♪そんな優しくしないで どんな顔すればいいの?♪

唯「あ・・・で、電話!わ私のじゃない、憂のだよ」

憂「あ、ほほんとだ、純ちゃんからだ」

唯「で、出たほうがいいよ!」

憂「で、でも」

唯「き急用かもしれないよお、学校で電話してくるなんてよっぽど急いでるんだよ!はやくはやく」

憂「あ、ちょ通話ボタン勝手に・・・あっ、もお・・・もしもし純ちゃん」

憂「うんうん」

憂「えっ?!梓ちゃんが?うん、うん・・・分かったすぐ行くよ」

唯「どうしたの?憂・・・ああずにゃんがどうかって聞こえてきたけど・・・」

憂「分からないけどすぐ来てって、ななんか慌ててるみたいなの」

唯「そっか、分かったよ、行ってあげて!憂」

憂「ぁ・・・で、でも」

唯「はやくっ!」

憂「ぁ・・・ぅ・・・うん!」タタッ




唯「・・・やだぁ・・・憂・・・やだよぉ・・・」

・・・
・・・
・・・
・・・

憂「おーい、純ちゃあん」

純「あ、憂、さっき梓がいたから声かけたらさ、暗い顔して逃走していったんだけどさ何があったか知らない?」

憂「梓ちゃんが!?どうしちゃったのかなあ・・・うーんちょっと探してみるよ!!」

純「うん、なんか様子がおかしかったから・・・ちょっと心配だね」

・・・
・・・
・・・
・・・

憂「いない、どこいっちゃったんだろう梓ちゃん・・・」

純「憂ー!」

憂「純ちゃん!梓ちゃんどこにもいないの、どこ行っちゃったのかなあ・・・うぅ」

純「何あんたまで暗い顔してんの?悪いものは伝染していくもんなんだよ、憂はそんな顔してちゃだめでしょ?」

憂「純ちゃあん・・・」

純「それに梓はさ音楽室にいたかもしれないよ、私は見なかったけどね、音楽室にいた」

憂「え?音楽室?ほんとに音楽室にいたの!?純ちゃん!」

純「かも、ね!てかいたい!手思い切り掴まないで、爪くいこんでるから!!割と真剣にいたいいたい!!」

憂「ごごめんね純ちゃん」

純「あたた、すっごい力だった、まじで腕おられるかと思ったよ!まあ・・・それ程梓の事が心配って事なんだろうけど」

憂「ぁ・・・」

純「ぷっ、仕方ないなあ、ほら早くいってあげなよ」

憂「えへへ・・・うん・・・うん!!ありがとう純ちゃん!梓ちゃんとお姉ちゃんの次に大好き!」

純「へっ!そこは冗談でも一番って言っとけっつーの!」

・・・
・・・
・・・
・・・

音楽室

梓「・・・・・・」

憂「あ梓ちゃん?」

梓「・・・何の用?」

うっ、声のトーンが低い、やっぱり何かあったんだ・・・

憂「純ちゃんから梓ちゃんの様子がおかしいって聞いて私心配になっちゃって・・・、な何かあった?」

梓「別に・・・」

憂「で、でも梓ちゃんの様子が」

梓「ごめん憂、もう金輪際話しかけないでくれないかな」

え・・・?

憂「な、何で?梓ちゃんや、やだよ・・・そんな事言わないで・・・」

憂「私梓ちゃんの気に障る事しちゃった?何か気に障る事しちゃったなら謝るから・・・」

梓「もうそんなお芝居しなくていいよ、今まで私の反応みて楽しんでたんでしょ?ばかな女だって・・・そう思ってたんでしょ!!」

憂「な、そんな事思うわけないよ!理由、理由を話してよ・・・言ってくれなきゃ分からないよ!!」

梓「ふざけないでよ!言うべき事があるのはそっちの方じゃないの?信じてたのに・・・私憂の事信じてたのに!!」

憂「え?」

さっきから梓ちゃんはすごく怒っている・・・でも肝心の理由が分からない・・・
ただただ怒りという気持ちや感情だけが私にひしひしと伝わってくる


何をそんなに怒ってるの?怖い・・・怖いよ梓ちゃん・・・

憂「梓ちゃんどうしちゃっ・・・」

梓「はぁ、もういいよ、いつまでお芝居続ける気なの?」

憂「ち、ちが違うよ!本当に分からないの!!」

梓「・・・そこまで私の口から言わせたいんだ?後で唯先輩と一緒に笑うのかな?」

梓「それとも自分のお姉ちゃんまで騙してるの?いや憂お姉ちゃんの事大好きだもんね」

梓「今までの関係を見ていれば分かる、後者はないか」

憂「お姉ちゃん?なんでお姉ちゃんが出てくるの!?」

梓「・・・・・・まだしらばっくれてるんだ」

憂「しらばくれるも何も本当にわからないの・・・分からないんだよぉ・・・」

梓「そっか・・・分かった、それが憂の望みなんだね」

梓「・・・いいよ、憂のお望み通り言ってあげるよ」



梓「憂は!私にあんな事いっておきながら!」



梓「唯先輩とキスしてたでしょ!!!」



梓「これが意味するもの分かるよね!!知らないなんて言わせないよ!この裏切り者!!」


憂「え・・・?」

う嘘・・・あ、あれ見られてたんだ・・・じゃああの時した物音は気のせいじゃなくて梓ちゃん・・・?そんな・・・

でも違う!あれは梓ちゃんが思っているようなそんなんじゃない、それを伝えないと--。

憂「違う!あ、あれはちが」

梓「違わないよ!言い訳なんていらない、憂のいう事なんて信じない!!」

憂「違うの!梓ちゃん話を聞いて!!私は」

梓「いやだ!うるさい!!今までのも・・・あの言葉も全部嘘だったんだ!!」

梓「嬉しかったのに・・・私すごくすごく嬉しかったのに・・・全部嘘で・・・全部紛い物で・・・」

憂「梓ちゃん!」

梓「うるさい・・・うるさい!!」

憂「・・・・・・」

梓「・・・・・・」

憂「・・・・・・」

梓「分かった?いいざまだって思ってるんでしょ!!!」

梓「もう満足したよね!じゃあ私は行くかr」



バシャン!!!ガランガラン



梓「!!防火用バケツ・・・?」

ポタポタ

梓「な」

梓「な、何してるの!!今冬だよ!こんな寒い日に水なんてかぶって何やってんの!?!?」

憂「私梓ちゃんが話を聞いてくれるまではこのままここにいる、梓ちゃんに嫌われるなんて絶対嫌だよ、その為なら何だって

やるもん!!」

梓「な、そんな・・・そんな事の為に・・・!?意味わかんない!ばかじゃないの!」

憂「・・・私ばかだもん!!ばかだからこういう事しか思いつかないんだもん」

梓「・・・なんで・・・」

憂「私、私・・・」

梓「・・・・・・」

梓「なんでよ・・・」

憂「だって私梓ちゃんの事が・・・」

梓「は・・・ああもう・・・」

梓「・・・ああ、もうっ!!分かった、分かったよ!!・・・ほらはやく着替えに行こう、風邪ひいちゃう!!」

憂「待って梓ちゃん納得してない!先に私のお話を聞いて!!」

梓「・・・で、でも風邪ひいちゃ」

憂「お願い!梓ちゃんとすれ違う時間は一秒でも在って欲しくないの!」

憂「お願い・・・お願いします・・・私梓ちゃんに誤解されたままなんて・・・そんなの絶対に・・・絶対にやだぁ・・・」

梓「・・・」

梓「・・・はぁ・・・なんでそんなガンコなの・・・分かったよ・・・」

憂「ぁ・・・」

憂「ありがとう・・・ありがとう!!梓ちゃん!!」

・・・
・・・
・・・
・・・

憂「私とお姉ちゃんはね、お姉ちゃんが3年生になった時くらいからキス・・・してたりしてたんだ・・・」

梓「っ!」

憂「あ梓ちゃ」

梓「分かってる、分かってるよ」

憂「あのそれで私とお姉ちゃんがキスをするようになったのは、ううん、お姉ちゃんがキスをしてくれるようになったのはある一つのキッカケからなんだ・・・」

梓「してくれるようになった・・・」

梓「・・・キッカケ・・・?」

憂「うん、そのキッカケっていうのは・・・」

憂「お姉ちゃんはね小学生、中学生の頃は何ていうか夢中になれる物がなくて毎日ぼーっとしてたんだ」

憂「でもそれが高校に入ってからは部活に励んで、毎日が楽しそうだった」

憂「でもその影響で今まで私とお姉ちゃんが一緒にいた時間がじょじょになくなっていって私寂しくなって・・・」

憂「それをお姉ちゃんに打ち明けちゃったの」

憂「そしたらねお姉ちゃん私を抱きしめてくれて私との時間を創ってくれる様になった」

憂「そこからなんだ、お姉ちゃんがキスをしてくれるようになったのは」

梓「・・・」

憂「お姉ちゃんね、きっと私にこれ以上寂しい思いをさせたくなかったんだと思う」

憂「その思いが過剰なスキンシップになって想いと共に行動に現れたんだなって・・・」

憂「私の事大切にしてくれるんだなって思うとそれは嬉しかった」

憂「でも・・・でもね、分かったよ、私そんなお姉ちゃんに甘えてただけだって、本当はそんな事しちゃダメだって」

憂「そういう行為はやっぱり本当に好きな人恋人さんにしかやっちゃいけないんだって・・・」

憂「だからお姉ちゃんにももうしないってダメだって・・・そう言ったよ」

梓「・・・・・・」

憂「だって私にはそういう事をしたいって思える人が・・・」

憂「本当に愛してる人が・・・心から大事にしたいって思える人が目の前にいるから」

梓「っ・・・」

憂「しっかりしてるように見えて、おっちょこちょいで、素直じゃなくて、ちょっぴりえっちだけど」

憂「人の事ちゃんと考えてくれててお世話好きで思いやりに溢れてて私にとって誰よりも大切で・・・そんな」

憂「そんな梓ちゃんっていう宝物が私の目の前にいるもの・・・」

憂「梓ちゃんが喜んでたら嬉しい、梓ちゃんが悲しんでたら悲しい、もう梓ちゃんがいないと生きていけない」

憂「そんな人が・・・そう思える人が私にはいるんだもん」

憂「だからね・・・お姉ちゃんにちゃんと言ったよ、もうこういうのはダメだって・・・」

憂「だって私・・・」

憂「梓ちゃんの事が好きで好きでたまらないんだもの、離れたくない、嫌われたくない・・・」

憂「だから・・・だから・・・どうかお願いします・・・私の事信じてください・・・あの愛言葉を嘘だなんて言わないでください・・・」

憂「そして・・・今までお姉ちゃんに甘えてきて・・・梓ちゃんを傷つけた事を・・・どうか・・・許してください・・・」

梓「・・・・・」

梓「・・・意味わかんない・・・」

憂「っ・・・」

やっぱり信じてもらえない・・・のかな、そうだよね・・・私梓ちゃんにひどい事しちゃったもん

いきなりこんな事いわれても私の思いなんて届かない・・・よね・・・あずさ・・・ちゃん・・・


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