713. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:15:30.21 ID:lge1fhYN0
梓「というわけで続いて澪紬・紬澪です」


梓「百合まで持っていくのが難しいと評判のカップリングです」

梓「……前の方でも軽く触れましたが、それはきっと会話シーンなどの描写が他メンバー同士に比べて」

律「少ないからだよな、多分」

梓「和先輩を除けば、最も会話シーンが想像し難いと思われます」

梓「とは言えアニメにおいても原作においても、仲が良いと分かるシーンは所々に散りばめられています」

梓「例えば夏期講習回は律紬に目が行きがちですが」

梓「澪先輩とムギ先輩のやりとりもなかなか良い感じの距離感をしているように見えますし」

梓「最後にはムギ先輩と遊びたかったって、あの澪先輩が大声を出しているところにも注目したいです」
715. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:19:48.57 ID:lge1fhYN0
梓「また原作では、澪先輩がムギ先輩に抱きつくシーンが多く見られたりもします」

律「原作の方だと普通に仲良く見えるけどなあ」

梓「まあその辺りの雰囲気は、漫画とアニメの違いってやつでしょう」

梓「さてこの組み合わせのSSを書くには、ですが」

梓「ムギ先輩が澪先輩をかわいいと思っているのは明白ですし」

梓「澪先輩も遊びたかった発言からしてムギ先輩ともっと近づきたい願望も垣間見えますので」

梓「その辺りとかを上手く回収できれば良い百合が書けそうな気がします」


719. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:27:38.53 ID:lge1fhYN0
梓「続いて律紬・紬律です」


梓「デート回で一気に火が点いた組み合わせですね」

律「デート回言うな」

梓「いいじゃないですか別に、満更でもないくせに」

律「くせにてお前」

梓「そんなデート回と称されるほど本編がほのぼの路線なのに対し」

梓「SSはシリアス路線な話が割合多めなのがなんだか面白いところではあります」

梓「デート回では律先輩がリードしてムギ先輩が引っ張られる形なのに加えて」

梓「ムギ先輩が律先輩に一種の憧れ的なものを抱いているのは確かそうなので」

梓「ムギ先輩→律先輩(×澪先輩)の図式が多い傾向ですが」

梓「律先輩からムギ先輩にベクトルが向いたら、なんだかとてもすごいことになりそうな気がします」

律「すごいことってまたアバウトな」
721. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:36:41.05 ID:lge1fhYN0
梓「まあ、具体的に説明しちゃいますとですね」

律「あ、流石にそこはするんだ」

梓「律先輩って何故だか分かりませんがイケメン()呼ばわりされたりするじゃないですか」

律「確かにされなくはないけどその括弧はなんだ中野」

梓「特にこの組み合わせだと顕著ですが、要するに律先輩は男役に回ることが多いんです」

律「(もうスルーにも慣れてきたな……)そうなのか」

梓「あ、ちなみに()は基本的に(笑)から笑を省略したものになります」

律「フェイント!? でも不思議全然嬉しくない!!」

梓「さて、そんな男の子っぽさが強調されてしまいがちな律先輩ですが」

梓「多少ウザ……もとい元気すぎるところはあっても、やっぱり女の子なわけです」

律「聞こえたからな?」
722. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:40:06.30 ID:lge1fhYN0
梓「で、ムギ先輩は律先輩の乙女な部分を突付ける可能性があるんですよ」

律「なんか響きがエロイなそれ」

梓「うわ何考えちゃってるんですかホント律先輩はもう」

律「うわ腹立つていうかスルーして欲しかった」

梓「まあそこを詳しく言うとですね」

律「そっちはスルーかい」

梓「律先輩って基本褒められないキャラじゃないですか」

律「不本意ながらそんな感じだな」

梓「その点において律先輩は唯先輩にすら弄られたりします」

梓「そんな褒められないキャラの律先輩は、たまに褒められると当然照れます」

律「なんか知った風に言われると中々こう、頭にくるな」

723. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:43:19.45 ID:lge1fhYN0
梓「デート回の最後の方で、ムギ先輩に褒められて照れちゃうシーンありますよね?」

律「ちょっお前それは……いやまあ、あるけどさ」

梓「律先輩は照れ隠しでつい殴ってしまうんですが」

律「……ああもうだから言うなもう」

梓「つまりこう、律先輩は照れると乙女な部分が表面に出てきてしまうわけなんです、冬の日然り」

律「黙ってくれ中野もう黙ってくれ」

梓「そしてムギ先輩は、律先輩のことをストレートに褒めたり出来る人です」

梓「ちょっと想像してみて下さい、ムギ先輩に『りっちゃん大好き♪』とか言われて照れちゃう律先輩を」

梓「デート回と違って殴ったりして照れ隠しも出来ずに、ただ真っ赤になってそれを受け止めるしか出来ない」

梓「そんな律先輩が浮かんでこないでしょうか?」

律「やめろそろそろマジで」

梓「言われなくてもやめますけどね、律先輩が茶々入れる所為で無駄に長くなっちゃいましたから」

律「それはお前から振ってきた……いや、いいからもうさっさと次いってくれ……」

梓「まとめると、基本に囚われずに色々想像すれば律先輩の隠れがちな面も引き出せるかもってことです」

律「……ドッと疲れた」
724. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:47:25.74 ID:lge1fhYN0
梓「続いて梓紬・紬梓です」


梓「原作とアニメの相違点をごっちゃにすると面倒になるのでここでは分けて考察していきます」

梓「原作においては、アニメより序盤における距離は遠めです」

梓「私にとってはなぜかチョコ作っていくのがバレていたり心の中を読まれたりと謎の多い先輩ですし」

梓「それに、あまり深く絡むこともありませんでしたから」

梓「対してムギ先輩からの私はというと、描写がほぼ無いので想像するしかありませんが」

梓「私の登場時の表情などからしておそらくかわいい後輩、あとは百合分供給元ってあたりでしょうか」

梓「序盤では大体こんな関係ですが、終盤に入って私から近づく形で一気に距離が縮みます」

梓「……まあムギ先輩からは基本的にほぼ全員に対して一定以上のベクトルが伸びているので」

梓「こちらから近づけば自然とそうなるのですが、それはさておき」

726. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:50:13.70 ID:lge1fhYN0
梓「部室で二人きりになって、ムギ先輩が美人であることを改めて認識して緊張してしまったり」

梓「コードを頑張って弾こうとする様子を見てかわいいと思ったり」

梓「そしてつまみ食いをしていたことが判明したりと」

梓「私がムギ先輩の『かわいさ』を知って、私からムギ先輩にベクトルが向くようになったわけです」

梓「終いには抱きつかれて失神してしまうまで行きましたね」

梓「一方アニメでは、序盤から割りと仲が良いです」

梓「最初の合宿の段階でムギ先輩のかわいさに気付いて、その後ちょいちょい仲の良いシーンがあります」

梓「特に二期前半のOPでは一緒に走ったり笑いあったりする絵があったりと、揺るぎないです」

梓「第十六話に至っては私どんだけムギ先輩にときめいてるんですかってぐらいかわいいを連発します」
730. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/24(木) 23:56:50.84 ID:lge1fhYN0
梓「百合SSにおいては、ムギ先輩が姉属性と妹属性を兼ね備えているが故の」

梓「私とムギ先輩の凸凹な感じがとても胸キュンなカップリングですね」

梓「SSの例を挙げると、『梓「デートメーカー?」』なんかがとても良い感じだと思います」

梓「……律先輩なんだか黙りっぱなしでしたけど、ばててるんでしょうか」

734. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/25(金) 00:01:36.97 ID:/6NGXb5U0
梓「続いてさわ紬・紬さわです」


梓「おそらくさわ子先生関連では一番人気のカップリングだと思われます」

梓「原作ではそこまでの描写はありませんが、アニメではこれでもかってくらいありますね」

梓「主にムギ先輩→さわ子先生になりますが」

梓「澪先輩にドキドキしてるってメールを送ったり、さわちゃん大好きなんて言葉が飛び出したり」

梓「あと、二人っきりのドライブイベントがあったりと色々です」

梓「先生と一緒の時のムギ先輩がとても楽しそうなのが本編においての魅力でしょうか」

梓「そして、ヴィジュアル的にも割と良い感じです」

梓「某大手お絵かき系サイトには思わぬ胸キュン絵が潜んでいたりもするので」

梓「先生関連だからと敬遠してる人はそっちから入ってもいいんじゃないでしょうか」

律「だから名前伏せる意味はあるのか……?」

梓「あ、復活しましたか」
735. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/25(金) 00:07:06.98 ID:/6NGXb5U0
梓「続いて和紬・紬和です」


梓「他のメンバー同士の絡みに圧されて描写が圧倒的に少ないですね」

律「二期の何話かあたりにちょっとあったかって感じだな」

梓「そんなわけで会話シーンなんかは想像で補うことになるわけですが」

梓「お互いに勉強ができたりと真面目な側面を持っていますし」

梓「ムギ先輩が唯先輩みたいな一面も持っていることを鑑みると」

梓「思わぬ出来事なんかで一気に距離が近づく可能性も十分ありえるんじゃないか、と思います」

律「今回はなんかやけにぼかしてきたな」

梓「……人間の想像力には限界ってやつがですね」

律「ああ、なるほど」

737. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/25(金) 00:13:28.44 ID:/6NGXb5U0
梓「続いて憂紬・紬憂です」


梓「これまた描写が少ないので難しい筆頭のカップリングです」

律「考える上で一番痛いトコだな」

梓「ここではアニメ・原作を合わせて、憂のムギ先輩に対する印象に注目したいと思います」

梓「第一印象として、唯先輩はムギ先輩のことを『かわいい人』と評していますが」

梓「対して憂は『キレイで素敵な人』と、憂の方が唯先輩より好印象を抱いています」

梓「しかし合宿終了後、憂は私からムギ先輩は意外と子供っぽくてかわいい人と聞かされます」

梓「前者の印象が強い憂としては、かなり気になるところではないでしょうか」

梓「また、ムギ先輩から見た憂に対する印象としては、非常に出来た子というのが強いでしょうが」

梓「そんなムギ先輩が憂の意外な甘えん坊属性に触れたなら……」

梓「なんて考えると、とても胸キュンな話です」

738. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/25(金) 00:15:50.33 ID:/6NGXb5U0
梓「それに、憂から『お嬢様で世話好きって素敵』という発言があったり」

梓「ムギ先輩が姉属性を持っているという点にも着目すると」

梓「案外無いでもない組み合わせなのでは、と思います」

梓「しかも憂も、唯先輩とはまた違った良い雰囲気を持っているので」

梓「唯紬とは趣の異なる魅力的なほのぼの感を醸し出せそうですね」

739. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/25(金) 00:21:12.77 ID:/6NGXb5U0
梓「最後に純紬・紬純です」


律「前に全カプ語りやってた人はこじ付けすら無理って言ってたな」

梓「いや、それがすんなり思いついちゃったんですけども」

律「マジ?」

梓「まあそこは、基本的にキャラの捕らえ方の違いだと思いますよ」

梓「さて、二期十六話とかでも分かる通り、私は先輩方のことを憂たちに話したりしています」

梓「つまり、純もムギ先輩に関する情報は一応持っているわけですよ」

律「はあ、そうなのか」

梓「純にとって軽音部は、そんな私の働きやライブなんかもあって結構気になる存在のはずです」

梓「憧れの澪先輩もいますし、ムギ先輩は澪先輩以上に目立つ容姿ですし」

律「今まで触れなかったけど、たしかに目立つなムギは」

梓「なので、近づく機会さえあれば一気に結構な距離まで行きそうな気がします」
741. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/25(金) 00:24:31.01 ID:/6NGXb5U0
梓「全カプ語りの人はノリが合わないのではと言ってましたが」

梓「純も唯先輩や律先輩に劣らずアッパー系かつフリーダムなのであっさりムギ先輩に近づいて行きそうです」

梓「また、ムギ先輩も仲良しを歓迎する人なのであっさり受け入れるでしょう」

梓「基本は純が疑問質問を投げかけてムギ先輩がそれに答えるって形で会話が進んでいって」

梓「そしてその内純は、想像していた以上に『なんだこの人!?』な状態に陥ります」

律「へ? なんで?」

梓「私が純に話していないこともあるからですよ、合宿の費用とか」

律「はあ、なるほど?」

梓「そうなれば、純はムギ先輩のことが気になって仕方なくなるでしょう」

梓「――とまあ、切り口はこんな感じでいけると思います」

梓「あとは書きたい人が調理してくれれば完璧です」

律「肝心なところ人任せだなおい」

梓「まあ全部書いてもそれはそれで読んだ人の価値観の固定に繋がるかなと」

律「本音は?」

梓「思いつかないんです」


743. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/25(金) 00:34:18.40 ID:/6NGXb5U0
――


梓「あと、マイナーカプ全般に言えることですが」

梓「ムギ先輩の場合は、唯先輩と律先輩、そして先生と私を除く組み合わせには」

梓「決定的に『近づく機会』というものが足りません」

梓「なので、そこを上手く書けるかがこれら以外の組み合わせを書くときの鍵となりそうですね」


――


梓「そんなこんなで、ムギ先輩に関するカプ語りをやってみたわけですが、いかかでしたでしょうか」

梓「少しでもアイデアの種になれば嬉しいですし、ムギ先輩主軸のSSを書いてくれればもっと嬉しいです」

梓「それでは、長々と失礼いたしました」

律「ホント無駄に長かったな……」




最終更新:2011年02月26日 09:28