもしたのニャ!」

ミナキ「おお、それは凄いな!」

澪「あ、そうだ…ミナキさ…」ぽん!

ミナキ「む?」

くらくら「ドククラー!」

澪「勝手に出てきた…」

ミナキ「ドククラゲじゃないか!久しぶり、元気だったか?」

くらくら「ドククラー♪」

ニャース(そういえば、ミナキにもらったんだったニャ)

ミナキ「逞しくなったものだ。やはり、澪が持っていた方がいいな」

ミナキ「これからもドククラゲをよろしく頼む」

澪「はい!」

しゅうう

ワタル「感動の再会はいいんだけどよ~。とりあえず、本題に入ろうぜ~?」

ミナキ「ああ…すまない。さあシルバー君、君に話のつづきをしないとな」

シルバー「ああ…」ちら

シルバー(思い出した…。あの二人はヒワダタウンでロケット団の話をしていた奴らだ)

シルバー「……」

ミナキ「?」

リラ「澪、こっちも話のつづきだ」

澪「ち、ちょっと待ってください!私を連れてきたのって、修行のためですか!?」

リラ「そうだが?」

澪「なんで修行を…」

リラ「これから、ある任務をお前に頼む。それには修行が必要不可欠なのさ」

澪「任務って、なんですか?」

リラ「まあ今は目の前のことに集中しよう」

澪「はあ…」

ニャース(ニャー…それよりも、修行相手があのチャラ男ってことが気になるニャ。一体何者ニ

ャ…?)

ワタル「……」

ワタル「とにかく、ここじゃあやりにくいぜ。場所を変えようぜ~」

がらっ

ばたん

まいこはん「はて、そんでミナキはん。頼みとはなんどすか?」

ミナキ「この子、シルバーというんですが…この子の修行を頼みたいんです」

まいこはん「そないなことなら、お安い御用どすえ」

ミナキ「ありがとうございます」

シルバー「だから待てよ!」

ミナキ「…だからなんだ」

シルバー「なんでまいこはんにそんなこと頼んでるんだ!?もっと適役がいるだろ!」

まいこはん「あれー、これはこれはわたしも舐められたものどすなー」

シルバー「なに?」

まいこはん「そんなに言うんどしたら、ポケモンバトルでわたしの強さ…証明してやりましょ

」かちゃ

シルバー「ふっ…後悔するぞ」かちゃ

ミナキ「はあ……まったく、どうなっても知らないぞ」

シルバー「ふん!ただ踊ってるだけの奴にポケモンバトルなんてできるのか!?いけ、ニュー

ラ!」ぽん!

ニューラ「ニュー!」

まいこはん「」ぴきっ

まいこはん「ただ踊ってるだけ…?」ぴきき

ミナキ(地雷踏みやがった)

ぶちっ

まいこはん「若僧が…。いいどすえ…本当の恐怖ゆうものを教えてあげましょ。サンダース!

」ぽん!

サンダース「グルル…」

シルバー「ニューラ、つじぎり!」

ニューラ「ニュー!」だっ

まいこはん「サンダース、フラッシュ」

サンダース「」ぴかっ!

ニューラ「!?」くらっ

シルバー「くっ…しまった……」

まいこはん「しばらくは目は見えないどすえー。……目が見えていない相手を攻撃するのって

、ゾクゾクしませんか?」ばっ

まいこはん「サンダース、かみなり」

サンダース「グルル…」ばりばり…

かっ!

ぴしゃああああん!!

ニューラ「ニュー!?」びりびり!

だあん!ばたっ

ニューラは倒れた

シルバー「つ、強い…!」

まいこはん「ふふ…なんなら、手持ちポケモン全部でかかってきても構わないんどすえー?」

シルバー「ぐ…馬鹿にしやがって……」


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