唯「かぁいいよ、うい、かわいいっ」
憂「んむっ、んんっ……」
お姉ちゃんが私の頭をかかえて、ぐいぐい顔に押しつけます。
キスもここまで深くなると少し痛いですし、朝はおでこや鼻の下が赤くなっているのですが、
それでもお姉ちゃんに貪欲に求められるのが嬉しくて、気持ちいいのが冷めることはありません。
お姉ちゃんがおっぱいをぎゅうぎゅう押しつぶしてきます。
太ももに触れたお姉ちゃんのズボンが熱く、じっとり濡れているのがわかりました。
お姉ちゃん、またパンツ穿いてないみたいです。
おっぱいの感触でブラをしていないのは分かっていましたから、予想はしていましたが。
憂「ん、んぅっ……ぱぁっ」
唾を溜めて溜めて、舌がひたひたになるまで溜めてから、いっぺんに飲みこみます。
お姉ちゃんが、ちょっと名残惜しそうにくちびるを離しました。
唯「はあっ、は、は……ういー……」
切なく、お姉ちゃんが鳴きます。
熱くとろけた瞳で私を見つめて、不安げな呼吸を吐きかけてきます。
シャツの襟首に、むわりと暖かく濡れた感覚。
それを感じた途端、私たちの全身が汗だくになっているのに気付きます。
唯「脱がして……いい?」
憂「……うん、脱がして」
普段だったら、いいかなんて訊かないのに。
やっぱりお姉ちゃんも少しだけ、両親がいることを気にしているみたいです。
唯「へへっ……」
お姉ちゃんは、にっこり笑顔で私の腰の横に両膝を置いて膝立ちになると、
シャツの裾に手をかけました。
私も軽く腰を浮かして、お姉ちゃんが脱がしやすいようにします。
唯「……あ」
お姉ちゃんが何か気付いたように、小さく口を開けました。
憂「どうしたの?」
唯「あぁ、えへへ。……なんか今日は憂のいい匂いがすごいするなぁって思ったら」
唯「お風呂入ってなかったんだっけ。……ふふっ」
憂「……ぁ、うん」
そう言われるとかなり恥ずかしいです。
特に今はひどく汗をかいていて、
お姉ちゃんの汗と混じっていなければ臭さを感じていてもおかしくないくらいです。
お姉ちゃんは臭いと思ってないのか、急に不安になってしまいます。
唯「ねぇ、ういー」
うつむいた私の顔を、満面の笑みでお姉ちゃんが覗きこんできました。
唯「ちょっと時間かかるかもだけどさ、今日は憂のいろんなとこ舐めてみていーい?」
憂「ほえっ?」
お姉ちゃんの提案が出てきた理由がわからなくて、おかしな声がでます。
憂「お、お風呂入ってないよ?」
唯「だから舐めたいんだよ。憂の味がしそうだから」
憂「う……」
もとより興奮で顔は赤くなっていたと思いますが、
お姉ちゃんの言葉でさらに顔が熱くなります。
またも、じわりと汗がしみ出る感覚がしました。
唯「だめ……かな?」
お姉ちゃんがしょげたような顔をします。
ちょっと恥ずかしいけれど、だめなんて言えるはずがありません。
それに、いろんな所を舐めるって……いろんな所って、どこでしょう。
プレゼントボックスを開けるような期待があります。
憂「や、やってみる?」
唯「いい?」
憂「うん、いいよ」
唯「やった!」
お姉ちゃんは嬉しそうに笑って、ごそごそ私の服をまくっていきます。
唯「うい、ばんざい」
言われるままばんざいをして、すぽんとシャツを取られます。
慣れた手つきで背中に手をまわしてホックを外され、ブラジャーが投げ捨てられました。
唯「お姉ちゃんも脱いだほうがいい?」
憂「うん、はだかんぼになろ」
もぞもぞと服を脱ぎ出したお姉ちゃんの下で、私もズボンとパンツをみな下ろしました。
手は届かないので、ももを擦りあわせてゆっくり脚の先に持っていって、
どうにか脱ぎ捨てます。
すっぱだか同士になると、さすがに汗が冷たく感じました。
お姉ちゃんも同じだったのか、私に覆いかぶさってきます。
唯「はあ、はぁっ……ういぃ」
憂「んぁっ、おねえちゃん……」
そのまま、汗でぬるついた素肌をこすり合わせてしばし暖まります。
ぬちょぬちょと、普段は最後のときにしか聞こえない音がします。
汗って、けっこうえっちぃかもしれません。
唯「はぁ……ふぅっ」
再びお姉ちゃんの顔が赤くなって、首筋に汗が浮き始めます。
濡れた音とともに、お姉ちゃんが離れます。
唯「どこからにしようかなぁ~?」
数種のアイスを目前にした時のように笑いながら、お姉ちゃんは私の身体を指でなぞります。
首筋から、鎖骨の出っ張りを乗り越えて胸をくるくるめぐり、腋の下に指が入ってきます。
ちょっとくすぐったいです。
唯「お? ワキがいい?」
憂「ち、ちがうよ。くすぐったかっただけ」
私の反応を見逃さなかったのか、お姉ちゃんがそんな風に言います。
しかし腋もけっこう汗をかいている上、蒸れた臭いもすると思います。
できればお姉ちゃんに舐めさせたくはないのですが……。
唯「ふーん? まあいいや、ワキは後にとっておこうか」
どうやらお姉ちゃんの中で腋を舐めるのはもう確定みたいです。
憂「……」
そっとシーツを指で引っぱり上げて、右の腋に挟んでおきます。
臭くて嫌われたり、気を遣わせたりしたら情けないです。
唯「んー……」
お姉ちゃんは私の首筋をじっと見つめています。
ばれてないよね?
唯「首。舐めていい?」
憂「ん……いいよ」
どうやら気付かれていないみたいです。
首ぐらいならまだ大丈夫です。
あごを上向けて、首を差し出します。
お姉ちゃんがぐったりと体重をかけてきました。
身体の感触がじかに伝わって、本当にお姉ちゃんに全身くるまれているみたいです。
唯「ちゅっ、ちゅ」
まずは探るように、お姉ちゃんが唇を首に這わせます。
憂「ふふ……」
慣れない感覚がくすぐったくて、頬が緩みます。
私のすぐ下でお姉ちゃんがもごもご動いています。
お姉ちゃんの髪が肩を撫でていて、お姉ちゃんになったみたいで心地いいです。
唯「ん……」
ぬるりと舌が出てきました。
ひと舐めした後、味を確かめるように舌なめずりをしています。
憂「……ど、どう?」
唯「んーむ……しょっぱい感じ」
汗は主に塩分らしいですから、お姉ちゃんの感想ももっともです。
というか、こんなことを何故私は訊いたのでしょう。
唯「ん……れろれろ」
憂「ふぁ……しょっぱいんじゃないの?」
唯「うん、しょっぱいよ。ぺろっ、ぺろ……」
文句を言いつつ、お姉ちゃんは首をぺたぺた舐め続けます。
ざらざらした舌が這いまわる感触がくすぐったいです。
お姉ちゃんが柔らかい舌で私の汗を舐めとり、
代わりにくちびるから唾液をとろっと垂らして塗りつけていきます。
つばを垂らされた一瞬だけは暖かいですが、舌で伸ばされた後はひんやりと感じました。
1日ぶんの汚れた体が、お姉ちゃんの舌で丹念に洗われます。
ときたま、こくりと鳴っているお姉ちゃんの喉。
憂「はぁ、はぁっ……おねえちゃぁん」
感触としてはくすぐったいだけなのに、
お姉ちゃんが私の汗を舐めて飲んでいると思うと、快感が背筋を走っていきます。
唯「おいしいよ、憂……」
憂「やぁ、言わないでえっ」
ぞくぞく、お姉ちゃんの言葉に興奮が高まります。
こんな風に、おいしいおいしい言われながら全身舐められたら気持ちいいだろうなあ……
とは思いますが、さすがにそれはお姉ちゃんが大変でしょう。
唯「んむー……」
首回りがすっかり冷えたころ、お姉ちゃんの舌が移動し始めました。
鎖骨のくぼみに沿って強くこすられます。
唯「みゅふふ~」
おっぱいを寄せてむりやり谷間をつくって、そこを舌が通っていきます。
憂「おっぱい好きだね、お姉ちゃん?」
唯「憂が好きなんだよぉー」
むにむにおっぱいとほっぺたをくっつけて遊びながら言っても説得力がありません。
でも、おっぱいで楽しんでいるお姉ちゃんは子供みたいでかわいいので怒らないことにしました。
唯「でも今日はねー」
憂「やんっ……」
まるでついでみたいに乳首を指先でぴんぴんっと弾いてから、お姉ちゃんは顔を上げます。
見つめているのは、ぴったりと腕をくっつけて防御している私の腋。
唯「……嫌?」
憂「……いやかも」
汗はシーツに吸わせたぶん、そこまで大量にかいてはいないでしょうが、
腋を舐められるのはできるかぎり忌避したい事態です。
お風呂に入りもしないで腋だけ守ったところで、どうという訳でもないでしょうけど。
唯「憂の汗おいしいんだよ?」
憂「それでもいやだよ……」
唯「ねぇー、憂のワキなめたいよぉ。きっとすごくおいしいと思うんだ……」
濡れた瞳でお姉ちゃんが見つめてきます。
唯「ういー……」
ぐすっと鼻をすする声がしました。
舐めさせたくないのは、もはや私のわがままでしかないような気がしました。
実際汗が伝っていた首筋だって、お姉ちゃんはおいしそうに舐めてくれたではありませんか。
そして何より、汗をお姉ちゃんに舐められるということ。
汚れた私の身体をお姉ちゃんが清めてくれることに、
わずかながら私は快感を覚え始めていました。
憂「ちょっとだけだよ……?」
唯「やった!」
もぞもぞシーツを伸ばして腋から抜き取り、腕を上げます。
唯「おぉ……」
ぺろりとお姉ちゃんが舌なめずりをします。
いそいそと腋に顔を近づけてくるお姉ちゃんは、まるで駆け寄ってくるワンちゃんのようでした。
唯「すんすんっ」
腋をぐいぐい鼻で押して、お姉ちゃんが汗を嗅ぎます。
覚悟していたことだけど、恥ずかしい……。
唯「すぅーっ……」
胸一杯に腋のにおいを入れるお姉ちゃんを眺めていると、
なんとも言えない感情が頭を埋め尽くしていきます。
唯「いい匂いだよ、うい」
憂「うぅ……」
恥ずかしくて腕を下ろそうとしますが、
ぴくりと動かした瞬間に素早い反応で鷲掴みにされてしまいました。
唯「大丈夫。思ってたほどじゃないし」
憂「く、くさいってことじゃん!」
唯「くちゃいけど良い匂いなんだよ~♪」
そう言って、また鼻をぴこぴこ鳴らすお姉ちゃん。
一応汗は拭いたのに、それでもやっぱり臭いらしいです。
当然と言えば当然ですが、ちょっぴり自信喪失しちゃいます。
唯「ではそろそろ、いただきましょうか」
存分に腋を嗅ぎ尽くしたお姉ちゃんはふふんと笑い、
私の、1日お風呂に入っていなくて汗臭い腋に舌を合わせました。
最終更新:2011年01月30日 03:46