――放課後

憂「さあ、梓ちゃん、純ちゃん。準備はいい??」キリッ

梓「う、うん。オッケーだよ」

純「いつでもおっけー!」

憂「一番くじは遅れをとったけど……こんどこそ!」グッ!

純「憂ったら、やる気に満ちてるねー」

憂「ふふ……だって、手に入れたいもん!ストラップを!」

梓「十六茶、売ってるかなぁ……」

憂「前みたいに苦戦を用いられるかもしれない」

憂「でも、がんばって探すよ!」

憂「さあお金です」


ポンッ

純「こ、こんなに??」チャリチャリ

憂「うん。結構余分に準備したの」

梓「これだけあればたくさん買えるかな」

憂「うん!それじゃあ二人とも……」コク

純「うい」ビシ

梓「が、がんばってくる」

憂「わたしは西の方へ、純ちゃんは東へ、梓ちゃんは北へ……」

純梓「わかった!」コク

憂「じゃあ、お願いね!」

ダッ――

純「よし、それじゃあ行ってくるか、憂のためにも」

梓「うん。ちょっと不安だけど」

純「検討を祈る!」

梓「大げさだけど……行ってくるよー」タッタッタッ

純「もえてきた!」ダダッ


タッタッタッ――


憂「はあはあ」

憂「まっててお姉ちゃん!今すぐ見つけるから!」

憂「画像見ただけであんなにカワイイなんて……」フフフ

憂「今回はローソンだけじゃないし……あっちこっち探すぞー!!」


――タッタッタッ


憂「あった!一軒目!」


チャラチャラチャラン チャラチャラチャラン

イラッシャイマセー


憂「え~っと、十六茶十六茶っと……」キョロキョロ

憂「あった――って、ええ??」

憂「結構あまってる……?」

プルルルルル

憂「わっ、電話だ」


ピッ

憂「は、はい」

純「はぁはぁ……こちら純!」

憂「うん、純ちゃん」

純「すごいよ憂!お茶がお茶がーー」

憂「うん、たくさんあまってるみたいだね」

純「そーそー。マジいっぱいあるよ」

憂「わかった純ちゃん!そこにあるの全部買ってきて!」

純「ふぇ?ぜ、全部?!全部もてな――」

ピッ

憂「予想外だよ、これは」

プルルルルル

憂「梓ちゃんだ」

ピッ

梓「うーいー?」

憂「うん。お茶いっぱいあった??」

梓「う、うん。よくわかったね。わりといっぱいあったよ」

憂「純ちゃんもいっぱいあったって」

梓「そっかあ。それだけあれば十分かな」

憂「とりあえず梓ちゃん。そこにあるの全部買ってきてね」

梓「へ」

憂「お願いね~」

梓「ちょ――」

ピッ

憂「よかったあ……こんなにあって。嬉しい!」ワーイ!

憂「よしっ。わたしも」


憂「すいません。ここの十六茶全部ください!」

店員「は、はい」


――――――――

――憂の家

憂「よっと」

ドサッ!

憂「ふ~重たかったぁ」

憂「純ちゃんたちまだかなぁ」ソワソワ


ドンドン!

『ういーー。もどったよーー』

憂「はーーい」

トコトコ

ガチャ

純「はーはー……。お、重たかった……」ヒーヒー

憂「純ちゃんありがとう。おつかれさま」ニコ

純「えへへ」

純「ちかれたー、のどかわいたー」

憂「ふふ。お茶なら目の前にいっぱいだよ~」

純「おおー。梓戻ったら一息いれますか」

憂「うん!」


ピンポーン

憂「あ、きたかな」

純「よしよし」

ガチャ

梓「お、おまたせ……」

憂「梓ちゃんありがとう!おつかれさま」ニコニコ

梓「えへっ」

憂「それじゃ、二階に運ぶね」ヒョイ

梓「……憂って意外に力あるよね」

憂「そうかな」

純「あるある」

憂「えへへ、ありがと」

――リビング

純「おおー十六茶だらけ!」

梓「わぁ見たことない本数だ」

憂「ちゃんとひとつひとつについてるね」トントン

純「百本くらいありそう」

純「さっそく飲みたい!!」

梓「わたしも、のど渇いちゃった」

憂「うん。まってて。コップ持ってくるから」トコトコ


憂「はい、コップだよ」コトッ

純「さんきゅー!」

梓「ありがとう」

トクトクッ――

ゴクゴク

純「うまーい!」

梓「ふー生き返る」ホー

憂「さあお茶もいいけど、さっそくストラップを見ようよ」

純「ほいほーい」

梓「うん」

憂「じゃあこれから!」

ピリピリ

コロン

純「お、唯先輩だ」

憂「わっ、お姉ちゃんかわいー!」

梓「またデフォルメ具合がいいね」

憂「手にサンドウィッチ持ってるね」

純「なになに、放課後ティータイムではなく
  朝食ティータイムってことで、朝ご飯を持っているみたいだね」

憂「朝食なら食パンが多いんだけどなあ」

梓「サンドウィッチの方がかわいらしいじゃん」

憂「でも、お姉ちゃんが持つならなんでも可愛くなるよ」

純「ふむふむ」

梓「それじゃあこっちは」

ピリピリ

ポロリ

憂「律さんだ」

梓「オデコがあんまり出てない」

純「あははは」

憂「律さんハンバーガーだね。好きなのかな」

梓「お米が好きって言ってたけどね」

梓「日本人なら米だ!って」

憂「ふふっ」

純「次はこれだ」

ピリリ

ポテッ

憂「あっ。紬さんだ」

純「オニギリだよ!オニギリ!」

梓「朝ご飯に食べてるのかな……」

純「もっと、こう豪華なモノ食べてるイメージ!」

憂「紬さんも庶民派!?」

梓「えーとこれは、と」

ピリピリ

ポロリ

純「澪先輩!カッコイイようなカワイイような」

梓「澪先輩、このつぶらな瞳が似合うね」

憂「カワイイ」フフ

憂「でも、お姉ちゃんも似合ってるよね」

梓純「似合ってるー似合ってるー」

憂「えへへっ。やった!」

純「お次はこれにしよう」

ピリリ

ポテッ

憂「わっ。梓ちゃんだ」

梓「うぅぅ……ちょっと恥ずかしい」

純「いっちょまえにバナナなんか持って」

梓「好きだからいいじゃん!」

純「なんか、顔がふてぶてしいよ」

梓「それは気のせいだよ、純」

憂「梓ちゃんホントバナナ好きだねー」ニコ

梓「えへへ~」

純「今回は五種類だけかあ」

梓「純のなくて残念だったね」

純「くぅーー!次こそは!」

憂「純ちゃんは人気あるから絶対でるよ!」

純「だよね~~」エヘヘ

梓「しかし、こんなに買ったからストラップがいっぱいだよ」

純「手に有り余るほどのストラップ!」

憂「すごいすごーい!」

梓「……ん」ガサ

純「どうしたの」

梓「って、よく見たらこれ中身見れるようになってるじゃん」

純「ホントだ!今更気付いた!」オソッ!

憂「……コンビニにあまるほどの十六茶。そして中がわかる仕様」

憂「というコトは……!」

純「まさか憂!」

憂「お姉ちゃんのストラップを買い占める!!」ドーーン!

梓「買い占めるって……どれほど買うつもりなの」

憂「いっぱい!」

純「いっぱいって、途方もないね」

憂「えへへ~この機を逃すわけにはいかないの」

純「まあがんばって。応援してる」

梓「わたしも」

憂「がんばるよ!!」


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