55. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 19:36:08.06 ID:9u2SOT+k0
・梓「ゆずにゃん」


〜〜平沢家お風呂〜〜

シャワーーーーー

梓「唯先輩と結婚して、一年も経てばきっとゆずにゃんが生まれる」

梓「きっと唯先輩みたいに可愛い天使なんだろうなあ」


梓「……ゆずにゃんは」

梓「唯先輩に似てゴロゴロするのが好きで、それでいてヤンチャで」

梓「唯先輩と公園でボール遊びなんかしちゃったりして」

梓「唯先輩に似て、ちょっと不器用だからボールを取り損ねちゃって…」

梓「『あ〜っ、ボールまってぇ〜〜』ってパタパタ走って追いかけて」

梓「ほらゆずにゃん。そっちは危ないから、あずにゃんママが取ってあげるからね!」

梓「うへへ」
56. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 19:39:44.42 ID:9u2SOT+k0
梓「……それで、ゆずにゃんと」

梓「たくさん遊んだら唯先輩と私と一緒にお風呂に入ろう」

梓「猫の絵の描かれたシャンプーハットをかぶせてあげよう」

梓「優しく頭を洗ってあげると、すごくうれしそうにするんだ」

梓「『ありがとうあずにゃんママー!』って!『あずにゃんママと結婚したいな』って!」

梓「ゆずにゃんダメ、私はあなたのママなんだよ?それに私には唯先輩がっ……」

梓「うへへ」


梓「……でも。ゆずにゃんは」

梓「ゆずにゃんは注意力が足りないから。フラフラしてるから」

梓「うっかり道路に飛び出て、トラックにひかれちゃうかも!」

梓「そしたら、ゆずにゃんは死んでしまう……可哀相なゆずにゃん…こんなに可愛いのに!」ジワッ

梓「ゆずにゃぁぁぁん!!わぁーーーん!!」
57. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 19:45:06.77 ID:9u2SOT+k0
梓「あーんあーん!」

ガラッ

唯「ああっ、わたしのあずにゃん!どうして泣いてるの?」

梓「ぐすっ。私と唯先輩に子供ができたらゆずにゃんって名前をつけようと思ってたんです」

唯「きっと可愛い子だね!」

梓「そうなんです。ゆずにゃんはすっごく可愛いんです!」

梓「だけど、そのゆずにゃんがトラックにひかれて死んでしまうと思うと……わぁーん!!」

唯「ゆずにゃん死んじゃヤダよーっ!!うえぇぇん!!」ポロポロ
58. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 19:50:22.83 ID:9u2SOT+k0
ガラッ

憂「お姉ちゃん!梓ちゃん!」

唯梓「びええええええ」

憂「そんなに泣かれると私も悲しくなっちゃう…どうしてそんなに泣いてるの?」

唯「これから生まれてくるわたしたちの子供のゆずにゃんが、すっごくすっごく可愛いの…」

梓「それで、大きくなったら汗びっしょりになるまでたくさんお外で遊んで」

唯「三人で仲良くお風呂に入るの」

梓「だけど……ゆずにゃんがトラックにひかれて死んでしまったら…ううっ」

唯「ゆずにゃん、まだ子供なのに…」グスグス

憂「そ、そんなのひど過ぎるよ……!」ジワッ


唯梓憂「うわああぁぁぁぁぁん!!!」


ガチャッ  ジャララララララララーン♪
ゆいあず!
61. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 19:58:56.33 ID:9u2SOT+k0
・律「まーた変なことやってんのか?」


唯「よーしよしよしよし……」ナデナデ

梓「ごろごろ♪」

律「おまえら毎日ベタベタベタベタ、よく飽きないな…」

唯「いつだって新しい刺激があるからね!今日のあずにゃんはあずにゃんなんだよ!」

律「ちょーっと何言ってるかわからないですねー」

唯「りっちゃんも撫でてみなよ!可愛いよ?わたしのあずにゃん!」

梓「にゃー」

律「マジで!?って別にいつもと変わんねー…」スッ

梓「」ガブリ

律「いってぇえぇぇ!!?」

唯「も〜。ダメだよりっちゃん、あずにゃんはわたしにしか懐かないんだから!」ナデナデ

梓「にゃん!」


ガチャッ  ジャララララララララーン♪
ゆいあず!
64. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 20:09:52.63 ID:9u2SOT+k0
・  さわ子
唯 [箱庭] 梓


さわ子「……」

唯「これはここで……」ゴソゴソ

梓「それじゃあ私は……」トンッ

ガチャリ

律「おーっす。ん?」

唯梓「…………」モクモク

律「おいおい、高校生にもなってお人形遊びかよー!」ケラケラ

さわ子「違うわよ。これはサンドプレイセラピーって言って、立派な心理療法よ」

律(部活の友人と後輩が精神治療されてた)
65. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 20:32:59.45 ID:9u2SOT+k0
律「でもさわちゃん、なんで急にこんなことを?」

さわ子「やっぱりこの子たちも大人になっていくじゃない?だから現実見てもらおうと思って」

律(なんだか今日のさわちゃんはシリアスだ!)

さわ子「せっかくだから見てみたら?面白いわよー?」

律「こういうのって他の人に見せないもんじゃないの?……と言いながら見る私」
66. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 20:37:28.58 ID:9u2SOT+k0
唯「……だから、この部分を入口にすると、ほら、ここに行きやすいよ!」カキカキ

梓「なるほど、じゃあここを私たちの部屋にしてみましょうか?」トンッ

唯「やっぱり寝室は2階だよー」

梓「そうですかね?じゃあここを、こうして…あ!子供部屋どうします?」

唯「そうだね〜。子供はいっぱい欲しいから、2階をどどーん!と使っちゃおうよ!」サラサラ

梓「わあ♪ゆずにゃんが10号ぐらいまで住めますね!ステキです唯先輩!」コトッコトッ
67. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 20:45:29.03 ID:9u2SOT+k0
さわ子「こらこら、現実見なさい。この面積をこの辺で実現しようとすると……これぐらいかかるわね」

唯梓「ええーっ!?」

唯「マイホームの夢は遠いね、あずにゃん……」

梓「トホホです……」

さわ子「現実見て、堅実にいきなさい」


律「……」

律「中年交えたただの人形遊びだった」

さわ子「今なんつったコラ」


唯「あっ!でも狭い家の大家族もいいかも!?」

梓「きっとみんな私たちみたいにぴったりです!」ギューッ


ガチャッ  ジャララララララララーン♪
ゆいあず!
68. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 20:57:02.21 ID:9u2SOT+k0
・梓「この日が来るのを待っていました」


〜〜教会〜〜

リンゴーン  リンゴーン

みんな「おめでとー」ワーワー

憂「お姉ちゃん、梓ちゃん……お幸せに!」ホロリ


唯「あずにゃん……とうとうわたしたち、結婚だね」

梓「ハイ……嬉しいです///」

唯「わたしも///」

『それでは誓いのキスを……』


唯「これが、二人の初めてのキスだね……」スッ

梓「唯先輩……」ンムゥ〜〜〜
70. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 21:03:34.64 ID:9u2SOT+k0
〜〜〜〜〜〜〜〜


梓「んむぅ〜〜〜……」

梓「はっ!!」ガバッ

梓「…………あ、あれ?」キョロキョロ

  ワオーン

梓「……夢?…………は、はは。」

梓「…………」

梓「…………したいよお」ジワッ

梓「唯先輩と結婚したいよー!うわーーーーん!!!」ジタバタドスンバタン!


梓母『うるさい!今何時だと思ってるの!?』

梓「」ビクッ


ぷりーどんせいゆーあーれいじー  ジャジャン♪

ねたぎれ!



最終更新:2011年02月16日 00:39