唯「うわぁーっ!?」

唯「わっ、ああっ」

唯「何が起こったの!?」


律「……いや、スゴイ」

律「敵は全滅だ」

唯「へっ、私達助かったの?」

唯「なっ、なんで!?」


律「驚いた、梓は敵が投げる直前のダイナマイトを撃ったんだ……」

梓「えへへっ」

唯「ええっ!?」

唯「あずにゃん、本当はすごく強かったの!?」

梓「いえ、私が強いんじゃなくて……」

梓「VATSって言うんです」

唯「ばっつ?」

梓「私の腕についてるピップボーイという端末なんですが」

梓「これが私の神経系統に vyc、gs;tvrpつ30vt9wc。w@:sv」

唯「えっ、あずにゃん何?」

梓「ですから:。;vcjt0rp。:vp、えご;。cちh4うphgc、ぽr4sjtcぷhyhpw4」

唯「???」


解説:唯のINT(知性)が低いため、難しい話は文字化けしてしまうのだ


唯「とにかく、腕につけてる機械のお陰なんだね?」

梓「そうなんです、それで一定時間周りの動きが止まって見えて」

梓「正確で素早い射撃が出来るようになるんです!」

唯「すごいよあずにゃん!」

梓「ですから私がスゴイんじゃなくてmr-えw「xd4・あw」

唯「あっ、説明はもういいよ……」


梓「他にもほら、ライトが点いたり」

パァッ

唯「わっ、光ったよこれ!」キラキラ

梓「ラジオだって聞けちゃうんですよ!」

『こちらミスターニューベガス、一日中聞いてもらうよ』

唯「あっ、すごーい」キラキラ


律(こいつらっ、持ってないのか?)

ゴソゴソ

律(よし!あるじゃないか、ターボにジェット、バファアウトも!)

律(はっ、早くっ)

律「はっ、はぁっ」

シュウッ

律「……ふぅ」


唯「りっちゃーん、あずにゃんすごいんだよー」

律「助かったよ梓っ」

律「いやー、ダイナマイトまで出てきた時には」

律「もうダメかと思ったけどなー」ケラケラ

梓「!?」

梓「あの、律先輩……」

梓「気分は、良くなったんですか?」

律「ああ、お前の活躍のお陰で元気になったよ」

唯「えっ、ほんとー?よかったぁー」

梓「そうですか……」



梓(律先輩、やっぱり何かおかしいよ)

梓(まさか……)



日が暮れて

律「明日には町につくからな」

律「今までの収穫物を売って贅沢しようぜ!」

唯「やったぁー!」

律「まあ、グッドスプリングスっていう小さな町だけど」

律「その先にはカジノがある町もあるんだぞ?」

唯「えー、カジノってなぁに?」

律「あははっ、唯は何にも知らなくて可愛いなー」ギュッ

唯「わあっ、もうりっちゃん、やめてよー///」

梓(律先輩、上機嫌すぎる)

梓「あの、律先輩」

律「ん、なんだ?」

梓「違ったらすいませんが」

梓「律先輩は、ひょっとして……」

律「!?」

律「おいっ!」

カチャッ

梓「きゃっ!?」

唯「ちょっとりっちゃん、銃を下ろしてよ!」

梓「なっ、何するんですか!?」

律「敵がいるぞ!」

梓「てっ、敵!?」キョロキョロ

梓「誰もいませんけど……」

唯「りっちゃん、私にも見えないよ」

律「いるんだっ、お前ら気をつけろ!」

唯「気をつけろって言われてもぉ……」

梓(律先輩、まさか幻覚が!?)

律「いるっ、いるぞっ、すぐ近くだ!!!」

律「そこかっ!?」

バーンッ バーンッ!

???「ぐわぁーーーっ!!!」

唯「わっ、なんなの!?」

梓「きゃーっ!?」

ナイトキン「このっ、ヒューマンめっ」

唯「わっ、わぁー、青い怪物!?」

梓「何ですかこれ!?」

梓「何も無いところから突然怪物が!?」

律「こいつはSM(スーパーミュータント)ナイトキン」

律「ステルスボーイっていう機械で姿を消して忍び寄ってきたんだ」

律「だが、私から隠れようってのは甘かったな!」

バーンッ バーンッ!


ナイトキン「くそっ、ヒューマン、殺すっ!」

律(この武器の火力じゃ簡単には倒せないか?)


律「唯っ、撃つんだ!」

律「お前のプラズマディフェンダーなら倒せる!」

唯「あわっ、あわわ」ブルブル

ナイトキン「がぁーっ」ブンブン

ドガンッ!

律「あぶねぇっ!」サッ

梓「はやく唯先輩っ!」

梓「怪物は、ハンマーを振り回してます!」

唯「ううっ……えい!」

バチュン バチュン バチュン!


ナイトキン「がぁーっ!!!」

ジュワーッ

唯「やっ、やった!」


律「いいぞ唯っ」

梓「!?」

梓「律先輩っ、後ろ!!!」

律「なっ!!?」

ナイトキンB「うぉーっ!」ブン

バキィッ

律「うわぁーっ!」

バタッ

唯「りっちゃーん!」

梓「そんなっ、もう一匹いたなんてっ!?」

ナイトキンB「後はお前らだ!」

梓「やだっ、こっちに来ないでよ!」

梓「唯先輩っ、早く撃ってください!」

唯「りっちゃんっ、りっちゃんがぁー」ガタガタ

梓(だめだ、パニックになってるっ)

梓(私のレーザーピストルじゃ、あいつを倒せない)

梓(でも、VATSならっ)

カシャッ

ビーッ ビーッ ビーッ!

ナイトキンB「おうっ、武器がっ!?」

梓「敵がハンマーを落としました!」

梓「今です、唯先輩っ」

唯「あわわわ……」ガクガク

梓「唯先輩っ!」

ナイトキンB「殺すっ、殺すっ!」

梓「ああっ、また来る!」

梓(だめっ、VATSは連続で使えないよ)

ナイトキンB「死ねっ!」

唯「わぁーっ!!!?」


バーンッ バーンッ バーンッ バーンッ!

ナイトキンB「ぐうっ」

律「お前の相手はこの私だっ」

梓「律先輩っ!?」

梓「私だってっ!」

ビーッ ビーッ ビーッ!

ナイトキンB「がぁーっ」

バタリッ


梓「やったぁ!」

梓「律先輩、無事だったんですね?」

律「当たり前だ、私があんなのの一撃でやられる訳ないだろ?」

唯「はぁ、よかったぁ……」ホッ

律「へへっ……」クラッ

バタリッ

梓「律先輩っ!?」


梓「やっぱり大丈夫なはずないよね」

唯「りっちゃん、しっかりーっ」

梓「スティムパック(治療薬)はありますか?」

唯「一個だけあるよ」

梓「これだけじゃ全然足りないよ」

梓「早くお医者さんに見せないと」

梓「律先輩は……っ」

唯「そんなっ、りっちゃんまでっ」

唯「りっちゃんまで私のために死んじゃやだよっ!」


唯「たしか、町まではもうすぐだったよね?」

唯「りっちゃを背負っていくよっ」

梓「わっ、私も手伝いますっ!」


唯達はグッドスプリングスに向けて歩き出す

二人はそこで、律の過去と旅の目的を知ることになるのだった

そして同じ頃、紬の運命もまた動き出す


唯「フォールアウト!」律「ニューベガス!」 第三話 完