梓「そういうのは本人がいる前で言わないでください」

唯「えー、本人がいなかったらいいの?」

梓「そういう意味じゃないです」

唯「あずにゃんのいけずぅ」クネッ

梓「気持ち悪いです」

唯「しどい!あずにゃんしどい!」

唯「先輩に気持ち悪いなんて、だんごどんどんだよ!」

梓「それを言うなら言語道断です、後輩に唾液を飲ませ続けるなんて言う先輩も言語道断です」

唯「うぅ・・・」

唯「じゃぁ何なら飲むの?」

唯「澪ちゃんの唾液ならいい?」

梓「唾液から離れてください、紅茶なら飲みます」

唯「じゃぁ鼻水・・・」

梓「体液から離れてください、紅茶って言ってるじゃないですか」

唯「だってムギちゃんいないから用意できないんだもん・・・」

梓「それもそうですね、唯先輩に頼んだ私の間違いでした」

唯「さらっとひどくない?」

梓「そうですか?」

唯「そうだよ!」フンス

梓「それにしても、さっきから近くないですか?」

唯「え?何が?」

梓「顔です」

唯「おぉ、あずにゃんが大きく成長したと思ったら顔が近かったんだね」

梓「さらっと私が小さいことを強調してません?」

唯「してないよ~」

唯「この距離なら私の唾液を送り込めるね!」

梓「舌でガードしますけどね」ベー

唯「なにぃ!?・・・って、あれ?」

梓「どうしました?」

唯「ダメって言わないんだね」

梓「言いませんでしたっけ?」

唯「うん」

梓「おかしいですね」

唯「もしかして嫌じゃない?」

梓「そうかもしれませんし、そうでないかもしれません」

唯「どっちかわかんないよー」

梓「そうですね」

唯「じゃぁしちゃうよ?」

梓「ガードするのにですか?」

唯「あずにゃんの柔らかい舌じゃ盾にはならないよ!」フンス

梓「どうして私の舌が柔らかいって断言するんですか」

唯「あずにゃんは抱き心地もほっぺも全部柔らかいからだよ」

梓「舌だけ固いかもしれませんよ?」

唯「そんなのあずにゃんじゃないよ!」

梓「私ですよ」

唯「というわけで、するよ?」

梓「どういうわけですか?」

唯「だってダメって言わないもん」

梓「ダメって言っても抱きついてくるじゃないですか」

唯「抱きつくのと唾液の飲ませるのじゃ全然違うよ!なんたってあずにゃんのファーストキスだよ?」

梓「どうしてファーストキスだって思うんですか?」

唯「そうじゃないと嫌だもん」

梓「そうですか・・・」

唯「もしかしてもうファーストキスは終わってる?」

梓「終わってませんよ」

唯「さすがあずにゃん!さぁ、私とファーストキスを交わして私のものになろう!」

梓「私は私のものです」

唯「けちんぼー」

梓「じゃぁ唯先輩を私にください」

唯「うん、いいよ!」


梓「おて」

唯「わん」ポン

梓「おすわり」

唯「わんっ」サッ

梓「3回まわってわん」

クルクルクル

唯「わんっ!」

梓「・・・」

梓「ちょっと良いですね、コレ」

唯「わん」

梓「よしよし」ナデナデ

唯「くぅーん」ゴロゴロ


唯「あずにゃんって意外とSなんだね」

梓「自分でも驚きました」

唯「そんなあずにゃんも好きだよ」

梓「私も、唯先輩が犬のままなら好きかもしれません」

唯「じゃぁずっと犬になるから付き合ってください」

梓「そんな危なそうな関係は望んでません」

唯「じゃぁどんな関係がいいの?」

梓「普通の関係です」

唯「普通のカップル?」

梓「普通なら何でも良いです」

唯「いいんだ・・・」

梓「唯先輩は私とどうなりたいんですか?」

唯「え、全部言っていいの?さらけだしてもいいの?」

梓「すいません、やっぱりいいです」

唯「えー、言わせてよぉ」

梓「聞き終わったときに正気でいられる気がしません」

唯「そこまでひどいことはしないよ~」

梓「唾液を飲ませ続けるのも結構ひどいと思いますけど」

唯「飲んでみたらおいしいかもしれないよ?」

梓「確かにそれは否定できませんね、唯先輩ですし」

唯「じゃぁ試してみる?」

梓「聞いてる間にさっきより顔が近くなってる気がするんですけど」

唯「そんなことないよぉ~」

梓「息がかかってますよ」

唯「そういえばちょっと暖かくなってきたね」

唯「じゃぁするね!」

梓「何をですか?」

唯「唾液注入」

梓「そうですか」

唯「いい?」

梓「別にいいんです、いいんですけどね?」

梓「私のファーストキスを唾液まみれにするのはどうかなぁと」

唯「大丈夫だよ、私もファーストキスだから!」

梓「大丈夫の根拠がよくわかりません」

唯「唾液まみれのファーストキスってのも粋だよ~」

梓「たぶん唯先輩は『粋』の意味を理解してないと思います」

唯「あずにゃんは私の唾液、嫌い?」

梓「唾液に好き嫌いはありません」

唯「私はあずにゃんの唾液、飲みたいよ!」

梓「大声で言うべきことじゃありません」

唯「飲ませ続けるのがダメなら飲まされ続けるのでもいいんだもん」

梓「私以外の人じゃダメなんですか?」

唯「あずにゃんの唾液じゃないとダメだよ!あずにゃん分の摂取にはコレが1番なんだよ?」

梓「もっとこう、普通に摂取できないんですか?」

唯「普通って?」

梓「普通は・・・普通です」

梓「・・・こんな感じに」チュッ

おしまい



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