亀田「知らないの?」

刃田「あ、俺知ってる。ドラムの子がめちゃかわいいくせにタイトに叩くんだよね」

林檎「…流行ってんの?」

伊澤「いや知らない方がモグリかと…」

浮雲「唯萌え~」

林檎「えっ」
亀田「えっ」
刃田「えっ」
伊澤「えっ」



亀田「そう、元々は深夜アニメの中のバンドなんだけど」

林檎「へぇ」

刃田「テレビ見てるとCMとか、CDランキングとかで時々見かけるよ」

林檎「私あんまりテレビ見ないからね……」

亀田「女子高の軽音部で繰り広げられるほのぼの日常系アニメでさ」

林檎「というか、何で師匠はそんなに詳しいの?w」

亀田「プロデューサーたるもの、音楽業界の事は隅から隅まで熟知しておかないとね!」フンス

浮雲「とりあえず、百聞は一見に如かず」スッ

林檎「何よこれ?」

浮雲「DVD全巻 あ、ブルーレイの方が良かった?」

林檎「いやそういうことじゃなくて」

伊澤「椎名林檎程のお人が音楽界の流行についていけないなんて嘆かわしい」

林檎「わっちは黙っててよ」

刃田「俺も本編は見たこと無いや、浮ちゃんブルーレイの方貸して」

浮雲「はいよ」

林檎「ねぇこれ本当に見るの?」

浮雲「当然」
亀田「おすすめでごじゃる」

林檎「え~……」

伊澤「ハマっちゃえば後は楽しいから!」

林檎「わっちは黙っててよ」


……

林檎「と言う訳で無理矢理借りさせられたものの」

林檎「本当に見ないといけないのだろうか」

林檎「……」

浮雲『ちゃんと見てくれなきゃ俺新曲のアレンジサボるからね』
亀田『俺も全部ルートで弾いちゃうからね』
刃田『じゃあ俺もオープンハンド止める!』
伊澤『右手しか使わ(ry

林檎「……はぁ」

林檎「とりあえず見てみるかぁ」ガタガタ

林檎「再生っと」ポチ

ブゥーーーン……

唯『あわわわわわ……』ドシン!

林檎「ほう、この子が主人公かぁ」

唯『いたた……』

林檎「何だかトロそうな子だなぁ」ハァ

唯『今日から私も、高校生!』

林檎「高校の入学式……何年前になるっけ」

林檎「あ、ここでオープニング?……って」

林檎「え!?もしやこれギブソン!?いやいやいや」

林檎「あ、ベースの子可愛い、サウスポーなんだ」

林檎「ドラム……珍しい形ね」

林檎「おぉ、キーボ高いヤツじゃん……」

林檎「……あれ、案外楽しんでる?」

唯『カスタネットとかー』
和『何そのやる気の無い部活……』

林檎「そんな訳無いだろ!!!」

和『ほら、何かバンドとかやるみたいよ』

林檎「そうそう」

唯『えーっ、私ギターなんて弾けないよぉ!』

林檎「え、あぁ、初心者なのか、ってじゃあ、ギブソンは?」

和『じゃあ何なら出来るのよ?』
唯『んー……、カスタネット』

唯『うんたん、うんたん♪』

林檎「何これかわいい」

唯『あんまり上手くないですね!』
律『バッサリだー!!』

林檎「いや、結成してまだ間もないならこんなものじゃない?高校の軽音部って」

唯『私、入部します!』

林檎「おぉ!って、そうでないと話進まないのか」

林檎「もうエンディングか」

林檎「あれ、今度はベースの子が歌ってる」

林檎「ってベース弾いてないし!w」

林檎「何かエンディングだけ雰囲気全然違うわね……」

林檎「ほう、ギターを買いに行くのか……」

林檎「お、面白そうだから観ちゃおうかな」ワクワク


よくじつ!

刃田「ねぇ浮ちゃん」

浮雲「何?」

刃田「浮ちゃんってムスタング使ってたっけ」ニヤニヤ

浮雲「え?何の事?」ニヤニヤ

刃田「しかもそんな赤い色の」ニヤニヤ

浮雲 ニヤニヤ

ガチャ

林檎「おはよー」
「おはようー」
「おはようございまーす」

浮雲「おはよう、ちゃんと見た?」

林檎「開口一番それかよ」

浮雲「いやだって気になっちゃってさぁ」

林檎「見たよ、ちゃんと」ハァ

浮雲「で?どうだった?どうだった!?」

林檎「うーん……予想してたより面白かったよ」

刃田「俺も!」

浮雲「だろ!?」

林檎「まだ1巻しか見てないからよく分からないけどね」

浮雲「……まだ、1巻?」ピク
刃田「え?」ピク

林檎「え?」

浮雲「ちょっと椎名さん」
刃田「まだ1巻ってどういうこと?」

林檎「え?な、何が?」

浮雲「普通全話一気に見ない?」

林檎「だって寝てる時間無くなっちゃうよ」

刃田「俺昨夜の内に全部見たよ」

林檎「はぁ!?」

刃田「今日帰りにタワレコでブルーレイ全巻買ってこうと思ってる」

浮雲「タワレコじゃ売ってないよ」

刃田「そうなの?」

林檎「いやそういう問題じゃなくて」

ガチャ

亀田「おはよーん」

浮雲「ちょっと亀田さん!!!」

亀田「何々どうしたの」

刃田「林檎さん全話見てないんだって」

亀田「ほんとに!?」

林檎「だ、だって眠くなっちゃったんだもん……」

ガチャ

伊澤「うっす」

林檎「え、じゃあトシちゃん、もしかして全然寝てないの!?」

刃田「うん」

林檎「ダメでしょ!ただでさえそんなガリガリなのに!」

刃田「今日ちゃんとご飯食べてきたから平気」

伊澤「え、シカト?」

亀田「おはようわっち」
浮雲「はよっす」

伊澤「あぁ、良かった。ね、どうしたのこの騒ぎ」

亀田「浮雲君が貸してあげたDVD、椎名が1巻しか見てないんだって」

浮雲「そうそう」

伊澤「なぁーにぃー?」ピク

林檎「ぎゃーぎゃー」
刃田「わーわー」

伊澤「ちょっと椎名さん!!」

林檎「うるさい!わっちは黙ってて!死んでよ!」

伊澤「(∵)」


伊澤「死んでって言われた」

亀田「昔から歌詞とかでよく使ってるから平気だよ」

伊澤「死んでって……」グス

浮雲「半分くらいしか本気じゃないから、きっと」

伊澤「そっか……え?」

亀田「椎名しゃん椎名しゃん」トントン

林檎「なにっ!」

伊澤「」

亀田「ここは休憩時間に皆で仲良く見るという事で、どうか一つ」

林檎「うんまぁ……それなら眠くならないだろうし」

伊澤「」



きゅうけい!

浮雲「じゃあ続きの、2巻から」ガチャガチャ

刃田「林檎さん、全員覚えてる?」

林檎「うん、えっと……ギターの……主人公の子が平沢唯ちゃんで、ベースが秋山澪ちゃん」

亀田「ほうほう」

林檎「ドラムが田井中律ちゃんでしょ、で、キーボが琴吹紬ちゃん」

浮雲「その通りです」パチパチ

林檎「えへへ、ね、何かこの名前全員聞き覚えあるのよね……」

亀田「お!よくぞ気付いた!」
亀田「全員P-MODELのメンバーの名前をもじっているんだよ」

林檎「あ、そっか!道理でね」

浮雲「ピロウズのメンバーが元ネタになってる登場人物も居るよ」

林檎「へぇ……中々渋い選択ね」


浮雲「それでは第三話から」ピ

伊澤「」

亀田「ほらわっち、始まるから元気出して」

伊澤「亀田さんマジ天使」


唯『クラスでただ一人……追試だそうです……』

林檎「あちゃー」

刃田「このドジっ子な所が可愛いよね」

伊澤「確かに」

林檎「私分かるなぁ、結構高校が進学校だったからさ……」

亀田「え、赤点とったり?」

林檎「バンドばっかりやってたからねw」

林檎「それにしても」

浮雲「?」

林檎「初心者がギブソンって、ちょっと有り得ない話だよね」

亀田「まぁ、そこは」

伊澤「アニメだし」

浮雲「それ言い出したら他の機材関連どうなってんだってなっちゃうからね」

刃田「普通あのタイプのドラム中々選ばないし」

林檎「まぁそっか」


律『で、どうだったんだ?』

林檎 ドキドキ

唯『百点取っちゃった……』

林檎「……良かったー」ホッ

四人((((何この31歳かわいい))))


浮雲「次、合宿の話だね」

林檎「全然練習風景出てこないね、そう言えば」

伊澤「音楽分からない人にも楽しんでもらえる作りだから」

亀田「その割にライブが凄いっていうw」

林檎「え?ライブの話あるんだ」

刃田「そりゃ、一応軽音部の話だからね」

紬『狭いけど我慢してね』

林檎「いやいやいや」

林檎「この紬ちゃんって子、眉毛の太さ以外完璧ね……」

亀田「かぁーッ!!!」

林檎 ビクッ

浮雲「分かってない!椎名さん分かってない!!」

林檎「え?え?」

刃田「この完璧じゃない所が」

林檎「はぁ」

伊澤「返ってムギちゃんを惹きたてるという」

林檎「そういうものなのか……萌えって奥が深いのね…… 後、わっち」

伊澤「?」

林檎「いつの間に来てたの?」

伊澤「」


澪『痛い……でも、綺麗な所だな』

林檎「この澪ちゃんは、かっこよくてスタイル抜群だけど怖がりで人見知りなギャップが萌える訳ね!」

浮雲「その通り!」

亀田「分かってきたね~」

ガチャ

スタッフ「あの、そろそろ……」

林檎「唯ちゃんは何となく分かるけど、りっちゃんは?」

亀田「ふふふ、番外編と言うものがあってだね」

刃田「あのりっちゃんはヤバい」

浮雲「まじ女神」

伊澤「」

スタッフ(何このバンドこわい)


スタッフ「……」スタスタ

スタッフB「おい、メンバーの皆さんはどうした」

スタッフ「いや何かそれが……」

スタッフB「それが、何だ」

スタッフ「全員で、アニメ見てました……」

スタッフB「……」

スタッフB「疲れてるのかもな、全員忙しいし……」

スタッフ「そうですね……」

スタッフB「……今日一日くらい、好きにさせてあげよう」

スタッフ「はい……」


2