106. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:16:16.39 ID:gbhLgm7dO
梓「でもさー」

憂「んー?」

梓「憂って同じ屋根の下に住んでて、よく我慢できるよね」

憂「実の妹だからね」

梓「私だったら狼に変身して、あっという間にチョメチョメしちゃうかも」

唯(チョメチョメ?)

憂「梓ちゃんは狼っていうより猫だけどね」

梓「てへ」

憂「おちょくったつもりなのに」

唯(もうついてけないや……ゲームでもしよっと)
107. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:25:03.24 ID:gbhLgm7dO
梓「やっぱり妹だから、良心が痛んだりするの?」

憂「うん。さっき、今週は8回って言ったじゃん」

梓「言ってたね」

憂「本当は梓ちゃんと同じに10回くらいしたかったんだけど、なんか胸が痛くてさ」

梓「あれ?憂って今日あの日だったの?」

憂「なんで真面目な話してるのに、台無しにするようなこと言うかな」

唯「やっぱりキルにゃんだよねえ」
108. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:27:56.13 ID:gbhLgm7dO
梓「妹ってのも、大変なんだね」

憂「うん、たまに梓ちゃんがうらやましくなるよ」

梓「ごめん。勝手な理由で押しかけたりして」

憂「ううん、今日はいっぱい楽しもう」

梓「そだね。たっぷり楽しもうか」

唯「また進化キャンセルしちゃった……」
110. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:34:22.41 ID:gbhLgm7dO
梓「というわけで唯先輩」

唯「なにがというわけなのか、わからない」

憂「お風呂に入ってください」

梓「さあ、入浴しちゃってください。さあ」

唯「いやいや、さっき入っちゃったし」

梓「……これはどういうことですか、憂さん」

憂「ごめんね、忘れてた」

梓「許さない。こんなビッグイベントだったのに」

唯「びっぐ?」
111. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:38:13.49 ID:gbhLgm7dO
憂「お姉ちゃん、もう一回入ってきたら?」

唯「いいよ、面倒だし」

梓「唯先輩、ちょっとにおいますね」

唯「えっ」

憂「ホントだ、におうにおう」

梓「唯先輩のにおいだ」

憂「おいしそうなにおいだ」

唯「ち、ちょっと。クンクンしないで」

梓「くんかくんか」

憂「すーはー」

唯「やああああああ」

梓「羞恥に堪えきれず逃げ出したか」

憂「やっぱりお姉ちゃんカワイー」
114. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:45:12.83 ID:gbhLgm7dO
憂「しょうがない、私たちで入ろっか」

梓「あっ、ういうい。あれあれ」

憂「おお、これはまさしく」

梓「……白だね」

憂「でも上はピンクだね」

梓「かっわいいい」

憂「……どうする?」

梓「……どうしよう」

憂「……」

梓「……やめとく?」

憂「やめとこうか」
115. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:53:28.22 ID:gbhLgm7dO
梓「できる限りキレイにしておこっか」

憂「そうだね。背中流すの手伝うよ」

梓「ありがとう。なんか初体験の前の気分だね」

憂「梓ちゃん、まだ未経験でしょ」

梓「憂だって」

憂「人間って、なんでキレイになりたがるんだろうね。どうせすぐ汚れるのに」

梓「現実逃避、じゃないかな。あるいは罪滅ぼしかも」

憂「なるほどね」
117. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:57:35.74 ID:gbhLgm7dO
憂「お姉ちゃん、お風呂上がったよ……って」

梓「ありゃ、寝てる」

唯「くうくう」

憂「……梓ちゃん」

梓「……どうする?」

憂「ヤっちゃう?」

梓「ヤっちゃいますか?」

憂「ごめんね、お姉ちゃん」

梓「無防備な唯先輩が、いけないんですよ」

唯「……むにゃ、うーいー、あずにゃ……」

憂「ひっ」

梓「ぎくっ」

唯「……だいしゅきを、ありがと……」

憂「……」

梓「……」
118. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:03:05.18 ID:gbhLgm7dO
憂「なにもせずに撤退とは……」

梓「私たち、まだまだ甘ちゃんだよね」

憂「梓ちゃんもヘタレじゃん」

梓「面目ない」

憂「……でも、ヤることはヤっておかないとね」

梓「そだね。今夜はたっぷり楽しもっか」

憂「ベッド半分使っていいよ」

梓「ありがとう」
119. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:05:32.97 ID:gbhLgm7dO
唯「……んー、もう朝か……」

梓「おはようございます、唯先輩」

憂「お姉ちゃんおはよー」

唯「おはよ……」

梓「いい天気だね」

憂「すがすがしいね」

唯「汗くさ」
122. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:34:01.48 ID:gbhLgm7dO
梓「唯先輩、テンション低いですね」

唯「憂の部屋から夜通し変な声が聞こえてきて、よく寝れなかったんだよ」

憂「あー、聞かれてたんだ」

梓「ちょっと恥ずかしいかも」

唯「なんか貝をペロペロする夢見たし」

梓「その夢詳しく」

唯「それより、どうして二人ともそんなにハイなの?」

憂「さあ」

梓「私たち、わかりませーん」
123. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:39:03.00 ID:gbhLgm7dO
唯「眠い……」

憂「お姉ちゃん、私たちが夜ナニしてたか、知りたい?」

唯「別に知りたくないよ」

梓「私たち、実はですね」

唯「止めて」

梓「唯先輩のことを思って」

唯「本当に止めてください」

憂「梓ちゃん、ゴーゴー」

梓「しちゃったんです、アレ」

唯「もうやだ。さようなら」

憂「なんでお姉ちゃんがサヨナラなんて言うのかわからないよ」

梓「私は言うよ、ハローハロー」
124. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:42:43.24 ID:gbhLgm7dO
憂「お姉ちゃんが家出しました」

梓「あー、やっぱり唯先輩堪えられなかったか」

憂「お姉ちゃん、ピュアだからね」

梓「ウブなだけだよ」

憂「なんか心配……」

梓「大丈夫だよ。学校で会えるから。ほら、制服がなくなってるし」

憂「ほんとだ。じゃあ今日はいっぱいしちゃおうか」

梓「そだね」

憂「……あっ、お姉ちゃんの下着が一枚もない」

梓「ちくしょう」
126. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:48:34.79 ID:gbhLgm7dO
……

梓「そんなわけで、学校に来ました」

憂「時が流れるのってはやいねー」

梓「あっ、唯先輩だ」

憂「おねえちゃーん」

梓「唯先輩、おはようございます」

唯「……」

憂「そそくさと逃げられちゃった」

梓「ゆーいせんぱーい」

憂「I say hello」



終わり
130. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 11:00:07.51 ID:gbhLgm7dO
今回の教訓

・風呂で寝てはいけない
・青春の曲を悪用してはいけない



最終更新:2011年02月26日 20:16