309  平沢 憂

唯「…」

唯「…よしっ」

こんこん

「…どうぞ」

がちゃ

唯「ま、また来ちゃったあ、お姉ちゃん」

憂「…」

憂「また仲良しごっこがしたいの?」

憂「しょうがないな~、ホントにあと一回だけだよ?」

唯「っっ、、」

律(一回たえてみろ)

唯「、、、」

唯「ち、ちがうよ~、ほらっ今日はおいしいチョコ持ってきたんだよ?」

憂「いらないから持って帰って」

唯「っっっ!」

唯「(が、がんばるっ)だめだよ?いっぱい食べてはやくなおさなきゃ」

憂「おまえに言われたくないよ?」

唯「、、ここ、置いとくからあと食べてね?」

憂「…」

憂「テニス」

唯「?」

憂「けっこう本気ですきだったの」

唯「うん、憂がんばってたもんねっ、練習」

憂「全部意味なくなっちゃったけどね」

憂「誰かのせいで」

唯「!」うるっ

唯「(だめっ、がんばるっ)」

唯「うい、、ど、どうしてそんなこというの?」

憂「どうしてって…」

憂「嫌いだから」

唯「…っ」

憂「大嫌い」

唯「…」ふるふる

澪(目を見て話すんだぞ?)

唯「!」

唯「(ういの、目を、、みるっ)」

唯「…」

憂「嫌いすぎてけが一生治んないかも」

唯「………?」

唯「(うい、目をあわせてくれない、、)」

唯「(ううん、あわせたくないの?)」

憂「はぁ、、どうしたらわかってくれるのかな」

憂「わたしが心底おまえを嫌いってこと」

唯「(やっぱりだ…)」

唯「…」

唯「目を見て話して、うい」

憂「!」

憂「…いや、嫌いなやつと目を合わせたくない」

唯「いいからっ」

憂「!!」びくっ

憂「いいかげんにしないとナースコール押すよ!?」

唯「いいよっ」

唯「わたしなんかっ」

憂「っ…」

唯「わたし、ういと目を合わせられれば、あとはどうでもいい」

憂「いいかげんにっ」

唯「嫌いって言って!」

憂「っっ!」

唯「さっきみたいに」

唯「そしたら帰るから」

憂「…」ふるふる

唯「もうここにもこないよ」

憂「っっ」

唯「お願い?嫌いっていってよ、、」

憂「…」

憂「、、できない、、、」

憂「そんなこと、、できるわけ、、、」

憂「…な、いよ」ぽろぽろ

唯「じゃあ、、なんでもいいから、目を見て言って?」ぽろぽろ

憂「、、、き、、、、、」

憂「だいすきだよっ、、おねえちゃん、、わあぁぁぁぁぁっ」

唯「…よくできました」ぽろぽろ

憂「ずるい、ずるいぃっ、おねえちゃんのばか~っ」

唯「ごめんね、、ずるいね、おねえちゃん」

憂「ううぅ、ふうぅぅっ、わたし、ひどいことを、、、」

唯「うい、いったでしょ…?おねえちゃんぜんぜん
気にしてないから、、」ぽろぽろ

憂「ごめんなさい、、おねえちゃん、ごめんなさいーっ」

唯「はい、、お水、しゃっくりとまるよ?」


憂「ひくっ、、ありがとう、おねえちゃん」

憂「こく」

憂「…ひぃくっ」

唯「しゃっくりわたしとそっくりだね、ふふっ」

憂「…えへへ」ぽろぽろ

唯「えぇ!?なんでそこで泣くの?」

憂「わ、わかんないよ、、」ぽろぽろ

唯「落ち着いた?うい」

憂「うん、」

唯「じゃあちょっとずつでいいから、ういのこと知りたいな」

憂「、、」

憂「わたし、痛かったの」

憂「怪我したとき、、体も心もいたくて」

憂「頭の中がいろんなことでぐちゃぐちゃだった」

憂「テニスができなくなったら、、歩けなくなったら、、、
お姉ちゃんがわたしを置いていっちゃったら…」

唯「…」

憂「そんなことばっかり考えてたんだけど、手術がすんでからは少し落ち着いてきて」

憂「そしたら今度は、お姉ちゃんの邪魔者になるんじゃって、、
そればっかり考えるようになってた、、」

憂「きっとお姉ちゃん、わたしのこと助けてくれて、いっしょにいてくれる

憂「でも、、そしたらお姉ちゃんはどうなるのかって考えたら」

憂「やっとみつけた打ち込めるものを、わたしが奪っちゃう
、、受験だって将来にかかわる、、って」

憂「そしたらもっと、、怖くなって」

憂「そんなの耐えられなくて、、」

唯「…」

唯「ごめんけど、、うい、お姉ちゃん」

唯「いっしょなだけじゃすまないよ?」

憂「っ…!」

唯「ごはんも食べさせてあげるし服もきがえさせてあげるし
体も洗ってあげるし髪だってとかしてあげるし…」

唯「憂がしてほしいことならなんだってしてあげるんだからっ」

憂「お姉ちゃん、、」

憂「でもけいおん部は?」

唯「けいおん部もがんばるっ」

憂「受験だって、、」

唯「受験は、、ほどほどに、、、」

憂「もうっ」

唯「えへへっ」

憂「…」

憂「じゃあ、、ひとつ、お願い聞いてくれる?」

唯「うん、なあに?」

憂「…」

憂「キス、、してほしい…」

唯「目、合わせて言って?」

憂「いじわる、、」

憂「、、、キス、して?」うる

唯「よくできました」

ちゅっ

憂「、、お姉ちゃん、、好き…」

唯「わたしも、、好きだよ、、、」



……

律「あああ、あいつら!心配して見にきてみればっっ」こそこそ

澪「なにやってんだーっ」こそこそ

紬「赤のランプが真っ赤にもえるううぅぅっ」●REC

梓「ぎぎぎ!」

律「ん?梓、まだあきらめてなかったのか?」

梓「だれがっ、わたしだってちゅうくらいっ」

澪「よくやるよ、、」

紬「はあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあっ」

律「あんまり見てるのもまずいし、、帰って練習するか!」

澪「目に毒だしな」

梓「きゃー、離してください律先輩っ、わたしはっっ」

紬「いやあああああああ離してえええ澪ちゃーーーん」

注 あくまで小音量会話です


…じゅうねんご!

律「澪ー、梓ー、テレビみないのかー?」

澪「ああ、見る見るっ」

梓「見るです!」

紬「早く始まらないかしら」

律「あ、おいっ、この応援席でやたら必死なの、、」

澪「唯だっ」


さあ、今大会ウインブルドン!最高の注目カード
日本の平沢憂選手とアメリカのピアス選手の試合がいよいよ始まります!
ああ、ちょうど憂選手がコートにでてきましたね
、、おや、憂選手が、、アップを始めるようです!


おわり



*     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   じゃあなっ
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 + 
     〈_} )   |
        /    ! +    。     +    +     *
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 ガタン ||| j  / |  | |||
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