私が言い終わるか終らないかのうちに澪の唇で塞がれた。
荒々しく舌押しいれられて絡まされる。

今までの速さの何倍も速いスピードでじゅぼじゅぼする。
唇塞がってるから大きな喘ぎ声は出ないものの、キスの合間にくぐもった声が聞こえた。

だんだんと窮屈になってきた。
そろそろイきそうだな。
さっきまでのキスとは違い、もう何も出来なくなったようで、私の口の中で舌を震わせていた。
その舌を捕まえて吸いながら、激しく奥まで突っ込む。
ぐりぐりとなかをかき回すと、澪が大きく背中を反らせた。

澪の中から指引きぬいて大きく横に広げる。
今日は時間かけたから大分疲れていた。

私の上でびくびくしていた澪も余韻から戻ってきたようだ。

よいしょっと布団を跳ね上げると、ひんやりした空気が流れ込む。
二人の呼吸で布団の中はものすごい暑くなっていた。

澪が服きれいに整えてから、私の横に広げた腕をまくらに寝転ぶ。
一瞬目があったと思ったら反対側向かれた。

律「みーおー」

後ろからぎゅって抱きしめる。

律「何でそっち向くのー」

澪「だって…恥ずかしい」

律「澪らしくない」

澪「私らしいって何」

律「性欲のまま行動」

澪「私そんなんじゃない!」

律「んーまぁ自分じゃそういうかもしれないけど」

澪「違うよ!」

律「はいはーい」

澪「何だよその返事は」

律「澪ちゃんはいつも恥じらいありますよね。分かってます。自分からおまんこ顔におしつけたりなんてしないもんね」

澪「うっ…あれは…そういう雰囲気で…」

律「乙女だもんねー」

澪「ばか」

律「へへー」

澪「私がエッチになっちゃうのは…律のせいだよ」

律「へ?私?」

澪「だから、律が悪い」

律「うふ」

澪「気持ち悪い笑い方」

律「ぐへへへへっ」

澪「…ひくわ」

律「えへへっ。そうかー私が悪いのかーごめんなー」

澪「そうだぞ。律が悪いんだからな」

律「へへへっへへっごめん…ふふっ」

澪「笑うな。反省しろ」

律「了解!げへへ」

澪「分かればよろしい」

律「みーおー」

澪「なんだ?さりげなく胸を揉むな」

律「私がエッチになるのは誰のせい?」

澪「律のせいだろう」

律「そうか。私が澪を好き過ぎるのが悪いんだな」

澪「またそんなこと言う…」

律「もうちょっと好きな気持ち抑えようかな?」

澪「…」

律「嘘だよーん」

律「澪好き!好き!大好き!好き!好き!」

澪「分かったから…」

律「ラブ!アイラビュー!澪好き!」

澪「うるさい!」

澪が体の向き変えて唇にちゅってした

律「やーん可愛い!澪!好き!」

澪「うるさいいって!」

ちゅっ

律「好き!」

澪「静かにしろ!」

ちゅっ

律「酢!」

ちゅっ

そういえばこんなに受身な澪しゃんは初めてみるからちょっと興奮した。
たまにはこういうのもありだね!
でも、澪の声も聞きたいし、思いっきり激しくしてみたいときもある。
というわけで、この前の日曜日、昨日か。
ラブホテル出陣したんだけど、また時間あるときにでも書くかもしれない。
書かないかもしれない。
初めてのラブホテル&初めての大人のおもちゃ&いまさらになって膜破れたという内容だ。

この日はちゅっちゅしながら帰るまでずっといちゃいちゃしてたよ!!



おわり




先週の日曜日。
何の用事もなかったから澪の家行った。

けんか後だったから無駄にひっついていちゃいちゃしてた。
ベッドの上だったしお互いの体触りあって、気分はもうあれモードなわけです。

でも休日だから澪の親1階のリビングにいて、澪はそれとなく横になるのを避けてた。
キスしてもすぐ離すし、腰に手回してもその手押さえつけて擦ったりするの防ぐし。

律「澪ぉ…」

澪「駄目。下いるの分かってるだろ?」

律「でもこの前は大丈夫だったじゃん」

澪「駄目だよ…」

俯いて目横に逸らして澪は言う。

律「じゃぁどこか声出せるところ行こう?」

澪「どこ?」

律「やっぱりラブホテルじゃね?」

澪「やだ」

律「なんでー」

澪「いやだ」

律「だからなんでだよー」

澪「やだって言ってるだろ」

律「一回くらい行ってみたい!回るベッドとか光るお風呂とか見たい!」

澪「そんなの無い。普通の部屋だったよ」

律「…」

澪「あ…うん。そんな気がする」

律「へぇ」

澪「…ごめん」

律「澪が謝ること無い」

澪「うん」

律「うん」

澪「…」

律「…」

お互い黙り込んでしまった。
このままいても明るい気分に戻せそうにない。
とりあえずいったん離れようと、澪の腰にまわした手を離した。

澪「嫌」

澪がそう言って私の首に抱きつく。

律「今日はしないんじゃないの?」

澪「どこか行こうよ」

律「どこだよ」

澪「早く立って」

澪に手引っ張られてベッドから立ち上がる。
バッグ肩にかけて澪の後ついて家出た。

律「なぁどこ行くの?」

澪「律の行きたかったところ」

律「私場所知らないんだけど、澪知ってんの?」

3歩前を歩く澪が立ち止まって振り向いた。

澪「知ってちゃ悪い?」

律「別に」

澪「…行くぞ」

再び澪が前向いて歩きだした。
いつもより心なし速足で、送れない様にと小走りした。

律「予約とかしなくていいの?」

澪「いい」

律「お金いくらかかるの?」

澪「私が払う」

律「…」

澪「…」

律「女同士でもはいれるのか?」

澪「…さあ?男としか入ったこと無いから分からないよ」

無言で澪の後ついていく。
そんな言い方しなくてもいいじゃん。
別に私怒ってるわけでもないし。
もう高校生だし何があったとしても、そこんとこちゃんと割り切ってるつもり。

途中でコンビニによる。
適当に飲み物とお菓子買って出た。
決めるのも払うのも全部澪がしてくれて、私は相変わらず後ろをついていくだけだった
澪が狭い路地入って、それ追って曲がって行ったらホテル街。

律「おお!」

ここにあるってのは何となく知ってたけど、あえて行くほどの好奇心はなかった。

澪「律、ここ入ろう」

澪が立ち止まった場所はラブホテルっぽくない白い建物。
一見普通のホテルに見えないでもない。

律「あっちのぴかぴか光ってるところが良い」

澪「ここが一番綺麗だからここにしよう」

律「うん」

澪につられて自動ドアをくぐり抜ける。

澪「日曜だし混んでるな」

律「え?何で分かんの?」

澪「この部屋のボタンの暗いところが今使用中の部屋」

律「へぇー」

澪「電気ついてるのならどれでもいいんだけどどれがいい?」

どれでもいいって言ってもどれがいいのか分からない。
とりあえず澪の好きそうなピンクの部屋選んだ。

澪「律がピンク…」

律「べ、別にいいだろ!」

澪「この部屋な」ポチ

律「で?」

澪「部屋行こう」

律「え?チェックインとか」

澪「しなくていいの。お金は部屋で清算するし」

律「そう…」

澪「…ボタン押したかった?」

律「子供扱いすんな」

エレベーター乗って目的の階まで行く。
廊下降りるといっぱいドアが並んでた。
一番奥の部屋のドアのランプが光ってる。

澪「あの部屋だよ」

澪の後ろ歩いて周り見渡した。
このドアの向こうで、ドアの数分だけのカップルがセックスしてると思うと変な気持になった。

澪「律?」

途中で止まってしまっていた私に澪が声をかける。
今行く、と返事してから走った。

律「私が開けるー」

ドアノブに手をかけた澪の手の上から握りこみドアを押す。
想像以上にピンクピンクしてた。

律「すげーピンク」

中入ってとりあえず見渡してみる。
入って左手にドアがあってあけるとトイレだった。
こういうところのトイレってお風呂とくっついてるもんだとおもったけどトイレ単品。
なかなか綺麗だ。

大きなベッド通り越して奥のドアを開けるとお風呂発見!
私の家の2倍はあるんじゃないかってくらいの広さだった。
お湯たまってないし服のまま浴槽に入ってみる。
言わなくても分かると思うけど風呂もピンクだ。

ひとりではしゃいでたら澪が風呂覗いてた。

律「いやんエッチ」

澪の目線を隠すように胸元を隠した。
服着てたけど。
笑いもせず澪が近づいてくる。

律「風呂広いな」

澪も浴槽入って隣に座る。
二人はいっても十分足伸ばせる。
ラブホすげえ。
周りのシャンプーとかシャワーとか変な形の椅子とか見渡してると風呂の底で頭打った。
澪に押し倒されてた。
訳が分からないまま手首押さえつけられてキスされる。

為すがまま最後までされた。
終わったら澪はさっさとバスルームから出て行ってしまった。
私は息も服も乱されたままぽつんと浴槽に残された。

しばらくしてから適当に服整えて澪の後を追う。
澪はベッドの上で大人しく体育座りしていた。

ソファ座って澪が買ってくれたペットボトルのジュース飲む。
澪はその間もずっと膝に頭つけて下向いてた。

ペットとお菓子持って澪の正面に座りなおした。

律「お菓子食べよう」

澪が顔上げた。
泣いてるわけじゃなくて安心した。
でも笑ってるわけでもなくて、無表情で何考えてるか分かんなかった。

ベッドの上でポッキーあける。
二人とも無言で食べ続けてたからすぐに終わった。

律「飲む?」

澪「うん」

ペットボトルに伸ばした澪の手を抑えて先に奪う。
ふた開けて一口飲んで、澪の頭引き寄せた。
拒むかとも思ったけど、案外澪は従順に受け入れてくれて、私の与えるジュースを吸い取った。
ちょっと零してベッド汚れたけど。

澪「怒ってるの?」

律「怒ってないよ」

澪「嘘だ」

本当に怒ってるわけじゃない。
でも全く気にならないわけでもなくて、それでも気にしてもしょうがないことも分かってる。
だから、この話を早く終わらせたかった。

口移しした近さのままだったから澪の唇は目の前にある。
ちょっと近づいたら横向かれた。

澪「やだ」

澪のこういうところイライラする。
自分の思い通り行かないとすぐ拗ねるとこ。

澪からちょっと体離して溜息をつく。
澪に聞こえるように大袈裟に。

律「気にしてんのは澪のほうだろ」

横向く澪の目に涙が溜まっていく。
澪が泣いたら私が悪いみたいじゃん。

律「泣くなよ」

澪「泣いてないもん」

そう言いながら澪の目から涙が一筋零れた。
ひとりで暴走して勝手に傷つく。
第三者から見ても私が悪くない状況だったとしても、澪の中では私が悪者なんだろう。
自分ひとりで考えて込んで、私の気持ちまで決めつけて、澪のそういうところが本当に。

律「うざ…」

澪の口が一瞬開いて、すぐに閉じた。
言いたいことがあるなら言えばいいのに。
ここまでくると澪のやることなすこと全部が嫌に見える。

澪はもう泣かなかった。
目に浮かべた涙をこぼさない様に唇を噛んで堪えている。

澪は一言も喋らないし暇だったから、ジュース飲みながら部屋見渡してた。
大きめのベッドとかティッシュとかコンドームとか、カップルが仲良くするための場所なのに何でこんな空気になってるんだろう。

もう一度澪に聞こえるように溜息吐く。

律「ごめん」

澪から目背けて言った。

澪「なんで?」


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