店員「ラッシャイヤセー。こちら二点お買い上げでヨロシッスカー」
憂「はい……」ドキドキドキ
憂(は、早くっ。純ちゃんが気づかないうちに逃げないとっ)
店員「えー、お会計1914円でゴザイアース」
憂「えっと、1914円、1914円…」ゴソゴソ
憂「まず2000円と……」ピラ
店員「2000円からでよろしッスカー」
憂「あ、ちょっと待って下さい。4円あります」ゴソゴソ
純「憂ー、もう読み終わったよー」ぬっ
憂「わああああああっ!やっぱりいりませんっ!ごめんなさいっ!!」タタタタ…
純「あ、ちょっと待ってよ憂ー!」タタタ
店員「アリアトヤシター」
…
憂「はぁ、はぁ、はぁ……」
純「どうしたの?急に走り出しちゃって」
憂「な、なんでもないよ……」
純「ふうん。まぁいいや。これからどこ行こっか?」
憂(どうしよう。買いそびれちゃった…。お姉ちゃんのを見せてもらうしか…)
純「うーいー?聞いてる?」
憂「あ、ごめん純ちゃん。今日はちょっと用事があって……」
純「えー……」
憂「ごめんね」
純「いいもんいいもん。梓呼ぶしー」
憂「う、うん。梓ちゃんによろしく言っておいてね。じゃあ私もう帰るから…」
純「気をつけてねー」
平沢家
憂「ただいまー」
シーン
憂「お姉ちゃんお出かけかな?」
憂(そうだ、今のうちにお姉ちゃんの部屋に入ってあの本読んでおこう)
唯の部屋
憂(あった。これだ…)
憂(……)ペラ
…二時間後…
憂(な、なんとか本の内容は覚えれらた……)
憂(うう……頭がフットーしそうだよ……///)
憂(でもこれで、お姉ちゃんにちゃんと教えてあげられる!)
一方その頃…
マックスバーガー
唯「…っていう事があってね。恥ずかしがってる憂、可愛かったなぁ」
律「いやー…そりゃ憂ちゃんが可哀相だろ……」
澪「罰ゲーム思いついたのは律だけどな」
紬「さすがに泣かせちゃうのはよくないよ……」
梓「もう!憂に変な本読ませないでください!」
唯「えへへ、ごめんごめん」
プルルルル
梓「あ、すみません。ちょっと電話出ますね」
梓「もしもし」
純『あ、梓ー。今ヒマ?どっか遊びに行こうよ』
梓「あー、ごめん。今先輩達と一緒だから」
純『えー?つまんなーい』
梓「今度遊びにいってあげるから」
純『ちぇっ。……あ、そうだ、実は今日面白いことがあってさー』
梓「面白いこと?」
純『快感フレーズってマンガ知ってる?』
梓『あのいやらしいやつ?純、趣味悪いよ』
純『いや、私じゃなくてさ。実は憂がさっきこっそりあのマンガ買ってたんだよ』
梓「え」
純『びっくりだよねー。憂もお年頃ってことかな。あ、これ誰にも言っちゃダメだからね!』
梓「う、うん……」
純『んじゃ、また今度ねー』ピッ
梓「……」
律「大体さぁ、からかうなら相手を選べよ。憂ちゃんにああいうネタをふるなんてさすがの私でもやらないぞ。ああいうのは澪にだな…」
澪「おい」
紬「唯ちゃん、ちゃんと憂ちゃんにごめんなさいした?」
唯「う……してない……」
澪「今日帰ったらちゃんと謝るんだぞ」
唯「はい……」シュン
梓(……どうしよう。憂がエッチな子になっちゃった)
平沢家
唯「ただいまー」
憂「あ、お姉ちゃんお帰り!」
唯「憂、あのね、昨日は私……」
憂「お姉ちゃん、今日は大丈夫だからね!」
唯「へ?」
憂「ちゃんと予習しておいたから、あの本のことならなんでも答えてあげるから!」
唯「え?え?」
憂「早速お勉強しよっか」
唯「あ、う、うん」
唯(なんだ~。みんなはああ言ってたけど憂もノリノリじゃん)
三時間後
憂「どう?わかった?」
唯「うん……わかった……」グッタリ
唯(本当はよくわかんなかったけど)
憂「良かったぁ!これでもうこういう知識に関しては心配ないね」
唯(むぅ……あんなに恥ずかしがってた憂がこんなに余裕シャクシャクなんて……)
唯(なんかつまんない!恥ずかしがらせたい!)
憂「じゃあ私はご飯の準備してくるね」
唯「ま、待って!」
憂「?」
唯「い、いや~知識は身についたんだけどさ~、百聞は一見に鹿!習うよりなでろ!」
唯「実践してみないとピンとこないなぁ~」
憂「えっ……///」
憂「実践って……ど、どういうこと?」カァァ
唯(おお~これこれ!この顔だよ~!)
唯「んー、だからさぁ、実際にしてみないとわかんないこともあるよねー」ニヤニヤ
憂「……///」
唯(にひひ。恥ずかしがってる恥ずかしがってる。かわいいなぁ~)
唯「どーしよっかなぁ」
憂(実践なんて……そんなのまだ予習してないし……ていうか女の子同士だからできないし……)
唯「誰かにおしえてもらおっかな~」
憂(このままじゃお姉ちゃんが知らない男の人としちゃうかも……)
憂「お姉ちゃん!私が予習してまた教えてあげるから少し待ってて!」
唯「そう?じゃあよろしく~」
翌日
本屋
梓「あ、ギターマガジンあった」
梓「買おう」
?「……」コソコソ
梓「ん?なんだろうあの人……。グラサンとマスクなんてして怪しい……」
?「……会計お願いします」
梓(…ていうかあれ、もしかして憂?)
店員「アリアトヤシター」
梓(あんな変装までして……やっぱり憂ってえっちなマンガ買ってるのかな……)
憂の部屋
憂「はぁ、はぁ……」
憂「うう、恥ずかしかった…。恥ずかしかったよぅ……///」
憂「でもこの本読んで予習しておかないと……」
『サルでもわかる百合』
『サルでもわかるレズセックス』
『サルでもわかる近親相姦』
…二時間後…
憂「ふぅ、覚えた!」
……
唯「ただいまー」
憂「お帰りお姉ちゃん!早速お勉強だよ!」
唯「へ?お勉強?」
憂「実践編だよ~」
唯「え?実践って……え?」
憂「じゃあお姉ちゃん、ベッドいこっか」
唯「え?え?冗談だよね?…あっ、ちょ、ちょっと待ってうい~~っ」
…一時間後…
唯「うい……もっとぉ……」トローン
憂「ちょろいもんだぜ」
おしまい
最終更新:2011年02月06日 03:46