唯「えっ、神崎士郎さんって妹がいたの!?」

和「えぇ・・・今日会いに行くのはその神崎優衣って人よ」

唯「名前まで同じだ!」

和「字は違うけどね・・・」

澪「その、優衣さんって人に会ってどうするんだ?」

和「彼女なら何か知ってるかもしれないわ」

和「ライダーバトルのこと・・・そして神崎士郎のことも」

唯「花・・・鶏?」

和「喫茶花鶏(あとり)、ここに神崎優衣さんはいるみたいね」

唯「よーし、とりあえず入ってみようよ!」

ガチャッ

澪「あっ、こら!」

唯「失礼しまーす」

優衣「あっ・・いらっしゃいませ」

澪「こら唯、勝手に一人で行くな」

優衣「えっ?」

唯「あっ、唯っていうのは私のことで、優衣さんは優衣さんでいいんですよ~」

澪「それじゃあ説明になってないだろ」

優衣「えっと・・・」

和「すいません、いきなりお邪魔して」

和「神崎優衣さんですよね?」

優衣「え、えぇ・・・」

和「私たち、神崎士郎さんについてお話が聞きたくて今日ここに来たんです」

優衣「兄の話・・・?」


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

優衣「ライダーバトル・・・」

優衣「その話・・・本当なの!?」

和「はい、私たちは士郎さんかこのデッキを確かに貰いました」

唯「私は拾ったんですよ~」

澪「こら、今は静かに」

唯「はぁい」

優衣「そんな・・・なんで・・」

和「お兄さんとは、いつから疎遠なんですか?」

優衣「兄は・・・子供の頃に養子に引き取られてそれ以来・・・」

優衣「でも、アメリカで死んだって・・・」

唯「えっ?」

唯「し、死んでるの・・・?」

澪「いや・・・でも私が会ったときは確かに・・・」

唯「まさか・・・幽霊とか!?」

澪「ひいぃぃぃっ!!?」

和「落ち着いて二人とも」

和「ともかく・・・私と澪はお兄さんに直接会ってます」

優衣「・・・・・」

和「優衣さん、その・・・」

優衣「ごめんなさい、今日はもう帰って」

優衣「頭が・・混乱して・・・」

唯「でも・・・」

和「唯・・・」

和「分かりました、今日のところはこれで」

和「また伺っても良いですか?」

優衣「・・・・・」コクリ

和「では・・・これで失礼します」

唯「せっかく来たのに、残念だね~」

澪「仕方ないさ、本人にも知らされてなかったみたいだし」

唯「でも驚きだよね、神崎士郎さんがもう死んでたなんて」

唯「やっぱり幽霊なのかな・・・」

澪「ひいぃっ!?も、もうやめてくれ~!」ガクガク

和「・・・・・」

唯「どうしたの?和ちゃん」

和「もしかして神崎士郎って・・・ミラーワールドの住人じゃないのかしら」

澪「私たちが戦うことと、神崎士郎がミラーワールドから抜け出すことに何か関係があるのか・・・」

和「断言できないけどね、関連性も分からないし」

唯「で、でも!だとしたら助けなきゃ!!」

和「どうやって?」

唯「うっ・・それは・・・」

澪「そのために私たちが戦うのもさすがに・・・」

和「それにまだはっきりとしたことじゃないんだから迂闊に動いちゃダメよ」

唯「はーい・・・」


……

唯「ただいまー!」

唯「ういーあいすー」

憂「あっ、おかえりお姉ちゃん・・・」

唯「!?」

唯「憂どうしたの!?腕怪我してるよ!!」

憂「あっ、うん・・・ちょっと今日体育の授業で怪我しちゃって」

唯「大丈夫!?休んでなよ!」

憂「これぐらい平気だよ」

憂「それより待ってて、今アイス持ってくるから」

唯「いいよ、自分で持ってくるから!」

唯「憂は休んでて」

憂「お姉ちゃん・・・」ウルッ

唯「これじゃあ料理も作れないだろうし・・・今日はカップラーメンでいいかな」

憂(そこは自分で作るって言って欲しかったなぁ・・・)


さわ子「はぁ・・はぁ・・・」

さわ子「あいつ何なの・・あんな強くなかったはず・・・」

さわ子「うっ・・・」ドサッ

女「あ、あのー・・・大丈夫ですか?」

さわ子「うるさい!!!」

女「ひっ!?ご、ごめんなさーい!!」

さわ子(くっ・・・どこか適当な場所で休まないと)



よくじつ!


梓(今日も部活休みなのかな・・・)

梓(先輩達なにも話してくれないし・・・最近おかしいよ)

梓(特に唯先輩と純・・・なんであんな仲良くなったんだろう)

梓「・・・・・」


唯「怪我大丈夫?」


梓(あ、先輩・・・と)


純「はい、なんとか・・・」


梓「純・・・」

唯「あっ、あずにゃんだー!」

梓「!」ビクッ

純「梓・・・」

唯「どこいくの?」

梓「どこって・・・部活に決まってるじゃないですか」

唯「あっ、そっか」

梓「そっかって何ですか、そっかて!!」

梓「だいたい、何で最近先輩たちは部活休んでるんですか!?」

梓「こんな調子じゃ次のライブに間に合いませんよ!!」

唯「ご、ごめん・・・」

純「・・・もうやめなよ、梓」

梓「純・・・?」

純「私と唯先輩はさ、いそがしいんだから」

純「部活なんてやってる暇はないの」

梓「っ!?」

梓「何それ・・・どういう意味?」

唯「あ、あの・・・」

梓「二人とも最近おかしいよ!!」

梓「唯先輩は理由も話さず部活休むし、純はなにその怪我!?」

梓「何で私に何も話してくれないの!?」

梓「何なの・・・こそこそ私に隠し事して・・・」

純「梓には関係ないよ」

梓「関係なくないっ!!!」

梓「私だって唯先輩の後輩だし・・同じ部活だし・・・」グズッ

梓「純の怪我・・心配だし・・・」

純「・・・・・・」

唯「あ、あずにゃん、あのね・・・」

キーン…
   キーン…

唯「!」

純「唯先輩!」

唯「・・・ご、ごめんねあずにゃん」ダダッ



梓「どうして・・・・」グズッ

梓「先輩・・どうして・・・」


唯「いくよ純ちゃん!」

純「はい!」

唯・純「「変身!」」

ギュィィィィ
シュピーン

龍騎(唯)「よし!」

タイガ(純)「がんばりましょうね!」

ブワン


キーン…
   キーン…

澪「律、モンスターだ!」

律「分かってるよ!」

律「ったく、ほんと最近多いな・・・」

律「和は?」

澪「今日も神崎優衣さんの所に行ってる」

律「一人で大丈夫なのか?」

澪「・・・まぁ、多分」

澪「とりあえず今はモンスターだ!」

律「そうだな・・・変身!」

澪「変身!」

ギュィィィィ
シュピーン

ゾルダ(律)「っしゃあ!」

ナイト(澪)「はっ!」

ブワン


レイドラグーン「キェェエエエエ!!」

龍騎(唯)「うぅ、なんかいつもと違って手強いモンスター・・・」

タイガ(純)「私に任せてください!」フリーズベント

レイドラグーン「」ピタッ

タイガ(純)「先輩、今のうちに必殺技を!」

龍騎(唯)「よーし・・・」

龍騎(唯)「!?」

龍騎(唯)「純ちゃん危ない!!」

タイガ(純)「え?」

レイドラグーン2「ギェアアアアアア!!」

ガギィン!!

タイガ(純)「きゃああっ!?」

タイガ(純)「ぐっ・・・」

龍騎(唯)「大丈夫!?」

タイガ(純)「は、はい・・・なんとか・・・」

タイガ(純)「あうっ!?」

タイガ(純)(き、昨日の傷が・・・)

レイドラグーン3「ギャアアアアア!!」

龍騎(唯)「まだいるの!?」

レイドラグーン4「キシャアアアアア!!」

タイガ(純)「全部で4匹みたいです・・・」

龍騎(唯)「ど、どうしよう・・・」

ゾルダ(律)「唯!純!」

龍騎(唯)「りっちゃん、澪ちゃん!」

ナイト(澪)「大丈夫か?」

龍騎(唯)「私は大丈夫だけど、純ちゃんが・・・」

タイガ(純)「うっ・・うぅ」

ゾルダ(律)「おい純、怪我してるんだからあんま無茶するな」

タイガ(純)「で、でも・・・」

龍騎(唯)「私たちにまかせて!」

タイガ(純)「・・・・・はい」

タイガ(純)「すいません・・・」

ゾルダ(律)「4対3か・・・」

ゾルダ(律)「ま、数が多くたって私の前では問題ないけどな!」

ゾルダ(律)「澪!唯!敵を一箇所に集めてくれ!」

龍騎(唯)「よしきたりっちゃん!」ソードベント

ナイト(澪)「まったく、しょうがないな」トリックベント


龍騎(唯)「はっ!たぁっ!」

バキィン!!

レイドラグーン「グァアアアッ!?」

ナイト「はっ!!」

ナイト2「ていっ!!」

ナイト3「たぁーっ!!」

ガキィン!!ドガッ!!ドゴッ!!

レイドラグーン2、3、4「ギャアアアアアッ!?」

ゾルダ(律)「よーし、いいぞ」ファイナルベント

ゾルダ(律)「二人とも下がってろ!一斉射撃いくぞ!」

龍騎(唯)「!?」

ナイト(澪)「ちょ、まて・・・」

ドガアアアアアアアアア!!
バババババババババババッ!!!
ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

ゾルダ(律)「へへーん、楽勝!」

ナイト(澪)「楽勝じゃないだろ!?危うくこっちにも当るところだったぞ!!」

龍騎(唯)「ひどいよりっちゃん!!」

ゾルダ(律)「あっ、ごめんごめん」

ナイト(澪)「だいたい撃つんだったら事前にちゃんと・・・」

タイガ(純)「!」

タイガ(純)「先輩たち、あそこ!」

ナイト(澪)「え?」

レイドラグーン「グァアアアア!!」

ゾルダ(律)「しまった、一匹残ってたのか!?」

龍騎(唯)「まかせて!」アドベント

ドラグレッダー「ギャアアアアア!!」

龍騎(唯)「いけー、グレ子!」

ドラグレッダー「ギャアアアアアア!!」ドガン!!ドガン!!

レイドラグーン「グェアアアアアア!?」

ドガアアアアン!!

龍騎(唯)「やったー!」

ナイト(澪)「・・・唯、なんだグレ子って?」

龍騎(唯)「え?ドラグレッターだからグレ子」

龍騎(唯)「可愛い名前でしょ?」


ドラグレッター「・・・・・・」

ゾルダ(律)「ま、唯と契約しちゃったからにはしょうがないさ」


……

さわ子「スー・・スー・・・」

さわ子「うっ・・くっ・・・」

さわ子「ふぁ~あ・・・」

さわ子「・・・・・・・・・?」

さわ子「・・・・・・寝てたの?」

さわ子「何で・・・いたっ」

さわ子「・・・思い出した、昨日あいつにやられて」

さわ子「ていうかここ・・・ゴミ捨て場じゃない!」

グゥゥゥ

さわ子「・・・・・」

さわ子「・・・体中痛いしお腹すいたしムカつくし・・最悪」

さわ子「くそっ・・・これも全部あいつが」

キーン…
  キーン…

さわ子「・・・まったく、こんな時に」

さわ子「・・・・・・モンスターって美味しいのかしら」

さわ子「とにかく、食べれるならなんでもいいわ」

さわ子「変身」


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最終更新:2011年01月20日 04:41