澪「あぁ」

和「律が休みなんて珍しいわね。どうしたのかしら」

唯「りっちゃんのことだから寒いのに裸で寝たんじゃない」

和「いくら律でもそれはないんじゃないかしら」

紬(裸のりっちゃん…)ポワポワ

澪「おーいムギー帰ってこーい」

唯「澪ちゃんは理由知ってるの?」

澪「あぁ。朝メールが来たんだけど、
  なんか聡とどっちが寒さに耐えれるかーって勝負したらしく
  この寒い中ベランダに5時間くらいいて風邪引いたらしい。
  馬鹿だな」

和「…馬鹿ね」

唯「りっちゃんのバーカ」

和「いや、さすがに唯がそれをいうのはどうかと思うわ」

紬(馬鹿なりっちゃんかわいい…)ポワポワ

和「ムギ?どうしかしたの?」

澪「いつものことだからほっといていいよ」

唯「それじゃあさ!みんなでお見舞いに行かない?馬鹿なりっちゃん喜ぶよ!」

和「唯、律になにか恨みでもあるの?」

澪「そうだな。それじゃ放課後になったら梓も誘ってみんなで行こうか」

唯「行っちゃお行っちゃお行っちゃおー!」

紬(そうだー行っちゃおー!)



ほうかご!


梓「律先輩が風邪だなんて珍しいですね」

唯「だよね~。馬鹿は風邪引かないって言うのにね~」

和「…梓ちゃん。唯と律って仲悪いの?」

梓「そんなことあるわけないじゃないですか。どうかしました?」

和「…いえ。気のせいね
  それにしても、私が来てもよかったのかしら?
  軽音部のみんなの中にいてお邪魔じゃない?」

澪「いやいや、和がお邪魔なわけないだろ
  いつも世話になってるんだから。
  それに大勢で行ったほうが律も喜ぶだろ」

紬(りっちゃんパジャマ姿かなぁ…)ポワポワ

梓「和先輩なら大歓迎です!ウェルカムです!どんとこいです!やってやるです!」

和「最後の言葉がひっかかるけどまぁいいわ
  それにしても、梓ちゃんなら『律先輩なんてどうでもいいんで練習するです!』
  って言うかと思ったわ」

澪「今の梓のマネうますぎじゃないか…?」

梓「私のこと鬼か悪魔と思ってませんか?」

和「唯ったら梓ちゃんの話するときいつもそんな感じだからてっきりそうかと思ったわ」

梓「唯先輩!」

唯「いやだなぁ~冗談に決まってるじゃない~」

和「でも唯ったら私の肩ガッシリ掴んで真剣な眼で
  『あずにゃんったら怖いんだよ~!』って言ってたからつい」

梓「ゆ~い~せ~ん~ぱ~い~!」

唯「あずにゃんおこっちゃやん~」アズニャンギュー

梓「にゃっ!唯先輩ったらもう///」

和「ふふっ、仲がよくて羨ましいわね」

唯「和ちゃんとも仲いいもんー」ノドカチャンギュー

和「寒いから唯カイロも丁度いいわね」

紬(唯ちゃんカイロ暖かそう…)ポワポワ

唯「ムギちゃんギュー」ムギチャンギュー

紬(あぁ!幸せすぎるっ!)ドバドバ

澪「ほら、遊んでないで行くぞ」

唯「澪ちゃんもー」ミオチャンギュー

澪「ほんと唯は暖かいなぁ」



りつんち!!



インターホン「ピンポーン」

ドア「ガチャ」

聡「はいー」

澪「よっ聡」

聡「あっ澪姉ちゃん、姉ちゃんのお見舞い来てくれたの?」

澪「あぁ、お前らこんな寒いのに姉弟してなにやってんだよ」

聡「だって姉ちゃんが、負けたほうが皿洗いなっていうから」


澪「だからって風邪引くまでやるか
  …ってか聡は風邪引いてないんだな」

聡「子供は風の子だからね!」

唯「子供っていうか馬k」モガモガ

和「はいはい、そこまで」

聡「あ、軽音部の皆さんで来てくれたんですね
  姉ちゃんも喜びます」

澪「それじゃお邪魔するな」

紬(姉ショタかぁ…私の専門外ね…)ポワポワ



りつのへや!!


ドア「コンコン」

聡「姉ちゃんー軽音部の人たち来てくれたよー」

律「えっ!?ちょ…ちょっと待って…!」

ドア「ガチャ」

澪「律ー大丈夫かー」

唯「あー!りっちゃんのパジャマかわいー!」

律「ちょ…かわいくねーし…///」

和「ピンクの花柄のパジャマね」

紬(っしゃー!俺の時代きたー!!)ボタボタ

聡「そんじゃ姉ちゃん、何か必要なもんあったら言えよー」

唯「りっちゃんかわいー!りっちゃんかわいー!」

律「かわいくねーし…///
  だからちょっと待てって言ったのに…」

和「いいじゃない可愛くて。律は女の子なんだから」

律「和も来てくれたのか。ありがとな。可愛いは余計だけど///」

唯「あとりっちゃんのおでこに冷えピタが貼ってあるってよくわかんないけど面白いね」

律「平沢ーーーーーー!!!どういうことだーーーー!!!…ゴホッゴホッ」

澪「ほら、病人なんだから大人しくしてろ」

唯「深い意味はないよ。うん」

紬(冷えピタ姿のりっちゃんかわいい…)ポワポワ

澪「熱はあるのか?」

律「あぁ、でも朝よりかは下がってきたと思う」

和「律がいなかったら教室がさびしくなるから早く治してね」

律「和…」ジーン

唯「りっちゃんが先生に怒られてる姿見ないとやっぱ落ち着かないね!」

律「ひらさわーーーーーー!ゴホッゴホッ」

和「梓ちゃん、この二人はいつもこんな調子なの?」

梓「えぇ。いつもどおりですよ?」

和「そう…仲…いいのよね…?」

梓「律先輩ちゃんとご飯食べてます?」

律「あー、今日親朝早くから出てるからカップラーメンくらいかな」

梓「そんなんじゃ早くよくなりませんよ」

律「だって聡は料理できないし、私はそんな元気ないしなぁ」

澪「んじゃ、私たちで作るか」

梓「ですね。律先輩のためにやってやるです!」

和「私も手伝うわ」

紬(私もー!)

律「お前ら…いいやつらだなぁ」ジーン

唯「私もー」

和「いや、唯料理できるの?」

唯「料理は根性!!」

律「やっぱ不安だ…」

澪「んじゃ、台所借りるぞー」

律「あぁ、冷蔵庫の中好きに使ってくれ」
  あ!和、ちょっと待って!」

和「?何かしら?」

梓「私たち先何か作ってますねー」

ドア「ガチャ バタン」

和「どうかしたの?」

律「いや…別に何もないんだけど…」

和「そう?じゃあ私も手伝いに行くわね」

律「だからちょっと待てって!」

和「…ふぅ。そうね。じゃあ私は律の看病でもするわ」

律「ありがと…」

和「まったく。素直に寂しいって言ったらいいのに」

律「…そんなの言えないだろ…キャラじゃないし」

和「部長として部員に弱いところは見せられないってところかしら」

律「うるへー…」

和「ふふっ、律らしい悪態ね」

律「ふんっ」

和「別に素のままの律でいいと思うわよ」

律「素の私って、今でも十分素だと思うけど」

和「まぁ元気いっぱいでたまにやりすぎで怒られたりするところとかね」

律「やっぱ私そういうキャラかい」

和「でもね。実はすごく女の子らしくて周りの子に気を配れる優しい子だって知ってるわ」

律「…」

和「そして素直で、本当は寂しがりやなところとか。
  だからつい澪にもちょっかいだしちゃうのかしらね」

律「なんで和は私のことそんだけ知ってんだよ…」

和「ずっと軽音部を見てたらわかるわよ
  律が優しくて寂しがり屋ってのは軽音部全員が知ってるはずよ」

律「…なんか悔しいなぁ」

和「え?」

律「和は私のことよく知ってるのに…
  私は和のこと、あんまり知らない」

和「別にいいのよ」

律「嫌だよ!和はこんなにみんなのことちゃんと見てくれてるのに、
  私が和のことを知らないのは嫌だ!」

和「…ふふっ」

律「なにがおかしいんだよ…」

和「律は優しいわね」

律「!…///」

和「律のそういうところ、私は大好きよ」

律「からかうなよ…」

和「あら、本当よ?私は律はもっと素直になったほうがもっと可愛いと思うわよ」

律「うー…かわいく…ねーし…」

和「素直じゃないわね」

律「…和はだな」

和「うん?」

律「…和は、いっつもクールで、冷静で、生徒会長で、少し冷たそうに見えるけど」

和「うん」

律「でも、本当は、本当はすごく面倒見がよくて、
  私が申請書出し忘れたり、部長会議に出なかったときはいつも教えてくれて、
  とても優しくて、暖かいんだ」

和「うん」

律「人望もあって、…私とは正反対だ」

和「そんなことないと思うわよ」

律「…」

和「軽音部のみんなからすごく人望があるし、
  第一に私が律のこと信頼してるからね」

律「和…」

和「私と律は正反対なんかじゃない。きっと平行線よ」

律「平行線?私にはわかりにくい例えだな」

和「私だって、律の元気があって、みんなに好かれるところが羨ましいもの
  生徒会長やってると全員に好かれるなんて無理だもの。
  しっかり注意しないといけないところはしっかりしないといけないから、
  私のことを疎ましく思ってる人も少なからずいると思うわ」

律「和のことそう思う人なんているわけないだろ!
  いたら私がぶっとばしてやる!」

和「…ふふっ、ありがと。律
  まぁでも、律のそういうところは羨ましいし、私は大好きよ」

律「うー///…卑怯だーーー!!」ノドカギュー

和「な…なによ急に」

律「和ばっかり大好き大好きって…私だって和のこと大好きなんだからなー!」

和「…律」

律「和は優しいし、暖かいし、すごくしっかりしてて、自分に厳しいけど、でも私に優しいし、
  あと…えっと…えー…生徒会長だしすごいんだぞー!」

和「ぷっ…何よそれ」

律「うるさーい!生徒会長なんだからすごいんだー!」

和「はいはい。ありがとう」ギュー

ドア「ガチャ」

梓「もー和先輩遅いですよーもうおかゆ作っちゃ…
  何やってるんですk」

紬「キマシタワーーーーーーーーーーーーーー!!!」

唯澪律梓和「!?」ビクッ

律和「…」パッ

唯「あららーお二人さんおあついですねー」

律「こ…これはだな!そういうんじゃなくて…えー…
  あれだ!病気になったら暖かくしないといけないだろ!だからだ!」

澪「…まぁそのために布団があるっていうツッコミは置いておこうか」

律「…はい」

澪「まぁなんだ。おかゆ作ったから」

律「ありがとうな。みんな」

和「ごめんね、手伝えなくて」

梓「もー。でも別に大丈夫ですよ、まぁ一番大変だったのが唯先輩の相手でしたけどね」

唯「え~そんなことないよ~」

梓「大アリですよ!おかゆなのにチョコレート入れようとするし、
  ジュース入れようとするし、お菓子入れようとするし」

和「それおかゆじゃなくて闇鍋ね」

律「ひらさわーーーーーーーーーーー!」

唯「ヒュ~ヒュ~~♪」

和「唯、口笛できてないわよ」

澪「でもなんかよくなったみたいだな。咳もしてないし」

律「…あっ」

和「ふふっ、よかったじゃない。これで明日にはよくなって…コホッ」

唯律澪梓紬「あっ」

律「…そうだよな。うつしたらよくなるっていうもんな
  …ごめん和」

唯「も~りっちゃん~和ちゃんに風邪うつしちゃだめだよ~
  ホントりっちゃんは馬鹿だなぁ~」

和「もう何もいわないでおくわ」コホッ

律「ホントごめんな」

和「あら。別にいいわよ」

律「え?」

コソット

和「だって…今度は律がお見舞いに来てくれるんでしょ?」リツノミミモト

律「…うん///
  私、もっと和のこと知りたいしな!」

和「えぇ。私もよ」

紬「キキマシタワーーーーーーーーーーーー!」

唯律澪梓和「!」ビクッ


おしまい