7. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 20:51:33.62 ID:bCvaGq3RO
【秋山家編】
9. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 20:59:11.67 ID:bCvaGq3RO
律「ふ〜っ。いいお湯だったな〜」

ありあ「そうだね〜」

しの「こらっ!ありあ!律ママ!お風呂上がりに裸でうろつくのはやめてくれって言っただろう!」

律「え〜。別にいいじゃん、家族なんだし」
ありあ「それにどうせ寝る時は裸なんだし…」

しの「…ッ!」

しの「わ、私はお腹が冷えてしまうから裸じゃないんだ!」

澪「話が逸れてるぞ」
10. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:06:17.42 ID:bCvaGq3RO
しの「それに、私が言ってるのはそういう事じゃない」

しの「『親しき仲にも礼儀あり』という事を言っているんだ」

澪「二人とも、その通りだぞ」

しの「羞恥心のない露出プレイなど、絶対に認められん!」

ありあ「…ッ!」

ありあ「…そうだね、私が間違っていたよ…」

律「納得するのそこなんだ」
11. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:13:43.32 ID:bCvaGq3RO
澪「ありあー、入るぞー」

澪「…って、何をやってるんだ!?」

ありあ「え?ちょっと縛りの練習を…」

ぬいぐるみ「ギチギチ」

澪「かわいそうに…」ホドキホドキ

澪「こらっ!どうしてくまちゃんをいじめるんだ!こんなことをするんなら、もう買ってあげないぞ!」
ありあ「でも、もしかしたら喜んでるかも…」

澪「く…、くまちゃんはノーマルだ!」

律「お前も落ち着け」
12. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:21:18.35 ID:bCvaGq3RO
澪「う〜ん…」

律「別にいいじゃん」

ありあ「どうかしたの?」

律「今度、私達のDVDを出す事になったんだ」

律「その特典映像で私達のプライベートをつけたいって言うんだけど、澪が渋ってるんだ」

しの「別にいいんじゃないか?ママ達の仲のいい所を見せてあげれば」

ありあ「そうだよ、全然恥ずかしくないよ」
澪「う〜ん…。そうだな、よし、やるか!」
ありあ「えっ…。いくら仲よしだからって夜の生活まで公開しなくても…」

律「そのヤるじゃねーよ」
13. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:26:29.56 ID:bCvaGq3RO
わいわい

澪「何を見てるんだ?」

律「アルバムだよ。澪も一緒に見よう」

澪「どれどれ…、懐かしいな」

しの「あっ、私達の赤ちゃんの頃の写真だ」
ありあ「でも、しのちゃん、あずおばさんと写ってる写真ばっかりだね」

律「ああ、しのはなぜかわからないけど梓がすごくお気に入りだったんだ」

ありあ「今でも仲いいよね?」
14. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:30:47.26 ID:bCvaGq3RO
しの「そうだな、私もよくわからないが、なぜか一緒にいると安心するというか…」
律「実の親の前でそんなこと言うなよ」

澪「………」

澪(しのと梓…。はっ!)

澪(同じ属性と言うことか…!?)

(しのは胸だけ律似)
15. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:38:26.28 ID:bCvaGq3RO
ありあ「これは?」

律「それは私達の卒業アルバムだな」

ありあ「へ〜。見ていい?」

澪「ああ、いいぞ」

しの「唯おばさん…。この髪の毛…」

律「本人の前では言わないでくれ…。今でも気にしてるんだ…」

18. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:43:21.53 ID:bCvaGq3RO
ありあ「それにしても、母さん達も他の人達も全然変わってないね」


澪「そ、そうか?」


ありあ「うん、今でも制服着たら女子高生で通用するかも」


律「そうだぞー!まだだピチピチだぞー!」
しの「…本当だ、全然変わってない」モミモミ

ありあ「かわいいね!」

律「…お前達はコレで育ったんだからな?」

澪(しの…。やっぱり気にしてるのか…?)
19. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:48:26.40 ID:bCvaGq3RO
ありあ「母さん達は、いつから一緒にいるんだっけ?」


律「小学4年の頃だよ」

しの「今の私達より若い…」


ありあ「すごい…。まるでドラマみたいだね」


澪「もっとも、その頃はまさか、こんな仲になるなんて想像もしなかったけどな」
20. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:51:24.35 ID:bCvaGq3RO
律「お前達はどうなんだ?恋人とかいないのか?」ニヤニヤ


しの「恋人…。はっ!」


律「マジか?」

しの「」ジ…

澪「こらっ、手を見るな、手を」
21. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 21:57:14.78 ID:bCvaGq3RO
ありあ「恋人なんて、まだ小学生なんだし…」


澪「そうか?私達はもう出会っていたが」


しの「それはママ達が早過ぎると思う」


律「以外と身近な所にいると気づきにくいかもな?」


しの・ありあ「身近な人…。はっ!」


律「誰かいるのか?」
22. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:01:33.29 ID:bCvaGq3RO
しの「ありあ!」

ありあ「しのちゃん!」ダキッ

律「う〜ん…。肉親か…」


澪「難しい所だな…。しかし、本人達が真剣なら…」


しの「おお…、さすがに理解があるな…」


ありあ「そうだね」パッ
澪「…今のはボケって事でいいんだよな?」
23. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:06:59.71 ID:bCvaGq3RO
―その夜

澪「はあ…」

律「どうかしたの?ため息なんてついて」


澪「いや…。あいつらを見てると、私達の教育は正しかったのか不安になるんだ…」

律「どうして?」


澪「いや、あまりにもませすぎって言うかさ…」


律「何だ、そんなこと?」


律「気にすることなんてないよ。そういう事に興味を持つ年頃なんだよ」


律「澪にも覚えがあるだろ?」
24. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:13:17.32 ID:bCvaGq3RO
澪「ま、まあな…。あそこまでじゃなかったけど…」


律「それに、あいつらは根は素直で優しい子だ。それは分かるだろ?」

澪「うん…」

律「何より、澪と私の子供なんだから…。な?」


澪「そうだな…。私達の子供なんだからな…」


律「うんうん」

25. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:17:51.50 ID:bCvaGq3RO
澪「ふふ…」

律「今度はなんだよ」


澪「あいつらの言ってた事を思い出してたんだ」


律「何のこと?」


澪「私達のこと、ドラマみたいって」


律「ああ…。何か照れるな//」


澪「今だから言うけど、ほんとに最初の頃は、律のこと苦手だったよ」


律「え…」
26. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:26:02.81 ID:bCvaGq3RO
澪「だって、人が本を読んでるのに、しつこく話しかけてきてさ…」


澪「正直、いじめられてると思ってた」


律「そ、そうだったの…」


澪「でもさ、そのうちだんだん話したり、遊んだりするようになって」


澪「あの作文の発表の時に、一気に仲良くなったんだよな」


澪「普通の友達から掛け替えのない親友になって、それから何をするにもずっと一緒で…」

27. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:33:46.94 ID:bCvaGq3RO
澪「それで、いつのまにか好きになってて、親友から恋人になって…」


澪「あの頃は、まだ禁断の恋なんて言われてさ…」


律「そうだったな…。悩んだよな、あの頃…」


澪「大学の頃に私達のバンドがデビューすることになって」


澪「辛いかもしれないけど一緒に暮らしていこうって決めたんだよな」
28. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:41:12.05 ID:bCvaGq3RO
律「それで、一緒に暮らし始めた頃だったっけ」


澪「ムギのグループが同性でも子供が作れる薬を開発したんだよな」


澪「それを機に、法律が変わって、同性でも結婚できるようになって…」


澪「とうとう恋人から家族になったんだよな…」


律「そうだな…」


澪「あの時は、神様を本当に信じたよ」


律「おいおい、それじゃあムギが神様じゃないか」


澪「ほんとにそうかもな?」
29. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:48:38.26 ID:bCvaGq3RO
澪「考えてみると、ほんとにドラマみたいだな」


澪「小さい頃からの幼なじみの親友で、それが恋人になって、でもそれは許されない恋で…」


澪「それでもその気持ちを大切にしたら世の中が変わっちゃったんだからな」


律「ちょっと都合が良すぎる気もするけどな?」


澪「それでもいいよ…。本当に好きな人と一緒なれたんだから」

律「そうだな…」
30. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 22:55:30.93 ID:bCvaGq3RO
澪「律…」

律「澪…」


澪「律…。ね、しよ…?」


律「うん…。でも、部屋で…、ね?」


澪「やだ…。がまんできない…」ガバッ…


律「み…、澪…。駄目だよ…。こんなところで…」


律「それに、まだ10時だよ…?あの子達に見られたら…」


澪「大丈夫…。あいつらはこの時間は部屋で勉強してるから…」

律「でも…」
31. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 23:03:26.84 ID:bCvaGq3RO
澪「…それじゃ、律が我慢できないようにする…」


律「え…?待っ…」


「……………」

「……………」

「……………」


「はあっ…」


澪「ふふ…。その気になってくれたみたいだね?律の体、準備できたみたい…」グチュ…


律「馬鹿…//」

33. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 23:10:16.66 ID:bCvaGq3RO
澪「それに、ほら…、触って?」


律「あ…」サワ…


澪「最近、女同士ばっかりだっただろ…?」

澪「…律、そろそろ欲しくなってるんじゃないか?」


律「…////」サワサワ…


澪「そうみたいだな…?」ギュ…


律「あ…、ん…。待って…。私、今日…」


澪「…知ってるよ」

律「え…?」
34. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 23:14:03.98 ID:bCvaGq3RO
澪「ね…?もう一人、家族欲しくない?」


澪「作ろうよ…。ね?ダーリン…」


律「あ…。うん…。澪…」


澪「…私の事はダーリンって呼んでくれないの?」


律「うん…。ダーリン…」


澪「ありがとう…」


37. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 23:22:24.24 ID:bCvaGq3RO
律「ね、ダーリン…。もう一回キ…」


律「!!!!!!!!」


澪「え…!?」


しの「/////////」


澪「な…、何で…」


しの「/////」ピピピピピ(思春期レーダー作動中)


律「ど…、どこから見てた…?」


しの「律ママ…。我慢できないように…/////」


律「」


しの「ママ達ラブラブ…。二人だけのスイートタイム…////」

39. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 23:31:21.36 ID:bCvaGq3RO
ダーッ!!


澪「ま、待てっ!」


律(やっぱり問題あるかも…。私達に…)


―その頃ありあは


ありあ「ふむ…」カリカリ

ありあ「なるほど…」カリカリ


ありあ「家庭にある物で、バイブの変わりとして最も適した物は電動マッサージ機である…」


ありあ「一人で亀甲縛りができるようなってこそ、一人前である…」


―勉強中でした!


(特にこの後、気まずくなったりはしていません。むしろ絆が深まりました)


今日も秋山家は賑やかです



2 ※真鍋家篇
最終更新:2011年02月26日 08:57