……

律「みんなおはよー!!」

梓「おはよー!」

紬「おはよう!なんだかみんなと登校するのって初めてだから、楽しみであまり眠れなかったのー…ふわぁ」

澪「おはよ…あれ?和ちゃん、唯ちゃんは?」

和「それが…」


唯「わー!!!!!みんな待ってー!!!!」

和「唯ちゃん、よく寝坊するから…」

梓「あ、憂ちゃんが言ってたよ、お姉ちゃんいつもなかなか起きないって…」

律「昨日友達になったばっかだけど…なんか唯ちゃんっぽいね」

澪「うん」クス

唯「はあ、はあ…みんな、おはよう…」

和「おはよう唯ちゃん、じゃみんな、早く行かないと!」

紬「ほんとだ、急がなきゃ!」パカ

律「紬ちゃん携帯持ってるの?かっこいい!」

梓「いいなー…」

紬「お父さんが持ってなさいって…でも友達はみんな持ってないし、あまり使わないよ」

和「うちは小学生が持つものじゃない!って言われちゃったよ」

律「うちもうちも!」

唯「紬ちゃんちのお父さんは紬ちゃんがかわいすぎるんだねぇ」ニコニコ

澪「あの…みんな急がなくていいの…?」

律「じゃーみんな!またあとでね!」

梓「うん!」

唯「それじゃ!」


和「よかった、間に合った…」

きんこんかんこん

唯「あ、先生だ」

和「じゃ唯ちゃん、席につこっか」

唯「はいよー」

さわ子「おはようございまーす、それでは出席を取ります…」

律「楽器を決めます!」
和「みんなやりたいのはある?」

紬「私ピアノやる!」

律「私は太鼓、バンドだとドラムって言うんだってお母さんが言ってた!」

梓「唯ちゃん唯ちゃん」

唯「ん?」

梓「お父さんとお母さんに聞いたらね、小学生がやるくらいだと、アコーディオンなんかいいんじゃないかって」

唯「アコーディオンって…あのなんか伸びるやつ?」

梓「うん、私と唯ちゃんでやったら、かっこいいんじゃないかって」

和「でもあれって難しいよ?唯ちゃんできる?」

唯「がんばる!」フンス

紬「澪ちゃんは…どうするの?」

澪「私…歌ってみる!」

律「おお!?」

澪「私もパパとママに言ったらね、せっかくだしやってみろって…それに、みんなもいるし」

唯「澪ちゃん…」

和「決まったみたいだね、じゃ先生のとこに行こう!」

唯澪律紬梓「おー!」


和「こうなりました」

さわ子「……」

唯澪律紬梓「……」キラキラ

さわ子「(そりゃそうよね…小学生が演奏するって言ったらこういうもんじゃない…)」

和「…先生?」

さわ子「(気合い入れすぎてガチガチのヘビメタのアレンジなんて作って来ちゃったけど…さわ子、あなたは小学生相手に何をやってるのよ…)」

唯「先生動かなくなっちゃった」

梓「どうしたのかな…」

さわ子「…コホン。わかったわ、じゃこれを元に曲を考えてくるから、もう少し待っててね」

律「えー?まだできてないのー?」

紬「早く練習したいのにー…」ムギムギ

さわ子「あのねぇ…曲作るのって結構大変なのよ?」

澪「そうだよ、みんな…」

唯律「はーい」シブシブ

紬「あ、それじゃあみんな今日放課後うちにきて何か練習してみる?」

梓「いいの!?」

和「でも、楽器なんてあるの?」

紬「多分みんなのぶんくらいはあるはずだよ!」

唯「やったー!」

澪「紬ちゃんち行くの、初めてだな…」ワクワク

さわ子「(そういえば紬ちゃんちは…なるほど、確かにあってもおかしくないか)じゃあなるべく早く作ってくるからね、でもみんな、ちゃんと勉強もしなきゃダメよ?」

唯澪律紬梓「はーい…」シュン

さわ子「ふふ、でもみんなもがんばってるからね、先生もがんばって曲作ってくるから!期待してて!」

律「大丈夫かな…?」

唯「わかんない…」

唯澪律梓和「……」ポカーン

紬「どうぞー」

唯「でっか…」

梓「近所におっきなお屋敷があるのは知ってたけど、紬ちゃんちだったんだ…」

澪「な、なんか緊張してきちゃった…」

律「おっじゃましまーす!!」

和「りっちゃん…逆にすごいなぁ…」

紬「ほらほらみんなも!遠慮しないで!」ムギムギ


紬「こっちだよー」ガチャ

唯「うわぁ…ひろーい!」

梓「楽器もピカピカだ!」

和「ほんとおっきいおうち…ってあれ?澪ちゃん、りっちゃんは?」

澪「それが…さっきから見当たらないの…」

紬「こまったなー、一度迷っちゃうとなかなか戻れないの、この家」

唯「えっ」

梓「えっ」

澪「りっちゃん…」ウルウル

和「…どうする?探す?」

唯「んー…大丈夫じゃない?帰りに探してあげれば」

紬「じゃあうちの人に探しておいてもらうね」ピポパ

梓「それより練習しようよ!練習!」

澪「え…あの…」

唯「そうそう!うわー、これがアコーディオンか…梓ちゃん持てる?」

梓「持てるもん!」プンスカ

和「こっちにちっちゃいのもあるよー」

紬「うん梓ちゃんはこっちのほうがいいかも…」

澪「…み…みんな!!」

唯「!?」

紬「澪ちゃん?どうしたの?」

澪「あの…りっちゃん、探してあげようよ…」

梓「…」

澪「りっちゃん、今ごろもしかしたら一人で怖くて泣いてるかもしれないし…それに、みんな友達なんだから、探してあげようよ…ね?」クスンクスン

和「…そうだね」

紬「友達だもん!迎えに行かなきゃね!」

梓「うん!」

唯「よし、じゃあみんなでりっちゃんを探しに行こう!」

澪「みんな…!」パァ


律「ついたー!!」ドグァ

梓「あ、来た」

紬「よかったー」

唯「ん?りっちゃん、何持ってるの?」

律「なんか迷ってたらしつじ?のさいとうさんって人にお菓子と紅茶もらって、お菓子はみんなのぶんももらったの!」

和「え?じゃあこれ私たちのぶん?」

律「そだよ!」

紬「わぁ、ありがとうりっちゃん!」

唯「りっちゃんお手柄ー」ユイユイ

律「へへん」

澪「……」プルプル

律「ん?澪ちゃんどしたの?こっち来てお菓子食べよ」

和「そうだ、澪ちゃんりっちゃんのことすごい心配してたんだよー」

梓「探しに行かなきゃーって…すごい大声出したから、びっくりしちゃった」

律「え?そなの?」

唯「澪ちゃんはりっちゃんのことがそんなに心配だったんだね」ユイユイ

紬「澪ちゃん、かわいかったよ」ムギムギ

澪「り…りっちゃんの…」

律「ん?」

澪「りっちゃんの…ばかぁぁ…」ブワァ

律「!!な、なんだよ澪ちゃん!いきなり泣かないでよー!」

梓「み、澪ちゃん、落ち着いて…」

和「安心したら泣いちゃったのかな…」

唯「ありゃ?紬ちゃん、はなぢはなぢ」ユイユイ

紬「ごべんごべん」ムギムギ

澪「すう、すう」

梓「澪ちゃん、泣きやんだら寝ちゃったね」

律「まったく…何しに来たんだか」

紬「まあいいじゃない!明日からまた練習しよう!」ツヤツヤ

唯「うーん…」

和「ん?唯ちゃん、どうしたの?」

唯「!」ピコーン

律「ゆ、唯ちゃん…?」

梓「何かひらめいたの?」

唯「ムギちゃん!」

和「え?」

唯「今日から私、紬ちゃんのことはムギちゃんって呼ぶね!」

律「なんでいきなり…」

唯「なんかかわいいかなぁって」テヘ

紬「ありがとう唯ちゃん!とっても素敵!」

唯「ほら、ムギちゃん喜んでるよ!」

和「じゃあ…私もそう呼ぶね」ニコ

梓「いいなー…唯ちゃん、私は私は?」

唯「梓ちゃんも?んー、なんだろな…」

律「そういう流れなんだ…」

和「むー…中野梓、あずさ、あじゅしゃにゃっ…噛んじゃった」

唯「!」ピコーン

紬「ひらめいたの!?」

律「今ので!?」

梓「なんだか不安…」

唯「梓ちゃんは…あずにゃん!」

紬「あずにゃんちゃん?」

和「ちゃんはいらないんじゃないかな…」

梓「えー…なんか微妙…」

唯「そんなことないよぅ」ブー

律「そうだよ、梓ちゃんちっちゃくて猫みたいだしちょうどいいじゃん」

梓「ちっちゃいっていうなー!!」プンスコ

和「まあ、ムギちゃんはともかくあずにゃんって呼ぶのは唯ちゃんだけだから…きっと」

唯「えーなんでー?」

律「微妙だもん」

梓「微妙だもんね」

紬「私はたまに呼びたいかも…かわいいし」ムギムギ

梓「ムギちゃん!?」

唯「ほら、さすがムギちゃんはよくわかってるよ…みんなとは大違い!」ベー

和「はいはい…」

澪「ん…」モゾ

紬「あ、澪ちゃん起きそう」

梓「じゃ、今日はそろそろ帰ろうか…もう五時だし」

唯「待って!まだりっちゃんと和ちゃんのあだ名が…」

和「結構です!」

律「結構です!」

NO,Thank You!

澪「ん…私、寝ちゃってた…」

唯「澪ちゃんおはよー」
梓「よく寝てたねぇ」

律「もう五時だよ、帰ろ、澪ちゃん!」ギュッ

澪「…うん」テレ

和「それじゃあ、お邪魔しましたー」

紬「うん、また遊びに来てね!」


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