こんにちは、平沢憂です

明日は私の誕生日です!

楽しみです!


去年は確か……

~~~

憂「お姉ちゃん、今日は何の日か分かる?」

唯「あ、憂の誕生日……」

唯(どうしよ……なんも用意してないよ……)

憂「覚えててくれたんだー! 嬉しい!」

唯「ぷ……プレゼントがあります!」

憂「なぁに?」ワクワク

ズキュゥゥゥゥゥゥン

憂「!?」

唯「い、いつものお礼だよ!」

唯(こういうときは気持ち作戦に限るね!)

憂「お、お姉ちゃん///」

唯「え?」

憂「ありがとう、大好き!///」

唯「う、うん! 私も大好き!」

~~~

憂「えへへー」ニヘラー

純「あ、憂が変態チックな顔してる」

憂「ふぇ!? あわわ、見なかったことになりませんか?」

純「特別だよー?」

憂「ふふっ、ありがと」

梓「なんかくだらないやりとりしてるな、この二人」

純「で、なんであんな顔してたの?」

憂「もー! 掘り下げないでよー!」

純「あはは、別に恥ずかしいことならいいんだけどさ」

憂「純ちゃん、梓ちゃん、明日何の日か分かる?」

梓「……さぁ、なんだっけ?」

純「食器洗い乾燥機の日らしいね」

憂「へー」

梓(食器洗い乾燥機の日!?何よそれ!)

純「なんてのはどうでもよくて、憂の誕生日でしょ?」

梓(2月22日……しょっき……うーん、どうしても語呂が合わない……)

憂「わぁ、覚えててくれたんだ―!」

純「まぁね」フフーン

梓(だいたい日本人は記念日を作るの好きよね、意味あるのかなぁ……)

純「で、お姉ちゃんに誕生日祝ってもらえるの期待してニヤついてたわけか!」

憂「半分合ってる……かな?」

梓(でもそれをなんで純が知ってたんだろ? あの子ヒマなの?)


♪部室♪

梓「こんにちは」

唯「あずにゃーん!」ダキッ

梓「やめてくださいよー」

紬「二人はいつも仲良しさんね♪」

澪「唯が一方的にアタックしてるだけだろ」

律「いんやぁ、あながち……」

梓「なんですか皆さんまで!」

律「まぁまぁ、お茶でも飲んでゆっくりしろよ」

梓「たまには演奏しましょうよ」

澪「といってももう学校で弾くことはないからな」

紬「合格も決まったし、折角の時間だからゆっくりお茶会しましょう」

梓「ああ、受験が終わって練習派もグダグダな空気に……」

唯「んー……」

律「どした、唯」

唯「なんか忘れてる気がする……」

澪「何か?」

唯「明日なんかの日だったような……」

紬「うーん……」

律「東方不敗マスターアジアの誕生日?」

唯「ん、そうだった気がしてきた……」

澪「本当に!?」

梓「そういえば……」

純『食器洗い乾燥機の日らしいね』

梓「明日は食器洗い乾燥機の日らしいですよ」

律「なにそれ」

唯「それかなぁ……まぁいっか!」

梓「それで合ってたんですか?」



唯「ただいまー」

憂「お帰りお姉ちゃん!」

唯「くんくん……良い匂い!」

憂「もうご飯できてるよー」

唯「じゃあすぐ着替えて食べよっ!」

憂「ふふっ」

唯「憂のご飯はいつもおいしいなぁ」

憂「照れるよー///」

唯「ごちそーさまー」

憂「じゃあ私お片づけするからお姉ちゃんは先にお風呂入っててー」

唯「はーい」

唯(ん? 食器洗い……)


♪翌日♪

憂「お姉ちゃん朝だよ、起きてー」

唯「うーん……」

憂「朝ごはんできてるよー」

唯「ご、ごはん……」ムクッ

唯「むぐむぐ……おいひい……」

憂「えへへー、ありがとう!」

唯「ごちそうさまー」

憂「じゃあ私片付けるから……」

唯「待って、今日はお姉ちゃんが食器洗うよ!」

憂「え!?」

唯(食器洗い機の日だからね、今日は私が憂の食器洗い機だよ!)

憂(お姉ちゃん……私の誕生日に家事のお手伝いをしてくれるなんて……!)ウルッ

唯「私は学校ないし、みんなも今日は集まらないみたいだから憂は早く準備して学校へ行きなさい」フンス

憂「お姉ちゃん……」グスッ

憂(ちょっと心配だけど……ここは甘えちゃおっか!)


♪学校♪

憂「おはよー純ちゃん、梓ちゃん」

純「ハッピバースデー憂!」

梓「え、憂の誕生日今日だっけ?」

憂「梓ちゃんひどーい!」

純「そうだそうだ、ひどーい!」

梓「なんかゴメン」

純「梓って友達の誕生日も覚えてない薄情者だったのかー」

梓「あ、調子に乗らないでよ純!たまたまだって!」

憂「たまたまで忘れるのかな?」ニコニコ

純「じゃあ私の誕生日はいつよ、言ってごらん!」

梓「……知らない」

純「えーーーー!?薄情者ーーーー!」

憂「ごめん、それは私も……」

純「ちくしょーーーー!」

純「憂にはプレゼントとしてチョコレートをあげよう!」

憂「ありがとう!」

梓「私は用意してなかったけど……アメならあるよ」

憂「祝ってもらえるだけでも十分嬉しいから気にしないで」

梓(そっか、今日は憂の誕生日……)

梓(なにか引っかかるけど、まぁいっか)

憂「ただいま」

唯「お帰りー」

憂「ご飯すぐつくるから待っててね」

唯「うん、期待してるよー!」

憂「ふふっ」

唯「憂のご飯はいつもいつもおいしいなぁ」

憂「照れるよー///」

唯「ごちそーさまー」

憂「じゃあ私お片づけするからお姉ちゃんは先にお風呂入っててー」

唯「今日は私が片づけるよ!」フンス

憂「お姉ちゃん……!」パアァ

憂「お姉ちゃん、ありがとうね、今日は特別な日だからって家事を手伝って貰っちゃって……」

唯「うん、今日は食器洗い乾燥機の日だからね!」

憂「……」

憂「え?」

唯「さぁて、大きいお皿から片しちゃいますかー!」

憂「……」

憂(食器洗い乾燥機の日……)

憂(もしかしてお姉ちゃん、私のことを食器洗い機だって言ってるの?)

憂(そ、そんなはずない!お姉ちゃんは私を傷つけるようなこと言わない!)

憂(……きっとただの勘違いだよ!)

唯「~♪」ジャバジャバ

憂「お、お姉ちゃん?」

唯「ん? なぁに憂」

憂「今日家事手伝ってくれるのって……プレゼントってことでいいんだよね?」

唯「プレゼント? うん、日ごろから食器洗ってもらってるしね」

憂(やっぱり食器洗い機として見られてるーーー!)ガーン

唯「?」

憂「もういいよ……お姉ちゃん、私がやるから……」

唯「いやいや、ここは私が」

憂「食器洗い機は食器洗い機らしく食器を洗うことに専念します……」

唯「何言ってるの、憂?」

憂「お姉ちゃんは私を食器洗い機としか見てないんでしょ!?」

唯「!?」

憂「お姉ちゃんがそう思うんだったら私はそれでも構わない! でもお姉ちゃんにはそういう人であって欲しくはないの!」

唯「言ってる意味がわかりません……」

憂「だって……私の誕生日だから食器洗い乾燥機の日なんでしょ!?」

唯「!!!」

唯(ヤバイ……今日憂の誕生日だ!)

唯「違うよ……これは……」

唯「そう、ドッキリだよ!」

憂「……ドッキリ?」

唯「お誕生日おめでとう!」パチパチ

憂「……」キョトン

唯「おめでとう!」パチパチ

憂「……」ポカーン

唯「おめでとさん!」パチパチ

憂「……」

唯「めでたいねぇ!」パチパチ

憂「……」ウルッ

憂「おねえぢゃあああああああああん!ごめんねえええええええ!」ギュー

唯「あわわ!」

憂「お、お姉ちゃんの……ひっく……ドッキリだって知らないで……ひっく……ど、怒鳴ったり、して……」

唯「いいよいいよ」ナデナデ

唯(ホントはドッキリじゃないけどね……)

憂「それと……ひっく……ありがとう、家事を手伝ってくれて!」

唯「ほら、泣かないで、憂は笑顔が一番だよ?」

憂「……うん!」ニコッ

唯「ほらまだぐしょぐしょだよ」フキフキ

憂「……ごめんね」ズビー

唯「ほらほら、謝らない謝らない」

憂「うん、ありがとう!」

こうして、私の誕生日に、また素敵な思い出ができました!


おわり




おまけ


唯「昨日は憂の誕生日だったよー、えへへー」

律「お前はよく妹の誕生日を忘れられるな」

唯「正直親の誕生日も分かりません!」フンス

律「自慢することじゃねー!」

澪(昨日は憂ちゃんの誕生日……)

律『東方不敗マスターアジアの誕生日?』

澪(まさか!?)

澪(憂ちゃんは東方不敗だったのか……!)

紬「それで、どうだった?」

澪(確かにスペック高いし……憂ちゃんだったら素手でガンダムとか倒せそう……)

唯「うん、たまには私が片付けてあげようと思って手伝ったよ!」

澪(ガンダムを!?)

律「いいことしたじゃん」

梓「でもそれってもしかして勘違いだったんじゃないですか?」

唯「う……ばれた……」

紬「どういうこと?」

梓「一昨日唯先輩が何か忘れてるようなってことで、私が食器洗い乾燥機って言ったじゃないですか」

唯「それで私が食器洗って、折角だからそれをプレゼントにしちゃおう! って……」

律「なんだそういうことかよ」

唯「しかも結局最後は二人で片付けちゃった!」

澪(ガンダムを!!?)

梓「流石、そこは唯先輩ですね」

唯「えへへー」

梓「褒めてませんからね?」

澪「それって相当熱い展開じゃないか!」

唯「へ?」

紬「確かに……想像を膨らませれば熱いというかお熱いというか……」

唯「むしろ冷たかったよ?(手が)」

澪「それはツンデレだ!愛する弟子を鍛えようと、世界の悪になってまで!」

律「澪が壊れた」

唯「憂は悪じゃないよ!」

澪「わ、分かってたのか!それは素晴らしい師弟関係だ!」

梓「姉弟関係?姉妹関係じゃなくてですか?」

澪「え?」

紬「澪ちゃんが言ってることが分からないの、ごめんなさい」

澪「あれ? 憂ちゃんはマスターアジアで、唯の師匠で……」

律「いや、意味分からん」

澪「……」シュン

唯「澪ちゃん」ポン

澪「唯……」

唯「東方は赤く燃えている!!」

澪「……ああ!」


おわり