2月22日 昼休み!

梓「みなさんすいません、いきなりこんな時間に呼び出してしまって・・・」

律「別にいいけど・・・呼んだのはあたし達3人か」

紬「唯ちゃんは呼ばなくてよかったの?」

梓「はい・・・それでみなさん、今日何の日か覚えてますか?」

澪「憂ちゃんの誕生日だよな?」

律「唯が何回も言ってたからなー。そりゃ覚えてるけど、それでなんであたし達だけ集めたの?」

梓「あの・・・みなさん受験も終わったことですし、みんなで憂のお誕生日会やりませんか?」

澪「え?今日みんなで憂ちゃんの家に行くつもりだったんだけど、それとは別?」

律「んー?なんで?」

梓「だって私たちが行ったら、いつも通り憂が食事作ってくれるじゃないですか。それじゃ私たちがお邪魔してる時と変わらないし、
  今日は誰かの家に招待して私たちの料理を食べさせる方がいいんじゃないかと思って」

紬「それは一理あるわね。憂ちゃんはいつも私たちに尽くしてくれてばかりだったから、たまには休憩させてあげたいってことね」

律「確かに喜んでくれそうだけど・・・憂ちゃんの料理食べたかったなあ」

澪「今まで散々食べさせてもらっただろうが!まあそれはいいとして、私は梓の意見には賛成だ。
  やっぱり梓は友達のことよく考えてるな」

梓「あ、ありがとうございます///」

澪「ただ、一つ心配なのは憂ちゃんは唯と二人で過ごしたいんじゃなかってことだ。
  プレゼントは渡したいしおめでとうも言ってあげたいけど、あんまり長く私たちがいると迷惑しないか?」

梓「それは大丈夫だと思います。受験終わったから唯先輩と過ごせる時間が増えたって憂も言ってましたし、
  二人で過ごせる時間はこれからも取れると思うんです。
  憂は大人数でわいわいやるのも好きだから、喜んでくれますよ」

律「そういうところは唯と似てるなー」

梓「それに、憂って先輩達の話もすごく楽しそうに聞いてくれますし、結構先輩達のこと慕ってると思うんです。
  だから先輩達も参加してくれたらいいなと思って・・・」

律「梓がそう言うなら大丈夫だろうな。あたしも憂ちゃんは目一杯祝ってあげたいし、やるか!」

紬「なんだか楽しくなりそうね~」

澪「それで、誰の家に招待する?ムギの家は1ヶ月前に予約しないと使わせてもらえないし、律の部屋は散らかってるし」

律「うるせー!部屋にパンツほったらかしのお前には言われたくねーよ!」

澪「だからそれ嘘だろ!」

梓「あの、私の家でよければ今日親いないんで大丈夫ですけど・・・」

紬「あら、ならこの計画の言い出しっぺは梓ちゃんだし、梓ちゃんの家でいいんじゃない?」

澪「それなら今日はお邪魔させてもらうよ」

梓「はいです!あとは唯先輩に・・・」


約5分前!

唯「うい~!今日は一緒にお弁当食べようよ~」

憂「お姉ちゃん!嬉しいんだけど・・・」

梓「いいよ憂。唯先輩と食べて来なよ」

純「全く仲のいい姉妹ですなー」

憂「でも・・・」

梓「あとで純と家行くし、その時にいろいろ話そ?」

憂「・・・わかった。二人ともありがとう!」

唯「ごめんね二人とも。あずにゃん、またあとでね」

梓「ねえ純、今日憂の誕生日会のことなんだけど」

純「あたし達と唯先輩でお料理作るってやつでしょ?何作るか決めたの?」

梓「そうじゃないんだけど、会場は別の家にして軽音部の先輩達にも参加してもらいたいんだけど、どう?」

純「あたしはいいけど・・・誰か家使わせてくれるかな?」

梓「一応私の家は大丈夫だから問題ないよ。やっぱり出来るだけ大人数で祝ってあげたいなって思って・・・」

純「梓は良い子だね~よしよし」ナデナデ

梓「もう!子供扱いしないでよ!まあ場所と時間決まったらメールするし、純は憂を連れて集合場所に来て」

純「了解でーす(澪先輩も来るのかー楽しみだなあ・・・)

校庭!

唯「たまには外でごはん食べるのもいいよね~」

憂「そうだね。それにしてもお姉ちゃんが作ってくれたたまご焼き、すごくおいしいよ!本当にありがとう!」

唯「妹の誕生日なんだから当然だよ!でもこれからは毎日なにか作るからね~」

憂「期待してるよお姉ちゃん!(ちょっと心配だけど・・・)」

唯「えへへ。・・・ん、携帯鳴ってる・・・」


From あずにゃん
sub 憂の誕生日会について

今日の放課後に純と私でお邪魔させてもらう予定だったんですけど、今日は私の家で憂のお誕生日会を
することにしました。先輩達は参加してくれるみたいなので、和さんも誘っておいて下さい。
先輩にもやって欲しいことがあるので、放課後すぐに私の家に来て下さい!


唯(ほえー憂の誕生日会か~。澪ちゃん達もプレゼント用意するって聞いてたけど、それとは別なのかな?
  まあみんなが憂のために集まってくれるなら・・・)

憂「お姉ちゃん?どうしたの?」

唯「え?あーなんかよく分からないサイトの広告メールだったよ~」

憂「変なサイトに登録したら駄目だよ?」

唯「はーい」


放課後 憂の教室!

梓「私ちょっと先に帰るから、また後でね」

純「はいはーい。憂、なんだかんだで結構プレゼント貰ってるね」

憂「うん!みんな覚えてくれてて嬉しかったなあ」

純「憂は人見知りしないからね。それはそうと、今から寄り道したいとこあるし、付き合ってよ?」

憂「別にいいけど・・・しばらくしたら梓ちゃん来ちゃうし・・・」

純「その時は連絡してくるって!行こ行こ!」

憂(なんか純ちゃん元気だな)

数分後 校門前!

唯「あずにゃん、お待たせ~」

梓「みなさん揃いましたね。それじゃ私の家に向かいましょう」

律「憂ちゃんはいつ呼ぶんだ?一緒に行くんじゃないの?」

梓「憂が家に来るまでに、全員でやりたいことがあるんです」

唯「全員で?」

和「憂のためにみんなでお料理したいとか?」

梓「え!?なんでそれを・・・」

澪「当たったのか・・・和、なんで分かったんだ?」

和「ここに居るみんなが憂にお世話になったことといえば、いろいろあると思うけどやっぱり何度も作ってもらった
  料理でしょう。だからせめて誕生日ぐらい、私たちで憂になにか食べさせたい・・・そんなところかしら」

梓「・・・そんな感じです」

紬「すごいわ・・・」

唯「なかなかのアイデアだけど・・・甘いよあずにゃん!私はもう今日すでに実践済みなんだよ!
  なんたって今日の憂のお弁当!」

律「お前が作ったのか?すげーじゃん!」

唯「の、おかずのたまご焼きは私が作りました!」

律「あたしの言ったすげーを・・・でもまあ、ケーキにイチゴ乗せてたころよりは進歩してるな」

澪「でも確かに、私たちはいつも唯の家にあがる度になにかと食べさせてもらってたからな」

律「そーだぞ。たまご焼きぐらいで返せるもんじゃないぞ唯!」

澪「お前もだ律!ってかお前はまだなんにもしてないだろ!」ゴン

律「いってー・・・冗談のつもりだったのに・・・」

紬「すごく素敵なことだと思うけど・・・私たち、料理なんて普段あまりしないけど、大丈夫かしら?」

唯「和ちゃんがいるし大丈夫だよ!和ちゃんはお弁当自分で作ってるからね!」

和「あまり期待しないで欲しいけど・・・助けにはなれると思うわ」

梓「とにかく、今日は精一杯みんなでやりましょう!」

唯「おーっ!」

和(それにしても唯が朝起きて憂のお弁当のおかず作るなんて・・・成長したのね唯。
  まあ、それだけ憂のこと大事にしてるってことかしら。憂も唯に似て愛され上手なのよね)


ジャズ研部室!

純「ふーっ・・・どうだった、あたし達の演奏?」

憂「すごい!すごいよ純ちゃん!私感動しちゃった!」

純「いやー存分に褒めるといいよ憂君。なんたってこの日のために練習してたからね」

憂「私のために?・・・みなさん、ありがとうございます!」

A「純の友達の誕生日だからね」

B「純からは梓ちゃんと憂ちゃんの話はよく聞いてるよ。とってもできた子だって」

純(ん・・・ちょうど梓から準備完了のメールが・・・
  もともと憂のために一曲聞かせるつもりだったけど、これで上手いこと梓達の準備の時間も稼げたし、一石二鳥ってやつ?)

純「それじゃ先輩、今日は付き合ってくれてありがとうございました!
  あたしはここで失礼します!」

A「あいよ。お誕生日会なんだから楽しんできなよ」

B「憂ちゃん、これからも純のことよろしくね」

憂「はい!今日は本当にありがとうございました!」

純「先輩、さようなら!」

純「さて憂さん。なんか梓が家に来てって言ってるし、これから行こうよ」

憂「梓ちゃんが?家に行くのはいいけど、そろそろ家にお姉ちゃんが帰ってるんじゃないかな・・・」

純「大丈夫だって!とりあえず行ってみよ!」

憂「う、うん・・・」


中野家!

純「やっと着いた・・・」ピンポーン

梓「二人とも、いらっしゃい」

澪律紬和「いらっしゃーい」

憂「お邪魔します・・・ってみなさん!?どうして・・・」

唯「やっほー憂!よく来たね!」

憂「お姉ちゃんまで!?一体どうしたの?」

和「憂、今日あなたの誕生日でしょう?みんなあなたのために集まってくれたのよ」

憂「私のために・・・みなさんが?」

律「発案者は梓なんだけどな。あたし達も憂ちゃんのことお祝いしたいと思ってさ!」

澪「この3年間、憂ちゃんにはいろいろお世話になったし・・・」

紬「まあ、立ち話もなんだし中に入りましょう?」

憂「えっと・・・これってもしかして・・・」

唯「そう。憂のお誕生日会だよ!」

純「さ、入るよ憂」

憂「もしかして純ちゃんも知ってたの?」

純「実はさっき梓に相談されてね。今日の昼休みから計画は動いていたのだよ」

梓「それで憂、どうしてわざわざ私の家まで来てもらったか分かる?」

憂「うーん、分かんないなあ」

梓「それはね・・・これを食べて欲しかったからだよ!」

憂「うわ、すごい料理・・・これみなさんで作ったんですか?」

律「そうだよ。憂ちゃんの家にみんな集まると憂ちゃんがいつもみたいに料理作っちゃうからね」

澪「今までのお返しには全然足りないけど・・・せめて今日くらいは憂ちゃんに楽して欲しかったんだ」

唯「見てみてこのオムライス、私が作ったんだよ!」

和「私も作り方は教えたけど、これは正真正銘唯が独力で最後まで作ったわ」

憂「すごい!お姉ちゃん、こんな立派な料理作れたんだね!」

唯「なんたって憂のお姉ちゃんですから!」フンス

紬「あとの料理は私たちが分担して作ったの」

梓「みんな一生懸命作ったんだよ。それじゃ今日の主役は座って」

純「みなさん、準備いいですか?」

律「こっちはオッケーだよ!」

唯「よーし、それじゃ・・・憂」

全員「お誕生日おめでとう!!」パーン

憂「うぅ・・・みなさん、ありがとうございます・・・私なんかのために」グスッ

唯「ういー、嬉し泣きなんてしないでよ~」

和「そうよ。みんな憂に笑って欲しくて集まったんだから」

憂「うん・・・それじゃみなさん、いただきます!」

全員「いただきます!」


食後!

憂「みなさん、とっても美味しかったです!本当にありがとうございました!」

梓「よかった!頑張った甲斐があったよ!」

純「すいません、あたしだけ作ってないのに同じようにいただいちゃって・・・」

澪「ううん、鈴木さんもいろいろ行動してくれてたみたいだし、お互い様だよ!」

純「あ、ありがとうございます///」

憂「お姉ちゃん、オムライスすごく美味しかったよ!また作って欲しいな」

唯「憂が望むならいつだって作るよ!任せなさい!」

律「おっ、唯も姉っぽくなってきたか~?」

和「そうね。今日の唯はしっかりしたお姉ちゃんだったわ」

梓「はい!今日の唯先輩はとっても頼りになりました!」

唯「ここまで褒められると照れるけど・・・///」

律「それにしてもお腹いっぱいだなー」

和「かなりの量を作ったからね」

澪「外も暗くなってきたし、そろそろ帰ろうか」

紬「そうね。それじゃ梓ちゃん、お邪魔しました」

梓「はい!それじゃみなさん、お気をつけて!」

純「またね梓!」

憂「梓ちゃん、今日はありがとう!」

梓(ふー、疲れた。でも憂、楽しんでくれたみたいでよかった。次は純もお祝いしてあげないとね・・・)

帰り道!
唯「それじゃ私たちこっちだから」

律「おう、またな、二人とも!」

憂「みなさん、今日は本当にありがとうございました!」

紬「憂ちゃんが喜んでくれたなら良かったわ。またね♪」

唯「みんなー今日は憂のためにありがとー!」

純「憂ー!私の誕生日も忘れないでね!」

憂「もちろんだよ純ちゃん!」

澪「それじゃ、またな唯、憂ちゃん」


唯「今日は楽しかったねー憂!」

憂「うん!みなさんにこんなにいろいろしてもらって・・・私本当に幸せものだよ」

唯「それだけ憂がみんなに愛されてるってことだね!」

憂「そうだと嬉しいな・・・」


唯「さて、今から寝るまで二人っきりだね憂!」

憂「そうだねお姉ちゃん!それで・・・今日一緒に寝てもいい?」

唯「もちろんだよ!今日はいーっぱいお話しようね!」

憂「うん!ありがとうお姉ちゃん!」

今日は、本当に楽しい誕生日になりました!

おしまい