1章


澪「ふう、これでカントーのジムバッジは全部揃ったな」

澪「んー、ポケモンリーグは2年先かあ…
長いな…」

澪「とりあえず、お家に帰ろう」

澪「行こうか、カゲぴょん」

カゲぴょん(ヒトカゲ)「カゲー」

――――――――――――――――――――――
澪「ただいまー」がちゃ

澪ママ「あら、おかえり澪!」

澪「ママ!ただいま」ぎゅう

澪ママ「あらあら、旅から帰っても変わらず甘えん坊ねえ」

澪「うう…だってえ///」
澪ママ「そういえば、友達の紬ちゃんがいらっしゃってたわよ」

澪「あ、ムギが?」

――――――――――――――――――――――
斉藤「紬お嬢様なら、あちらに」

澪「あ、ありがとうございまひゅ!…あ///」

斉藤「ほほほ
ごゆっくりなさいませ」

澪「ひ、ひゃい!」

澪(うう…いつ来ても緊張するなあ…ムギの家は)

澪「あ…あったあった、ムギの部屋」

こんこん

紬「はぁーい、どうぞぉー」

がちゃ

澪「よ、ようムギ」

紬「あら、澪ちゃん久しぶり
いきなりごめんね。旅が終わったって聞いて…」

澪「ううん、挨拶しに来るとこだったし
ムギも旅終わったんだな?」

紬「うん
あ、そういえば唯ちゃんとりっちゃんも旅に出たそうよ」

澪「そうなのか?
…大丈夫かな…」

紬「大丈夫よ♪
二人で行ったんだしね」

澪「それでムギ、話って?」

紬「うん」ぱかっ

澪「バッジケース…?
って、全部揃ってる!」

紬「澪ちゃんも揃えたのよね?」

澪「あ、ああ」

紬「バッジを全部揃えた…意味はわかるわよね?」

澪「!
ムギもポケモンリーグに…?」

紬「ええ」

澪「そっか…」

紬「それでね、リーグは2年後でしょ?その間に唯ちゃんりっちゃんもバッジを集めてリーグに出場すると思うの」

澪「そうだな」

紬「その場合、先に旅を終えた私達はブランクがあり不利になるわ
だから、また旅をしたらいいんじゃないかしら?って」

澪「…なるほど」

澪「でも、旅ってどこに…」

紬「他の地方よ」

澪「!
で、でも…ほ、他の地方って……こ、こわい…」

紬「大丈夫よ
私が薦める地方だから
いい所よ♪保証するわ」

澪「む、ムギがそういうなら…」

紬「じゃあ決定ね♪」

澪「あ、ああ!」

澪(新しい旅か…なんかドキドキする…
…色んな意味で)

――――――――――――――――――――――
澪ママ「そっか
また旅に…」

澪「ごめんねママ。帰ってすぐに…」

澪ママ「ううん
女の子は旅に出るものだものね
仕方ないわ」

澪ママ「そのかわり
頑張ってきなさい!途中で帰ってきたら承知しないから!」

澪「うん!」

――――――――――――――――――――――
がたんがたん

澪(トラックでどこ行くんだろう…)

がたんがたん

澪「不安だな~…」

カゲぴょん「カゲカゲ!」

澪「!そうだよね、ママに頑張れって言われたし
ムギもいるし!」

がたんがたん…

ききぃ

澪「お、着いたのか?」

斉藤「着きましたよ、秋山様」

澪「ありがとうございまひゅ!あ…///」

斉藤「ほほほ
ここはホウエン地方でございます」

澪「ホウエン地方…」

斉藤「左様でございます
…それではよい旅を
私はこれで」

澪「あ、は、はい」

ぶろろろろ

澪「……………」

澪(………って、ムギ一緒じゃないのーーーーーー!?)

―プロローグ完―




数ヶ月前 トクサネシティ

???「ニャ!?」だん!

???「お前は必要ない
弱小ポケモンなどいらん」

???「ニャ…」がく

???「ふ、海に棄てておくか
見つかると色々と面倒だからな」ぶんっ

ばしゃん!

???「魚の餌にでもなっておけ」

???「さあ、こちらが例の隕石・グランメテオです。サカキ様」

サカキ「ふ、これがか
……宇宙ウイルスが付与していると聞いたが?」

サキ「ええ、いずれこれは強力なポケモンとなるでしょう」

サカキ「くく、楽しみだ」

――――――――――――――――――――――
???「…うぐ、ニャ!?
ニャ、ニャーはどうしたんだニャ…?
!…そうニャ、サカキ様に棄てられ…………ぐニャ…!」

???「………ってここはどこニャ?」

ニャース「ニャー」とことこ

ぐにゅ

???「………ん?下がやわらかいニャ……って」

グラエナ「グルルルル…!!」

???「ニャーーーーーーー!!??」

――――――――――――――――――――――
澪「うう…ムギ~…
なんでだよ~……
こんな見知らぬ土地で一人にしないで~…」ぽろぽろ

澪「……うう~
というかここはどこ…」

???「ニャーーーーーーーーーーー!!!!
助けてニャーーーーーーーーーーーーー!!!」

澪「ひゃう!!!
って、ひ、悲鳴…?」

――――――――――――――――――――――
ちら

澪「こ、ここらへんから声が…
!!」

グラエナ「ガルルル!!」だだだ

???「ニャーーーーーーーー!!」だだだ

澪「お、追いかけられてる…?
あ、た、助けなきゃ…
カゲぴょん!」ぽん!

カゲぴょん「カゲー!」

???「ニャ!?」

グラエナ「ガルルル!!」

澪「し、しっしっ!
い、今逃げたら何もしないぞ!
ほら、しっしっ!」

グラエナ「ガルルル!」

澪「うう…
ダメみたいだな……
カゲぴょん、ひのこ!」

カゲぴょん「カゲ!」ぼう

グラエナ「!?」ぼわあっ

グラエナ「キャンキャン!」たったった

澪「あ…逃げた…
よ、よかったあ……」へた

澪「カゲぴょん、戻って」しゅううう

澪「あ、そうだ
大丈夫か?グラエナに襲われて…」

???「ニャー、助かったニャ
グラエナを怒らせてしまってニャ」

澪「…え?」

???「ど、どうしたニャ?
…あ、しまったニャ(うっかり喋ってしまったニャ…)」

澪「いーやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

澪「ぽ…ぽけもんがしゃ、しゃべ…」ぶくぶくぶく

???「お、落ち着くニャ!」

澪「ひやぁ!!」ぶくぶくぶく

???「」

――――――――――――――――――――――
???「落ち着いたかニャ?」

澪「う、うん
もう大丈夫…」

???「よかったニャー」ほっ

澪「で、でもあなた…ぽけもん…ニャ、ニャース……だよね?」

ニャース「そうニャ!ニャーはニャース!」

澪「ニャースなのに、二本足で歩いてるし……しゃ、しゃべってる……
な、なんで……?」

ニャース「それはニャ
血のにじむ努力で……って、ニャ?」

澪「血ぃーー!!ヤダー!!」がくぶる

ニャース「ニャ、ニャ
嘘ニャ!血は関係ないニャ!大丈夫ニャ!」

澪「ほんと…?」

ニャース「ニャーニャ!
言葉のアヤニャ!ほんとに血g」

澪「いやーーーーー!!!」

ニャース「」

――――――――――――――――――――――
ニャース「そ、それで、ニャーは喋ることができる二足歩行のニャースになったんだニャ!」

澪「そうなんだ…」

ニャース(宥めるのと説明で一苦労ニャ…)

ニャース「!
そうニャ、まだ聞いてなかったニャ。おみゃーの名前はなんニャ?」

澪「み、澪…」

ニャース「そうかニャ!よろしくニャ、澪!」

澪「う…うん」

ニャース「じゃあ、ニャーは行くニャ!
また会えたら…」がしいいい

ニャース「…ニャ?」

澪「い…いかないでえっ」うるうる

――――――――――――――――――――――
ニャース「…そうかニャ
そんなことがニャ」

澪「うん
…私、カントーは故郷だし一人で旅できたけど
こんな見知らぬ土地じゃあ…」ぽろぽろ

ニャース「……ん~」

ニャース(…ニャーも一人でこんにゃ所にいたくないしニャー…)

ニャース「よし!
恩人のためニャ!ニャーが旅にお供するニャ!」

澪「ほ、ほんと…?」

ニャース「もちろんニャ!」

澪「あ、ありがとう!」

ニャース「…でも、その泣きやすいとこを直さにゃいとダメだニャー
この先の旅でも支障が出るニャ
ニャーのように血のにじむ努力d」

澪「ひやあーーーーーーー!!」

ニャース「」

―1章完―



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