翌日! 平沢家!

ゴソゴソ

澪「……んぅ」

憂「あ、起こしちゃいましたか?」

澪「あ、うん。 おはよう」

憂「おはようございます。
  あの……その……昨日はすみませんでした///」

澪「え?」

憂「その、本当はほんの少しだけのつもりだったんですけどいざ着けたら押さえがきかなくなっちゃって///」

澪「ああ、耳のこと?
  大丈夫、気にしてないよ
  それに憂に甘えられるのも嬉しかったし」

憂「え、あ、その//////」

澪「憂がまたしたかったら私はいつでもかまわないよ」ニコッ

憂「えっと、あの……  わ、私朝ごはんつくってきます!」

澪「待って」

憂「?」

澪「一緒に作ろう、ね」

憂「……はぃ///」

唯「んまい!」

澪「そっか、よかった
  憂の作ったのもおいしいよ」ニコッ

憂「澪さんのもおいしいです」ニコッ

唯「ねえねえ! 今日はどうしよっか?」

澪「そうだな、皆でどこかでかけるか?」

憂「そうですね、のんびりだったら明日もできますし……あっ
  すみません……澪さんにも用事とか……」(シュン

澪「うん、明日も一緒だからね」ナデナデ

憂「あ……
  ありがとうございます///」

唯「むー、憂ばっかりずるい!
  澪ちゃんは憂のご主人様になったのかもしれないけど、前から私のご主人様なんだからね!」プンプン

澪「う、憂ちゃんのご主人様って……///」

憂「ぁぅ…… で、でも! 私は澪さんがいいです///」

澪「あ、えっと  ぅぅ……///」

唯「むー!」

澪「おい、唯、機嫌直してくれよ」

唯「つーん」

澪「なぁ唯、ごめんな
  私、こういうことは初めてだから、どうしていいかわかんないんだ
  だけど、唯のこと本当に大事に思ってるから」

唯「う……(澪ちゃんずるいよう/// そんなこと言われたら嬉しくなっちゃうじゃん)」

澪「なあ、唯……」

唯「…………ちゅー」

澪「え?」

唯「ちゅーしてくれたら、許したげる!」

澪「え……ち、ちゅー?///」(ボッ

憂「お姉ちゃん、澪さんを困らせたらだめだよ」

唯「あはは、ごめん澪ちゃんじょうだ……んっ」

澪「んっ……///」

唯「澪ちゃん……///」

澪「機嫌、直してくれる?///」

唯「う、うん……///」

憂「澪さん、んっ」

澪「えっ?」

憂「私だって、その、澪さんの犬なんですよ…///」んー

澪「……ちゅっ」

憂「えへへ……///
  澪さん大好きー!」(抱きつきっ

唯「あっ憂!
  私だって澪ちゃんが だ、大好きなんだもん!」(抱きつきっ

澪「わ、おまえたちやめ」

ドテーン


公園! 唯憂犬耳set up 「わん!」

澪「それー」ビューん

唯憂「わんわん!」

憂<パクッ

澪「よーし、憂えらいぞー」ワシャワシャ

憂「わふー」

唯「うー……」

澪「唯も頑張ったな、よしよし」ワシャワシャ

唯「わふー」

憂「わふっ」

澪「小学生のころ以来だけど、こうやって草むらで日向ぼっこも気持ちいいな」

唯「きもちーね……」ウトウト

憂「きもちー……」ウトウト

澪「ふふ、寝てもいいよ」

憂「でも……」

澪「大丈夫、私はずっと一緒にいるから」ナデナデ

憂「んん…… なでなで、すきぃ…… くぅ」Zzz

唯「わたしも……」Zzz

澪「二人とも寝ちゃったか……
  私も少し寝ようかな……」

ペロペロ

澪「うわっやめっくすぐったい」

憂「みおっみおっ」ペロペロ

澪「こらっ めっ!」

憂 ビクッ「……みお、怒った?」

澪「……怒ってないよ」

憂「ほんと?」

澪「ほんとほんと」ニコッ

憂「みおっ だいすきっ」

唯「わたしもっ だいすきっ」

澪「わっおまえらっ一緒に抱きつくなーっ」バタン

澪「まったく……
  ふふっ、じゃあちょっと散歩しながらかえろうか」ナデナデ

唯憂「わん!」

澪「二人とも頭出しなさい」

唯「やっ!」

憂「……」オズオズ

澪「憂は偉いなぁ」憂耳off

憂「えへへ…… 澪さんに迷惑かけちゃいけないから」

澪「よしよし憂はいい子だな
  じゃあ唯はここで待ってろよ、スーパーは犬は入店禁止だから」

唯「やっ! やぁー!
  みお! みお!耳とってぇ~え!」

澪「まったく、ほらいくぞ」唯耳off

唯「うん!」

澪「今日はなんにしよっか」

憂「澪さんは何が食べたいですか?」

澪「うーん。何でもいいかな」

憂「もう、そういうのが一番困るんですよ」

澪「憂の料理がおいしいから、憂の料理なら何でも食べたいんだよ
  それに、憂と料理するのも楽しいからなんでも食べてみたいしなんでも作ってみたいんだ」

憂「……///
  もう、そんなこと言われたら怒れないじゃないですか」

唯「わ、私も作るっ!」

憂「でも……」

澪「いいじゃないか、私も唯が変なことしないように見てるからさ
  みんなで作ったほうがきっとおいしいよ、ね」

憂「……はいっ」


帰り道!
澪「……なあ、二人とも」

唯「んー?」

憂「なんですか?」

澪「あのさ、別に二人の犬が嫌なわけじゃないんだけどさ
  でも、別に二人が犬じゃなくても、私はその、二人のこと大事に思ってるからさ
  その……別に人間のときでも甘えて来てもいいんだからな」

唯「澪ちゃん……」
憂「澪さん……」

澪「あの、その……上手く言えないんだけど、
  そのっ
  人間でも犬でも、二人のこと大好きだからっ!///」

唯「私も澪ちゃんのこと大好きだよっ  でも」

憂「私も澪さんのこと大好きですっ   でも」


唯憂「それとこれとは別問題だよね~///」



中野家! 朝!

梓「ふぁあ…… あ、律先輩起きてたんですね。おはようございます」

律「おはよっ」

梓「っていうか起きてたんなら起こしてくれてもよかったのに」

律「あ、いや、梓気持ちよさそうに寝てたからさっ
  そ、それに……///」

梓「それに、なんですか?」

律「……うぅ……その、なんかこうやってると、その……
  恋人同士って感じで……///」カァッ

梓「……///」カァッ

梓「じゃあ朝ごはん作ってきますよ」

律「待って!」

梓「はい? どうかしました?」

律「あの、よかったら私に作らせてほしいって言うか……」

梓「え、でも昨日も作ってもらっちゃいましたし……」

律「わ、私が梓に作ってあげたいの!」

梓「じゃあ、よろしくお願いします
  (びっくりした……)」

律「じゃあちょっと待ってて!」

パタパタパタパタ

梓「なんか律先輩変だな
  いや、むしろ犬耳状態に似てるって感じだからこっちが素なのかな?
  もうどっちがどっちかわかんなくなってきた……

  ああ、もう澪先輩みたいに簡単に順応出来たらよかったのになぁ」

梓「もぐもぐ……」

律「ね、どう?」

梓「あ、はい、とってもおいしいです
  やっぱり律先輩って料理上手ですね」

律「えへへ、当然ですわよん!///」

梓「今日はどうしましょうか
  とくに宿題もないですしかといって一日ゴロゴロしてるのも」

律「あのさ……///」モジモジ

梓「どうしました?
  (あぶない、いつものノリで気持ち悪って言いそうになってしまった……)」

律「その、さ、梓さえよかったらだけど、またこれ、付けて欲しいな……」ゴトッ

梓「(犬耳か……
   律先輩のホントの姿がわかるいい機会かもしれない)」

律「あ、はは……
  やっぱりいやだよな、ごめん私どうかしてたわ」

梓「嫌じゃないです!
  でも、なんか昨日はもう着けないって言ってたのに」

律「……昨日のことはもう忘れて……///」

梓「じゃあつけますね……っと、よし」犬耳set

律「あずさっあずさっ」

梓「わ……
  もう、いきなり抱きついたらダメでしょ」

律「ごめんなさい……」シュン

梓「(うわっ……めちゃくちゃかわいい)
  大丈夫、怒ってないよ」ヨシヨシ

律「くぅ~ん」うっとり

梓「律はほんとに撫でられるの好きだね」

律「あずさだから……」

梓「えっ///」

律「あずさ、だいすきだから、さわられると、きもちいい、うれしい」

梓「もう! かわいいなぁ!
  わたしも律がだーいすきっ」ギュッ

律「わふー///」>ω<


公園!

梓「ほんとにお散歩するだけでいいの?
  もっと遠くにでかけたり、遊びに行くのでもいいよ?」

律「あずさがいるだけでいい」ギュッ

梓「そっか///」

律「あずさは、どこかいきたい?」

梓「ううん、私も律がいるだけでいいよ」

律「……えへへ///」

梓「……えへへ///」

梓「(……あっ、唯先輩たちだ)
  おーい、ゆいせんp……」

律「がう!」

梓「わっ、どうしたの?」

律「……梓は、私の」ギュッ

梓「律……///
  (か、かわいすぎる……///
   なにこのすごい破壊力)」

律「……怒った?」

梓「ううん、怒ってないよ」

律「あずさ、ゆいたちとあそびたかった?」シュン

梓「律が楽しめないなら仕方ないよ
  でも、もし会っちゃったら挨拶くらいしないと」

律「うん……」

梓「大丈夫だよ、私は律だけのご主人様だから」ヨシヨシ

律「わ、わふ///」

梓「じゃあ律、頭出して」

律「……ん」犬耳off

梓「じゃあ、食材買って帰りましょう」

律「あ、うん///」

梓「……やっぱり恥ずかしかったですか?」

律「……すまん、すぐに良くなるから今は///」

梓「さて、晩御飯はどうしましょうか」

律「え? 今日もお世話になっていいのか?」

梓「今さらですよ
  それに、今日も明日も、ずっと一緒ですよ」

律「う、うん///」

梓「(なるほどわかってきた
   律先輩はしてほしいことを隠そうとするから気づきにくいけど、褒められたかったり嫉妬したり、ほしいものはわかりやすいな
   ……なにしろただ単に愛してほしいだけなんだから)」

梓「で、今日は何にしましょう」

律「あ、私が」
梓「ダメです」

律「……」シュン

梓「一緒に作りましょう
  私だって律先輩に手料理を食べてもらいたいですし、それに一緒に台所に立つのも恋人らしくていいでしょう?」

律「あ、う、うん///」

梓「(やっぱり
   私律先輩ブリーダーになれるかもしれない)」



帰り道

律「~♪」

梓「あの、ですね」

律「ん、どしたー?」

梓「その、勘違いだったら聞き流してほしいんですけど、あの
  もしかして律先輩って、無理してたりしませんか?
  えっと、上手く言えないんですけど、人間の時の律先輩ってその、無理に強く見せようとしてみえるっていうか
  えーっと、つまりその……

  私は、強くなくても弱くても律先輩が大好きですし
  頼ってくれると嬉しいのでその、えっと
  律先輩が無理してるのが一番つらいです」

律「……梓」

梓「あっと、ごめんなさい
  なんだか自分勝手な事言っちゃったみたいで」

律「馬鹿……私は無理なんて
  あれ?……うぅ
  ヒック……」ポロポロ

梓「……私の前だけでは、無理してほしくないです
  だから、泣いてください。私はどんな律先輩でも大好きですから」ギュッ

律「ヒック……私、ね、ヒック…… ずっと、皆引っ張らなきゃって……
  そしたら、皆頼ってくれて……
  でも、皆もう引っ張ってくれる人なんか必要ないんじゃないかって……
  そしたら、もう私なんて必要なくなって、捨てられちゃうんじゃって……

  誰にも、相談できなくって……
  そうやって弱いところ見せたら皆に見捨てられちゃうって……
  だから……」



梓「馬鹿ですね……
  少なくともここに、律先輩がいないとだめな人間がいるって言うのに」

律「嘘、だよ……
  梓は最初っから立派で、私なんて必要なかった……」

梓「そうかもしれないですね。私は別に引っ張ってもらいたいなんて思ってないですし」

律「ほら……」ぶわっ

律「やっぱり……ヒック…… わたしなんか……」

梓「でも、律先輩がこんな私にしたんですよ?
  律先輩がはしゃいでるとつられてはしゃいじゃうし、落ち込んでると元気が無くなります
  私の中には常に律先輩がいて、律先輩がいないと私は私でいられないんです
  なのに当の本人は自分なんか必要ないなんて言い出して、本当に我が儘な人です」

律「梓ぁ……」

梓「まったく、大体迷惑掛けられたり頼られたりするのが嫌ならとっくに律先輩なんて見捨ててますよ
  頼られるのも甘えられるのも、律先輩なら嬉しいんですから」

律「……ありがと」

梓「こんな私にした責任、ちゃんととってください
  私の前では強がらないこと、無理しないこと、ちゃんと頼ること
  そして……」

律「そして?」

梓「……ずっと一緒にいることっ! 良いですね!?」

律「……うんっ///」

梓「じゃあ帰って料理作りましょう、泣いちゃって体力も使っちゃったでしょうしね」

律「うんっ、一緒に、ねっ」






俺犬「




       お          わ          り




                                       」