唯「うん!ごめんね、どっちも大好きなんて・・・」
梓「でも、和先輩のことは、友達として、ですよね?」
唯「もちろん!」
梓「じゃあ・・・愛してるって・・・言ってください///」
唯「え///」
梓「和先輩のことは、愛しては、いないですよね?」
唯「う、うん!そういう意味で好きなのはあずにゃんだけだよ!」
梓「じゃあ・・・目を見て、ちゃんと言ってください」パッ
唯「・・・愛してるよ、あずにゃん」
梓「////////」カアアアアア
唯「あずにゃんったら、顔真っ赤だよ?」アハハハ
梓「う、うぅぅ///」
唯「ねえあずにゃん」
梓「は、はい?///」
唯「あずにゃんも、言って?」
梓「!?」
梓「え、えっと///」
唯「あれ?あずにゃんは、私のこと愛してないの?」ウルウル
梓「そそ、そんなことないです!」
唯「本当?じゃあ、言って?」ニコッ
梓「(なんか、上手く遊ばれてる気が・・・)ううぅぅ///」
梓「(ま、いっか・・・///)唯先輩、その、愛してます」
唯「えへへ///もう一回言って?」
梓「えっ///・・・愛してます」
唯「へへー///ねえ、もう一回いtt」
梓「もう、言いません!///」
唯「ちぇー」
梓「もうっ」クスクス
梓「先輩、もう帰っちゃいますか?」
唯「え?」
梓「よかったら、ちょっと上がっていきませんか?」
唯「・・・そういえば、玄関でこんな話しちゃって、ごめんね」
梓「いいんですよ、さ。上がってください」
唯「うん、お邪魔しま~す♪」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
和「あのね、私、唯に言ったのよ」
憂「言ったって・・・?」
和「私は唯のことは親友だと思ってるわって」
憂「」
憂「はい?」
和「ほら、唯ったら勘違いしてたじゃない?『私は唯のことが好き』って」
憂「え!?」
和「ビックリよね?私も昨日、澪に聞いて驚いたわ」
憂「いえ、そっちじゃなくて!」
和「へ?」
憂「和さんは、お姉ちゃんのことが好きなんじゃなかったんですか!?」
和「え?違うわよ」
憂「」
和「あ、そうだったわね。みんなそう思ってるんだったわね」
憂「えっと・・・」
和「まあとにかく。それを伝えたら、唯ったら走って梓ちゃんの家に向かったのよ」
憂「なるほど・・・」
和「あの二人は、きっと、もう放っておいても大丈夫だわ」
憂「そう、ですね・・・」
和「だから、憂ちゃんは・・・自分のこと、考えて」
憂「へ?///」
和「前に言ってたじゃない?『事情があって、その人とは結ばれてはいけない』って」
憂「はい・・・」
和「あれって、どういうこと?」
憂「・・・私、お姉ちゃんの大切なもの、奪っちゃうかもしれないんです・・・」
和「?」
憂「私・・・和さんが好き、なんです」
和「」
和「」
和「」
和「え?」
憂「ごめんなさい、こんな形で言うべきじゃないのはわかっているんですけど・・・」
和「いえいえ、それは全然構わないわ。それより、憂ちゃん、私のことが好きなの?」
憂「はい///」
和「あのね」
憂「はい」
和「私も、憂ちゃんのことが・・・」
憂「・・・え?」
和「好き、なのよ」
憂「うそ・・・こんなことって・・・!」
和「憂ちゃん、憂ちゃんは私が唯の親友だから、だから、私とは付き合えないの?」
憂「・・・そう、考えてました。それに和さんはお姉ちゃんのことが好きだと思ってたし・・・」
和「・・・なんでみんなそんな勘違いしてたのかしら」
憂「だって、お姉ちゃんと和さん、仲いいじゃないですかっ」
和「私がよく唯の家に来るのは、あなたに会いたかったからっていうのもあるのよ?」
憂「!///・・・知らなかったです///」
和「ねえ、あなたもそろそろ自分のことを、自分の幸せを考えてもいいんじゃないかしら?」
憂「・・・」
和「もちろん、待って欲しいならいつまでだって待つわ」
和「でもね、もう・・・いいと思うの」
憂「和さん・・・」
和「憂ちゃん、もう一回言うわね」
憂「はい」
和「好きよ」
憂「///」
憂「私も、好きです///」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯「あーずーにゃん!」スリスリ
梓「先輩・・・///」
唯「ねえ、こっちむいて?」
梓「?」クルッ
チュッ
唯「えへへ、しちゃった♪」
梓「/////////」
梓「せ、先輩、何///」
唯「あずにゃん、私ね、あずにゃんともっとこういうこと、したいよ」
梓「へ?///」
唯「イヤ?」
梓「大歓迎です」キリッ
唯「えへへ~♪やったぁ♪」プチプチ
梓「え、え、え?」
唯「どうしたの?」
梓「なんで脱がせるんですか///」
唯「もっとしたいって言ったら、いいよって言ってくれたよね?」シュン
梓「確かに言いましたけど・・・今ですか!?」
唯「うん、駄目?」
梓「駄目、じゃないですけど・・・」
唯「あ、そっか、ごめんね。私汗臭いよね?」クンクン
梓「(いや、そういう問題じゃ・・・)臭くないですよ、先輩の匂いがします・・・///」
唯「なんか、恥ずかしいね///」
梓「先輩、やっぱりこういうことは、また今度にしませんか?」
唯「あずにゃん?」
梓「なんていうか、今はこの余韻に浸っていたいって言うか・・・」
唯「うん、わかったよ。あずにゃんがしたくなったら、いつでも言ってね?」
梓「はい・・・先輩、もう帰っちゃいますか?」
唯「うーん、もうちょっといようかな?」
梓「いいんですか?」
唯「うん、和ちゃんと憂にも、時間が必要だと思うし」
梓「えーと、どういう状況なんですか?」
唯「私の口から言って良いのかなぁ・・・?」
梓「・・・気になります」ムー
唯「えっと・・・和ちゃんは憂が好きなんだ」
梓「」
梓「」
梓「はい?」
唯「びっくりでしょ?私、てっきり、和ちゃんは私のことが好きなんだと思ってて・・・」
梓「私もそうだと思ってました・・・」
梓「でも・・・上手く行きそうですね」
唯「あずにゃんもそう思う?」
梓「はい。だって、憂も和さんのこと、好きじゃないですか。両想いなら話は早いですよ」
唯「え!?憂って、そうだったの?」
梓「・・・一緒に暮らしてて気付かなかったんですか・・・」
唯「知らなかった・・・」
梓「和さんの話をするときの憂は・・・そりゃあもう可愛いですよ?」
唯「浮気だっ」プンスカ
梓「そんなんじゃないですってw」
唯「でも・・・そっかぁ。あずにゃん?」
梓「はい?」
唯「やっぱり、今日、泊まってっていい?」
梓「全然いいですよ♪」
唯「やった♪じゃあ憂にメールしよーっと♪」
ピッピッピ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
憂「・・・///」
和「・・・///」
憂「和さん、その・・・」
和「えっと・・・なに?」
憂「本当に、私なんかでいいんですか?」
和「憂でいいんじゃないの、憂ちゃんがいいの。憂ちゃんじゃないと嫌よ」
憂「///」
和「そろそろ、帰ったほうがいいかしら」
憂「・・・嫌です」
和「え?」
憂「せめて、お姉ちゃんが帰ってくるまで、一緒にいてください」
和「もう、しょうがない子ね」クスクス
トゥルストゥーン♪
憂「お姉ちゃんからメールだ」
和「え?なんて?」
おかげさまであずにゃんと付き合うことになりました!
今日はあずにゃんの家に泊まるから、和ちゃんにはゆっくり
してもらってね!
憂「」
和「よかったわ。全く、一時はどうなることかと思ったけど・・・」
憂「よかった・・・本当に、よかった・・・」ポロポロ
和「憂ちゃん、こっちおいで?」
憂「はい・・・」スリスリ
和「本当に、よかったわね」ギュッ
憂「はい・・・!」
和「で、『唯が帰ってくるまで一緒にいる』って話だったと思うけど・・・」
憂「・・・///」
和「私は、泊まってもいいのかしら?」
憂「お姉ちゃんが帰ってこないなら、そういうことになりますね」ニコッ
和「(まずい、憂ちゃん可愛すぎるわ)///」
憂「あの、変なこと言っていいですか?」
和「なに?」
憂「名前・・・呼び捨てにしてもらえますか?」
和「・・・うーん、条件があるわ」
憂「なんですか?」
和「敬語、やめてくれたら、いいわよ」
憂「わ、わかったよ」
和「きごきないわねー?」
憂「そんな急には無理です、じゃなくて無理だよ」
和「あはは」クスクス
憂「ねえ・・・名前、呼んでよ」
和「憂」
憂「///なんか、恥ずかしいね・・・///」
和「その内慣れるわよ」
憂「私ね、和さんに」
和「ちょっと待って、私も呼び捨てにして欲しいな?」
憂「うう///わかったよ///私ね、ずっと和にこうやって呼んで欲しかったんだ」
和「呼び捨てで?」
憂「うん///」
和「そう・・・私も、和さんじゃなくてもっと親しげに呼んでほしかったわよ?」
憂「そっか・・・。なんか、『ちゃん』とか『さん』とか、敬語とか・・・距離を感じるよね」
和「そうそう。唯達はどうするのかしら・・・?」
憂「あの二人は・・・変わらないと思うな。なんとなくだけど」
和「確かに、私もそんな気がするわ」
憂「あ、お姉ちゃんにメールの返信しないと・・・!」
和「あ、すっかり忘れてたわね・・・」
憂「うう、ごめんね、お姉ちゃん」
和「そのメールの返信が終わったら一緒にお風呂・・・」
憂「その前に、まずお夕飯食べよう?///」
和「あ、そうね///そういえば、まだ食べてないんだっけ?」
憂「うん。腕によりをかけるからね!」
和「楽しみにしてるわ」クスクス
最終更新:2010年01月07日 06:06