唯「あっ、それかあ」
私はへへっと笑いました。
唯「知ってるよ、もちろん。でもそれがどうしたの?」
憂「どうっていうか……えっと」
しゅんっ、と憂がハナをすすります。
ちょっと可哀想になってきました。このくらいにしないと、泣きだしてしまいそうです。
唯「……もしかして、自分でしてみたことあるの?」
憂「……」
じっと見ていなければわからないほど小さく、憂は頷きました。
唯「でもおしっこは出なかったの?」
憂「うん。し、したのは1回だけだけど……」
憂はあわててそう付け加えました。
唯「……まあ1回しかやってないなら、試す価値はあるよね」
憂「うっ……」
唯「憂は私とちゅーしたらおしっこできるわけだし、私が関わったらなにか変わると思う」
唯「それでひとりの時は、私に触られたこと思い出しながら、自分でしてみたらいいんじゃないかな」
憂の言っているのが嘘か本当かは分かりませんが、わたしの言う事には説得力があると思いました。
もちろん、今から憂のあそこをいじったとして、
それでおしっこが出るという前提があってこその話ですが。
唯「どう? 憂」
憂「でも……」
唯「触られるのは抵抗がある?」
憂「っていうより、ちょっと怖いな……」
唯「大丈夫だよぉ、憂」
憂の脚をよじ登って、ふとももにぐりぐり顔を押しつけて甘えます。
唯「ちゃんとやるから。お姉ちゃんに任せて、ね?」
憂「うーん……それに、恥ずかしいし」
いまさらそれを言いますか。
唯「姉妹じゃん。そんなに気にしないでよ」
憂「姉妹でも行きすぎじゃないかな……?」
唯「ないない。だいたいこれは、おしっこの問題を解決するためなんだよ?」
憂「あ、そっか……」
顔を上げると、憂がぼんやりとした表情で私を見おろしていました。
ふと、わたしの髪に指が入ります。
憂が私の横髪を撫でているみたいです。
ときどき憂は、こうして無意識に頭をなでる時があるのです。
憂「じゃあ……いっか」
小さく笑って、憂は言いました。
憂「お願いしていい? お姉ちゃん」
唯「うん、まかせて!」
胸に手を当て、ふんぞり返ります。
鼻息をふきだしてから、私はつと立ちあがりました。
唯「さてと。そろそろ出せる?」
憂「んー……まだかな」
非常にじれったいです。
そろそろこの狭い空間にいるのも苦しくなってきました。
唯「……とりあえずやってみない?」
憂「えっ?」
唯「出るかもしれないじゃん。やろうよ」
もう我慢なりません。
私は憂のズボンに手をかけました。
憂「やっ、ちょっと待ってよ!」
憂が強い拒絶の声を発します。
が、私の目をただ見上げて、特に抵抗するような動きはしないようです。
唯「うーい……我慢しなくていいんだよ」
私はやさしく声をかけてあげてから、ホックをはずして、ジッパーを下ろしていきます。
憂の体温に触れて温かくなった金具は、わずかな湿り気を感じさせました。
憂「あぁ……」
力ない声とともに、水色の下着があらわになりました。
腰に手をかけて、ズボンをおろしていきます。
憂は黙って腰を浮かせました。
足元にズボンが折り重なって、わたしの爪先に憂のぬくもりを伝えてきます。
唯「寒くない?」
憂「ん、だいじょうぶ……」
唯「それじゃ、えっと。パンツもいい?」
憂「あ……」
震えた息を吐きながら、憂はちょっと首を横に振ります。
憂「えっと最初は……上からこするの」
唯「……うん、わかった」
おそらく、普段もそうなのでしょう。
憂は自分で言った「1回しかしてない」という言葉をすでに忘れているようでした。
唯「よいしょ」
憂の足を前に出させ、ズボンを踏み越えます。
半脱ぎになったズボンに絡められ、輪っか状になった憂の脚の中に入ります。
憂「ふわっ!?」
そしてそこでしゃがんでから、憂の身体を腕に抱え、太ももを膝に乗っけて持ち上げました。
案外憂の体は軽く浮き、便座の上で向き合って抱き合う形で、私たちは再度座りました。
憂「え、え……」
憂が目を白黒させて戸惑っています。
憂はお尻を便座につけて、足を私のももに乗っけているために、
少し天井を見る角度に傾いてしまっているみたいです。
私がいるせいで脚が閉じれなくて、はしたない感じになっています。
憂「おねえちゃん……ちょっと、だめだよ」
唯「ん?」
憂「そんなとこいたら、おしっこかかっちゃうし……」
憂はちらっと私の顔を見ます。
ふっと息が頬を撫でました。
憂「……近いよぉ」
唯「あの日の時のほうが近かったじゃん」
憂「そうだけど、でも」
唯「気にしないで。かかっても私が洗濯するから」
憂「そういう問題じゃなくって……」
唯「じゃどういう問題?」
憂「……うぅ」
結局憂は小さく唸っただけで、私の両肩にとんとんと腕を乗っけると、
ぐったりと私にもたれかかってきました。
ほっぺたの柔らかさを感じます。憂の呼吸が髪を前後に揺らしています。
憂「……お姉ちゃん」
どうやら、覚悟はできたようです。
私は憂の背中に置いていた右手を、するする脇腹を撫でながら下半身に降ろしていきます。
唯「うい……触るね」
憂「……んっ」
憂がこくりと頷きます。
ふわふわしたパンツの手触りにそって、指先を滑らせていきます。
そして、すこし蒸れたように熱いそこに、ぴったりと三本指をあてました。
憂「はぁっ、はぁっ……」
憂の呼吸がすごく速くなっています。
耳がふーふー言っていて、状況が掴みにくくなります。
憂が私に抱き着くような格好でいるため、心臓の打つリズムが私にもドクドク伝わってきます。
もっとも、それらの要素なんてなくても、
これから憂のあそこをいじって、憂を感じさせるのだと思うことだけで、
私を興奮させるには十分すぎましたが。
唯「うい……興奮してる?」
憂「……」
左肩にぐいと押される感触。
憂が頷いたのでしょう。
唯「指、動かすね」
憂「……」
手首に軽く力を入れて、憂のあそこを指の腹で押してみます。
憂「はあぁ……」
ぐにっと柔らかいものがずれる感触。
憂の熱い吐息が首筋を撫でていきます。
理性を失ってめちゃくちゃにしてしまいそうですが、それだけはなんとかこらえます。
力を抜き、触れるだけの状態に戻してから、また指を押しつけます。
憂「ふあ……」
そのまま、何度かそれを繰り返します。
憂は心地よさそうに私に抱きついたまま、落ち着かない感じの呼吸をしています。
唯「うい、どう?」
憂「ん……いいよ」
呼吸の隙間に、憂は切なそうな声で言いました。
もう少し強くしてあげたほうがいいかもしれません。
憂のあそこを押しつぶしたまま、ゆっくりとこすり上げます。
憂「うああぁん……」
布のずれる音がして、憂がぎゅっとしがみついてきます。
ずれたパンツを元に戻すように、指を往復させます。
憂「は、ふぅ……」
私に抱きついたまま、憂がかすかに震えます。
憂「っくぅ……おねえちゃん」
すこし擦っただけなのに、この反応は敏感すぎるような気もします。
この子、1回どころか常習的に自慰をしているんじゃないでしょうか。
お姉ちゃんは心配です。
唯「なあに、憂?」
憂「あ、んはっ……呼んだんじゃなくて……ン」
憂のあそこをゆっくりとこすり続けます。
鼻にかかった憂の声がえっちいです。
次第に、指に水っぽさがまとわりつくようになってきます。
手を動かすたびにヌチュヌチュと言って、手首にまで水が伝わってきます。
パンツがぐっしょり濡れて、憂のあそこから溢れるものを受け止めきれていないようです。
憂「んんぅう……おねえちゃん、おねえちゃん……」
私にしがみついて、ひたすら私を呼び続ける憂の声。
すすり泣くように震えている体。
唯「……」
もっと気持ちよくさせたいという欲求が押し寄せてきます。
そのためには、もうこんなパンツなんて邪魔以外のなんでもありません。
私は指先を太ももの付け根から這わせて、
パンツに引っかけるといっぺんに横にずらしました。
唯「うい、中に入れたことはある?」
体を前傾させながら、左手でパンツをずらした状態に押さえます。
右手は人差し指の先で、あそこの穴の周囲をくるくるとなぞります。
憂「あ、あっあ……や、それ、だめっ」
肩や背中の辺りを時折大きく痙攣させながら、
憂は小刻みに震えていました。
唯「うーい……どうなの?」
答えを知りつつ、同じところを撫で続けます。
感じ方からして、すっかり自分で開発しきってあるのは明らかです。
憂「あっ、は……やあぁんっ」
唯「答えてくんないとやだなぁ、憂」
ぴたりと指を止めます。
憂「んぅ……はぁ、は……んくっ」
憂「は……中、だいじょうぶだよ、おねえちゃん。だから……」
憂が恥じらいを失ってきている感じです。
女の子としてはなんですが、私の目的からすればいい傾向です。
唯「……おっけ。わかった」
私はそのまま、人差し指をそっと沈めていきました。
憂「ああぁ……っくあ」
かすれた声で憂がうめきます。
指がぎゅうっと憂のあそこに握りしめられています。
とても熱くて、砂風呂に入っているのと似ている感じですが、
憂のあそこが柔らかいおかげで、ある程度の身動きがきくという違いがあります。
私はさらに指を奥に進めていきます。
憂「……っふ……んんーっ!」
人差し指の半分以上まで、抵抗なく入りました。
指を曲げて、いろいろ憂のあそこの感触を楽しんでみます。
憂「は、は、はぁっ! ん、ぐぃ……やあぁあぁあ!?」
手首を捻って指を回転させると、すごい声が出ました。
憂「はあっ、はあ、はあ……」
服の背中をぎゅっと握りしめて、憂は荒い息をしています。
唯「うい、大丈夫……?」
憂「へ、へいきっ。全然平気だよ」
そう言われても、やはり少し心配です。
憂が抱き着いている体勢のせいで、憂のあそこが見えないのも困ります。
単純に見たい気持ちもそうですが、あの痛い部分を触ってしまわないかと思うとちょっと怖いです。
憂「……おねえちゃん、指増やして……2本にして」
唯「でも」
憂「おねがい……でないと、足んないよ」
唯「……うん」
私はいったん人差し指を抜きとります。
ぬるりと簡単に指は抜けて、空気に触れるとひんやりとしました。
この間にも、憂は小さく声を上げていました。
抜き取った人差し指に中指を寄せて、ぬりぬりと憂から出た液をなすりつけます。
粘っこく鳴る音に惹かれ、こっそり手を出して顔に近づけます。
唯「……すん」
抱きついている憂の甘い匂いにまじって、酸っぱい匂いが鼻に届きます。
芳香、とは言いがたいですが、いやな匂いだとは感じません。
憂「おねえちゃん、早くぅ……」
ひとくち、その液体を舐めてみたいと思いましたが、
憂が可愛い声でせがむので、わたしは急いで右手を憂のおまたに戻しました。
唯「じゃ、入れちゃうよ」
憂「うん……ふっくううぅうぅ!!」
驚くほど抵抗なく、憂のあそこは二本の指を受け入れます。
思った以上に奥まで入り過ぎたような気がします。
ぎちぎちと締まって熱い憂の膣内の感触は、ちょっとだけ心配な気持ちになるけれど、
憂「ん、あふあぁ……おねえちゃぁん……」
ふやけきった憂の声が、大丈夫だと言い聞かせます。
憂「くぅ……う、うごかしてお姉ちゃん。ずちゅずちゅってぇ」
唯「ん……」
はしたなくおねだりをする憂のあそこは、
ぬるっとした液体が奥から溢れて、それでいっぱいになっていました。
温かくてきついのに、動かすには支障がありません。
憂「あ、あっあっ、もっとぉお姉ちゃん!」
指を押し込んでは引いて、憂のあそこを突くように動かします。
もちろん奥まで指を入れると怪我をしてしまうので、加減するためにゆっくりとしか動かせませんが。
憂「もっと、奥ぅ……」
唯「……だめだよ、それは」
私だってじれったいと思います。
ですが、処女膜を傷つける痛みは半端じゃありません。
出来る限り憂に味わわせたいものではありません。
憂「お姉ちゃんん……」
憂が不服そうにうめきます。
唯「……」
もっと憂の感じている姿を見たい。
私のする時みたいに、あそこの音をくちゅくちゅ鳴らして、あえぎ声を聞きたい。
憂のあそこだってまだ見ていません。
私だって満たされない気持ちは同じなのです。
憂「ねえ、足んないよぉ……」
憂のおつゆが溢れて、手の甲を伝ってぽたぽたと便器に垂れています。
これも、もったいないです。
あますことなく舐めとって、飲みほしたくてたまりません。
唯「……」
ああ、そうでした。
そうすればいいのです。何故気付かなかったのでしょう。
最終更新:2011年01月17日 02:39