ガチャ

律「おー唯!きたか!」

唯「………」

澪「……唯?」

唯「………」

紬「なんで俯いてるの?」

唯「………」

梓「先輩…?」





ーーー

ガラガラ

唯「おはよーりっちゃん!」

律「え?お、おはよう…」

唯「ん?どうしたの、りっちゃん?」

律「い、いやあんま話したことないからビックリした、はは」

唯「え!?わ、わたし達同じけいおん部じゃん!」

律「は!?」

唯「だ、だからけいおん部の…」

律「……けいおん部は廃部になったけど…」

唯「は、廃部!?」

唯「廃部ってどういうこと、りっちゃん!?」

律「だ、だから4月に部員が集まらなくて廃部になったんだよ…」

唯「そ、そんな昨日まで普通に練習してたじゃん!」

律「…だ、大丈夫か、唯ちゃん?」

唯「…ど、どういうこと…」

ガラガラ

唯「あ!ムギちゃん!」

紬「え!?」

唯「ムギちゃん、わたし達けいおん部の仲間だよね?」

紬「け、けいおん部?」

唯「そうだよ!お茶飲んで、練習して、毎日楽しくやってるじゃん!」

紬「…私は合唱部ですけど」

唯「え!?」

紬「貴方とも話すのは初めてですけど…」

唯「…そ、そんな、一体どうなって…」

紬「あのそろそろ…」スタスタ

唯「なんで…」

唯「り、律ちゃん、これはどういうこと?」

律「…し、知らないよ!けいおん部やりたかったけど、人数足りなかったし…」

唯「……」

律「…まぁそういうこと、けいおん部は廃部状態だよ!」

唯「……そ、そうだ澪ちゃんと梓ちゃんは!?」

律「梓?…その子は知らんけど、澪なら友達だけよ」

唯「み、澪ちゃんはどうしてるの?」

律「あいつは文芸部だよ」

唯「!!」

律「……」

唯(お、おかしいよ…何が何だか…



ーーー

律「おい唯どうしたんだよ!」

唯「………」

紬「唯ちゃん具合悪いの?」

唯「……少し……待って…」

澪「え?しゃ、喋れるのか唯?聞こえないから顔上げて喋ってくれ!」

唯「………」

梓「…し、失礼します」スタスタ

律「え?梓どこ行くんだよ!」

梓「ちょ、ちょっと…」

ーーー

休み時間

唯「と、とりあえず澪ちゃんに会いに行ってみよう!」



……

唯「あ!澪ちゃ~ん!」

澪「え?」フッ

唯「み、澪ちゃん私のこと知ってる!?」

澪「い、いや初めて会うけど…」

唯「み、澪ちゃんまで…。昨日まで一緒にけいおん部で頑張ってたじゃん!」

澪「い、いや私文芸部だけど…」

唯「そんな…」

唯(りっちゃんの言った通りだ…

澪「す、すいません、このへんで…」


唯「あ、あの最後に!…去年けいおん部を存続させるために頑張ってたよね?」

澪「う、うん、まぁ…でも結局人数が足りなくて…」

唯「………」

澪「……それじゃ」スタスタ

唯「あぁ!行っちゃった…」

唯「一体どうなって…」

唯「…あ、あずにゃん、あずにゃんは!」

プルルルル

唯「ん、電話?誰から…」

唯「!!」

唯「あ、あずにゃんからだ!」

唯「も、もしもしあずにゃん!?」

梓「…も……し……し…!」

唯「あずにゃん!あずにゃんなの!?」

梓「…先輩、先輩ですね!?」

唯「うん、唯だよ!あずにゃん今どこにいるの!?」

梓「私はその世界にいません…」

唯「うええええ!!ど、どゆこと~?」

梓「…おそらく先輩は別世界に…」

唯「そ、そんなことあるわけ…!!」

梓「…信じられないでしょうけど本当の話です…」

唯「な、なんであずにゃんはそんなこと分かるの!?」

梓「く、詳しいことは言えません…」

唯「そんな…」

梓「そ、それより早くこっちの世界に戻ってこないと大変なことに…」

唯「…ど、どうしたらいいの!?」

梓「こっちの世界と違うことがあるはずです!何かありませんか?」

唯「…けいおん部が………こっちにはけいおん部がないみたい…」

梓「…そ、それです!今すぐメンバーを集めて音楽室へ!」

唯「そ、そっちに私はいるの?」

梓「はい。…でもこっちの先輩はあまり明るくないみたいです。おそらくこれがそっちの世界でけいおん部ができなかった一因かもしれません」

唯「そ、そっか…じゃあ入れかわったのかな……?」

梓「いえ元々二つの世界は一つです!」

唯「え!じゃあ…」

梓「先輩最近けいおん部に何か物足りなさとか感じてました?」

唯「え……うん、まぁ何か慣れてきたというか…みんなもダレてきてたし…」

梓「やっぱり…。先輩は最初の頃のけいおん部に戻りたかった、そうですね?」

唯「そ、そうかも…」

梓「……昨日小さな地震がありましたよね?」

唯「え!ど、どうだろ…寝てたからよく分かんけどあったかも…」

梓「…その揺れはおそらく唯先輩の強い意志がおこしたものです」

唯「そ、そんな非現実的なこと!!」

梓「あるんです!あるんてすよ…。特に唯先輩みたいな純粋な人には…」

唯「あ、あずにゃん、貴方は一体何者…」

梓「………」

唯「あずにゃん?」

梓「とにかくメンバーを集めて音楽室へ!!!」

プツッ。

唯「あぁ!………切れちゃった」

唯「………」

ーーー

バタン

律「あ!梓どこ行ってたんだよ?」

梓「と、トイレに…」

澪「トイレにしては長かったな…」

紬「そ、それより唯ちゃんが!」

梓「大丈夫ですよ」

律澪紬「え?」

梓「唯先輩はもうちょっとで帰ってきます」

律「え?唯はここに…」

澪「どういうことだ梓?」

梓「……先輩方!」

律「な、何だよ」

梓「唯先輩がきたら、また最初のころのけいおん部みたいに明るくいきましょう!」


律「え?…あぁ」

澪「どうしたんだ梓の奴」ヒソヒソ

紬「わ、分からない…」ヒソヒソ

唯「………」ニコ

ーーー

唯「………」

唯「あ!ボーとしてる場合じゃないや、みんな集めなきゃ、…よしっ!」ダッ


………

ガラガラ

唯「りっちゃん、ムギちゃん、ちょっときて!」

律「えぇうわ!ちょっと」

紬「私やることが」

唯「いいから来て!」ガシ

律紬「うわわ」


澪「………」

タタタ

唯「澪ちゃん!一緒にきて!」

澪「え?い、いきなり何…」

唯「いいから!」ガシッ

澪「ちょ、ちょっと」

………

律「おい!どこ行くんだ?」

唯「音楽室!」

紬「な、何で?」

唯「……」

タタタ

唯「着いた…」

澪「…一体何を」

律「な、なんで私のドラムが…」

澪「私のベースもある…」

唯「……ぎー太…」

紬「……どこか懐かしいような…」

唯「……そりゃそうだよ、私たちけいおん部だもん!」ニコ

律澪紬「え?」

唯「皆で演奏しよう…」

律「演奏って…」

唯「皆準備して…」

律澪紬「………」


澪「きょ、曲はどうするんだよ!?」

唯「……ふわふわ時間…」

澪「!!!」

律「その曲名、聞いたことが…うっ!」

唯「だ、大丈夫!りっちゃん?」

律「だ、大丈夫…」

紬「ふわふわ…ふわふわ時間…」

澪「…なぜか分からないが覚えてる、歌詞も弾き方も…」

唯「…よーし、いくよー皆!!!」

律「よ、よし!」

澪「やってみよう!」

紬「うん!」


ーーー

律「あ、頭痛い~」

澪「何か気分が…」

紬「………」

梓(先輩がんばってください…

唯「………」

ーーー

澪「君をみてるといつもハートドキドキ♪」

律(何だろこの気持ち…

紬(最初からここで演奏しついたような…

唯「どんどんいこー!!!!」

澪「あぁ神様お願い2人だけの…♪」


ジャジャン♪

その時光が音楽室を包んだ…

律「な、なんだ!?」

澪「眩しい…」

紬「お、音楽室が…揺れてる!」

唯「……皆ありがと、さようなら」ニコ

律「え?」

澪「くっ」

紬「ひ、平沢さん!?…ま、眩し…」



ーーー

唯「はっ!!!」

律「ゆ、唯!!」

澪「大丈夫か唯!?」

唯「み、皆~うぅ…」

律「おいおい起きた途端に泣き出すなよ…」

澪「なんで俯いてたんだよ唯?」

唯「それは………秘密へへへ」ニコ

澪「何だよそれ…」

紬「ふふ…まぁ良かったわ、いつもの唯ちゃんに戻って」ニコ

律「…だな!唯が元気なくて寂しがったぞ!」

唯「はは…」

唯「……また」

律紬澪「ん?」

唯「また……最初の時のように皆で明るくやっていこうね」

律「え!……お、おう!!当たり前だろ!!」

澪「……最近わたしたち暗かったもんな…」

紬「そうね…唯ちゃんのいうとおり頑張りましょ皆!!」

澪律「うん!」

唯「はは……あ!あずにゃんは…」

梓「先輩お帰りなさい」

唯「あずにゃん!……ありがとね」

梓「……」ニコ

唯(ん?何かあずにゃんに聞きだいことがあったような……まぁいいか。

律「よ~し練習すっか!」

澪「よしっ!!」

紬「頑張りましょ!」

梓「はい!」

唯「………よ~し!突っ走ろう!!!」



けいおん部は最初の頃の活気が出たようだ