唯「あずにゃーん」ガバッ

梓「んもぅ、またですか」

律「唯ー!」ピシピシ

唯「むあー」

紬「お菓子よー」

唯「わーい」ムギュ

澪「……」

澪(なぜか唯はあまり私に触れない)

澪(なぜだ?)


唯「美味しい!」

紬「良かった」ナデナデ

唯「えへー」


澪(なんとなく疎外感)

澪(私から唯に触る事も滅多に無いしな)


律「甘いもんばっかり食べてると太るぞ」プニプニ

唯「あ、脇腹触るのセクハラ!」

律「げへへ」

唯「きゃー助けてーあずにゃーん」ギュウ

梓「これはセクハラではないと?」


澪(淋しい……)

澪(私も唯と愛でられ愛でる関係になりたい)

澪(新曲のテーマはこれだな)


唯「澪ちゃん」

澪「う、うわ!」

律「デカい声出すなよ」

澪「わ、悪い、ちょっと考え事してて」

唯「ケーキ食べないの?美味しいよ」

澪「あ、うん。いただく」

律「これがスレンダーな澪を見る最後の日とは誰も知らない……」

唯「ひぃぃ」

澪「うるさいバカ律!」ゴン

律「うぐぁ……」

澪「唯も唯だ!」

唯「つ、つい」

澪(おぉ!怒ったふりして抱き付くチャンス!)

梓「澪先輩は太りません。茶化しちゃダメですよ」

唯「ごめんなさい」

律「ごめんねごめんねー」

澪(あぁ……そのフォローが憎い……もう怒るに怒れない)

紬「さ、そろそろ練習しましょ」

律「うぃー」

唯「あずにゃん、チューニングやって」

梓「いい加減に覚えて下さいよ……」

澪「!」

澪「ゆ、唯、私がやろうか?」

唯「ほんと!?」

梓「甘やかしたらダメです!教えますから自分でやるです!」

唯「はーい」シュン

澪(このばかにゃん!)


♪~

律「おらおらー!」ダダダダダ

澪「速いっての!」

律「ロックはスピードだ!」

澪「楽譜見ろ!」

紬「あらあら」

梓「仲のよろしいことで」

唯「でも私は律っちゃんのリズム好きだよ」

澪「な……」

律「ほーらみろー」

澪「ゆ……唯がそう言うなら……」

澪(たまには私の味方してくれたって……)

梓「澪先輩の言う通りです!基本無くして応用無し!」

紬「まぁ一理あるわね」

澪(うぅ……唯……)

唯「いたっ!?」

紬「どうしたの唯ちゃん?」

唯「ピックが滑って目に当たった~」

律「ある意味器用だな……」

梓「あー、赤くなってますね」

唯「うさぎさんになっちゃう」

梓「ならないです」

澪「め、目薬あるぞ」

唯「ありがとー」ヒョイ

澪「あ」

澪(さしてあげるのに)

唯「しみる~」

紬「あらあら、拭かないと」フキフキ

律「ハンカチ握りしめて何してんだ?」

澪「…………うるさい」

律「しゃー!練習終了!」

唯「やったー!」

梓「練習終わって喜ぶバンドって……」

紬「私達らしいってことで」

梓「ライブも近いんですから、もっと気を入れて」

唯「お家で自主練してるもーん」

梓「ほほう、唯先輩もやっとやる気が芽生えましたか」

唯「…………今日から」

梓「信じた私がバカだった」

唯「きょ、今日からちゃんとやるよ!」

梓「憂にチェックしてもらいます」

唯「あう」

澪(今日も唯と触れ合え無かった……)



帰宅路!

唯「コンビニ寄ろう!」

律「おー、良いな」

唯「肉まんあんまんカレーまーん~♪」

梓「買い食いばっかり」

澪「寒いし良いじゃないか」

ナナコデカオカオセブセブン♪

紬「チョコまんって需要あるのかしら……」

澪「あるよな、奇をてらいすぎてるようなの」

唯「肉まん下さい!」

店員「はいー」

唯「あったかーい」ホクホク

梓「…………」

唯「欲しい?」

梓「い、いらないです」

唯「はい半分こ」

梓「も、もらったから食べるだけですよ」

律「素直じゃないのう」ズルズル

紬「律っちゃん、カップうどん食べながら歩くのは……」

律「お湯入れちゃったから」

澪「田井中どん兵衛に改名しろ」

律「おーおー好き勝手言いなさる」

唯「あずにゃんとお揃いー」モグモグ

梓「肉まん一つで何を」パクパク

澪「ちょっと肉まん買ってくる」

澪「売り切れてた……」

律「どんまい」ズルズル

澪「だが豚まんを買ってきた!」

律「何威張ってんだよ」ズルズル

唯「ふぃー食べた食べた」

梓「半分だと少し物足りないですねぇ」

澪「ゆ、唯、豚まんが……」

紬「私、豚まんって食べた事無いの」

澪「……」

紬「……」キラキラ

律「かあーっ!出汁旨い!」グビグビ

紬「……」キラキラ

澪「……半分いる?」

紬「澪ちゃん大好き!」

紬「意外と美味しいわ」ムギュムギュ

澪(皆、邪魔ばっかり……)

律「ふふふ」

澪「バカがバカ面してどうした?」

律「お困りのようですなぁ、澪ちゃん」

澪「お前には解決出来ない悩みだ」

律「まぁまぁ、可愛い幼なじみの悩みを解決してやろうじゃないか」

澪(ほんとかよ)

律「おい唯!」

唯「ほえ?」

澪(え?律の奴、本当に……)

律「澪がコーラちょっとくれってよ」

澪「全然違う」

唯「いいよー、はい」

澪(なんて無邪気な笑み……)

唯「?」

澪(ふわふわエンジェル……マスコットに決定だな)

唯「飲まないの?」

澪「い、いや今のは律が勝手に……」

澪(待てよ)

澪(か、かかか間接キスじゃないか!)

澪「い、いる」

律「澪がいらないなら私が」ゴキュゴキュ

澪「……」

律「おい睨むなよ、ちゃんと残しとくから」

紬「あら、雪ね」

唯「わぁ」

澪(雪の中の天使……愛らしいなぁ)

梓「家に手袋忘れちゃった……」

紬「あらあら、霜焼けにならないようにしないと」

唯「あずにゃん、手を出して」

梓「?」

唯「ぎゅー」

梓「あ、暖かい……」

紬「うふふふふ」

澪(それだ!)

澪「唯ー、私も手がひえぇぇぇっ!?」

律「秘技!首筋冷やし!」

澪「もうお前に明日は無い……」

唯「仲良しだなぁ」

澪「待てバカ律!」

律「待てと言われて待つバカがいるか!」

梓「あんなに走って……」

唯「転んだら危ないよー」

澪「わぁ!」ドタン

紬「言ったそばから……もう」

唯「だ、大丈夫澪ちゃん?」

澪「全然平気」

梓「鼻が真っ赤ですが」

律「クリスマスは終わったぞトナカイちゃん」

澪「ソリで後頭部削ってやろうか?」

紬「怪我は無いみたいだけど、汚れちゃったわね」

唯「うちで洗濯する?ここからすぐだし」

澪「なん……だと?」



平沢家

唯「ただいまー!大漁だぞー!」

憂「お帰りなさい、お姉ちゃんと皆さん」

律「お邪魔しまーす!」

澪「ごめんね、憂ちゃん。急に……」

憂「気にしないで下さい。良かったら晩御飯も食べていって下さいね」

澪(さすが将来の義妹……)

唯「澪ちゃーん、服洗ってる間私の服貸すね」

澪「うぇ!?」

唯「い、嫌かな?」

澪「いやいやいやいや、是非とも頼む!」

唯「う、うん」

梓(こんなに力強い先輩初めて見た)

唯「トレーナーで良い?」

澪「あ、あぁ」

律「唯の服が澪に入るかー?」

唯「むー、それは私が貧乳と言っているのかね?」

律「事実だろ」

唯「そこそこあるもん!」フンス

澪(可愛い!)

律「ど~れ、チェックしてやる」モミモミ

唯「やー!律っちゃんスケベー!」

律「おぉ?確かになかなかの戦闘力」モミモミ

唯「んっ……」

紬「律っちゃんって得な性格よね」

澪「うん」

梓「いや先輩は早く服着ましょうよ」

澪(唯の奴、律とばっかり……)

唯「澪ちゃん、胸キツくない?」

澪「うん大丈夫」

唯「良かったー」

澪(この笑顔の前では何も言えない……ていうか私は唯のなんだって話だな)

律「澪ちゃん、お腹キツくない?」

澪「黙ってろどん兵衛」

紬「くーろいキツネと♪」

唯「カチューシャたぬき♪」

梓「何ですか急に?」

唯「あの二人のテーマソング」

梓(結構酷いなぁ)


梓「私はネコで」

紬「私達は何かしら?」

唯「私は……ムーミン」

梓「自分で言いますか」

紬(ちょっと納得しちゃった)

梓「唯先輩は……マイペースでふにゃふにゃしてて……」

紬「ナマケモノ?」

唯「がーん」

梓「ナマケモノは本気だしたら速いんですよ……ペンギンとかじゃないですか?」

紬「わかるかも」

唯「ムギちゃんは?」

梓「ゴールデンレトリーバー」

唯「あーなるほど」

澪「決着つけてやる!」

律「ふははは!私のルカリオには勝てんよ澪ちゃん!」

梓「いつの間にか人の家のゲーム勝手にやってるし」

唯「私もやるー!」

律「おぉ、一緒に澪を倒すぞ!」

澪「なっ!?唯は私と……」

唯「律っちゃんとチームだ」

律「うい奴うい奴」ナデナデ

唯「ほえー」

澪「…………梓、来い」

梓「えっ?」

澪「こいつら……いや、律を潰す」

梓(逆らっちゃいけないオーラが……)

紬「あらあらまぁまぁ」

唯律「勝利ー!」

澪「ば、バカな……私のドンキーコングがルカリオ如きに……」

梓「私のマリオがメタナイトなんかに……」

律「いつも聡とやってるからな、経験が違うぜ」

唯「違うぜー!」

ガチャ

憂「あのー、皆さん、晩御飯はどうします?」

紬「ご馳走になっていいの?」

憂「カレーなんで、たくさん作れますから遠慮せずにどうぞ」

紬「じゃあお言葉に甘えようかしら」

律「私も」

梓「憂が良いなら」

澪「どの道私は服が乾くまで帰れないし」

唯「わーい、皆でご飯!」

律「さぁもう一勝負だ!」

澪「憂ちゃんだけに用意させられないだろ、手伝ってくる」


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