ピピピピ ピピピピ

律「うーん、もうこんな時間か ふぁ~」

7:05

律「さっさと飯食って学校いこ」


1階リビング

律「ふぁ~聡おはよー」

聡「・・・・・・・・・・・・」

律「おいシカトかよ、ったくおはようぐらい言えよなー
姉ちゃんつらいぜー」

聡「・・・・・・・・・」

律「おい!聡!いいかげんに・・・・・?」

聡「・・・・・・・・」

律「止まってる?」

律「聡!ふざけてんのか?なんで変なポーズのまま固まってるんだよ!」ドン

聡「・・・・・・・・」

律「・・・なんだよこれ」

律父「・・・・・・・・・」

律母「・・・・・・・・・」

律「何だよみんなして固まって・・・」

律「・・・はは~ん、これはさてはドッキリと言うやつですな?」

律「そんなわけにはいかないぜ!美少女律ちゃんの手にかかればそんなものお茶の子さいさいだ!!」

律「まずはおとーさんだ!それっコチョコチョ~」

律父「・・・・・・・・・・・」

律「・・・・・何だよちょっとは反応しろよ」

律「じゃあ次はおかーさんだ!コチョコチョ~」

律母「・・・・・・・・・」

律「なんだよこれ・・・・・おい!みんな悪ふざけが過ぎるだろ!!」

聡「・・・・・・」

律父「・・・・・・・・」

律母「・・・・・・・・」

律「時間が止まってる・・・?」

律「タハハまさかそんな訳は無いよなー時計はちゃんと動いてるし」

7:15

律「・・・・そうだ!テレビはどうなってる!?」

ピッ

報道番組「・・・・・・」

ピッ

時代劇「はっ、そのように左大臣様に仕っておる次第でございます」

ピッ

報道番組「・・・・・・・・」

ピッ

アニメ「くらえーっ、これが早乙女流飛竜昇天破だーーーーっ」

ピッ

律「生放送の番組だけ止まってる・・・・」

律「なんなんだよこれ・・・・」

律「・・・・そうだ!!澪はどうなってる!?」

ガチャ バタン!

律「!・・・外にいる人もみんな止まってる・・・」

律「くっそー澪は大丈夫なのかよーー!」

ダッダッダッ


秋山家

律「ハァ、ハァ、いくら近いっつったって朝っぱらから走るのは疲れるなー」

律「おじゃましまーす・・・いいのかな勝手に上がっちゃって・・・」

澪父「・・・・・・・」

澪母「・・・・・・」

律「やっぱりおじさんもおばさんも止まっちゃってるや・・・」

律「うおっ、フライパン火にかけっぱなしじゃん!!」

カチッ

律「ふうー、あぶねーあぶねー」

律「って澪だよ澪!!!澪今行くぜ!!」

ダッダッダッダ

律「おーい澪ー開けるぞー」

ガチャ

澪「・・・・・・・」

律「うわっ!き、着替え中かよ!ごめんごめん!」

律「ってそうじゃなくて!おい!澪!大丈夫か!!」ユサユサ

澪「・・・・・・・・・」

律「だめだ・・・澪も止まっちゃってるよ・・・・・」

澪「・・・・・・・・」

律「・・・しかし改めて見るとやっぱりいい胸をしておりますなー」マジマジ

澪「・・・・・・・・・」

律「だぁーーーっ!!だからこんなことしてる場合じゃねぇーーー!」

律「くっそーー!いったいどうしてこうなっちゃったんだ!?」

律「時計は動いてるから時間が止まったわけじゃない・・・・」

律「・・・・でも、私以外の人はみんな止まっちゃってる・・・・」

律「・・・・・・・わけわかんねぇ、なんなんだよこれ・・・・・」

ブロォォォォォォォ・・・

律「!!車の音!?」

律「こうしちゃいられねえ!!追いかけないと!!」

ダッ!

ガチャ! バタン!

律「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ」

ダッダッダッダッダッ

律「!! あの車だ!!!」

ブロォォォォォォォォ

律「おーーーーーーい!!!!待ってくれぇーーー!!!!!」

ダッダッダッダッダッ

ブロォォォォ・・・・・キィィィィ

律「やったーーー止まったーーー!!!」

ガチャ バタム!

ピンクの男「・・・・・・・・」

黄色の男「・・・・・・」

律「ハァハァハァっ、た、助かったーー!」

律「なぁ!何でみんな止まっちゃってるんだ!?
  何で私だけ動いてるんだよ!!なんか知ってるんだろ!?
  助けてくれよ!!」

ピンクの男「おかしいな・・・・・どうして動いている人間がいるんだ・・・・?」

黄色の男「ああ・・・・こんな事は初めてだ・・・・
     何かの不具合でも生じたのか・・・?」

律「何言ってるんだよ!!なんでもいいから助けてくれよ!!!」

ピンクの男「取り敢えず本部に連絡を取ってくれ・・・・本部の判断を待とう・・・・・」

黄色の男「わかった・・・・・」

ガサゴソ

律「おい!!人の話を聞け!!!」

黄色の男「え~こちら桜地区1114番地・・・・・以上が出た模様です・・・」

律「おい!!いい加減にしろ!!頼むから助けてくれよ!!」

黄色の男「ええ・・・一人静止していない人間がいるようで・・・
     ええ・・・・はい・・・了解・・・・」

ピンクの男「本部は何だって・・・・・?」

黄色の男「ひとまず回収して本部で検査をするとのことです・・・・・」

ピンクの男「わかった・・・・」

律「ギャーギャー!!」

黄色の男「じゃあ、車に積むぞ・・・そっちの腕を持て・・・」

ピンクの男「おう・・・」ガシッ

律「お、おい!!何するんだよ!!!」

黄色の男「さあ・・・持ち上げるぞ・・・・せ~の・・・」

律「やめろ!!やめろっつてんだろ!!おい!!!」ジタバタ

ピンクの男「やけに暴れるな・・・・早く本部に輸送しないと・・・」

律「はーーなーーせーーっ!!!!」バッ

ダッダッダッダッダッダッ

ピンクの男「むっ、逃げたか・・・・・」

黄色の男「仕方ない車で追いかけよう・・・・・」

ピンクの男「ああ・・・八時までには回収しないとな・・・・・・」

律「ハアッ、ハアッ、ハアッ」

ダッダッダッダッダッダッ

律「ハアッ、ハアッ くっそーーー!!何なんだよあいつら!!全然助けてくれないし!変
  な服着てるし!」

ガチャ バタム!

ブロォォォォォォォォ

律「追いかけてきた!!!チクショーーー!!逃げないと!!」

ダッダッダッダッダッダッ

ブロォォォォォォォォォォォ

律「ハアッハアッハアッ、だめだ追いつかれる・・・」

律「そうだ!!あの茂みに!!」ガサッ バサバサ

ブロォォォォォォォォォォ・・・・・・・・・・・・

律「・・・・・・・・何とかまいたみたいだな」ゼェゼェ

律「・・・・あぁ~~もうどうなちゃってんだよ~~~・・・」グスッ

律「・・・そういえばここって唯の家の近くだったな・・・・」

律「唯は大丈夫かな・・・・」

人の声「・・これを・・・して・・・」  人の声「・・ああ・・・こっちを・・・・・」

律「!!!!!」

律「まさか・・・・・・」ソォー

緑の男「こっちをここにセットすればいいんだな・・・・・・・」

赤の男「ああそうだ・・・・・・」

律「なんだあれ・・・・マネキンが袋に包まれてるみたいだけど・・・・」

緑の男「で、梱包をはずして終了か・・・・・」ガサッ バサバサ

赤の男「ああ・・・・この地区はこれで終了だ・・・・」バサバサ

唯「・・・・・・・」

律「あれは唯!!!!!」

緑の男「で・・・後は回収したやつを本部に輸送するだけと・・・・・・」

赤の男「そうだ・・・・・さっさと終わらせよう」

律「何で唯が・・・・ん?あいつらの車の中に似たようなのがいっぱい入ってる・・・」

律「あれ?もしかしてあれって・・・・」

車の荷台

サラリーマン「・・・・・・」

老婆「・・・・・」

主婦「・・・・・・」

唯「・・・・・・・・・」

律「あれも唯じゃんか!!!!」ゾォー

律「な、なんで唯が二人も・・・」ガクガク

律「もうわけわかんねえよ・・・・どうしたらいいんだよー・・・」グスグス

ブロォォォォォォォォォ・・・・・

律「!!!」

律「やばい!!!あいつらだ!!クッソーー!!!」

ダッダッダッダッダッダッ

ブロォォォォォォォォ

律「ハァハァ、もうだめだ!!隠れる場所が・・・そうだ!商店街に行けば!」

ブロォォォォォォォォォ

ダッダッダッダッダッダッダ

律「ハァハァ、商店街はこっちだったよな・・・・・
  人が多いところに行って紛れれば大丈夫なはずだ」ゼェゼェ

ブロォォォォォォォ

ブロォォォォォォォ

車の中

ピピピピ ピピピピ

ピンクの男「はい・・・こちら桜地区担当・・・・はい・・・はい・・・・
      分かりました・・・・了解です・・・」

黄色の男「どうしたんだ・・・・・・?」

ピンクの男「もう回収はいいから本部に戻って来いとさ・・・・・」

黄色の男「いいのか・・・・・?回収しなかったらあの人間は八時には・・・・・・」

ピンクの男「仕方ないさ・・・・本部がそう言うんだから・・・・・あとでどうにでもなるだろ・・・・・」

黄色の男「じゃあ仕方ないな・・・・・本部に戻るか・・・・・」

律「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」ゼエゼエ

ブロォォォォ・・・・キィッ

ブロォォォォ・・・・・・・

律「何だ?Uターンしてく・・・・」ゼエゼエ

ブロォォォォ・・・・・・・

律「行っちゃった・・・私を捕まえるの諦めたのかな・・・・・」ゼエゼエ

律「・・・・・・・ああーーーっ、もうやだよーーー」ポロポロ

律「・・・・・取り敢えず商店街に行こう・・・誰か動いてるかもしれないし・・・」ゼエゼエ

テクテク


商店街

小学生「・・・・・・・」

若者「・・・・・・・・」

サラリーマン「・・・・・・・・」

律「人はいるけどここも駄目か・・・・」

大時計「7:55」

律「もうこんな時間か・・・・・
  いつもだったら今頃澪たちと教室でだべってる時間なのに・・・・・」グスッ

律「うっ・・・、うっ・・・、うわああーーーーーん!」ボロボロ

律「もうやだーーーーーー!!!」ボロボロ

律「なんで・・・なんで私だけがこんな目に遭わなくちゃいけないんだよーーーーっ」ボロボロ

大時計「7:58」チッチッチッチッチッ・・・・・



律「ううう・・・もうやだ・・・みんな止まっちゃったし・・・この世界で動いてるのは私だけ・・・・・」ボロボロ


大時計「7:59」チッチッチッチッチッ・・・・・・



律「ああああーーーーーーっ、くそーーー!!!
  誰か・・・・誰か助けてくれーーーー!!!
  お願いだーーーーっ!!!助けて・・助けくだ 大時計「8:00」カチッ ボーン・・・ボーン・・・ボーン・・・


律「さ・・・」ピタッ  

ザワザワ ザワザワ

小学生「でねー豊崎先生がねー」キャッキャッ

律「・・・・・・・・・・・」

サラリーマン「はいっ、はいっその件につきましては、はいっ」

律「・・・・・・・・・・」

若者「えーマジでーー今日バイトなんだけどーー無理だべーー」

律「・・・・・・・・・・・」

ザワザワ ザワザワ

律「・・・・・・・・・・・」

ザワザワ ザワザワ


律「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

おわり