唯「やっほー。きたよー」

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました平沢様」

唯「今日は誰にしよっかなー。あ、姫ちゃんは非番?」

「申し訳ありません」

唯「えーっと、じゃあ適当に……写真みせて!」

「どうぞ」

唯「いちごちゃんは先週指名したっけな。んー」

「お気に召しませんか?」

唯「いやいや、みんな可愛いよー」

唯「けど新しい刺激が欲しんだよね。あ、コスチュームプレイとか? ふふふ」

唯「とりあえず猫耳あたりが似合う子を指名したいんだけど」

「では、この子はいかがでしょうか?」

唯「おぉ、可愛いねぇ!!」

「大変申し上げにくいのですが実は初出勤でして」

唯「初出勤~?」

「少々不安がっております。ですが平沢様がお相手なら心配はないかと」

唯「常連様だしぃ? みたいな?」

「はい」

唯「んー、そこまで信頼されてもなぁ」

唯「まぁ、物は試し。いいよ! じゃあその子で!」

「かしこまりました。VIPルームにてしばらくお待ちください」

唯「紅茶でも飲みながらゆっくりしてるよ」



唯「あー可愛い子だったなぁー」

唯「ちっちゃくて少しツンとしてそうで、しっかりものさんみたいな」

唯「でも写真詐欺の可能性もあるしね~」


唯「この店も初めて来たときはひどかったなー」

唯「私が女だからって舐め腐ってさ、まぁ追い返されはしなかったけど……」

唯「美少女だなんていってあんな肝っ玉怪力ゴリラあてがうなんてひどいよ」

唯「結局文句いってお金は返してもらったけどアレはトラウマだよ」

唯「あの子を覗いたら結構ハイレベルな店なんだけどなー」

唯「ってかいままでいくら使ったんだろう」

唯「今日だけで少なくとも2万は飛ぶよね」

唯「でも指名ナンバー1のmiomioは仲良くなれたし」

唯「こないだはあのいちごちゃんとお食事もできたし」

唯「もはや怖いものなど無い。ソープ王だね私」

唯「一体今日はどんな子と出会えるのか」

唯「泡姫との日々の出会いが私を成長させてくれるよ」


唯「っと、もう結構時間たってるな」

唯「なーにやってんだろ」

唯「ちょっと外の様子でも」

ガチャ 

ゴンッ

「あいたっ」

唯「わわっ! ごめっ」

「いえ、すいません……すいません……」ペコペコ

唯「んー……あっ! 写真の!!」

「あ、えっと、はい。初めまして……あずさと申します」

「きょ、きょきょ……今日はよろ、よろしくお願いしまひゅっ!!」

唯「……わぉ」

梓「あ、あの……」オドオド

唯「か……可愛いし……写真以上……」

梓「す、すいません! 私っ、はじめてなもので申しわけありせん!!」

唯「えへぇ~可愛い~~」ギュウウ

梓「うっ、な、なにするんですかっ!」ビクッ

唯「あ、ごめんごめん。つい可愛いものをみるとさ」

梓「そ、そうですか……ずいぶん変わってますね」

唯「おやおや、緊張してるね?」

梓「はい……すいません」

唯「初出勤なんだっけ? 大丈夫? 色々教えてあげようか?」

梓「えっと、なにを……」

唯「あははっ、ここで生き延びるコツとか? ま、私に気に入られたらだいたいOKなんだけど」

梓「はぁ……」

唯「あずさちゃんだっけ? は超ラッキーだよ。初日で私に出会えるなんてさ!!」

梓「あの……それはどういう……」

唯「何を隠そう、桜ヶ丘のソープ王とは私のことなのだ!!」

梓「…………プッ、そうなんですか?」クスクス

唯「あ、やっと笑ったね? よし、行こ?」

梓「えっと、特別ルームに行けっていわれてます」

唯「あ、こっちこっち」グイッ

梓「ちょっ」ビクッ

唯「おや? 手つなぐだけでこんなにビクビクしてたら、この後どうするの」

梓「そ、それは……」

唯「するんだよ? 私と。えっちな事」

梓「そうですけど……」

唯「まぁ、大丈夫大丈夫。私にまかせんしゃい……ってこっちは客やねんでー!!」

梓「……ふふっ……あはは」

唯「そうそう、笑顔笑顔。かわいーんだから笑わないともったいないよ」

梓「お部屋まで連れて行ってくれますか?」

唯「おっけー。庭みたいなもんだからね」

梓「ふふふ、あんまり自慢できることじゃないですよね」

唯「しっつれいな子だよ~、だからこっちは客だぞー!!」

梓「す、すいませんっ……」


……


唯「さぁ入って入って」

梓「ごめんなさい。お客様にこんなことさせてしまって」

唯「気にしないでいいよ」

梓「で、では早速……」

唯「あーその前にちょっとだけお話しよ?」

梓「お話ですか」

唯「そこのベッド座って」

梓「は、はい」

フワリ  ボスン

梓「柔らかい……」

唯「そりゃあVIPだもん! みてみてーポヨンポヨンだよー!」ボスンボスン

梓「それでお話って」

唯「あー……いきなりで悪いけどさぁ……あずさちゃんっていまいくつ?」

梓「えっ……あのそれは……18です」

唯「ほんとに? じゃあ私と同い年だね」

梓「そ、そうですか」

唯「…………」

梓「あの、お客様はいまどんなお仕事をってすいません失礼しました」

唯「いやいやーたいしたことやってないよ。ちょっとCDだしてるくらい」

梓「そうなんですか……すごいですね」

唯「あんまりテレビとか見ない派? 最近若者のテレビ離れがうんぬんって言われるね」

梓「はい……すいません」

唯(おっかしーなー今のPOPミュージックでユイっていえば結構有名なのに)

唯(私のCMとか一日に何回も流れてるはずだよ)

唯(髪型とか雰囲気かえてるからさすがにわかんないのかなー)

唯(他の子は私とすすんでやりたがったよ)

唯(わたしの体にも唯様のサインくださーい♪なんて言ってね)

唯(はは…………傑作だ)

唯(……そういえば私のことしらないなんてこの子がはじめてかも)

唯(あ、そっか。それでなんだか私、さっきからホッとしてるんだ)

唯(この数年、何処へ行こうが人の目からは逃げられなかったからね)

唯(癒しをもとめに出かけて逆に疲れるって、ははは……馬鹿みたい)


唯「ねぇ、コスチュームプレイとか興味ある?」

梓「あ、大丈夫ですよ」

唯「いやいや、システム的に大丈夫とかじゃなくてさ。あずさちゃん個人の趣向としてね」

梓「えっと……着せ替え遊びですよね?」

唯「うん、例えばー……ほい!」

スチャ

梓「ん?」

唯「おー猫耳やっぱ似合う~」

梓「猫耳……」サワサワ

唯「ねぇ、にゃーって言ってみてにゃーって」

梓「にゃ、にゃー……」

唯「おおおおっ! 可愛いいい!」

梓「あ、ありがとうございます」

唯「あだ名はあずにゃんで決定だね!」

梓「あずにゃん……ですか?」

唯「あ、早速アドレス交換しよ? あずにゃん、って登録したい!」

梓「その……ごめんなさい持ってないんです」

唯「えぇ~、まさかのお断り~、大丈夫だよ変なメールしないって!」

梓「いえ、だから……ほんとに持ってないんです」

唯「うそぉホントに!? 携帯もってないとか何もの!? まさかあずにゃんって……宇宙人?」

梓「ここのお給料がはいったら買います……その時は登録よろしくお願いします」

唯「あ、お金なくて買えないの? まぁ月々の支払い結構するもんね。 本体だけなら買ってあげようか?」

梓「えっ、いえ、いいです。自分で買いますので……お気遣いなく」

唯「まぁそういうことならいっか。お風呂いこっ!」

梓「はい……わかりました」

唯「その猫耳防水だからとらないでね」

梓「はい」

唯「また表情硬くなってきたね」

梓「き、緊張しますので」

唯「んふー、なーんか初々しい。こういうの久しぶり」

梓「……」

唯「あ、それとも女とするなんていやだった? 普通はそうだよね……」

梓「い、いえ……そんなことは……お客様とっても可愛いですし、よく見たらカッコイイし」

唯「可愛いだなんて~~もう、おだてても何もでないよ?」

梓「す、すいません」

唯「そこで謝られるのもなんかヤだなぁ……」

梓「い、いきましょうっ」

唯「お風呂はいるだけで意気込みすぎだよあずにゃん」

……

唯「あずにゃ~ん、早く脱ごうよ~、こっちは時間制限あるんだから」

梓「すいません……でも、恥ずかしくて……」

唯「もうっ、無理やり剥ぎとれってこと?」

梓「うぅ……」

唯「…………むぅ」

梓「ごめんなさい……ごめんなさい……やっぱり私」

唯「ふむ……ちょっと待ってね」

梓「え?」

唯「内線これか」

prrrr

唯「あー、もしもしー? 私だよ」

唯「うん、延長。そう、フリーにしといて。どうせ他に指名はいってないでしょ?」

唯「えっ!? もっとまけてよ!! ぼりすぎじゃない? あーはいはい。じゃね」

唯「ふーこれでゆっくりできるよー」

梓「あ、あの延長って……」

唯「うん。どうせ今日は暇だし……あはは、歌手が暇してるってまずいよね」

梓「お客様……もしかして私のために……」

唯「いやー違うって、どれもこれもずばり私の性欲のためだよ」

梓「せいよ……ひっ……すいませんすいません」

唯「謝らない謝らない」ナデナデ

梓「う……もう脱ぎます。お客様の貴重なお時間無駄にできません」

唯「うん、いい子だね」ナデナデ

梓「……」

スルスル ヌギヌギ

唯「いいね。可愛いよーあずにゃん」

梓「あの……ぱ、ぱんつもですよね……当然ですよね」

唯「履いたままどうやって風呂はいるの」

梓「わ、わかってますよ! …………えいっ」スルッ

唯「……ほぉ、あずにゃんも剃ってるんだ。ココの子みんなそうだねー」

梓「いえ……その」

唯「えっ! も、もしかしてぇ!!」

梓「私、いい年してなかなか生えないんです……」

唯「おほおおおっ! レアモノだね!!」

梓「うぅ……恥ずかしいですよぉ」

唯「こうしちゃいられないっ! よし、私も脱ごっ!!」ヌギヌギ

梓「あ、お客様は……発育よさそうでなによりです……」

唯「おー視線が突き刺さるねぇ。おっきいおっぱいは羨ましいかね」

梓「……いっつもこんな感じなんですか?」

唯「いっつもって?」

梓「その、変なテンションというか……ノリ?」

唯「うーん仕事のときは全然違うかも。これは割と素顔に近いかな」

梓「そうなんですか」

唯「おっぱい小さくてもいいことあるよー、いじけなーい!!」

梓「いじけてません!!」

唯「あはっ、怒ってる顔もかっわいいー」ギュウウ

梓「ふぁ……ちょっ! 裸で……なにするんですかっ」

唯「えー何って? 何言ってるの。これからもっとすごいことするのに」

梓「す、すごいこと……お客様と……そうですよね」

唯「あー、そうだ。そのお客様っていうのやめてほしいなー」

梓「はぁ……えっと、ではどう呼べば」

唯「みんなはユイちゃんとかユイって呼ぶよ。たまにユイ様って呼ばれたり」

梓「……ゆい様ですか……」

唯「んーでもあずにゃんにはユイ様より、唯先輩って呼んで欲しいかな」

梓「ゆい先輩……?」

唯「新手のプレイだと思っていいよ。だってあずにゃんって後輩っぽい感じがするもん」

梓「わ、わかりました……ゆい先輩」


……


唯「やっとシャワー浴びれるね。あずにゃん」

梓「はい。ではお背中流します。後ろ向いてください」 

唯「えっ?」

梓「はい?」

唯「んー、ちょっといま不安が脳裏を……ね」

梓「あの……なにか」

唯「あずにゃんってさ、こういうお店のことなーんもしらない?」

梓「…………すいません」

唯「ちょ、ちょっと試しに背中流してみて」

梓「はい」 

ザパァー

梓「流しました!!」

唯「あは…………教育係とかいないんだ」

梓「な、なにか違ったんですか……」

唯「背中を流すってのはー」

梓「?」

唯「こうやって体に石鹸つけてねー」

梓「……?」

唯「こうやるんだよおおおー!!!」

ピトッ

梓「にゃっ!?」

唯「ほーれすりすり」

ヌチョヌチョ ヒチャペチャ

梓「あっ、あああっ! そんな! ぬるぬるって!!」

唯「自分の体で、ご奉仕するの! わかる? ってなんで私がやってるの!!」

梓「お客さ……ゆい先輩……こんなの私できません!」

唯「できませんお金を稼げるかー!!」ヌルヌルヌル

梓「ひいいいっ!!!!」

唯「おわかり? これがお背中流しだよ」

梓「……よーくわかりました」

唯「気持ちよかったでしょ?」

梓「……はい、悔しながら」

唯「あずにゃんもできるよね?」

梓「それでゆい先輩が気持ちよくなるなら……頑張ってみます」

唯「よし! プロ根性みせてみんしゃい」


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