和「お邪魔します」
憂「あ、和ちゃんいらっしゃい!」
和「唯の家も久しぶりね。クリスマス会以来かしら?」
憂「そうかも、あっ急に呼び出してごめんね!」
和「いいのよ、唯が合宿で留守だからさびしいんでしょ?私じゃ力不足でしょうけど。」
憂「そんなことないよ、さあ、あがってあがって!」
憂「今お茶入れてくるから、くつろいでてね。」
和「(……唯なら、寝転がりながら『うい~あいす~』とかやってるんでしょうね。
それにしても、あの子の服のセンスは一体どうなってるんだろう。いくら部屋着だからってねえ、
今度服でも買いに誘ってみようかしら。」

憂「はい、お茶どうぞ。」
和「ありがとう。ふぅ暖かいわね。」
憂「そうだ、おやつ持ってきますね。」
和「気つかわないくていいわよ。……憂ちゃんは気が利くけど、ストレスたまらないか心配ね。」
憂「お待たせ、はいどうぞ!」
和「な、鍋?しかもなにこれ、しらたきがぎっしり。」
憂「えへへ、夕べ作りすぎちゃって。よかったらどうぞ。」
和「い、いただきます。(どういうこと?なんでおやつにしらたき?
しかも4玉以上あるわ、作りすぎといっても限度があるでしょうに。)」
憂「しらたきは食物繊維が豊富だから健康にもいいよ、お通じの改善にも…
ってああ!食事中だったよね、ごめんなさい!」
和「気にしてないわ、それより便秘に見られたことのほうがショックだわ。」
憂「……なんだか和ちゃん、しんどそうに見えたから」
和「表情が暗いのは元からよ、気にしないで。」
憂「そんなことないよ、いつもの和ちゃんは目がキラキラと輝いてるもん!」
和「…よくそんな恥ずかしいこと平気な顔して言えるわね。」
憂「えっへへー。…と、とにかくっ、今の和ちゃんはとっても寂しそうなの!
……お姉ちゃんのことでしょ?」
和「それを言うならお互い様じゃない。寂しくて私を呼んだくせに。」
憂「うぅ、和ちゃんのいじわるぅ。」
和「ふふ、憂ったら。ほら、私に思いっきり甘えてごらんなさい」
憂「え?」
和「昔、よくやってたじゃない、ほら、おいで。」
憂「あ、あれか!じゃあ、いっくよ~、和ちゃ~ん!!」
和「あ、あぶない!鍋が!?」

ゴッチーン!!

和「あいたたた……ってあれ?ここは…うちのお風呂?
そっか、私お風呂で寝ちゃってたのね、それで浴槽に頭ぶつけて、
……何やってんだろう私。」
和「あぁん、でも、このニュルニュルの感触がたまらないせいよ。あ、ああっ、ひゃん!」

和「……しらたき風呂、最っ高!」







最終更新:2011年01月28日 21:36