34. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 01:44:54.94 ID:520/tLWo0
憂「ぼー……」

純「憂、元気ないねえ」

梓「昨日、ちょっとね……」

憂「ぼー……」

純「おーい、憂げんきだしなよー。いつもうるさい憂が元気ないと教室が300ルクスくらい暗くなるんだから」

憂「うん……」

ヴーヴー

憂「あっ、お姉ちゃんからメールだ!」
35. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 01:50:05.08 ID:520/tLWo0
『憂へ

  パンはパンでも食べられないパンはパンパカパーン!』

梓「な、なにこれ」

純「どういうことなの」

憂「くすっ、お姉ちゃんたら面白い!」

純「えっ」

梓「純……よくわかんないけど、ここは笑っといた方がよさそうだよ」

純「うん……あ、あははー。パンパカパンだなんて憂のお姉ちゃんは面白いなあ」

憂「お姉ちゃんを笑うなっ!」

純「えっ!?」


37. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 01:59:53.51 ID:520/tLWo0
澪「唯、今日はお弁当ないの?」

唯「そうなんだ。澪ちゃん、パン買ってきて」

澪「さすがに怒るぞ」

唯「嘘だよお、もう休み時間に買ってきたよお。ゴールデンチョコパン三つ」

澪「さすがに豪華過ぎないか」

紬「唯ちゃん、どうして今日はお弁当ないの?」

唯「うん……昨日のことで憂、すごく落ち込んでるみたいで……」モグモグ

紬「そうなの……」

和「そうなのね……」

澪「和は元凶じゃないか……」

唯「私も心配でご飯がのどを通らない」モグモグ

澪「月並みだけど、そう言いながら食べてるぞ」

唯「やだなあ、これはパンだよ」モグモグ

澪「だからどうした」

唯「はあ、私このままじゃだめなのかなあ……」モグモグ
39. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 02:04:41.17 ID:520/tLWo0
律「ゆーい、元気だしな。唯が元気ないと教室が五十億光年くらい暗くなるんだぞ」

紬「そうよ、唯ちゃん!」

澪「光年は距離だけどな」

唯「りっちゃん、ムギちゃん!」モグモグ

和「唯、食べながら喋るのはよしなさい」モグモグ

澪「……すごく残念だけど和もだ」


42. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 02:14:37.96 ID:520/tLWo0
唯「ういー、私出かけてくるねー」トテトテトテ

憂「うん!」トテトテ

唯「……」

憂「どうしたのお姉ちゃん小首をかしげて。かわいい!」

唯「なんでついてくるの?」

憂「お姉ちゃん、でかけるんでしょ?」

唯「そうだよ、お姉ちゃんは出かけるんだよ。」

憂「うん!」

唯「……」トテトテ

憂「〜♪」トテトテ

唯「……」ピタッ

唯「もおー、憂はついてきちゃだめっ!」

憂「ちぇー……」
43. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 02:18:59.20 ID:520/tLWo0
憂「お姉ちゃんほんとにひとりで行っちゃった……」

憂「私のこと嫌いになっちゃったのかな……」

憂「ひょ、ひょっとして昨日のおかずが辛すぎたのかも」

憂「それでお姉ちゃん怒ったんだ!」

憂「どどど、どうしよう……!もしお姉ちゃんが帰ってこなかったりしたら」

憂「電話、電話しよう!今すぐ謝らなくちゃ!」

憂「……」ドキドキ

ミンナガダイスキッ♪

憂「あれ、お姉ちゃんの携帯がこんなところに……」

憂「くすっ、お姉ちゃんったら忘れてったんだ。相変わらずドジだなあ」

憂「メールしといてあげよう。『けいたい忘れてるよ』っと」
47. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 02:25:41.55 ID:520/tLWo0
純「ふう……静かな部屋でひとり瞑想するのもまたよし。私ったら最高にイケてる女子高生ね」

純「けして退屈なわけではない」

純「……ごほん」

純「咳をしてもひとり」

I wanna be a cool bassist girl♪

純「お、憂から電話だ。もしもーし」

憂『じゅんぢゃあああああん、おねえちゃんがあああああ』

純「な、なになにどうしたの落ち着いて!」

憂『うええええええええ、じゅじゅじゅじゅんぢゃああああ』
49. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 02:35:46.06 ID:520/tLWo0
純「要するに、昨日作ったキムチ鍋があまりにもキムチ大盛り過ぎたのでお姉ちゃんが家出してしまったと」

憂『うえ、うえええええん』

純「そんなことあるわけねえだろ……」

憂『でも、だっでええええ、おねえぢゃんがああ、携帯があああああ』

純「はいはい。唯先輩きっとすぐに帰ってくるよ」

憂『うえうえええええ』

純「あんまり泣いてると録音して校内放送するからね。気をしっかりもちなさい」

憂『うん、うえっうえっ……ぐじぐじ』
50. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 02:38:01.85 ID:520/tLWo0
純「はい、深呼吸深呼吸」

憂『すーはー』

純「落ち着いた?」

憂『うん。ごめんね、純ちゃん……ぐすっ』

純「なんのなんの」

憂『私、純ちゃんが友達でよかった』

純「な、なによう急に」

憂『本当だよお、純ちゃんいつもありが……』

『おーい、ういー!』

憂『あっ、お姉ちゃんが帰ってきた!ばいばい!』ブツッ

純「えっ」

純「………………」

純「………………やるせない」
53. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 02:58:20.67 ID:520/tLWo0
憂「ううっ、お姉ちゃーん!」ぎゅっ

唯「ういー」ぎゅー

憂「お姉ちゃんがひとりでお出かけしちゃってすごくさびしかったよー」

唯「ういー」ぎゅー

憂「すっごくさびしかったさびしかったさびしかったお姉ちゃんがいなくてさびしかったさびし」

唯「ごめんねえ。でもこのお出かけは私一人で行かなくちゃダメだったんだ」

憂「どういうこと?」

唯「うーん、少し早いけど、はい、これ!」

憂「これは……」

唯「誕生日プレゼント!」
55. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 03:11:11.66 ID:520/tLWo0
憂「お姉ちゃん、ありがとう!」

唯「でへへ」

憂「私の誕生日昨日だったのに何も言わないから、ひょっとして忘れてるのかと思っちゃった。ごめんね」

唯「え?」

憂「ちゃんと覚えてくれてたんだね、うれしい!」

唯「ももももちろんだよお」

憂「開けていい?ていうか開けるね!」ビシュンビシュン!

唯「うい、はやっ!」
56. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 03:14:10.72 ID:520/tLWo0
憂「これなあに?クマのぬいぐるみだ!」

唯「そうだよ、クマだよー」

憂「すっごくかわいいね、ブタさんみたい!」

唯「クマさんだよ」

憂「えへへー」

唯「……ほら見て、お揃いで私の分も買ったんだ。あのね、お店の人が言ってたけどね、このクマさんたちは夫婦なんだって。

  だから絶対に離れられないんだよ」

憂「お姉ちゃん」

唯「そしてこれを持ってれば、私と憂も一緒だからね!」

憂「お姉ちゃあああん!」ぎゅー

唯「ういー!」ぎゅー

憂「お姉ちゃん、私もお姉ちゃんにお返しあげる!」

唯「ええー?なにくれるのー?」

憂「あのね、わたしのおしっ」

唯「めっ!」
57. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 03:22:29.08 ID:520/tLWo0
憂「えへへー」にこにこ

梓「憂、今日はすっごくうれしそうだね」

純「憂なんかもう知らん」

憂「純ちゃん、梓ちゃーんあのね、あのね」

純「知らん」

憂「お姉ちゃんがねえ、うふふ」

純「聞いちゃいねえ」

憂「私のこと大好きだよって、うふふふふふ」

純「はいはいよござんした」

梓「純、しっと?」

純「だれが!」

憂「えへへえへえへへえへえ」にこにこ
60. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 03:31:03.67 ID:520/tLWo0
憂「お姉ちゃん、あーん」

唯「うーい」もぐもぐ

紬「唯ちゃんたちは仲良くってすてきねえ」

澪「例によってここは部室だけどな」

憂「あ、これは私の持参のケーキですから気にしないでください。私とお姉ちゃんの分だけですけど。澪さんの分はありません」にこにこ

澪「うん、色々とつっこみたいことはあるけど取りあえずいい根性だね、憂ちゃん」

律「ま、二人とも元気になったみたいでよかったな」

梓「それがなによりですね」

澪「お前らもっと色々と気にした方がいいぞ」

梓「お前は細かいこと気にしすぎなんだよ」

澪「おい貴様!」

唯「はい、次は憂の番」

憂「あ、あーん///」

紬「みんな仲良いわねー」にこにこ
62. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 03:37:05.32 ID:520/tLWo0
唯「あ、和ちゃーん!」

憂「和ちゃあああああん!」

和「あら、憂に唯」

唯「えへへ、一緒にかえろー」

憂「帰ろっ、和ちゃん!」

和「いつにもまして仲良いわね」

唯「和ちゃん、こないだの宿題、答えみつけたよ!」

和「へえ、聞かせてもらおうかしら」
64. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 03:48:00.69 ID:520/tLWo0
唯「私たちが一緒にいられなくなる時が、離れ離れにならなくちゃいけない時が来たらどうするか、って宿題だったよね」

和「……ええ」

紬「唯ちゃん、ついに和ちゃんと決着をつけるのね」

律「ああ」

梓「ケッチャコ……」

澪「もうつっこまないぞ」

唯「その時が来たら、会いに行けばいいんだよ!

  たとえ離れ離れになっても、またすぐに一緒になればいいと思うんだ!ねっ、うい」

憂「ねー」

和「やれやれ、それがあなたたちの答えなのね。いいわ、私の負けよ」

澪「ああ、勝負事だったのか……」

梓「ぐすっ……」

澪「え、なんで泣いてるんだ梓」

律「野暮なこと言うなよ、みおー」

梓「そうですよ、これは汗です!」
65. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 03:54:25.01 ID:520/tLWo0
澪「そんな目から滝のような汗を流す人間はいない」

梓「も、もうっ、空気読んでください!これだからみおみおは……」

澪「みっ……いや、もうそれでいい」

唯「うーい!」

憂「お姉ちゃん!」

唯憂「だーいすき!」

和「ふふ、雨が降ってきたようね。眼鏡の撥水レンズがとめどなく雨を弾いてるわ」

澪「和……」

和「気にしないでちょうだい、みおみお」

澪「いや、やっぱりお前らもっといろんなことを気にするべきだ。ていうかしろ!」


67. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 04:02:49.62 ID:520/tLWo0
唯「君を見てるといつもハートドキドキ♪」カラカラ

唯「んお?」

唯「おーい、ういー!」

憂「なあに、お姉ちゃん」トテトテ

唯「トイレの紙無くなったよお。新しいのください」

憂「いやです」

唯「紙、ください」

憂「いやです」

唯「えっ。えっ…………えっ!?」

憂「大丈夫、紙を持ってこなくても私に良い作戦があるから」

唯「念のため聞くけど、どんな?」

憂「あのね、まず私がお姉ちゃんのそこをペロペロとなめるでしょ」

唯「もおっ、ういのばか!」

憂「えへへー。お姉ちゃん、大好き!」


HAPPY END!