4章


和「今日みなさんに集まっていただいたのは…」

オーバ「おいおい!」

和「!」

オーバ「ゴヨウさんよ、人に言っといて自分は付き添いはいいのかよ?」

デンジ「……オーバは本当に空気が読めないな」

ゴヨウ「いえ、彼女は私の秘書ですから」

オーバ「……秘書なら仕方ねえ」

イツキ「んっふ
シンオウ四天王の長たるもの、秘書ぐらいいて当たり前ですからね」

シバ「とりあえず、話が進まないから続けてくれ」

和「はい」こほん!

和「今日みなさんに集まっていただいたのは、集会のためだけじゃありません
近頃のシンオウについて話をするためでもあるんです」

シバ「なにか変わったことがあったのか?」

和「はい、なにやら怪しい組織が動いているそうで」

オーバ「怪しい組織?」

イツキ「それなら聞いたことがありますね
ギンガ団……と言いましたか」

ゴヨウ「ご名答です」

シバ「そのギンガ団とはどんな組織なんだ?」

和「詳しくは分かりませんが、宇宙がなんとかかんとか…」

シバ「宇宙?」

和「そして、新しい世界を創る……など」

シバ「新しい世界…」

オーバ「どういうことだよ?」

イツキ「つまり、今の世界は壊して新しく世界を創りなおすこと……それが彼らの目的でし

ょう」

皆「!?」

オーバ「今の世界を壊す…だと…?」

デンジ「……」

リョウ「そんな無茶苦茶な!」

シバ「……」

ナツメ「……」

和「…そこで皆さんに、皆さんの力でギンガ団を止めてほしいんです」

リョウ「まあ、世界を危機に脅かすのなら止めないといけませんよね」

オーバ「つうか、小さい組織だろ?俺達が力を合わせれば余裕だって!」

シバ「…というより、問題はそいつらの居場所を特定できているかどうかだな」

和「それは…今の所は……」

皆「……」

???「それなら問題なかろう」

皆「!!」

すたっ

???「隠れる敵を見つけるなら忍に任せよ
盗っ人には盗っ人というやつだ」

和「あ、あの…あなたは?」

キョウ「私はカントー・セキチクジムジムリーダー兼ジョウト四天王の一人……キョウと申

す」

――――――――――――――――――
クロガネシティ


紬「次の町はどこかしら?」

梓「えと…次にジムがある町は……ハクタイシティですね」

紬「じゃあそこに行きましょう
どっちに行けばいいかしら?」

梓「こっちに……ってあ!サイクリングロードか…
ちょっと遠回りになりますけど一旦コトブキシティに戻って、北に進んで行きましょう」

紬「コトブキシティに戻ってばかりね~」

―――――――――――――――――
コトブキシティ


紬「とおちゃ~く♪」ぴょん

梓「子供ですか…
ん?」

???「おいおい、じーさん!人にぶつかっておいてそれはないだろう?」

ナナカマド「お前達からぶつかってきたんだろう!うつけめ!!!」

???「ひえっ!?」

???「な、なんだ…このじーさん」

梓「ロリk…ナナカマド博士、どうしたんですか?」

ナナカマド「む?梓、それに紬もいいところに来たな
こいつら、人の話を聞かなくてな
バトルでこらしめてやってくれ」

梓「ええ?」

???「なんだ、俺達とやる気かよ」

ギンガ団員1「ギンガ団をなめるなよ」

梓「ギンガ団?」

紬「あ!ハンサムさんが言ってた…」

梓「!」

ギンガ団員2「…どうした?」

梓「気が変わりました…
やってやるです!」

梓「いきますよ、ムギ先輩!」

紬「ええ!リンお願い!」ぽん!

リン「リン!」

ギンガ団員2「後悔しても知らねえぜ!
ズバット!」ぽん!

ズバット「ズバッ!」

ギンガ団員1「スカンプー!」ぽん!

スカンプー「プー!」

ギンガ団員2「ズバット噛み付く!」

ズバット「」がっ

紬「リン、受け止めて!」

リン「」がしっ

ギンガ団員2「ぐっ…」

ギンガ団員1「甘いぜ!
スカンプー、ひっかく!」

スカンプー「」だっ

紬「!」

梓「ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「」だっ

ばしっ

スカンプー「!?」

ギンガ団員1「!」

梓「2対1なんて卑怯ですよ」

ギンガ団員1「ちっ…
だが、2対2でも余裕なんだよ!
スカンプー、みだれひっかき!」

梓「ミミちゃんメロメロ!」

ミミちゃん「」ぱちっ☆

スカンプー「プー!?///」

ギンガ団員1「しまったあ!」

梓「とびげり!!」

ミミちゃん「ミミー!」げしっ!

スカンプー「プー…///」ばた

スカンプーは再起不能だ!

ギンガ団員1「ああっ!」

梓「今です、ムギ先輩!」

紬「ええ!リン、スパークよ!」

リン「」ばりり

ズバット「!」

びりりりり!!

ズバット「ズバ…」ばた

ズバットは倒れた

ギンガ団員2「ぐあ…!」

ギンガ団員1「くそう…逃げろ!」たたた

ギンガ団員2「追いてかないでくれ~!」たたた

梓「ふう」

紬「初めてのダブルバトルだったけど、良かったわね!」

梓「はい!」

ナナカマド「よくやってくれたぞ、二人とも!」

梓「いえ」

ナナカマド「梓、お前はだいぶ強くなったな」

梓「そうでもないですよ」

紬「私はコールバッジをゲットしました!」

ナナカマド「おお!すごいじゃないか!」

紬「ふふふ♪」

ナナカマド「時に、お前達はさっきの奴らをギンガ団と呼んでいたが、ギンガ団とはなんだ

?」

梓「よくは分からないんですけど…悪い人達みたいです」

ナナカマド「まったく、人にぶつかっておいて謝りもせんとは!」

紬「まあまあまあまあまあまあ」

ナナカマド「それでこれからどこに行くんだ?」

梓「とりあえずここを北に」

ナナカマド「…ソノオタウンか」

ナナカマド「まあ、頑張りなさい
では私は行くよ」

梓「はい!」

紬「お気をつけて~♪」

――――――――――――――――――
四天王集会


シバ「キョウ、遅いぞ!」

キョウ「ファファファ、申し訳ない」

ゴヨウ「まあ来ていただいて良かったですよ」

和「あの…この人は?」

ゴヨウ「彼はキョウさん
忍者の末裔です」

和「忍者…?」

イツキ「もう忍者などこの世にはいないと思われがちですが、密かに忍者をやっておられる

んです」

キョウ「ファファファ、そんなことより話を続けようじゃないか」

和「そ、そうですね」

イツキ「キョウさん、さっきおっしゃっていた盗っ人には盗っ人というのは?」

キョウ「ファファファ、私は忍、隠れるのは得意
得意であればその逆も然り」

イツキ「なるほど…
隠れた敵を見つけることはたやすいと」

キョウ「ファファファ、その通り」

ゴヨウ「ではギンガ団の居場所はキョウさんに見つけてもらうということで」

キョウ「ファファファ、任せるがいい」

和「…見つけた後のことはまた後で考えましょう
今日は解散です」

ゴヨウ「みなさんお疲れ様です」

オーバ「うぃーす、んじゃ帰るかデンジ」

デンジ「ああ」

シバ「俺も帰るか…
キョウ、頼んだぞ」

キョウ「ファファファ、帰るとかいって
お前はこのあとシンオウ観光地巡りだろう?」

シバ「……悪いか?」

キョウ「ファファファ」

リョウ「僕も帰りますね」たっ

ゴヨウ「では和さん、私達も…」

ざっ

イツキ「ゴヨウさん、少しお話が…」

ナツメ「……」

ゴヨウ「…和さん
先に帰っていてください」

和「分かりました」

―――――――――――――――――
ゴヨウ「それで、なんでしょうか?」

イツキ「もちろんギンガ団のことについてですよ」

ゴヨウ「……」

イツキ「んっふ、単刀直入に言いましょう
…あなたは何かを隠している」

ゴヨウ「何を言ってるんです?」

イツキ「おや、否定はしないんですね」

ゴヨウ「……」

ナツメ「というより、あなた何でも見透かしてそうでムカつくわ」

ゴヨウ「ふ、別に私は私の知っていることしか知りませんよ」

ナツメ「……」

イツキ「んっふ、まあそのことはいいでしょう」

ゴヨウ「まだ何か?」

イツキ「彼女…真鍋和はあなたの秘書ではないでしょう?
一体何者ですか?」

ゴヨウ「ふ、あなたは勘がいいお方だ」

イツキ「……」

ゴヨウ「でも彼女は本当に私の秘書ですよ
まあ、四天王候補でもありますが…」

イツキ「!
四天王候補…ですか」

ゴヨウ「はい、彼女には四天王になる才能がありますから
私の下で秘書としと四天王になるため修業をさせているんです」

イツキ「そうでしたか」

ゴヨウ「他には何もありませんよね?」

イツキ「はい、ありませんね」

ゴヨウ「それでは私はこれで失礼しますよ」たっ

イツキ「……」

ナツメ「……」

―――――――――――――――――
ソノオタウン


梓「ここがソノオタウン…ってすごい!!」

紬「わあ~!町一面お花畑ね!!」

梓「綺麗ですね!」

???「なんだってのよー!!」

紬「ん?」

梓「この景色に合わない雑音が…
ていうかこの声は……」

梓「純!!」紬「純ちゃん!!」

純「へ…?」

―4章完―




5