律「痴漢?」

澪「……!?」

唯「うん、最近ずっとなんだよねぇ~……電車の中で気付いたらお尻をなでなでされてるの」

律「……唯、そもそもお前電車通学だったか?」

紬「りっちゃん、そう言う細かい事は今は問題じゃないの」

梓「そうです律先輩!痴漢は女の敵です!」

律「は、はぁ……」

紬「とにかく明日の朝は私と澪ちゃんで唯ちゃんのボディーガードをしてみますね」

澪「な、なんで私が!?」

律「ムギ、私ならともかく澪は痴漢を止めれるような勇気持ってないと思うぞ?」

紬「大丈夫よ、りっちゃん。私と澪ちゃんでやってみせるわ!……それと、唯ちゃん」

唯「なあに、ムギちゃん?」

紬「私達は犯人が唯ちゃんに痴漢をする瞬間を捕らえようと思ってるの……そう、これは謂わば囮捜査!」

澪「む、ムギ……私はまだ……」

唯「おおー、囮捜査!」

紬「だから、唯ちゃんには少し我慢してもらうことになっちゃうけど……頑張ってくれる?」

澪「だから……私はやるなんて……」

唯「わかったよ!ムギちゃん!澪ちゃん!お願いね!私頑張るから!」

澪「ゆ、唯!?」

紬「ありがとう、唯ちゃん!澪ちゃん、今から明日の作戦会議をしたいから今日は先に上がりましょう!」

紬「みんな、じゃあね!」

澪「む、ムギ!引っ張るなあ~!」


……

澪「む、ムギ!!」

紬「どうしたの、澪ちゃん?」

澪「私は、ち、痴漢退治なんてやんないぞ!」

紬「澪ちゃん……それは変態仮面になるのが嫌だ、ってことですか?」

澪「当たり前だっ!……ムギは見てるだけだけど私は脱ぐんだ!
  恥ずかしいに決まってるだろっ!」

紬「澪ちゃん……あなたが友達の為に一肌脱ぐことが出来ないような人だとは
  思いませんでした」

澪「一肌どころかほぼ全裸だっ!」

紬「さ、さすが澪ちゃん……
  この状況でそんなツッコミを入れてくるとは思いませんでした」


紬「澪ちゃん……あなたの言うこともわかるわ、確かに私は見てるだけ……」

紬「でも、それは私はただ見てることしか出来ないからそうしてるだけなのよ……」

紬「もし私が変態仮面になれるなら……私はとっくになってるわ」

澪「む、ムギ……」

紬「だって……私黒髪じゃないんだもの」

澪「」ズコッ

紬「しょうがないわね……澪ちゃんがやらないって言うなら梓ちゃんか和ちゃんに打診してみましょう」

澪(梓か和……!?)


紬「じゃあね、澪ちゃ……」

澪「ま、待て!!ムギ!」

紬「どうしたの?澪ちゃん?」

澪「もし私がやらなかったら……梓か和が変態仮面になるのか……?」

紬「うん、そうなるわね。梓ちゃんも和ちゃんも唯ちゃんの為ならやってくれると思うし」

澪「……が……る」

紬「え?何か言った?」

澪「私がやるっ!!……梓にも和にもあんな格好させるわけにはいかないだろっ!!」

紬「さすが澪ちゃんッ!私達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこに痺れるッ!憧れるゥ!」

澪「元々やらせたのはムギだろうが!」

パコーン

紬「……それじゃあ澪ちゃん、また明日の朝ね!」

澪「うん……また明日ね」

澪(マンガみたいなたんこぶってホントに出来るんだな)




翌朝

唯「ムギちゃん!澪ちゃん!今日はよろしくね!」

紬「うん、頑張って犯人を捕まえましょうね!」

澪「ああ。唯、触られたってわかったらすぐ声出せよ?」

唯「澪ちゃん、それじゃあ一流の囮にはなれないよぉ~!
  私、今日はなでなでされても頑張るんだから!」

澪「そ、そうか……」

紬「それじゃあ早速電車に乗りましょう!」




ガタンゴトン ガタンゴトン

澪「かなり混んでるな……この中から犯人を探すのはかなり難しいな」

紬「澪ちゃん、その為の変態仮面でしょ?さあ、唯ちゃんの観察を続けましょう」

澪「あ、ああ……そうだな」


ガタンゴトン ガタンゴトン

澪「なあ、ムギ……?」

紬「どうしたの、澪ちゃん?」

澪「今日のパンツ……どんなのなんだ?」

紬「薔薇のように真っ赤でヒラヒラのレースが付いたカワイイ奴よ……
  今日の為に昨日から脱いでないの」

澪「薔薇のような赤にヒラヒラのレース……
  どっかの変態テレポーターみたいな趣味してるんだな」

紬「澪ちゃん、どっちかというと私達の関係はどこぞのカードキャプターとその友達よ」

紬「このパンツはね……謂わば澪ちゃんのコスチュームなんだから!」

澪「は、はぁ……」

紬「そして、澪ちゃんの勇姿をこのハンディカムで……」

澪「撮らなくていいっ!」




ガタンゴトン ガタンゴトン

唯(今日は驚かないぞ~!)

ガタンゴトン ガタンゴトン

唯(いつもならこのくらいの時間になでなでされるんだよね……)

ガタンゴトン ガタンゴトン

唯(何でだろう……ビックリするくらい心が落ち着いてる)

ガタンゴトン ガタンゴトン

さわっ

唯「!?」

唯(き、来たっ!?)




ガタンゴトン ガタンゴトン

紬「澪ちゃん!犯人が動いたわっ!」

澪「ほ、ホントか!?」

紬「もちろんよ!ほら、その証拠にたった今脱いだばっかの私のパンツよ!」

澪「ムギの……脱ぎたての……パンツ……!」ビクン

澪(昨日から穿いてるのよね……どんな香りがするんだろう……)

澪(きっと……ムギの香りでいっぱいなんだろうな……それをムギの目の前で私は……)ゾクッ

澪(私は……被る!!)ゾクゾク

澪「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

澪「クロス!!アウッ!!!」


……

ガタンゴトン ガタンゴトン

唯(ムギちゃん……澪ちゃん……まだなの?)

なでなで

唯(こ、このままじゃ恥ずかし過ぎて囮が務まんないよぉ~!)

ガタンゴトン ガタンゴトン

聡(ああ!唯ねえちゃんの尻!唯ねえちゃんの尻!)

なでなで

聡(スカートの上からでもわかるその柔らかさ!その暖かさ!最高だっ!)

コリッ

聡(あれ?……な、なんだこの異物は?)

澪「残念、それは私のクリちゃんだ」

聡「……」

聡「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」


……

聡「な、な、な……」

聡(な、何なんだよこの女!?下はギリギリ、む、胸なんか乳首しか隠れてない水着!?)ギュンギュン

聡(し、しかもパンツ被ってるし!けどスタイルかなりいい……ヤバい、興奮してきた!)ギュンギュン

モブ1「ち、痴漢よ!?」

モブ2「い、いや、痴女だ!?」

モブ3「そ、そんなもんじゃない!変態だっ!!」

澪「変態……そう、私は……!」

澪「変態仮面!だっ!」

ざわざわ ざわざわ

紬(澪ちゃん……素晴らしいわ……!)じわっ


……

唯「ひ、ひええ~!?」

澪「ゆ……お、お嬢さん。私が来たからにはもう安心ですよ、
  すぐにそこの悪漢を捕らえて差し上げます」

唯「は、はいい~!」

澪「……おい、そこの小僧!」

聡「は、はひっ!?」

澪「思春期真っ只中で随分と盛ってるみたいだな……お尻が好きならこれで楽にしてやる!」

聡「え、ら、楽にって……」

澪「とうっ!」

聡「!?」

聡「もがぁ!もがぁ!もがぁ!!」

聡(あ、あのただでさえ面積の狭い水着と……変態仮面のお尻で顔が挟まれてるううう!)ギュンギュン

聡「もがぁ!もがぁ!もがぁ!」

聡(俺今ブリッジみたい……いや、足を背負われてるからランドセルみたいになってるううう!)

聡(ち、ち、チンコ!チンコギュンギュンなのにいいいいい!人に見られちゃううううう!)ギュンギュン

澪「これぞ変態仮面流恥ずかし固め108の技の1つ……ランドセルマウンテン!!」

紬(背面でブリッジ状に反った男性をランドセルに見立て、頂点には興奮でそびえ立つ1つの山……!)

紬「さすが澪ちゃん……有り余る才能だわ……」

澪「……楽になれ」コキッ

聡「あっ……」

ビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクン

聡「え……エクスタシー……!!」ガクンッ



その後……

律「唯!ホントすまん!」

唯「いいよぉ~!りっちゃんの弟くんだって反省してるんだし~」

聡「」ぼけぇー

律「これが反省してる態度かっ!」

ゴツン

聡「っ!?てぇ……!」

唯「り、りっちゃん怒らないで!弟くんだって人前であんな……ねぇ?」

聡「……」かあああ

律「ん?何があったんだ?」

聡「な、何でもねえよ!」かあああ

梓「これで一先ず一件落着ですね」


……

澪「……」グスングスン

紬「澪ちゃん、もう泣かないで?ねえ?」

澪「泣くに……決まってるだろお……!律の弟……だったんだぞ……!」グスングスン

澪「昔からよく……知ってたのに……その律の弟を……お尻と水着で挟んで……」グスングスン

澪「私は変態だあああああああああああああああああああああああああああああああああ!」グスングスン

紬「……でも、りっちゃんの弟の絶頂っぷりは凄かったわ……家帰って見直さなきゃ」

澪「……え?」グスン

澪「ムギ……まさか……撮ってたのか……?」ヒクッ

紬「当たり前よ、澪ちゃん。今までの全ての勇姿が家にはあるわ!」

澪「ムううう……ギいいい……!!」

紬「あら?どうしたの、澪ちゃん?」

澪「全部……壊させろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


end