A「あ…あった」
4月
音楽室
澪「ようこそ!桜高へ!」
憂「はい!よろしくお願いします!」
純「お願いします」
紬「お茶どうぞっ」
律「2人とも部活は決めた?」
憂「いえ……まだ」
唯「じゃあけいおん部に入りなよ~」
憂「う~ん……まだ他に部活みたいしなぁ」
コンコン… ガチャ
A「あの…」
唯「入部希望者?」
A「1年の中野梓ですっ」
澪「おぉ!」
紬「お茶どうぞ」
唯「何か楽器やったことある?」
梓「小4からギターやってました!」
唯「私より長い……」
梓「唯先輩もギターなんですか?」
唯「うぅ……それは……」
梓「?」
唯「あずにゃん!」
梓「あず……にゃん!?」
唯「ギター教えて!」ウルウル
唯の家
梓「あ、ここはこうやるんです」ギャギャーン
唯「あずにゃんすご~い!」
梓「べ、別にこれくらい普通ですよ///」
唯「でもすごいよ~」
梓「ありがとございます///」
唯「あずにゃんって手小さいよね~これでよくギター弾けるねっ」プニプニ
梓「唯先輩っ///」カァーッ
唯「え?」
梓「いきなり手触らないでください!///」ドキドキ
梓(なんだろ……すっごいドキドキする…)
唯「どうしたの?あずにゃん?顔赤いけど…」
梓「なんでもないですっ」
唯「熱でもあるのかな」ピタッ
梓「ひゃっ!//////」
梓(唯先輩のおでこ…///)
唯「わっ!すごい熱だよ!」
梓「これは熱じゃないです!////」カァーッ
唯「今日は大事をとって、うちに泊まっていきなよ?」
梓「そ、そそ…そんなの悪いですっ///」
唯「いいからいいから~っ」
憂「梓ちゃん大丈夫?」
梓「憂……」
唯「あずにゃん元気になってね!」
憂「あれ?お姉ちゃんこれからどっか行くの?」
唯「りっちゃんと遊びに行くの~っ」
梓「そ、そんな~」
唯「じゃああとはよろしくね!」
ガチャン
憂「梓ちゃんごめんね?」
梓「憂………」
憂「ほら、お粥食べて」
梓「あ~ん…はふはふ」
憂「あ、ごめん熱かったね?ふ~っふ~っ」
憂「はい梓ちゃんっ」
梓「憂……迷惑かけてごめん…」
憂「別に気にしなくていいよっ」
梓「唯先輩……」
憂「……はい、お粥っ」
梓「はふはふっ…熱い熱いっ」
憂「お姉ちゃんとは先輩後輩の仲だよね~?」
梓「わかった!分かったからっ!」
……
唯「りっちゃんおまたせ~!」
律「ゆーいーっ」
ぎゅ~~~っ
律「買い物つき合わせてごめんな?」
唯「りっちゃんだからいいよっ」
律「そっかそっか」
唯「今日ね~あずにゃんにギター教えてもらったんだ!」
律「へ~」
唯「うちに来て着きっきりで教えてもらったんだよ!」
律「……ふーん」テクテク
唯「あ、りっちゃん歩くの早~い」
律「ふーんだ」プクーッ
唯「りっちゃん今日何買うの?」
律「新学期だから新しい学生カバン買おうと思って」
唯「あ~っじゃあ私も買うっ」
律「またオソロにするか!」
唯「わーいわーいっ」
唯の家
梓「唯先輩っていつも家でどんな感じ?」
憂「う~んゴロゴロ…かな?」ピピッ
梓「へ~…さっきからずっと携帯いじってるけどメール?」
憂「ま~ねっ」ピピッ
梓(憂には彼氏いるのかな…)
憂「でもこの人めんどくさいんだよね」
梓「彼氏?」
憂「そんな訳ない!」
梓「ふ~ん」
憂「メアド交換したらいっぱいメールしてくるんだよね…」
梓「でもさっき楽しそうだったじゃん」
憂「まぁ暇つぶしにちょうどいいかなって感じで」
梓「そっか~」
憂「あ、そういえばこの間の小テストどうだった?」
梓「あれ?…まぁ出来たけど」
憂「教えてもらってもいい?」
梓「別にいいけど」
店
唯「りっちゃんりっちゃん!このカバンなんかどう!?」
律「おぉ!可愛いなっ」
唯「りっちゃんはどれがいいとかある?」
律「私も唯が選んだやつが一番かなっ」
唯「やった~!また以心伝心だよ」
律「へっへ~」
唯「帰りにカフェ行こっ」
律「ま~たアイスココアか?」
唯「テヘヘ…バレちった?」
律「唯と言えばアイスココアだしな~」
唯「だって甘くておいしいんだも~ん」
カフェ
唯「ゴクゴク……ぷはっ」
律「普通アイスココアそんな飲み方で飲むか…?」
唯「喉渇いてたからだよ」
律「ズズズ…」
唯「りっちゃんはよくコーヒーなんて飲めるね?」
律「まぁ私は大人だからな」
唯「でも砂糖すっごい入れてたね」
律「言うなっ」
唯「サラリーマンとかよくブラックで飲めるよね~」
律「だよな~わざわざ苦いものを飲む意味が分からないよ」
唯「りっちゃん!明日からこの一緒のカバンで登校しようよっ」
律「いいよ~」
唯「そうだ!この後ゲーセン行こうよっ」
律「またプリクラでも撮るか?」
唯「それもあるけど、カバンに付けるキーホルダーゲットしに行こっ」
律「おぉ!もしかしてあのクマの人形のやつか!?」
唯「そうそう!」
律「あの人形可愛いよな~」
唯「だよね~」
ゲーセン
唯「よーし!UFOキャッチャー頑張るぞっ」キリッ
律「唯はUFOキャッチャー上手いよな」
唯「よーく狙って……っと」ウィーン
律「私が横から見てストップって言うから!」
唯「うん!任せたっ」
律「……ストップ!」
唯「ああ~…全然ズレちゃったじゃん」
唯「て言うか、ストップの『ス』のタイミングで押すのか、『プ』で押すのか分からないよ~」
律「『プ』な!」
唯「プーっ!」
ウィーン…
唯「やった!2つもとれたぁ」
律「唯はすごいな~っ」ナデナデ
唯「えへへ……はいっ1つりっちゃんにあげる!」
律「ありがと~っ」
唯「いいっていいって~」
唯「そうだ!面白いゲーム見つけたんだっ」
律「本当か!?どんなゲーム!?」
唯「クイズのやつだよ!全国の人たちとバトル出来るんだぁ!」
律「よーし!今度は私がいい所見せないとなっ」
チャラチャラ~♪
律「最初は早押しだってよ!」
唯「私も手伝うよ」スッ
律「よーし!何でもこい!」
『将棋とチェスの駒が多…』
ピンポーンッ
律「分かったー!」
唯「本当っ!?」
律「将棋だっ」ビシッ
『正解~♪』
律「しゃーっ」
唯「わーい!りっちゃんすご~いっ」
律「へへ~ん!」
律「次は制限時間内で答えるだって」
唯「よーしっ」
『あやふやに覚えていること…〇〇覚え?』
律「なんだ簡単じゃん♪」
唯「ラッキー問題だねっ」
律「こんなのうる覚えに決まってるじゃん」
唯「えっ…うろ覚えじゃないの?」
律「うろ!?」
唯「早くしないと時間が…っ」アセアセ
律「どっちどっち!?うろ?うる?」アタフタ
『3、2、1ー』
唯律「あわわわっ」アセアセ
『タイムアップ~』
律「結局分からなかった…」
唯「答えどっちだったんだろうね」
律「もうクイズ終わったしまたプリ撮ろっか」
唯「うん!りっちゃん専用のプリ帳でも作ろうかな」
律「じゃあいっぱい撮らないとなっ」
唯「撮ろーっ撮ろーっ」
律「このプリ機にしよーぜ」
唯「何かあるの?」
律「携帯にプリ画を送れるんだっ」
唯「おぉ~っじゃあさ、じゃあさ、一緒に待ち受けにしよー!?」
律「おぉ!それいいなっ」
唯「りっちゃん!ピースっ」ビシッ
律「ピースっ」ビシッ
パシャ
『しばらくお待ちください』
唯「りっちゃんりっちゃん!どのプリを携帯に送る!?」
律「…このプリは?」
唯「え~これ私が目瞑っちゃったやつじゃん…これなんてどう?」
律「うん!いいと思うっ」
唯「やった!プリ届いたらすぐに待ち受けにしようね!絶対だからねっ」
律「分かってるってば~っ」
ピロリロリ~ン
律「おっもう届いた」
唯「…私のは来ないよ?」
律「アドレス間違えたんじゃないか?」
唯「そ、そんなぁ~…」ガックシ
律「落ち込むなって、私のプリ送るからさ」
唯「りっちゃん!」
律「はい、赤外線っ」
唯「ありがとーっ」ピピッ
唯「ほら!早速待ち受けにしちゃった♪」
律「私も待ち受けにしたよっ」
唯「わぁ~!これでお揃いだねーっ」キラキラ
律「ねーっ」
唯「次、太鼓の鉄人やろーよ!」
律「お~?ドラムの私に勝てるのか?」
唯「私だってカスタネット得意だもんっうんたん♪」
律「よーし!やるかっ」
チャリーンッ
唯「どの曲でやる~?」
律「う~ん…あっこれにしよう」ドンドン
『いまー私のー♪』
唯「………」ドン ドン カッ
律「………」ドン ドン カッ
唯「りっちゃん…これ簡単すぎてつまんない」
律「もっと難しいコースにしよ」
『いまー私のー♪』
唯「お………あっ…うん………たんっ」ドカドカドンカッカッ
律「お………早……多……無理………」ドカドカドンカカカッ
唯「はぁはぁ…こんなのノルマクリア無理だよぉ」
律「早すぎて逆方向に動いてる風に見えたし…」
唯「まぁこれが出来るからと言って、リズム感があるとは言い切れないよねーっ」
律「実際のドラムなら負けないし!」
唯の家
憂「梓ちゃん汗すごいね」
梓「うん……まだ熱っぽい」
憂「私が着替えさせてあげるよ」
梓「そっそれは///」
憂「大丈夫っ大丈夫!私の服貸してあげるからっ」
梓「う、憂…」
ヌギヌギ
憂「ほら、靴下も脱ぐよ」
梓「うん…///」
憂「汗で濡れちゃってるから服洗っとくね」
梓「ありがと…///」
憂「じゃあ服着させるね」
梓「うん…」ドキドキ
憂「う~ん…ちょっとサイズ大きいかなぁ」
梓(憂の服……憂の匂い……///)
憂「上も着させてあげるから手上げて」
梓「…///」
ガチャッ
唯「ただいま~」
律「おじゃましま~……」
憂「あ………」
梓「先輩………///」
唯「あずにゃん……何で裸に……」
律「梓……」
憂「こっこれは着替えさせようと思っただけなの!」
梓「そ、そうです!服が濡れちゃってたからです!」
最終更新:2010年01月07日 02:30