律は呆然とみんなを見つめた。憂の姿を見て顔が強張る。

律「一体……なんで憂ちゃんまで……」

澪「律ッ!!」ダキッ

澪が感極まって律に抱きついた。澪は律の肩で泣きじゃくり、強く体を抱きしめた。

律「まさか……私を再生したのか……!」

澪「うん……」グスッ

律「バカヤロゥ……」グスッ

律の目にも涙が浮かんだ。本当に生き返った。

紬「良かった……」グスッ

パッ

シスコン 138点 TOTAL138点

憂「あッ」

梓「憂」ポン

憂「三番……平沢唯を」

律「唯も死んだのか」

澪「あぁ」

再びガンツから光線が放たれる。唯の姿が現れてくる。

ジジジジジジジジジジジ

唯「え?」

唯はみんなを見つめた。そして、憂の存在に気付いた。

唯「憂……なんで……なんでここにいるの?」

憂「お姉ちゃんッ!」ダキッ

憂が唯を抱きしめる。唯はまだ釈然としないようだった。坊主がその様子を見て涙を流した。

唯「私……死んだの……?」

憂「お姉ちゃん頑張ろうッ!」

唯「憂……」ダキッ

澪「唯、この人にお礼を」

唯「えッ?」

澪「この人が和を生き返らせてくれたんだ」

唯「え……うそ……なんで………」

坊主「私は君たちに救われた。借りを返すのは当然だよ」

唯「ありがとうございます」グスッ

憂「お姉ちゃんッ!頑張ろうねッ。これからも頑張ろうね!」ギュッ

唯「うんッ!自由になろうッ!」

唯は憂の手を握りしめ約束を誓った。


帰り道

律「まだ死んだッて実感がないよ」

澪「でも、行方不明ッてことになッてるぞ。どうするんだ?」

唯「はッ!私もだッ!どうしよう……」

紬「記憶喪失ッていうのはどうかしら?」

律「いや……集団で記憶喪失ッてのは……」

澪「でも言い訳もできないだろ。その方が良いんじゃ……」

憂「私もその方が楽でいいと思います」

律「そうするか。そうするしかないか……」

唯「憂はその銃持ッて帰るの?」

憂「うん、なんかあの部屋に置いとくとなんだか無くなりそうだから」

唯「じゃあ、みんなここで。バイバイ~」

憂「みなさん、今日はお疲れ様でした」ペコリ

律「またなー」

唯「はぁーあたし生き返ッたんだね」

憂「(お姉ちゃんが生き返ッて良かッた……)」ウルッ

唯「明日からどうしよッかなー、ねぇ憂」

唯「憂……」

唯が振り向くと憂は数メートル後ろで泣きじゃくっていた。

憂「本当に良かッた。お姉ちゃんッ……」ダキッ

唯「ありがとね……憂。100点目指して頑張ろうね」ダキッ

唯は優しく憂を抱きしめた。唯の温かさが憂の心を温めていく。二人は手を繋ぎ微笑みながら帰路についた。


翌日

さわ子「……あなたたち今までどこにいたか本当に覚えてないの?」

さわ子が三人に疑うように質問をぶつける。

唯和律「はい」

さわ子「そう……じゃあ、教室に戻ッていいわよ。警察の方にも私が言ッておくから」

和「失礼しました」ガラッ

和「一体なんなのかしらね。目が覚めたら驚かれて……行方不明扱い。しかも、唯と律まで」

唯「そうだね」

律「なんだろうなー本当に」

唯と律は和に見えないように顔を見合わせた。


数週間後

ゾクッ

憂「お姉ちゃんッ」

唯「うん、行こうか」

ジジジジジジジジジジジ

二人が部屋から消え始めた。

憂「これは……」

いつも通りに転送された。しかし、部屋の様子がおかしい。いつも点灯しているはずの電球が消えていた。

坊主「これは一体……」

憂「いえ……今まで一般の人に見えなかったハズなのに見えたりここ最近のガンツは異常です」

あ゛~た~らし……い 朝g……ブツン

音が飛んでいてはっきりと聞き取れない。これは完全に異常事態だ。

律「もう完全に狂ッてるな」

パッ

ィqエアウhボウアアアアアsjkへbn

そbmlmっせt

いhべhにlんあんこぅ

澪「こ…これは……」

紬「文字化けして……とても読めない」

ガシャン

全員が武器を取り準備をする。誰も何も喋らない。緊張した面持ちで互いに顔を見合わせる。

ジジジジジジジジジジジ

転送が始まった。

坊主「ここは……日本じゃない……?」

澪「ここは……イタリアじゃ……」

遠くから人が叫ぶ声がする。一行は声の出所へと向かった。
広場に巨大な石像が何体も立っている。スーツを着た人々が石像に銃を放っている。どうやら様々な国の人が入り乱れているようだ。

唯「あずにゃん危ないッ!」

天使の脚が梓の頭を掠めた。天使はそのまままっすぐに飛び、スーツを着ている人の首を蹴り飛ばした。
蹴られた人は顔がもげて地面に倒れこんだ。

律「コイツらッ……スーツが効かないんじゃ……!」

唯「いかなくちゃッ!」ギョーン

唯が銃を放つと天使の石像が砕け散った。

坊主「うわああああああッ!こッちに来たよッ!」

みんながバラバラに逃げ惑った。

唯「くッ…」

憂「お姉ちゃんその銃をッ!」

唯は死体の手から銃を手にした。唯は今まで見たことの無い武器を手にして、石像へ発射した。

チュイイイイイイイイイン ギョーン

唯は石像数体をロックオンし、引き金を引いた。

数秒遅れて、不可視のエネルギーが石像を上から押しつぶし、破壊した。

唯「すごい……」

憂「はやくみんなと合流しようッ!」

~~~~~~~~~~

澪「律ッ!お前がアイツを倒すんだッ!できるだけ得点を稼がなくちゃクリアできないぞッ!」

律「わかッてる!ッてお前もだろッ!」ギョーン

唯と憂を除いた五人は屋根の上に身を潜めていた。律は複数のターゲットをロックオンし、数体同時に破壊した。

五人はかなりの数の星人を上から狙撃した。

律「(かなり倒したから……100点は越えてる……ハズ……)」

ドゴォン

坊主「が……あ……」

梓「おじさんッ!」

巨大な羽根の生えたダヴィデ像が落下してきた。

梓「大丈夫ですかッ!!?しッかりしてください……」

坊主「わ……私はもうダメ……だ。絶対に……私を生き返らせないで……」

梓「そ…そんなッ」

坊主は静かに逝ってしまった。その顔は仏のような微笑みを浮かべている。

澪「ック……!」

律「こんなの倒せるのかッ!?」

唯「みんなーッ!」

律「ゆ、唯ッ!!」

ゴオオオオオオッ

ダヴィデ星人が脚を振ると、大量の瓦礫が一行を襲った。

唯「」ギョーン

ドドン

しかし、唯の狙撃は避けられてしまった。唯が歯を軋ませ悔しがる。

ジジジジジジジジジジジ

澪「えッ……」

紬「転送が……」

突然、転送が始まり澪と律と紬と梓が姿を消した。
しかし、唯はまだダヴィデ星人だけを見ていた。憂見つめる中、唯は引き金を引いた。

唯「いッけええええええええええッ!!」ギョーン

ドドン

不可視のエネルギーがダヴィデ星人の半身を押しつぶした。

唯「や……やッた……」

憂「やッたね!お姉ちゃん」

ジジジジジジジジジジジ

転送が始まる。唯の視界からイタリアの街並みが消えた。


ジジジジジジジジジジジ

唯と憂が部屋に現れた。


憂「お……おじさんは……?」

律「ダメだッた……」

梓「生き返らせないでくれ……と……」

その直後に終わりを告げるチャイムが鳴った。

チーン

パッ

あず■ゅN !o3点 10o点メニョー

梓「あ……」

梓は感極まり口を手で覆った。みんなが温かくそれを見つめる。

澪「さぁ、梓…お別れだな」

紬「梓ちゃんおめでとう」

梓「みなさん……本当にありがとうございましたッ!!」グスッ

唯「待ッててね、必ず行くから」

梓「はい……一番……」

ジジジジジジジジジジジ

頭部からでは無く、足元から梓の姿が消えていく。そして、梓の姿は消えた。

パッ

沢安 1⑲点 10■メニューえ

紬「良かッた……」

紬が笑顔で四人を見つめる。紬はみんなと握手を交わした。

紬「みんな…いままでありがとう。元の世界でも仲良くしていこうね」

紬「一番……」

ジジジジジジジジジジジ

紬も元の世界へ戻って行った。

パッ

凹 10二ちん 10O#%眼乳ー

律「うん、やッた」

唯「本当にごめんね。こんなことに巻き込んで」

律「いいよ、元を正せば私のせいでもあるしな」

唯と律がお互いに笑い合った。

律「じゃ……一番」

ジジジジジジジジジジジ

律が笑いながら消えていく。みんなが手を振って見送った。

パッ

あさやま参 101pp Iooぽいんとめにゅー

澪「唯、憂ちゃん。今まで助けてくれてありがとう。元の世界でも助け合ッていこう」

澪が二人に握手する。二人は強く握り返した。

澪「さよなら……一番……」

ジジジジジジジジジジジ

部屋には唯と憂の二人だけになった。

パッ

シスタァ 12Ⅱ 1●丸めにゅ~

憂「お姉ちゃん……お別れだね」

唯「また会えるよ」

憂「うん……待ッてるからね」

唯「すぐに行くよ……」

憂「一番……」

ジジジジジジジジジジジ

憂の姿が消えていく。部屋には唯一人だけとなった。

パッ

比良沢ゆい 10御点 1■%めにゅー

唯「終わりだね……みんな今まで本当にありがとう」

唯「一番」

ジジジジジジジジジジジ

唯の足元が消えていく。唯は静かにガンツを見つめた。

唯「さよなら、ガンツ」

部屋には誰にもいなくなった。


翌日

澪「うーん、良く寝たッ」グググ

澪「久しぶりにパソコンしよッと」カチッ

キィーン

澪「えーッと、ん?これ何だろう……こんなのお気に入りにいれてたかなぁ……」カチッ

『黒い玉の部屋』

澪「なんだろう……どこか見覚えが……星人……なんだそれ」

澪「見れば見るほどバカバカしい。やッぱりみんなと、どこかに遊びに行こうかな。メールしようッと」

澪「(でもカタストロフィッてなんだッけ……。まぁいいか)」

澪はパソコンを閉じて、部屋を後にした。

いつもの平和な日常がみんなへ戻った。


翌日の放課後

律「何かここ最近何か忘れてるきがするんだよなー」

梓「えッ、私もです」

紬「私もッ!」

澪「えッ…私も……」

唯「私もだよー奇遇だねッ」

律「みんなは私と唯と和が行方不明になッたとか言うし……」

唯「でも…いいんじゃないかな」

律「え?」

唯「いつまでもクヨクヨしても仕方がないしさッ」

梓「そうですよッ」

律「そう…かなぁ」

紬「そうだよッ!」

梓「そうですッ。お茶を飲み終わッたら練習しますからねッ!」

澪「今日は真面目にやれよッ」

唯律「はーい」

いつもの平和な放課後ティータイムが始まった。

~完~