………
紬「ふふ…」
ズルッ
紬「…ふぁっ!?」
紬「…」
紬「いつの間にか寝ちゃってた…」
紬「ふわ~っ!」 ノビー
紬「ふぅ…」
紬「…」
紬「あっ!」
紬「どうしよう…食べてからすぐ寝ちゃったからまた…」
紬「…せっかく体重減ってきてるのに…」
紬「ぐすっ…」
紬「…ううん!」
紬「…諦めちゃダメ!
こう言う時は体を動かせばいいのよね…!」
紬「でも運動はちょっと苦手だし…」
紬「…うーん」
紬「…」
紬「!」 ハッ
紬「そうだ!練習!練習しよう!」
紬「そうと決まれば!」 ガタッ
スタスタ…
…
紬「…こうやって」
キーボード ファ ファラ ファン
紬「…違う」
キーボード ファン ファラ ファン
紬「…うーん」
キーボード ファ ファン ファラ
紬「…」
キーボード …
紬「…」
紬「なかなかりっちゃんみたいに上手くいかないわね…」
紬「…む~ぎ~ちゃ~ん」
キーボード …ファ ファン ファララ
紬「…むずかしいわ」
紬「…」
キーボード …
紬「…」
キーボード …
紬「…やっぱり私はこっちかな」
キーボード …
紬「…せーのっ」
キーボード ♪
紬「フーンフフーン フーン♪」
キーボード ♪~ ♪~ ~♪
紬「~♪ ~~~♪」
キーボード ~♪ ~~~♪」
紬「~~♪♪ ~♪ ~♪」
キーボード ~~♪♪ ~♪ ~♪」
紬「澪ちゃんはこの曲にどんな詩をつけてくれるのかしら」
キーボード ~♪ ~♪ ~~♪
紬「皆の演奏が今から楽しみ…」
キーボード ♪ ~♪ ~~♪
紬「~♪ ~♪」
キーボード ~♪ ~♪
…
紬「ラ~ララ~ラ~♪」
キーボード ♪~♪♪~
紬「ラ~ラ~ラ~♪
キーボード ♪~ ♪~♪
紬「…」
キーボード …
紬「お粗末さまでした」 ニッコリ
キーボード …
パチパチパチパチ
紬「!!」
律「おつかれさま」 パチパチパチ
唯「ムギちゃん、凄いね!」 パチパチパチ
澪「それ新しい曲か?」 パチパチパチ
梓「とってもいい感じでした!」 パチパチパチ
紬「みんな…!き、聞いてたんだ…」 テレテレ
律「いやあ…盗み聞くつもりは無かったんだけどさ」
澪「真剣に演奏してたし、声掛けづらくて…」
紬「あ き、気付かなくってごめんなさい!」
澪「え、いや 気にするなよ… おかげでいい演奏聞けたしな」
唯「うんうん、今の曲、とってもバッチグーだったよ!」 グッ
梓「何かそれ古い言い方ですね」
紬「そ、そうだったかな…」 テレテレ
紬「ふふっ」 ニッコリ
キーボード …
梓「唯先輩もムギ先輩を見習って、ちゃんと練習してください」
唯「うん、もちろんだよ!」
梓「! 本当ですか!!」 キラキラキラキラ
唯「でもその前に…」
律「ああ!その前に!」
梓(こ、この流れは)
唯「お茶の時間だよ! ムギちゃ~ん♪」
紬「ええ! 今日はドーナッツなの」 ニコニコ
唯「やったー!!」
律「早速お茶にしようぜ~」
梓(やっぱり…) ガクッ
澪「まったくお前達は…練習は…」
律「じゃあ澪はいらないっと」
澪「! いるっ!!!」
梓「また純に馬鹿にされる…」
唯「あずにゃんもドーナッツ食べようよ!」
梓「もう…仕方ないですね…」
紬「ふふ」 ポワポワ
紬「じゃあ、早速用意しなくちゃ」
紬「よいしょ」 ゴソゴソ
唯「あっ!そのドーナッツ知ってるよ!」
紬「本当?」
唯「デパートに入ってるドーナッツ専門のお店で~
たまに憂も買って来きてくれるんだ~♪」
唯「私のオススメはカスタードクリームです!あ…穴は空いてないけど」
紬「!!!」
澪「穴は別に空いてなくても…」
唯「ええっ!穴は重要だよ!」
梓「でもそれは穴空いてないんですよね」
唯「美味しければ穴が無くてもいいんだよ」
律「こだわりを大切にしろ」
唯「アレがまた食べたいな~♪」
紬「! そ、そうだったの?! ごめんなさいっ!!」
唯「えっ?」
律澪梓「?」
紬「あっ ううん… な、なんでもないの…」
唯「?」
梓(…もしかして)
梓「ムギ先輩 ほっぺに」
紬「えっ、クリームついてる?! ど、どこ?」
梓「いえ、何もついてませんけど」
紬「えっ」
唯「ムギちゃん」
澪「もしかして」
律「先に食べてたのか?」
紬「あっ はは…… ごめんなさいっ!」
澪「いや、謝る事はないだろ」
律「そうそう、お菓子はいつもムギが持ってきてくれてるんだしさ」
梓「ええ、ですから誰も怒ったりしませんよ」 ニコッ
紬「みんな…」
唯「わ~ん! ムギちゃんが私のドーナッツ食べちゃった~!」
律「いや、お前のじゃないだろ!」
紬「ゆ、唯ちゃん! ごめんね…」
唯「…」
紬「唯ちゃん?」 スッ
唯「…」 ギュッ
紬「!」
唯「冗談だよ~」 ニヘラ
紬「!! もう、唯ちゃんの意地悪」
唯「今度は一緒にカスタード食べようね~」
紬「!…うん!一緒に食べよ!」
唯「えへへ~」
紬「…みんな、いつもありがとう」
梓「? どうしたんですか、急に?」
紬「ううん、ただ言っておきたくて」
律「なんだか照れるな」
澪「それを言うならこっちもだよ」
唯「うん!ムギちゃんいつもありがとうね~」 ニッコリ
紬「どういたしまして!」 ニッコリ
紬「それじゃあ、お茶入れるわね」
おしまい
最終更新:2011年01月25日 03:49