律(増えてる!?マジかよ!しかもなんで2人も増えたんだよ!ていうかなんでドンジャラなんだよ!うるせえ!)

ジャラジャラジャラジャラジャラ……


律(そうだ!風呂に入ろう!そしたら落ち着く筈!)


イマキヨ1「………」
イマキヨ2「………」
イマキヨ3「………」
イマキヨ4「………」
ジャラジャラジャラジャラジャラ


律「ふぅ…サッパリした!なんとか落ち着いた!」





律「で、なんでまだジャラジャラしてんの?」

ジャラジャラジャラ…

律「もしかして、ドンジャラのやり方しらねぇの?」

シーン…

律「え?マジかよ?」

……ジャラジャラジャラジャラ

律「なんでドンジャラやろうとしたんだよ……」

律(ジャラジャラうるせえ……)


律(夕飯でも作るか…今日はカレーだな…)





ジャラジャラジャラジャラ…
律「いただきます」

律(幸せを運んでくれるどころか、不快感ばかり運んで来てる気がする)

律(ていうか、どんな幸せを運んでくれるんだろうか…)

律(叶うわけがない恋が叶ったりとかか?…試してみるか?)

律(いや、でも失敗したら辛いな…明日、告白してみようかな…)

律(イマキヨさんの可能性に賭けてみようか…)

律(よし!やろう!明日、告白してやろうじゃねぇか!……澪…)

律「さて!明日に備えて寝るかあ!」

律「おやすみ…」






女「今まで傷つけたりしてゴメンなさい!もうしないから!だから!ゆるしてえ!」

女「は!待って!今のなし!今のなしぃ!イヤァァァァァ!」




律「はっ!…夢か、今の何だったんだ…」

律「女の人が…沢山のイマキヨさんに襲われていた…」

律「イマキヨさんか…」


――学校―――


律(何だったんだあの夢は…私の知ってる人じゃ無かったし、気になるな…)

律(ていうか、今日は告白するって決めたんだ!頑張るぞー!)

澪「律?」

律「うわ!?」

澪「おはよう、律、何かあったのか?」

律「いや、まあ…イマキヨさんが…」

唯「イマキヨさんがどうしたの?」

律「唯、いたのか」

唯「りっちゃんひどーい」

律「冗談だよ、冗談」

澪「それで、イマキヨさんがどうしんだ?」

律「ああ、それが…その…また増えちまった」

唯澪紬「ええ!?」

澪「って、ムギ…いたのか」

紬「今来たのよー」

唯「ムギちゃんおはよう!」

紬「唯ちゃんおはよう」

律(イマキタさんとかもいるのだろうか…)

澪「それで、どうして増えたんだ?」

律「それが……」
カクカクシカジカ


律「というわけなんだ」

唯「それはりっちゃんが悪いよ!」

澪「そうだな、それは律が悪いな」

紬「そんなの、誰でも傷付くわ!」

律「ま、まあ待てよ、確かにこれは私が悪かった!でも、良かれと思ってやったんだ!」

澪「もうそういう事はするなよ?」

律「はい、もうしません、深く反省します」

唯「でも、イマキヨさんが4人になったんだよね?」

律「ああ、そうだ」

唯「最高何人まで増えるんだろうね?」

律「10人くらいじゃないか?」

キーンコーンカーンコーン

澪「ん?HR始まるな…また放課後にでも話し合おう」

律「そうだな」

律(確かに、イマキヨさんは最高何人ぐらいまで増えるんだ?)

律(夢のイマキヨさんの数は絶対100人は越えてたよな、本当にあれくらい増えるんだろうか)

律(そういや、イマキヨさんの中に1人だけブレスレット付けてたな…なんで1人だけ……)


――放課後―部室――――

澪「さて、律の家にいるイマキヨさんが増えたわけだが」

梓「え?増えたんですか?」

紬「ええ、りっちゃんがイマキヨさんを傷つけちゃったらしいの」

梓「律先輩、何したんですか?」

律「もう、いいだろ!それより、これからどうするか一緒に考えてくれよ!」

梓(今日は唯先輩が抱き着いてこない…)

澪「そういえば、唯、3と4のルールを破ったらどうなるか聞いてきたか?」

唯「それが…おばあちゃん昨日はいなかったの、だから聞けなかった」

澪「そうか…それは残念だ」

紬「ところで、りっちゃんはイマキヨさんをどうしたいの?」

律「え?」

澪「そうだな、それがハッキリしないと考えようが無い」

律(私は…イマキヨさんをどうしたいんだ?分からない…)

律「分からない…」

唯「それじゃあどうしようもないね」

律「……」

梓「れ、練習しましょうよ!今こうやって悩んでも仕方ないですし!それに、一応軽音部ですし」

唯「そうだね、練習しようか」

澪「そうだな」

律(私は……)


澪「ふぅ、今日は調子が悪かったな、特に律と梓」

律「そ、そうか?」

澪「律ならともかく、なんで梓まで?」

梓(唯先輩分が足りない……)

律「そろそろ解散にするか」

澪「そうだな」

律「……澪、今日私の家に来ないか?」

澪「え?まあ、たまにはいいか、分かった、行くよ」

澪(律からお誘い!久しぶりのお誘い!)

唯「あずにゃん!一緒に帰らろう?」ダキッ

梓「い、一緒に帰りますから抱き着かないでください!」
梓(唯先輩分補給中……まだ離れないでください)

唯「だって今日最初のあずにゃん分だよ?もうちょっと補給したいよー!」

梓「な、何ですかあずにゃん分って、変なもの補給しないでください!」
梓(素直になりたい……)

唯「むうー」スッ

梓(あ……)


――田井中家―――


律「あれ?聡からメール来てる」

澪「なんて来てるんだ?」

律「今日も友達の家に泊まります、それと、母さん達はまだまだ帰らないそうです。って来てる」

澪「…律のマ…お母さんからは連絡ないのか?」

律「…連絡来てない…そして全然帰って来ない家族…私何かしたっけ?」

澪「………」

律「澪、そこにイマキヨさんがいるんだ…」

澪「そうなのか?」

イマキヨ1「サクサクサクサク……」
イマキヨ2「サクサクサクサク……」
イマキヨ3「サクサクサクサク……」
イマキヨ4「サクサクサクサク……」

澪「今、イマキヨさんは何してるんだ?」

律「…4人でひたすらポテチ食ってる」

澪「え?」

律「まあ、部屋に来いよ」

澪「そ、そうだな」

律「まあ、部屋に来たわけだが……澪に言いたい事がある!」

律(何でイマキヨさんまで来てるんだよ!)

澪「な、なんだよ?」

律「私は…結構前から言おうか迷ってたんだ」

澪「相談ならいつでも聞いてやるぞ?」

律(言うと決めたんだ!グズグズしてられるか!)

律「わ、私…実は澪が……澪が好きなんだ!」

澪(え?律が私を好き?え?律が?)

律「私、雰囲気とかよく分からないから、いきなりだったと思うけど…私、澪が好きなんだ!」

律「い、嫌なら振っても構わない!」

澪「本当に告白の雰囲気じゃないな」

律「な…」

澪「そして、律の事を振る訳無いじゃないか…両想いだったんだな…私達」

律「み、澪…それじゃあ…」

澪「ああ、私も律が好きだよ」

律「い…いやったあああ!」

澪「ちょ…はしゃぐな!」


イマキヨ1「……」パチパチパチ
イマキヨ2「……」パチパチパチ
イマキヨ3「……」パチパチパチ
イマキヨ4「……」パチパチパチ
律(イマキヨさん!ありがとう!!)


澪「そうだ!律、高校卒業したら一緒に住まないか?」

律「え?」

澪「二人きりでいられる場所に引っ越すんだ!」

ザワザワザワザワ

律「ちょ…澪しゃん?何言って…」

澪「ん?今はイマキヨさんいないだろ?だからこういう話しも大丈夫だろ…」

律「……いるんだよ…」

澪「え?」

律「この部屋にいるんだよ…イマキヨさん」

澪「……は?」

澪「律…本当に?」

律「今日は帰ってくれ、澪」

澪「わ、分かった」




律「どうなるんだよ……」


律「今日はもう寝よう…疲れた…明日が楽しみだけど怖い……」







律「…もう朝かよ…今日はあの夢見なかったな…」


――学校―――

律「澪、おはよ…う…」

澪「おはよう律、ん?どうかしたのか?」

律「なんで…いるんだよ…」

澪「律?どうしたんだよ?」

律「なんでいるんだよ……イマキヨさん…」

澪「!?」

澪「どういう事だよ律」

律「教室にイマキヨさんが6人もいるんだよ……」

澪「そんな…」

律「う、うわああああ!!」ダダダダダ


澪「おい律!何処に行くんだ!」

律「ひっ!追ってくるな!」

教師「田井中!廊下を走るな!」


律「先生!悪いけどそれどころじゃないです!」




律「何で増えていくんだよ!」

律(一体どうすれば…)


律(…そうだ!一か八か謝ってみたらどうだろうか!)

律(もしかしたら、イマキヨさんが消えるとかそういうものかもしれねぇ)





律「屋上に来てしまった」

律「うわ!大量で来た!このままじゃ屋上から落とされてしまう!」

律(ええい!やってやる!)

律「イマキヨさん!本当にすいませんでした!許してください!お願いします!」


ピタッ

律「…止まった?許してくれるのか!?」


イマキヨ「………」ニマァ…

律「え?何笑って…」


イマキヨ大勢「………」ニマァ…

律「え?え??何?」


律「うわ!?近寄るな!来るな!来るなあああ!」

律「うわあああああああぁぁぁぁぁ!!」


……

澪「律の奴結局戻ってこなかったな…」





澪「ただいまー」

澪(あれ?ママいないのかな?)

ガヤガヤ

澪(え?誰かいる?まさか泥棒!?)

イマキヨ「………」

澪「え?もしかしてこれがイマキヨさん?」

澪「イマキヨさんが私の所にも来た!」

澪(でも、イマキヨさんって本当に変な人だな…)

澪(おっさんでその格好なのにそのカチューシャは合わないだろ…)