8章



???「おいおい、人の顔みて叫ぶたぁ
どういう了見だぁ!?あぁ!?」

純「ひ、ひいい!」

???「ちっ…んな恐がらなくてもいいだろ
一応ジムリーダーだぜ?」

純「へ…?」

キャサリン「ヨスガジムジムリーダー、ワイルドビューティウーマン・キャサリンとは私の

ことよ!」

純「あ、あなたがキャサリンさんなんですか…」

純(想像と全然違う
そして、なんか会った気がする?)

キャサリン「私もさぁ
こんな見てくれだけどジムリーダーと兼ねてトレーナーズスクールの特別講師とかもやって

るんだぜ?」

純「トレーナーズスクール…?
……まさか」

キャサリン「ん?」

純「さわ子…先生?」

キャサリン「!!」

――――――――――――――――――
クロガネシティはずれ


紬「また戻ってきたわね」

梓「まあサイクリングロードは通れませんし、ここから進むしかありませんから」

紬「この洞窟を抜ければヨスガシティに着くのよね?」

梓「はい
あと、ここは洞窟じゃありませんよ」

紬「え?」

梓「これはテンガン山の一部ですよ」

紬「テンガン山?」

梓「このシンオウ地方を真っ二つに分けている山のことです」

紬「そんな大きな山があるのね~、すごいわ~」

梓「とりあえず、入りましょう」

紬「ええ」

――――――――――――――――――
テンガン山


???「……」

???「世界の終わり
新しい世界の始まり…
ここがその舞台となるのだ
シンオウを二つに分けるテンガン山…シンオウの中心
そこが全ての始まりとなるのだ」

???「!」

梓「暗いですね…」

紬「…そうだ!
リン!」ぽん!

リン「リン!」ぴかあああ

紬「フラッシュを使えたんだったわ」

梓「でも大袈裟ですよ」

紬「…あら?」

梓「どうかしました?」

紬「あの人…」

???「……」

梓「あ!旅の初めに会った人!」

???「……」ざっざっ

梓紬「!」

???「お前達はこの山をどう思う?」

梓「え…」

???「なにかを感じないか?
新しくなにかが始まる予感が…」

紬「なんのことかさっぱり…」

???「ふ、子供には分かるまい
だが私には手にとるように分かる
このテンガン山により世界は変わる
そして変えるのは……」

???「……」

???「ふ、さらばだ」ざっざっ

紬梓「……」

紬「世界が変わる?
なにを言っているのかしら…」

梓「さあ…」

梓「……」

梓「あの…」

紬「なに?梓ちゃん」

梓「次のジム戦…私に戦わせてくれませんか?」

紬「えっ、でも…」

梓「試練なのは分かってます、無茶なのは分かってます…でも私、トレーナーとしての誇り

を忘れたくないんです!
シバ先生にはトレーナーは続けるって言いましたけど、ポケモン博士になったら…トレーナ

ーはあまりできなくなっちゃいますし…
それなら今、トレーナーとしてできる限りのことをしたいんです!」

紬「梓ちゃん…」

梓「わがままなのは承知です!でも、お願いします!」

紬「…顔を上げて、梓ちゃん」

梓「!」

紬「梓ちゃんの気持ちは分かったわ
一緒に頑張りましょう、シンオウ制覇♪」

梓「……ありがとうございます!!」

――――――――――――――――――
ヨスガジム


キャサリン「……」がたっ、どたっ、ぼたっ

純「…やっぱり、さわ子先生だったんですね
その衣装で気づきませんでしたけど」

キャサリン改めさわ子「こんなところで会うなんて奇遇ね、佐々木さん」

純「鈴木です!」

さわ子「梓ちゃん達はなにをしてるの?」

純「梓は…もうすぐ来ると思いますけど」

紬「たのもー!」うぃーん

純「ほら…」

梓「だからムギ先輩…って…!」

梓紬「さわ子先生!?」

さわ子「…久しぶりね、梓ちゃんムギちゃん
あと、純ちゃん」

純「おまけみたいに言わないでください!」

梓「な、なんでさわ子先生がここに…?」

紬「キャサリンさんは…?」

純「ふふ~ん♪それがねぇ」

さわ子「私がキャサリンで、ここのジムリーダーなのよ!」

紬梓「……」

紬梓「えっ」

――――――――――――――――――
梓「そういえば、どこかのジムからの特別講師って言ってましたね
まさかシンオウとは…」

さわ子「梓ちゃんと純ちゃんはシンオウ出身だったわよね」

梓「はい」

純「そんなことよりジム戦やりましょうよ~!」

梓「まったく、純は空気読めないね」

さわ子「でもここはジムだしね
やりましょうか」

純「おっしゃー!」

像「ではルールを説明するぞ」

紬「あっ、像さん」

梓「いたんですか!?」

像「当たり前だ!全てのジムにいると言っただろう!」

純「ルール早く早く!」

像「む…また君か
君はせっかちだな、まったく」

梓(純、像さんにも迷惑かけてるのか)

像「こほん!
えー、ここのバトル形式は2対2の交替戦だ!」

梓(全部2対2の気がする…)

像「ジムリーダーはキャサ…」

純「じゃあバトル開始い!!」

像「」

梓「……」

――――――――――――――――――
純「ドルアゲス頼むよ!」ぽん!

ドルアゲス「マネネ!」

梓「……」

純「なによ、梓?」

梓「……いや、なんでもないけどさ」

純「むー…」

さわ子「マネネね…
デビル!」ぽん!

デビル(デルビル)「ガアア!」

紬「相性は先生が有利ね…」

純「ドルアゲス、ねんりき!」

梓「えっ」

ドルアゲス「」うぉぉん

デビル「……」

さわ子「……」

純「あれっ?」

紬「純ちゃん…
デルビルは悪タイプだからエスパータイプの技は効かないのよ」

純「ええ~!?」

さわ子「デビル、かみつく!」

デビル「」がぶっ

ドルアゲス「マネ!?」ばた

効果は抜群だ!

ドルアゲスは倒れた

純「あ、あ~!ドルアゲス~!」

梓紬「……」

さわ子「…え、えと早く次のポケモンを出しなさい」

純「むー…
ラプンーソ!!」ぽん!

ラプンーソ(ポッタイシ)「ポッタ!」

梓「あ、これなら…」

純「ふふ~ん♪
ラプンーソ、バブル光線!」

ラプンーソ「」ばばばばばば

さわ子「にほんばれよ!」

デビル「」かっ

日差しが強くなった

じゅわあああ

純「あれ!?バブル光線が!?」

さわ子「ソーラービームよ!」

デビル「」ぎゅおおおん!!

ラプンーソ「ポッタ!?」

効果は抜群だ!

ラプンーソ「」ばた

ラプンーソは倒れた

純「な、な…」

さわ子「あ、あの…純ちゃ」

純「なんだってのよ~!!」だだっ

梓「あっ!純!」

純「梓!あんた負けたら罰金100万円だから~!!」だだっ

梓「あ…」

紬「ど、どうしよう…」

梓「大丈夫ですよ、立ち直るのも早いですから」

紬「なら…いいのかしら?」

梓「いいですよ
さあ、さわ子先生
今度は私が挑戦しますよ!」

さわ子「受けて立つわ!」

紬「頑張って~♪」


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